結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2019年09月28日(土曜日)

第9回ラグビーワールドカップ・日本のアイルランド戦歴史的勝利

IMG_08839
生きていてよかったぁ。
いいものを見たぁ。

表現のしようがない。
感動を超えた感銘を受けた。

第9回ラグビーワールドカップ。
日本対アイルランド戦。IMG_08849
世紀の番狂わせ。
奇跡の金星。

いやいや、
もう、実力の勝利。
堂々の世界レベル。

なんといったらいいか。

日本がアイルランドを、
破ってしまった。

アイルランドは、
最近は世界第1位や2位を占める強豪。

独立国のアイルランドと、
イギリス(UK)の北アイルランドが、
ラグビーだけは合同チームで出てくる。

対する体の小さな東洋人の集団。
もちろん15人は外国人だけれど、
主力は日本人。

それが欧州流の肉弾戦を制した。

宿澤広朗に見せたかった。
平尾誠二と喜びたかった。

4年前の第8回ワールドカップでは、
南アフリカに勝利した。
当時、南アは世界3位だった。

ラストプレーで、
ペナルティキックの同点を選ばず、
果敢に攻めて劇的な逆転トライ。
DSCN9174-5-448x336

フルバックの五郎丸歩も大活躍。DSCN9162-5-448x332
真夜中のゲームをリアルで見ていて、
一人で興奮した。

しかし今回は真っ向からの勝負で、
互角以上の闘いぶりだった。

試合前のフィフティーン。IMG_08859

20番がキャプテン、
リーチマイケル。IMG_08879

この試合のレフェリーは、
アンガス・ガードナー(Angus Gardner)。
昨年のワールドラグビー年間最優秀審判員。
オーストラリア人。IMG_08899

アイルランドの最大の強みは、
巨漢揃いの重くて強いフォワード。

そのフォワード8人で組むスクラムにおいて
日本は互角の勝負をした。IMG_08949

私は早稲田対明治の闘いを見続けた。
日本が早稲田、アイルランドが明治、
そんなイメージだった。

しかしそれは全く違っていた。IMG_08929

前半は押された。
2つのトライとゴールで12点をとられ、
こちらはペナルティキック3つの9点。

しかし後半は優勢のスクラムから、
的確な球を出し続けた。

後半18分、そのスクラムから、
センター中村亮土らが球を回して、
大外の俊足ウィング福岡堅樹が、
左ライン沿いを回りこんでトライ。

しかし試合前は、
主将のリーチマイケルが負傷で、
先発メンバーから外れた。

「7点差以内の負けならいい」
私はそう言っていた。

ワールドカップラグビーでは、
7点差以内なら勝ち点1を得られるからだ。

しかし私の浅薄な見方は、
見事に破られた。

ナンバー8のアマナキ・マフィが、
前半30分に負傷退場。

するとリーチが登場して、
全軍をさらに勇気づけた。IMG_08919

そして動きは見違えるほどに変わって、
決勝のトライに結びついた。

後半は1点も与えず、
トライ&ゴールの7点に、
ペナルティキック3点で突き放す。

19対12の快勝。

試合後のインタビューで、
リーチマイケル。
「30分だけ喜んで、
次のサモア戦の準備をする」
さらりと言ってのけた。

アイルランド戦の勝利に酔ってはいない。

ゲームの勝利を祝って、
袋井エコパスタジアムには、
花火が撃ち上げられた。IMG_08969

日経新聞スポーツ欄。
金曜日のコラム。

サッカーの三浦知良が語っている。
「ラグビーに衝撃、発奮」

始まりは、
「ラグビー日本代表応援団のカズです」

あのカズが応援団。

「見ていて本当に面白い」
これ、カズの正直な思い。

「素人の僕はルールを詳しくは知らない。
でも、そこが分からなくても
W杯レベルとなると
直接的に訴えてくる
面白さ、すごみがある」

「”いいもの”は、楽しまれ方を選ばない」

同感だ。

「速さ、強さだけでなく、
身のこなしのしなやかな選手に
目を奪われる」

「”いい選手”とされる要件は
スポーツの別なく普遍なんだなと思う」

「あれだけ激しくぶつかり合っても、
判定に文句をいう人がほとんどいない。
サッカーと違うね」
三浦が知人から言われた。

「確かにサッカーでは
文句をいうのが癖になっている選手もいる」

「突発的な怒りは6秒で静まる、
だから6秒辛抱せよ」
ラグビーではこんなことが言われる。

「僕自身は審判に盾突くこともなく、
あまり警告をもらわないタイプ。
もちろん腹が立つときはあるけど」

「ラグビーの方々から見て、
僕らサッカーは”弱っちい”と
思われないか心配」

「少々のタックルで
痛がっていてはだめだね。
シーズン終盤、練習の追い込みで
疲れてはいても”疲れた”など
言っていられない」

そしてカズの決意。
「W杯の激しさに打たれると、
自分も強くあらねばという気になります」

ラグビーは、
紳士がやる野蛮なスポーツ。

一方、サッカーは、
野蛮人がやる紳士的なスポーツ。

イギリスの格言。
ただしこれは、
イギリスの階級社会を表している。

上流階級はラグビー、
下層階級はサッカー。

そのサッカーも、
いまや紳士的なスポーツとは言えない。
大衆のスポーツではあるけれど。

このゲームのあと、
世界ラグビーランキングは変わった。
1位 ニュージーランド
2位 イングランド
3位 ウェールズ
4位 アイルランド

アイルランドが4位になった。

5位 南アフリカ
6位 オーストラリア
7位 フランス
8位 日本
9位 スコットランド

日本は一つ上がって8位。

ラグビーの世界には階級がある。
ティア1、ティア2、ティア3。

ティア1には10カ国が属していて、
この階級は変動しない。

イングランド/スコットランド/ウェールズ
アイルランド/フランス/イタリア。
北半球の強豪6カ国で、
シックス・ネイションズと呼ばれる。

このメンバー国で毎年、
6カ国対抗が行われる。

それに南半球の強豪4カ国。
オーストラリア/ニュージーランド
南アフリカ/アルゼンチン。

日本はティア2のトップということになる。
が、ティア1に上がることは多分、ない。

リーチマイケルの視線は、
この階級制度に向けられているかもしれない。

〈結城義晴〉

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