結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2021年10月08日(金曜日)

カスミ万博記念公園駅前店訪問と岸田新首相の「所信表明演説」

今日はつくばエクスプレスで、
万博記念公園駅へ。

駅前はがらんとしているが、
そこから歩いて1分。

フードマーケットカスミ万博記念公園駅前店。
2011年10月21日(金)オープン。
IMG_72471
近隣型ショッピングセンター「ピアシティ」。

カスミ、ウエルシア、ダイソーが並ぶ。IMG_72501

店舗面積は1962㎡、直営売場面積1904㎡。
駐車場は前面に320台。
10年前の開業とはいえ、
条件は整っていて、
足元商圏の浅さを克服して、
いい店になっている。

右手入口から入ると青果部門。IMG_72451

入り口右手に花売場。
カスミはどの店も、
花売場と青果部門のマッチングが、
よくできていて素晴らしい。IMG_72441

干し芋がエンドにズラリ。
よく売れる。
IMG_72421

店舗左コーナーは惣菜部門とベーカリー。 IMG_72371

チェックスタンドは、
通常レジとセルフレジと、
「スキャン&ゴー」。IMG_72461

市村光男店長は、
店長として10年。
鮮魚部門のスペシャリストでもあって、
もう30年のベテランだ。IMG_E72301

㈱カスミの塚田英明さん(右)と千葉高義さん。IMG_E72341
塚田さんは常務取締役上席執行役員。
千葉さんは営業統括本部営業企画マネジャー。
52週MD担当兼販売促進担当。

塚田さんは、
コーネル大学RMPジャパン第一期生。
副学長だった私は、
「伝説の一期生」と命名した。

西友CEOの大久保恒夫さん、
サミット㈱社長の服部哲也さん、
㈱関西スーパーマーケット社長の福谷耕治さん、
㈱ベルジョイス会長の小苅米秀樹さん、
㈱ラルズ社長の猫宮一久さん、
㈱福原社長の福原郁治さん。
㈱ショッピングセンター丸正総本店社長の飯塚正彦さん。
そして㈱平和堂専務の夏原行平さん。

最年長の級長は、
北辰商事㈱社長の太田順康さんだった。
そうロヂャース社長。

懐かしい。

塚田さんは、
カスミの実質的なナンバー2。

店舗を一巡して説明を受けながら、
塚田さんと色々、話した。

このカスミの店舗を舞台に、
今後、面白い実験を展開する。

ご協力、よろしくお願いします。
そしてご期待ください。

さて、今日、
岸田文雄内閣総理大臣
臨時国会で所信表明演説をした。
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「新自由主義の弊害と新しい資本主義」
「成長と分配の好循環」

総裁選やその後の発言と、
ほとんど変わらない。
ビジョンは言葉にするが、
内容があまり明らかではないし、
言葉から触発されるものがない。

さらにその具体的な中身や方法は何か。

それを人々が、
思い描けるような演説が欲しい。

「新しい資本主義」は、
途方もなく大きくて重いテーマだ。

軽々しく語ることはできないし、
「君子」は軽々しくは語らない。

「資本主義」は、
資本が生産活動の主体となった、
経済体制と経済システムのことだ。

その資本が、
生産活動の主体であることは、
多分、変えないのだろうが、
どんな新しい経済体制と、
どんな新しい経済システムなのか。

大上段から振りかぶったテーマで、
それが具現的なイメージを伴わない場合は、
たいてい挫折する。

そうならないことを祈りたい。

一方の「成長と分配」も、
商売やビジネスの世界で言えば、
たとえば「売上げを上げ、利益も上げる」と、
所信表明をしたようなものだ。

まあ、当たり前のこと。

たとえば新社長が、
新部長、新店長が、
就任して最初のメッセージで、
「売上げを上げ、利益も上げる」
と発したとしたらどうだろう。

吉本新喜劇のように、
一同、ズッコケる。

当たり前が悪いとは言わないが、
売上げを上げて利益も上げるために、
具体的に何をどうするのか。

ああ、そうすればいいのか、
と人々がちょっとでも前向きになる。

そんな言葉が欲しい。

そのために一番の鍵を握るものは何か。
それに対して首相として、
いかにコミットするのか。

期待はするけれど、
そのあたりが表明されねばならない。

経済対策に関しては、
「新しい資本主義実現会議」を創設し、
ビジョンの具体化を進る。

つまり、これから会議を開いて、
ビジョンを具体化する。

ああ。

そして、
成長戦略の4つの柱。
分配戦略の4つの柱。

これらも演説の中で出てくるが、
その一つ一つの柱が、
具体性とイメージの広がりに欠ける。
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たとえば、
成長戦略の第1の柱は「科学技術立国の実現」。
第2の柱は「デジタル田園都市国家構想」。
第3の柱は「経済安全保障」。
第4の柱は「人生100年時代の不安解消」。

これらのテーマごとに、
専門家を集めて議論をし、
結論や方向性を出すのだろう。

しかし全体としての関係性、整合性が、
説明されていない。

たとえば第3の柱に関してのコメント。
「新たに設けた担当大臣の下、
戦略物資の確保や技術流出の防止に
向けた取り組みを進め、
自立的な経済構造を実現します。
強靭なサプライチェーンを構築し、
わが国の経済安全保障を
推進するための法案、策定します」

これだけ。

まあ、新聞などに全文が掲載されるから、
読んでみてください。

それにしても、
「新しい資本主義」とは何か。

ピーター・ドラッカーは言い切った。
「資本主義社会の次に来るのは、
知識社会だ」

ドラッカーの説明。
「ポスト資本主義社会において、
基本的な経済資源、
すなわち生産手段は、
もはや資本でも、
天然資源でも、
労働でもない。
それは、知識である」

「知識社会」もそれだけでは、
具体性をもたないけれど、
人々に何かを強くイメージさせる。

そのイマジネーションこそが大切だ。

残念なことだが、
岸田演説にはそれがなかった。
感じられなかった。

社長も常務も部長も店長も、
人々がイメージを膨らませて、
それをやり遂げようと奮い立つような、
言葉の力が必要だ。

〈結城義晴〉


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