結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2025年11月17日(月曜日)

ウォルマートのCEO交代と「立ち止まることは道をなくす」

Everybody! Good Monday!!
[2025vol㊻]

2025年第47週。
今週を入れてあと7週間で、
2025年が終わる。

今年もお世話になりました。
ご愛読、ありがとうございました。

正式には2007年の9月2日の誕生日に始めました。
結城義晴のblog[毎日更新宣言]と名乗りました。
それ以来、18年間、
このブログを毎日、書いています。

まだまだ終わりではありません。
毎日毎日、続いていきます。
立ち止まってはいけません。

生活のリズムがブログ中心になっています。
ブログの中で情報を整理し、
自分の考えを収斂させる
それが行動力の源泉となります。

そして私自身、それを「良し」としています。
よろしくお願いします。

商人舎流通スーパーニュース。

ウォルマートnews|
新CEOにジョン・ファーナー氏を選出

ウォルマートのCEOが変わる。
ダグ・マクミロンからジョン・ファーナーへ。

歴史的なことだ。

新CEOとなるジョン・ファーナーは51歳。
マクミロンは59歳。

ウォルマートはいつも新陳代謝を図っている。

2013年11月26日のこの「流通SuperNews」
「ウォルマート後任CEOは
47歳の若きリーダー」

現マクミロンCEOは47歳で就任した。
創業者サム・ウォルトンを除けば、
歴代CEOの中で最も若い年齢だった。

写真も本当に若い。
doug-mcmillon-862x1024

1984年、マクミロンは18歳。
夏期臨時労働者として、
ウォルマートの物流センターで働き始めた。

1990年、MBA(経営学修士)課程をとりながら、
再びウォルマートに入社。
ウォルマートUS、サムズ・クラブ、
ウォルマート・インターナショナルなどで、
マーチャンダイジングに関する、
あらゆるポジションを勤めた。

2006年~2009年までサムズの社長兼CEO。
その後は、ウォルマート国際部門のトップ。

そして2014年2月1日にCEO就任。
それから12年弱。

ファーナーにそのポジションを委ねる。

11月14日に開催された取締役会で決定した。
同日、ファーナーは取締役に選任された。

ファーナーは、
米国ウォルマート事業を6年間担当して、
DXを加速させた。
同時に従業員のエンゲージメントを高めた。

チームマネジメントの導入も、
多分、ファーナーが中心となって推進した。

そのファーナーもパートタイマーとして、
キャリアをスタートさせた。
マクミロンと同じだ。

そして30年以上にわたって、
事業セグメントすべてで、
リーダーシップを発揮してきた。

ウォルマートのCEOは例外なく、
このパターンで昇進し、トップになる。

マクミロンは2026年1月31日に退任する。
次回の年次株主総会までは取締役会に残って、
ファーナーCEOの顧問の役目を果たす。Walmart_John-Furner_DougMcMillon

創業者サム・ウォルトンは、
1962年に「Walmart」を開業してCEOに就任すると、
1988年に退任した。

そして1992年に逝去。

2代目のCEOは、
財務部門出身のデイビッド・グラスだった。
グラスは1988年~2000年まで、
12年間、最高責任者の役目を務めた。

3代目のリー・スコットは、
ウォルマート中興の祖といえる人物で、
2000年から2009年までの9年間の在任期間に、
現在の世界最大企業としての礎を築いた。

そして4代目のCEOのマイク・デュークは、
2009年1月に就任し、2014年に退任した。

第5代のマクミロンがまた、
鉄壁のウォルマートに仕立て上げた。

2018年に、
ウォルマート・ストアーズの社名を、
ウォルマートに変えた。

つまりオムニチャネル宣言である。

するとコロナパンデミックが起こった。
その機に乗じてeコマース事業を発展させ、
アマゾンを凌ぐ成長力をつくった。

新しいファーナーCEOには、
さらに期待がかかる。

商人舎の山本恭広編集長は、
マクミロンより一つ上だ。

そして食品商業編集長だった竹下浩一郎君は、
ファーナーより一つ上である。

山本君が退任し、竹下君が就任する。

ウォルマート首脳はそんな年齢構成だが、
年商102兆円の世界最大企業のトップが、
まだまだ50代初めで、
退任するのが還暦前の経営者。

どちらも高校を卒業したばかりで、
ウォルマートのアルバイトから仕事を始めた。

長いキャリアのうえに、
なおかつトップとして若さがある。

理想的な交代だ。

その意味でウォルマートに死角はない。

朝日新聞「折々のことば」
第3522回。

常に「途上にあること」……。
「立ちどまる」ことは
道の意味をなくしてしまう。
〈臨床心理学者の霜山徳爾(しもやま とくじ)〉71TpsJcCOiL._SL1500_

「『私』はいつしか人々の間で生まれ、
いつか人に看取(みと)られ、
あるいは人知れず消えてゆく」

「そこには始点も終点もない」

「人は遍歴のさなか、誰かと出会い立ちどまる。
が、それは『幸いにも常にかりそめ』であり、
やがて別れ、去りゆく」

編著者の鷲田誠一さん。
「『私』の存在は、
時間を通じて同一であるというより、
人と行き交う中でそのつど
形を得ているのか」

「人」を「法人」と見立てると、
行き交う中でそのつど、
形を得ることになる。

それがウォルマートのトップ人事だ。

では、みなさん、今週も、
立ち止まってはいけない。

Good Monday!  

〈結城義晴〉


2 件のコメント

  • かつて上田さんがセブンイレブンを「眠らないウサギ」と評しましたが、ウォルマートもまさにそうだと思います。
    トップの人財を育て続けているのがすごいです。社員に対する考え方が源にある気がします。

    • その通りですね。
      眠らないウサギ。

      最近はセブン-イレブンも24時間営業店を減らしつつありますが、
      人の問題に関しては眠っていてはいけません。

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