結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2019年09月23日(月曜日)

秋分の日の慰問ラウンドと野中郁次郎「SECIモデル」

Everybody! Good Monday!
[2019vol38]

2019年第39週。9月第4週。
先週の第3月曜日は敬老の日で、
今日の月曜日は秋分の日。

そして今日は秋の彼岸の中日。
彼岸の入りが先週金曜日の20日で、
今週木曜日の26日が彼岸の明け。

その彼岸の真っ最中に、
台風17号は九州に被害を及ぼし、
日本海を北東に進んで、
温帯低気圧に変わった。

しかし広範な暴風域はそのままで、
日本海側ではフェーン現象。

「フェーン」はドイツ語の「南風」。
アルプス山脈を越えて、
反対側に吹く乾いた暖かい風のこと。

米国のロッキー山脈地方では「チヌーク」、
日本では「風炎」(ふうえん)という。
気象学者・岡田武松の見事な訳だ。

風炎や関東ローム駆け抜ける
〈須賀敏子「あを」より〉

首都圏にも強い風が吹いた。

私は千葉県のホームコースへ。
9月9日の台風15号襲来で被災し、
ずっとクローズしていた。

停電が解消されたのが20日。
コース内の倒木などを片付けて、
ラウンドできるようになって、
再開が今日。

慰問の気持ちを兼ねて、訪れた。

強風に煽られて、急激に雲が動く。
IMG_07609

遠くまで見通せる。IMG_07619

しかしコースのあちこちで、
木々が倒れている。IMG_07679

南からの風がなぎ倒した木々。IMG_07669

すごい音がしたに違いない。IMG_07639

根から掘り起こされている。IMG_07649

それを切り出して、集めている。
トラックを入れて撤収するのだろう。IMG_07659

今日はブルーチップ㈱のお二人。
社長の宮本洋一さん(中)と、
常務の土橋和人さん(右)。
IMG_07699
土橋さんが2連続バーディーを取って、
絶好調。

しかし最後は宮本さんがグロストップ、
私は4打負けた。

商人舎GMの亀谷しづえも参加。IMG_07729

最後にキャディーの石屋さんと写真。
いつもありがとう。IMG_07739

さて、日経新聞「私の履歴書」。
今月は野中郁次郎先生。
一橋大学名誉教授。
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今日は、その最も重要な回の一つ。
「SECI」

「世界では数多くの学者が日々、
研究に取り組み、論文を書いている」

オリジナルな論文だと思っていても、
世界のどこかに必ず、
同じようなアイデアを持つ人がいる。

平気で真似る人もいないわけではない。

「見知らぬライバルとの競争に勝ち、
権威ある学術誌に論文を掲載できるか」

「まさに出合いであり、運にも左右される。
その点では私は幸運に恵まれていた」

「オーガニゼーション・サイエンス誌」は、
経営学のトップクラスの専門誌だ。
1994年にこのメディアに論文を発表。
「組織的知識創造の動態理論」。
“A Dynamic Theory of Organizational Knowledge Creation”

ハーバード・ビジネス・レビュー誌は、
ビジネス界に大きな影響力を持つ。
しかし学界で評価されるのは、
「オーガニゼーション・サイエンス誌」。

続いて95年に発刊したのが、
“The Knowledge‐Creating Company”
51E0eVgHpcL._SX313_BO1,204,203,200_
オックスフォード・ユニバーシティ・プレス刊。

これは全米出版社協会で、
ベストオブザイヤーに選ばれた。

日本語版は『知識創造企業』
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この本の第2章では、
哲学を中心にしたレビューが展開された。
つまり先行理論の再整理。

プラトン、アリストテレスから、
デカルト、カント、ヘーゲル、
西田幾多郎らの認識論までレビューし、
激論の末にたどり着いたのが、
マイケル・ポランニーの「暗黙知」の概念。

ここで野中理論は一定の完成を見る。

組織理論に哲学を持ってくる。
独自性をつくる。

「形式知」は数値や文字で表せるknowledge。
「暗黙知」は個人の行動、価値観、情念に、
深く根ざしたKnowledge。

この本は、
「暗黙知と形式知との相互作用の中から、
組織的に知識を生み出していくプロセスを
論理的に明らかにした」

ここから「SECIモデル」が生まれる。
SECIは「セキ」と発音する。

暗黙知を共感する「共同化」、
暗黙知を概念に変換する「表出化」、
形式知を理論モデル・物語にする「連結化」、
形式知を行動・具現化する「内面化」。

これらが組織活動の中で循環しながら、
成果を上げていく。
それがSECIモデルである。

簿記3級や珠算3級で落第した野中郁次郎。
その人が世界に誇るKnowledge理論をつくった。
60歳のときだった。

感慨は深い。

もっともっと学び、
考えねばならない。

つくづくと思う。

では、みなさん、今週も、
考えて、考えて、考えよう。
Good Monday!

〈結城義晴〉

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