イオン伊丹の「MEAT PARK」と万代大学前夜の「顧客心理」

朝、新幹線のぞみで新横浜から新大阪へ。
神奈川は曇り空、
静岡に入ると雲の切れ間が見えてきた。
雲の上に富士の頂が現れる。

富士の姿を見ると気分は晴れる。
いい一日になりそうな予感がする。
新大阪駅に着いて、
駅構内のカフェで少しだけ仕事。
棚の上にはクリスマスプレゼンテーション。

そして兵庫県の伊丹市へ。
モール2階と駅舎が、
ペデストリアンデッキでつながっている。
イオンモール伊丹は2002年10月に
「ダイヤモンドシティテラス」として開業。
2007年、イオンモールが、
ダイヤモンドシティと合併。
その際に「イオンモール伊丹テラス」に改称。
さらに2011年、イオンモールへのバナー統合。
再改称してイオンモール伊丹になった。
地上5階地下1階建てで、
商業施設面積は5万2000㎡。
兵庫県内最大の広さ。
核店舗はもちろんイオンスタイル伊丹。
2階の衣料品売場がよくなった。
導入部は「Doublefocus(ダブルフォーカス)」。
イオンのヤングカジュアルウェアの専門店。
このショップもなかなかいい。

イオン伊丹来訪の目的は、
「MEAT PARK」。
イオンリテールが仕掛ける新しい畜産売場。
10月30日、イオンスタイル伊丹が、
リニューアルオープンした。
畜産売場の売場環境を刷新した。
生活者のニーズや使用シーン別に、
精肉を6つのゾーンに分類した。
➀ステーキ
②焼肉
③トンテキ
④やきとり
⑤ドカ盛り
⑥簡便調理
対面販売コーナーも強化した。
平ケースでは「イオンのお楽しみ袋」。
「ブラックフライデー」の先行セール。

伊丹を後に、
定宿のシェラトン都ホテル大阪に到着。
明日は万代知識商人大学第10期の講義。
前夜は社内講師の皆さんとの会食。
これが楽しみの一つ。
今日はホテル内の中華レストラン「四川」。
伝統的な四川料理の創作フルコース。
食事をいただきながらの情報交換。
阿部秀行社長の話は実に面白い。
いま、ビールがよく売れている。
2ケタの伸びを示す。
それはアサヒビールへのサイバー攻撃の影響だ。
ビールの配荷が遅れるというニュースが流れると、
消費者はビールを飲みたくなる。
その時に的確にビールを売り込むと、
アサヒだけでなく、全体にビールが売れる。
阿部さん。
「商売はお客さんの心理を読むことです」
そのとおり。
万代の店頭ではいつも、
この顧客の心理を読む商売が展開されている。
阿部さん(中)と和久正樹取締役(右)、
そして中ノ忠敏フラッグショップ西宮前浜店長(左)。

中ノさんは万代知識商人大学2期生。
事業部マネジャーを歴任して今、
万代の一番店の部長店長。
明日、講師を務めてくれる。
阿部さんとは久々の会食。
面白い話ばかりで、盛り上がった。
その阿部さんの車の前で握手。 
和久さんは万代カレッジを担当してくれて、
1年を通して講義をしてくれる。

企業内大学の長所や利点は、
社内講師が講義するところだ。
講義は日々の仕事と直結している。
だから直近の具体的な戦略、政策が示される。
そして講師自身も成長する。
実はこれも大きな成果だ。
万代の講師陣はもともと多士済々。
そんな話の才能のある人たちが、
例外なく講義が上手になった。
それが社内のコミュニケーションの原動力になる。
第10期受講生たちもいつか、
講師陣に加わってくれるに違いない。
「マーケティングの基本となる最も重要な概念は、
人間のニーズである」
「市場の変化とは本質的に、
顧客の行動の変化である」
明日はマーケティング・マネジメントの講義だ。
〈結城義晴〉






























