結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2021年10月19日(火曜日)

商人舎ミドルマネジメント研修会、大阪で再開!!!

目覚めると、
大阪弁天町のアートホテル。
46階からの眼下の景色。IMG_74811

右が宇治川、遠景に大阪湾。IMG_74821

朝食を終えて、
ベイタワーのモールを歩く。
9時前だからガラガラ。
IMG_74701

1階のロピア大阪ベイタワー店。IMG_74791

10月に入って、
朝の客足がちょっと鈍った。

それでもきちんと、
売場づくりをしている。
シンプルな売場、
シンプルなオペレーション。IMG_74751

「虹のアーチを掛けろ!!」
シャインマスカットとピオーネの、
新しいプレゼンテーション。
IMG_74761

核売場の精肉部門には、
もちろん満載の商品。IMG_74771

本日のLINE掲載商品。
こんなことも始めた。IMG_74711

生本鮪ブーメランは、
いつも販売する。
IMG_74731

惣菜部門はさらに、
高速で商品化されるようになった。IMG_74781

柴田昇店長。
㈱ロピア執行役員で、
尼崎店店長を兼務する。IMG_E74741
改革の意欲は高まるばかり。

その後、大阪の南港にある、
ホテルフクラシア大阪ベイへ移動。

今日から3日間、
商人舎ミドルマネジメント研修会。
コロナの影響で2年ぶり。

今回は関西からの参加者が大半を占める。

そこでコロナ禍のなか、
人流を極力抑えるために、
大阪で開催することになった。

17回開催してきたこの研修会で、
初の大阪開催となる。

ホテルフクラシア大阪ベイ2階が、
研修会場。
IMG_3325-1

ミドルマネジメント研修会は、
次代を担う中堅幹部を育成する。

ベースの考え方は、
ドラッカーのマネジメントだ。IMG_3328-1

ソーシャルディスタンシングを堅持して、
各社から派遣されたミドルマネジメントが揃う。IMG_3330-1

第1・第2講義は、
結城義晴が担当。
IMG_3331-1

私たちの小売サービス産業と題して、
商売のロマンとビジョンを訴える。

そのためにまず、
商業近代化の根本思想を語る。
いつも、どんなときにも、
倉本長治の思想から。
「店は客のためにある」

この言葉は、
ドラッカーの最も重要な概念と重なる。
「事業の目的は顧客の創造である」

それから倉本の「商売十訓」。
一訓ずつ丁寧に解説する。

そしてピーター・ドラッカーの三つの概念。
根底に流れている思想は、
倉本とドラッカーは合一する。IMG_3334-1

私自身が考えに考え抜いて発見したのが、
倉本とドラッカーの一致である。

「損得より先に善悪を考えよ」
これはドラッカーのインテグリティである。

「創意を尊びつつ良いことは真似よ」
これはイノベーションを意味する。

「お客に有利な商いを毎日続けよ」
マーケティングの基本概念である。

そんな講義の中でも、
話はどんどん脱線。

今、日本の小売業界で、
加速されているM&Aについて、
私なりの見解を述べる。

「コロナは経営統合を早める」

そしてその際に重要なことは、
「商人の本籍地と現住所」。

私からのエールでもある。IMG_3340-1

第2講義は商業の近代化の歴史。
ここから浮かび上がるのは、
商業の現代化と基幹産業化である。

さらに世界産業界の趨勢を通して、
小売業のポジショニングを解説。
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あっという間に、
前半2時間の講義は終了。

2年ぶりで思いは強い。
脱線も多い。

けれどそれが面白いらしい。

第3講義の講師は、
井坂康志さん。
ものつくり大学特別客員教授で、
ドラッカー研究の第一人者。??????????

スライドを使った講義はわかりやすい。

ドラッカーとは誰か、
マネジメントとは何か、
マーケティングとは何か、
イノベーションとは何か、
戦略とは何か、
そしてフィードバックとは何か。

ドラッカーマネジメントの神髄を、
これ以上ないというくらい簡潔に語ってくれた。??????????

講義が終わると恒例のQ&A。

真っ先に質問してくれたのは、
本田行弘さん。
スリーエスコーポレーション㈱開発室。??????????

それから川田淳也さん。
㈱万代総務部事務チーフ。??????????

そして古橋早苗さん。
㈱スタジオアリス執行役員で
店舗運営統括部ゼネラルマネジャー。??????????

三人ともグッドクエスチョンだった。
井坂さんも丁寧に答えてくれた。

その井坂さんと、
お互いの著書を寄贈し合って、
ツーショット。
IMG_E74841
ありがとうございました。

井坂さんの近著は、
「Drucker for Survival」
51+4iFWmV6L._SX338_BO1,204,203,200_
こちらもよろしく。

初日の第4・5講義は、
再び結城義晴。

Fotune誌が毎年調査するのが、
働きがいのある企業ランキング100。
ここに示されるものは何か。

世界最大の小売業をつくり上げた、
ウォルマートのサム・ウオルトンの10ルール。
リッツカールトンのクレド。

これらに示されているものは、
顧客満足と従業員満足である。

カスタマー・サティスファクションと、
エンプロイー・サティスファクション。
??????????

それを倉本長治は簡潔に語った。
「店は客のためにあり、
店員とともに栄える」
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最後の最後は、
産業構造の変化と、
そこから生まれるサービスついて。
「事業所サービス」が伸びる。
どこかにそのヒントを見つけ出してほしい。
??????????

2年ぶりのミドルマネジメント研修会も、
こうして初日を終えた。

ご清聴に、心から感謝。

夕食会場は、我々の貸し切り。
一部の人は早々に食べ終えて、
自室に戻って復習をしている。
明日の理解度テストに備えるためだ。IMG_3364-1

私もみんなと一緒に同じ夕食。
それから1本だけ缶ビールを飲んで、
一日の講義の疲れを癒した。

コロナ禍を経て、
真っ先に研修を再開した。

学ぶ組織は強くなる。
学ぶ企業が生き残る。
学ぶ商人が成長する。

これだけは確かだ。

〈結城義晴〉

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