結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2019年11月28日(木曜日)

「非日常と日常」「ハレとケ」の「ほどほどとぎりぎり」

日経新聞朝刊最終面の「交遊抄」
平松正嗣(まさし)さんが登場。
㈱平和堂社長。
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タイトルは、
「戦う場は違えども」

平松さんの友だちは笹野和泉さん。
ジョルジオ・アルマーニ・ジャパン社長。

1981年、ソニー㈱の同期入社だとか。

1990年代初め、平松さんは、
盛田昭夫さんのかばん持ちとして、
度々欧米に出張していた。

盛田さんはもちろん、
ソニー創業者にして、
当時のソニー会長。

一方、笹野さんは、
ソニーの欧州委員会(EC)ウオッチャー担当。

1993年、EUが統合される。
その直前に欧州の市場統合を見据えて、
ソニーは戦略を立てていた。

平松さんの記述。
「その後、彼も私も転職し、
別の道を歩むことになったが、
今でも親交が続いている」

笹野さんはいま世界ブランドの日本社長。

平松さんは2010年1月に平和堂入社、
同年5月、常務取締役、
2015年、専務取締役営業統括本部長、
2017年、代表取締役社長兼COO。

平松さんは笹野さんを対比的に見つつ、
述懐する。
「非日常を提供するハイブランドと、
日常によりそうスーパー業態と、
それぞれ戦うフィールドは異なるが、
お客様に向き合う姿勢は
変わらないと思っている」

そう、
非日常と日常。
ハレとケ。

ノンコモディティと、
コモディティ。

かつては非日常やハレや高級が、
序列として上だった。

しかしいまは、
日常もケもコモディティも、
人間の生存にとって、
必要不可欠のものと認識される。

平松さんは、
それを誇りにしている。

「ソニー時代も今も
日本と欧州の懸け橋として活躍する
彼のさっそうとした姿を糧に、
自分も地域の活性化という
目標に向けてまい進していきたい」

この「交遊抄」にぴったりの、
同期の桜の話である。

ちょっとうらやましいくらいだ。

朝日新聞「折々のことば」
今日は第1653回。

足を棒にする
(慣用句)

編著者の鷲田清一さん。
「長いこと歩き回ったり
立ちっぱなしでいたりすると、
足は緩やかなあそびをなくして
がくがくになる」

「つまり限界の合図だ」

それが「足を棒にする」ことの意味。

「昨今はしかし、
人は限界に行き着く前に
それを回避する。
何ごとも”ほどほど”にしておく」

それも悪いとは思えない。
人それぞれの考え方、生き方だろう、
とも思う。

しかし鷲田さんは反論する。

「けれどもその”ほどほど”は
限界を知っていないとわからない」
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なるほど。

真の”ほどほど”は、
限界を知ったうえで生まれる。
だから、足を棒にして、
がくがくになるまでの経験が必須なのだ。

「”ぎりぎり”を知らない”ほどほど”は
ただの萎縮」

手厳しい。

「限界を知らねば、
たくましさも生まれない」

平松正嗣さんも笹野和泉さんも。
もちろん盛田昭夫さんや井深大さんも、
あの時期のソニーの人たちは、
ぎりぎりを知っていた。

私が好きな盛田さんの言葉。
「ソニーでは個性は一切殺さない」
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だから非日常を仕事にする者と、
日常に貢献する者が、
親友でいられるのだ。

「井深大とは
ケンカだってするんですよ。
意見がそっくり同じなら、
2人の人間がいる必要は
ないんですから」

本当の「非日常」は、
限界まで追い求めねば、
得られない。

本当の「日常」も、
ぎりぎりまで追求しなければ、
手にすることはできない。

限界に行きつく前に回避する”ほどほど”とは、
次元が違ってくるのだ。

〈結城義晴〉

2019年11月27日(水曜日)

セブン-イレブン「無断発注問題」の「損得より善悪を」

横浜も急に寒くなった。
先週末までは妙に暖かかった。

みなとみらいの高層ビル群。
手前がランドマークタワー。

雨模様にもかかわらず、
空気がきりりと澄んで、
ビルの灯りが美しい。DSCN92819

大観覧車。DSCN92809

そして帆船日本丸。DSCN92859

イルミネーションに浮かび上がる。DSCN92879

みなとみらいのランドマークプラザ。
1階中央に巨大なクリスマスツリー。DSCN92909

プラザを抜けると、
クイーンズスクエア広場には、
巨大なモニュメント。DSCN92929

「モクモク ワクワク ヨコハマ ヨーヨー」
彫刻家・最上壽之の作品。
17mのステンレス製。
風の通り道をイメージして、
「たなびく雲」を表現した。DSCN92999

その横に広場。
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石造の旧横浜船渠(せんきょ)2号ドック。
民間最古の石造ドック。DSCN92949

巨大な船がここで製造された。DSCN92959

美しいイルミネーション。DSCN92969

横浜に育って、
横浜で暮らす。

なかなか、いいもんです。

さて、セブン-イレブン・ジャパン。
本部社員の無断発注が問題化。 sebunn2

商人舎流通スーパーニュース。
セブン-イレブンnews|
本部社員の無断発注問題、通報窓口設置し全店調査へ

日経新聞をはじめ、
朝日や読売、毎日から地方紙まで、
全国的に取り上げられた。

共同通信が発信元となったようだ。

「本部社員」といっても今回は、
オペレーションフィールドカウンセラー。
つまり有名な「セブンのOFC」、
役割はスーパーバイジング。

おでんの具材などのアイテムを、
加盟店に無断で発注してしまった。

2人の無断発注が発覚し、
この2人には懲戒処分が下された。

OFCは1人が8店ほどを受け持って、
加盟店の経営指導や運営支援をする。

だから現在のOFCは、
2600人を超えているだろう。

商売において、
一番重要な仕事が発注である。
セルフサービスの商売では、
発注して、陳列して、勘定を受け取る。
これが三大要素だ。

その重要な発注に関してもOFCは、
POSデータやコーザルデータを駆使して、
加盟店主やそのスタッフを支援する。

それがフランチャイズシステムである。

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しかしあくまでも指導や支援である。
加盟店主は独立した事業者であって、
商売の本質たる発注権は加盟店にある。

セブン-イレブン本部の社内規則でも、
加盟店に無断で行う発注は禁じられ、
厳正な処分が行われる。

おでんや弁当、惣菜は、
発注量が増えれば、
本部の売上げは即、増える。

OFCにしてみれば、
自分の担当の店の売上げが増え、
成績が上がる。

しかし、その発注増によって、
ロスが発生し、廃棄されると、
その分は加盟店が負担する。

加盟店がロスを負担するのは、
加盟店に発注の責任があるからだ。

したがって無断発注は、
発注権という商売の大原則を、
侵害することである。

売上げが上がるという功績は、
おのれがいただいて、
ロスという損失の部分は、
加盟店に押し付ける。

無断発注は、
それが売れれば表面化しにくい。
しかし売れ残ったら、
問題は顕著になる。

実際にセブン-イレブンでは、
この無断発注問題が起こっていた。

そこでトップマネジメントはまず、
電話通報窓口を設置することを決めた。
この電話通報窓口は11月27日から、
約1カ月間設けられる。

全国の加盟店オーナーから、
過去の無断発注について、
通報が受け付けられる。

同様のケースがなかったかどうか、
全店の、すべての商品を対象に、
徹底的な調査が行われる。

さらにこの対応は、
外部機関に委託される。
通報があれば調査を進め、
不正が確認されれば、
処分を含めた対応がなされる。

これら第一の処置は、
過去の問題の摘発である。

第二は、本部社員が発注できないような、
システムの構築を急ぐという。
これは今後の予防である。

しかし予防システムには、
いつか抜け道が考え出される。

いたちごっことしか言いようがない。

そこで第三に、
社員教育を徹底していくという。

しかし、摘発したり、処分したり、
取り締まったり、予防したりでは、
本来のフランチャイズチェーンではない。

社員教育の徹底も、
いまさらながらとしか、
言いようがない。

私の友人にも、
セブン-イレブンのOFC出身者は多い。

ここで商売の基本を徹底して学んで、
著名なコンサルタントになったり、
大学教授になったりしている。

最も親しかった故小森勝さんは、
セブン-イレブンで身に着けたことを、
一生の誇りにしていた。

今回の「無断発注」事件は、
その誇りが崩壊しかけていることを、
図らずも示してしまった。

処分された2人のOFCの問題か――
それだけではない。
その上司たちのマネジメントの問題か――
それだけでもない。

セブン-イレブン全体の、
商売哲学と組織風土に、
深刻な皹(ひび)が入っている。

大げさではなく、私はそう思う。

まったくの推測だが、ことは、
「無断発注」だけではないに違いない。

損得より先に善悪を考えよう。
倉本長治の「商売十訓」第一訓。

セブン&アイ・ホールディングスの祖業、
イトーヨーカ堂創業者の伊藤雅俊さん。
セブン-イレブン創業者の鈴木敏文さん。

このお二人には、
揺るぎない理念があった。

それが崩れ始めている。

セブン‐イレブンという、
超一流小売企業だからこそ、
あえて言っておこう。

極めて深刻な現状だと受け止め、
一から出直すくらいの決意がなければ、
歯止めはかからない。

〈結城義晴〉

2019年11月26日(火曜日)

フランシスコ教皇の「核のない世界」と「後回しにできない問題」

フランシスコ第266代ローマ教皇。
ナガサキとヒロシマを訪れ、
核廃絶を訴えた。
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東日本大震災の被災者や、
福島第1原発事故の避難者にも、
直接、語りかけた。

6年前の就任以来、
格差と貧困、環境破壊など、
幅広い分野で現代的な発言。

あのドナルド・トランプの正反対だ。

そのメッセージは明解。
「核兵器のない世界は、
実現可能であり、
必要不可欠である」

日本は地球上で唯一の被爆国である。
しかし核兵器禁止条約に署名していない。

「核兵器の開発、実験、製造、備蓄、
移譲、使用及び威嚇としての使用の禁止
ならびにその廃絶に関する条約」

2017年7月7日の国連総会で、
122カ国・地域の賛成多数によって可決。

しかしこのとき、
核保有国はすべて不参加だった。

その核保有国は、
アメリカ、イギリス、フランス、
そしてロシア、中国の5常任理事国。

さらにインド、パキスタンと北朝鮮は、
核兵器保有を表明している。

イスラエルは公式宣言はしていないが、
核保有国とみなされている。

これら「核クラブ」の9カ国以外にも、
北大西洋条約機構加盟の28カ国。
ドイツ・イタリア・スペイン・ベルギー、
デンマークやカナダなどが署名せず。
(唯一オランダだけは毅然と禁止条約に署名)

さらに日本、オーストラリア、韓国なども、
核兵器禁止条約に不参加である。

しかし核廃絶は非現実的な夢なのか。
経済の後回しにしていい問題なのか。

フランシスコ教皇の言葉に、
耳を傾けたい。
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11月21日の「折々のことば」
朝日新聞の一面コラム。
第1564回。

政治の役割は
二つあります。

一つは国民を
飢えさせないこと。

……もう一つは、これは
もっとも大事です、

絶対に
戦争をしないこと。

(菅原文太)

俳優菅原文太は山梨県で、
オーガニック野菜づくりに勤しんでいた。

しかし出身地の東北・宮城の隣県、
福島での原発事故のあとは、
この社会の行く末を案じて、
積極的に発言した。
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編著者の鷲田清一さん。
「亡くなる直前の2014年11月1日には、
沖縄県知事選の応援演説で、
あのだみ声で噛みしめるように
こう語りかけた」

「直球の言葉だが、それがびんびん
響いてくるこの時代が怖い」

戦争をしないための抑止力として、
核はその機能を有するというのが、
禁止条約不参加の理由となっている。

しかし唯一の核爆弾被爆国として、
それを逆手に取って、
日本しかできない態度はとれないのか。

北國新聞の一面コラム「時鐘」
同紙は石川県を中心にした北陸の地方紙。

「反抗期のころに、
テストの心得を知った」

「時間を上手に使うため、
難問に挑むのは後回しにせよ」

よく、言われる。

「何でもムキになってぶつかる子供から、
要領を心得て大人になる一歩だったろう」

同感。

「が、後に回して、
それで見事解けた試しが
あったかどうか」

ない。

後回しでは、
永遠に解けない。

核廃絶問題も同じだ。

そして戦争と核兵器のない世の中でしか、
小売業・サービス業は反映しない。

岡田卓也さんの三大ビジョン。
平和産業・地域産業・人間産業。

最後に、まったく関係ないけど、
ウクレレ漫談の「ぴろき」91hjkvU0b1L._AC_SL1500_
ウクレレを弾きながら、歌う。
「あっかるく、よーきに、
いきましょう♬」

先週日曜日の「笑点」で、
大喜利の前の演芸コーナーに出た。

血糖値の話をした。
他人事ではない。

「最近、血糖値が高くなってまして……
お医者さんに、行ったんです⤴
でも、血糖値は、上がるんです⤴
診てもらった先生が……
佐藤先生だったから(ウクレレでペロン♪)

お医者を変えて、
診療してもらいました……
血糖値が、また、上がるんです⤴
診てもらった先生が……
加藤先生だったから(ウクレレをペロン♪)

次にお医者を変えて、
診てもらった先生から、
血糖値が下がり始めました⤵
診てもらった先生が……
武藤先生だったから♪

あっかるく、よーきに、
いきましょう♬」

ぴろきの本名は佐藤浩樹。

納得。

1964年1月1日生まれの55歳。
岡山県里庄町出身。
血液型はA型で身長153cm。

おあとがよろしいようで。

もうすぐ12月。

大事な問題を後回しにせず、
あっかるく、よーきに、
いきましょう♬

〈結城義晴〉

2019年11月25日(月曜日)

日本中「セール!セールの嵐」の中で「自分自身を信じること」

Everybody! Good Monday!
[2019vol47]

2019年第48週、11月最終週。
来週から12月。

商人舎オフィスの裏の遊歩道。 DSCN92779

紅葉が美しい。
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アメリカの今週は、
サンクスギビングウィーク。

日本の正月休みのように、
国中が休暇をとる。

もちろん社会のインフラ機能や、
小売りサービス業は休まない。

サンクスギビングデー当日だけ休業。

サンクスギビングデーから、
クリスマスまでを、
特に「ホリデーシーズン」と呼ぶ。

そのホリデーシーズンに、
ウォルマートが新しい実験。

商人舎流通スーパーニュース。
ウォルマートnews|
青果の鮮度・品質を強調する売場へ4つの刷新策

1945年に2コインストアでスタート。
「Walton’s 5&10 Store」
ベンフランクリンのフランチャイジー。

1962年にディスカウントストアを実験。
この時からWal-Martと称する。

ここまで非食品専門の小売業だった。

そして1983年にサムズクラブを開業し、
1988年にスーパーセンターをスタートさせ、
食品分野に参入。

だからウォルマートの食品の歴史は、
比較的浅い。

当然ながら、初めは、
グロサリーから入る。
次にチルドの乳製品や冷凍食品。

だから生鮮食品は一番最後になる。

その生鮮の強化に入った。

このホリデーシーズンから、
より新鮮でより高品質の青果物を提供する。
来年の夏までに全店に導入する。
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すでに、今年4月24日、
牛肉をアンガス牛にアップグレードした。
ブランドは「アバディーン・アンガス」
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その前に牛肉を、
「チョイス」グレードに格上げし、
ミート部門の壁面ディスプレーは、
高級感を出す黒を基調とした仕様に変えた。

ミート部門の改革を進めたウォルマートが、
いよいよ青果部門の刷新に着手し始めた。

ウォルマートはホリデーシーズンに、
実に大きなイノベーションを仕掛けてきた。

米国内でスーパーセンター3570店、
ネイバーフッドマーケット698店。
その青果部門が刷新される。

さて商人舎webコンテンツ。
月曜朝一2週間販促企画。

先週末の国民の祝日と日曜日。
「ブラックフライデー」セールに盛り上がった。

日本の「勤労感謝の日」と「和食の日」は、
それなりに経過したか。

イオンが2016年から初めて、
今年4年目のブラックフライデーセールには、
アマゾン・ジャパンが参戦。

ユニクロは創業以来の「誕生感謝祭」
日本国中、
セール! セールの嵐だ。

今年のサンクスギビングデーの感謝祭は、
第4木曜日で11月28日。
ブラックフライデーは29日。

アメリカでは感謝祭セールが、
ハロウィンの直後から展開されるが、
日本では感謝祭抜きの、
ブラックフライデーセール。

面白いのはイズミ。
先週末から「ブラックフライングーセール」

フライングとは陸上や水泳競技の、
出発合図以前のスタート。
「フライング」は反則だが、
反則的な販促。
これは駄洒落だが、
「ブラックフライングセール」は、
とても語呂がいい。
座布団一枚!

一方、ウォルマート傘下の西友は、
「フライング年末セール」で、
年末年始商戦を視野に入れた。

しかしこっちは座布団をあげられない。
語感が悪い。

いずれにしても、
「2週間販促企画」が指摘するように、
日本中、セールに次ぐセールの嵐。

その中身は価格とポイント。

知恵を絞ったセールも、
ないこともない。

本当の商品の良さがあって、
はじめて価格の魅力が際立つ。
プロモーションの楽しさが倍増される。

商人舎流通スーパーニュースが伝えている。
サミットnews|
10月も好調堅持/既存店1.7%増・総売上高2.5%増

業界全体がマイナストレンド。
そのなかでサミットだけは、
既存店1.7%増。

これです。

月刊商人舎11月号特集。
「波の下にある潮流」
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サミット社長の竹野浩樹さんが、
熱を込めて語ってくれた。
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「お客さまにとって、サミットが
なければならない存在になる。
お客さまに選んでいただける存在になる。
商品だけではなく、売場だけでもない。
すべての感情を含めて、
頭の中でサミットという名前が
思い浮かぶような存在に
ならなければなりません」

万代社長の阿部秀行さんは、
淡々と話してくれた。
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「万代は、
ポイント還元も何もないから、
ジタバタしない。
商品力を上げる。
売場のレベルを上げる。
この方向にもっていこうと決めた。
それしかないと思う」

サンエー社長の上地哲誠さんも、
しみじみと語った。
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「目先のことよりも、
後戻りしないように、
少しずつ少しずつ、
“階段経営”でいいと思っています」

11月号の最後に、
「特集のあとがき」を書いた。
atogaki
一筆啓上 社長殿

いま、一番いけないこと。
迷うこと。
ブレること。
揺らぐこと。
二兎を追うこと。
逃げること。

さらにいけないこと。
自分を失うこと。
他者を意識しすぎること。
孤立すること。
愚痴を言うこと。
信念をなくすこと。
全軍がバラバラであること。
ビジョンを描けないこと。
ポジショニングが不明であること。

いま、必要なこと。
自分の顧客を信じること。
自分の会社を信じること。
部下を信じること。
良いコミュニケーション。
現場、現物、現実。
着眼大局、着手小局。
波の下の潮流。
身に着いたマーケティング。
小さく始めるイノベーション。

さらに必要なこと。
仕事を楽しむこと。
そして自分自身を信じること。

敬具。

では皆さん、今週も、
自分自身を信じて。
Good Monday!

〈結城義晴〉

2019年11月24日(日曜日)

「和食の日」/フレディ・マーキュリーの命日/「進化の日」の生存条件

今日は「和食の日」であり、
フレディ・マーキュリーの命日。
そして「進化の日」でもある。

和食の日は、
一般社団法人和食文化国民会議が制定。
「日本人の伝統的な食文化について見直し、
和食文化の保護・継承の
大切さについて考える日」
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クイーンのボーカリストは、
1991年11月24日に早世した。
エイズによる免疫不全が死因。
45歳だった。

映画『ボヘミアンラプソディー』が、
何度目かのクイーンブームをもたらした。
今日は一日中、WOWWOWが、
クイーンの映画を流し続けた。
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そして「進化の日」は、
英語で“Evolution Day”
160年前の1859年11月24日。
チャールズ・ダーウィンが、
あの『種の起源』の初版を刊行した日。
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“Darwin Day”というのもあって、
こちらは2月12日。
ダーウィンの誕生日。

朝日新聞の「天声人語」。
「進化の日」をテーマにし、
ネアンデルタール人のことを書く。

彼らの脳はヒトと同じくらいの容積で、
身体はもっと頑丈でたくましかった。

「ともに生きていた時代もあったが、
3万~4万年ほど前、
彼らは地球上から姿を消してしまった」

「どうして絶滅したのか」
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専門家の間では諸説ある。
定説はない。

「強い者が弱者を力で倒すこの世界で、
勝ち残るのはむしろ
彼らのほうではなかったのか」

そこで静岡大学の稲垣栄洋(ひでひろ)教授。
「生命の歴史をみると、
生き残ったのは
強者ではなく、
変化に適応できる
弱者のほうでした」

近著は『生き物の死にざま』
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「変化に適応できる弱者」
ここがとても教訓的だ。

ヒトは弱さゆえに集団性を強め、
その過程で仲間が何を考えているのかを
「想像する」という力を得た。

稲垣教授。
「想像は一人ひとりが異なります。
その多様性が、
生き残りのカギとなったのでは」

専門ではないけれど、賛成だ。

多様性こそが
サバイバルの鍵だ。

大きくても強くても、
賢くても、

画一性では
生き残ることができぬ。

「逆に言えば強い者は
その強さのために変化を望まず、
多様化しにくい」

皇帝ベッケンバウアー。
サッカーの元西ドイツ代表主将・監督。
選手と監督、両方でワールドカップ制覇。
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「強い者が勝つのではない。
勝った者が強いのだ」

これはダーウィンの態度と同じだ。

進化論の最初の問いは、
「なぜ絶滅する種と生き残る種がいるのか」

そして結論は、
「環境に適応していた者だけが生き残る」

天声人語のコラムニスト。
「環境の変化に適応できない生き物は
いつかは淘汰されていく。
人類も例外ではない」

産業も企業も業態も例外ではない。

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「その強くて弱き存在のあすを想像して、
しばし謙虚な気持ちとなる」

昨日同様に、
結城義晴著『Message』から。
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ダーウィンとマクネアー


一九世紀の人、
チャールズ・ダーウィンは、
一八五九年出版の『種の起源』の中で、
こう言っている。
「進化は、生存競争の自然選択が起こす。
環境に最も順応した者が生き残り、
主を存続させ、そうでない者が死に絶える」

進化論者ダーウィンは、
こうも述べている。
「生存競争は、
最も近い種の間で、最も激しい。
同じ餌をめぐって闘うからだ。
ここでは、ごく小さな違い、
つまり普通よりも
ちょっと優れていることが、
生存のための決定的要素になる」


二〇世紀の人、
M・P・マクネアーは、
一九五七年の『小売りの輪』仮説で、
こんなことを主張している。
「新しい小売り形態は、
固有の方法による低い営業経費で、
低い価格を実現し、既存の小売業から
消費者の支持を奪っていく」

実務家であり学者であったマクネアーは、
こう続ける。
「既存勢力に
取って代わった新業態企業群は、
今度は新業態同士の競争に移っていく。
それは、店格の向上であり、
高サービスの競争である。
やがて高い経費構造が生まれ、
ここにまた、
さらに低経費の新業態が登場してくる」


さて、二一世紀の人は、
二〇五〇年頃、生物や商業の進化を、
どのように解き明かしているのだろう。
そして、そのときどんな種が絶滅し、
どんな業態が生き残っているのだろう。

こんなことを思い描いていると、
なぜか敬虔な気持ちになる。
生物界の生存原理は、
商業界の市場原理と
全く同一のものと考えてよい。
“原理”に徹することで、
「見えざる手」に導かれるごとく、
私たちは種を維持し、
業態を発展・展開させていく。

それでよいのだ。
力が湧き上ってくるというものだ。

〈結城義晴〉

2019年11月23日(土曜日)

勤労感謝の日の「一日の仕事の終りには一杯の黒麦酒」

勤労感謝の日。

飛鳥時代に始まったといわれるのが、
新嘗祭「にいなめさい」。
「しんじょうさい」ともいわれる。

飛鳥時代の女帝、
皇極天皇の時代。

この時代に最初の「元号」ができた。
それは「大化の改新」の「大化」。

農業国家には、
収穫物に感謝する祭がある。
例外はない。

飛鳥時代に始まった新嘗祭は、
天皇が収穫されたばかりの、
主要な作物を神に供え、
自らこれを食べ、
その年の収穫に感謝する祭。

この主要な作物を「五穀」という。

日本で一番古い歴史書『古事記』では、
五穀は稲・麦・粟・大豆・小豆だった。
次に古い『日本書紀』では、
稲・麦・粟・稗・豆となった。

古事記は元明天皇に献上された。
この元明天皇は皇極天皇の8代あとの天皇。
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したがって最初の新嘗祭では、
皇極天皇は稲・麦・粟・大豆・小豆の五穀を、
供え、食し、謝した。

ちなみに天皇が即位の礼の後に、
初めて行う新嘗祭を、
特に「大嘗祭」と称する。

今上天皇即位のあと、
今年11月14日と15日に行われた。

この新嘗祭は天皇行事として、
現在も続く。
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その日程は、明治時代以降、
太陽暦が導入され、
11月23日となった。

そして大正、昭和と時代が流れ、
第二次世界大戦の敗戦後、
連合国軍最高司令官総司令部によって、
新嘗祭は「勤労感謝の日」となった。

この総司令部は、
英語で「General Headquarters」と書く。
その頭文字をとってGHQと略される。
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ダグラス・マッカーサー率いるGHQは、
天皇が「国の象徴」となったこともあって、
新嘗祭の日を国民の祝日として、
天皇の国事行為から切り離した。

多分、欧米のサンクスギビングデーと、
時期が近かったことも頭にあっただろう。

どちらも起源は収穫祭だから、
北半球ならば時期は同期してくる。

1948年(昭和23年)の「祝日法」で、
正式に11月23日が、
「勤労感謝の日」の祝日となり、
「勤労をたつとび、生産を祝い、
国民たがいに感謝しあう」と、
その趣旨が規定された。

大化の改新までさかのぼって、
収穫祭・感謝祭であることを知れば、
その本質に近づけるだろう。

日経新聞朝刊の巻頭コラム。
「春秋」が取り上げた。
nikkei1

ちなみに全国の新聞コラムで今日、
「勤労感謝の日」をテーマにしたのは、
日経本紙と西日本新聞だけだった。

どちらも「春秋」とタイトルしているが、
中身は全く違う。

その日経の「春秋」。
nikkei

茨木のり子さんの詩を引用する。
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第二詩集『見えない配達夫』(1958年)、
「六月」

どこかに
美しい村はないか

一日の仕事の終りには
一杯の黒麦酒

鍬を立てかけ 籠を置き
男も女も大きなジョッキをかたむける

どこかに
美しい街はないか

食べられる実をつけた街路樹が
どこまでも続き
すみれいろした夕暮は

若者のやさしいさざめきで満ち満ちる

どこかに
美しい人と人との力はないか

同じ時代をともに生きる
したしさとおかしさと
そうして怒りが

鋭い力となってたちあらわれる

コラム。
「ひたむきな労働と、
おおらかな休息の
すがすがしさを描いて
間然するところがない」

朝に希望、
昼に努力、
夕に感謝。

コラムは現実に目を移す。
「かけ声だけはすっかり耳慣れた
“働き方改革”の行方が見えぬ」

「長時間労働を追放する。
女性やシニアの活躍を促す。
多様性を重んじる。
働く場所を柔軟にする」

「大いに結構だが、
さて具体的にどうするか、
いつまでに何を実現するのかは曖昧だ。
形式は整えたものの、
意識はどれほど変わったことか」

同感だ。

「詩人のうたった共同体には
遠いニッポン社会である」

日経電子版の目次は、
この「春秋」の後が、面白い。
nikkei2
●きょうの夕刊休みます

座布団一枚!

このブログで何度か紹介しているが、
最後に、
「働くこと」
(結城義晴著『Message』より)
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「働くこと」への、
深い理解が求められている。

働くことの中身。
働くことの実態。
働くことの動機。
働くことの目的。
そして働くことの喜び。

どんな環境の中で働くか。
どんな時間帯に働くか。
どんな制度の中で働くか。
どんな会社で働くか。

そこからどんな働き甲斐が
生まれてくるのか。

私たちは誰もが、
このことに対して、
自分なりの解答を
用意しておかねばならない。

それなくしては、
企業活動も、
組織運営も、
日常生活も、
まっとうできない。

経営者は従業員に、
上司は部下に、
会社はパートタイマーに、
明快な「働くこと」の意味を
示さねばならない。

そして従業員は経営者に、
部下は上司に、
パートタイマーは会社に、
同じように
明快な「働くこと」の意志を
伝えねばならない。

働くことを通じた意思疎通は、
「労働」への
深く、謙虚な理解から
生み出されるのである。

〈結城義晴〉

2019年11月22日(金曜日)

業態別「10月の波の下の潮流」と稲森和夫の「人生方程式」

今日は「小雪」

二十四節気の「立冬」と「大雪」の間。
「しょうせつ」と読む。

「冷え込みが始まり、
雨が雪に変わっていく時季のこと」

横浜は一日中、雨模様。
夜になったら雪に変わるかもしれない。
そうすれば本当の小雪だ。

西日本新聞の巻頭コラム「春秋」が、
この小雪を取り上げた。

「”小雪”をすんなり”こゆき”と読めば、
中原中也のこの詩が思い浮かぶ」

汚れつちまつた悲しみに
今日も小雪の降りかかる
汚れつちまつた悲しみに
今日も風さへ吹きすぎる

この詩の第4連はこう終わる。

汚れつちまつた悲しみに
いたいたしくも怖気づき
汚れつちまつた悲しみに
なすところもなく日は暮れる……

コラムは中也と同郷の首相に、
コメントして終わる。

「”経済”を隠れみのに
“改憲”を進めてきた政権の
終わりの始まりにならぬよう
襟を正す時だろう」

それにしても今夕ぎりぎりで、
韓国政府が日本政府に伝えてきた。
「GSOMIAの協定終了を停止」

終わりの始まりは、
あちらの大統領である。

今日は午前中に来客。
㈱True Dataのお二人。

常盤勝美さんと、西口美穂さん。DSCN92509
常盤さんは今、True Dataに属して、
流通気象コンサルタント。

西口さんは、
東武百貨店の名物広報担当だったが、
今、True Data経営戦略部広報課長。

ビッグデータとWeather Marketingを、
結びつける重要な役目を担っている。

そのあたりのことを、
丁寧に話し合った。

常盤さんが持っているのが自著。
「だからアイスは25℃を超えるとよく売れる」
商業界刊の長いタイトルの本。
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サブテーマが、
「基礎から学ぶウェザーMD」
こちらのほうが内容がわかりやすい。

常盤さんは毎週、
商人舎webコンテンツに連載中。
「仕事に役立つ2週間天気予報」

私は小売りサービス業を、
「お天気産業」と揶揄しているが、
しかしWeatherへの対応はますます、
重要になっている。

さて「波の下にある潮流」
月刊商人舎11月号特集。201911_cover-448x632
10月の消費増税という波の下の、
潮流はどうなったか。

商人舎流通SupeNewsで、
次々に調査結果を報道。
画面上段の「統計」をクリックすると便利。

10月チェーンストア統計|
4.1%減、台風と駆け込み需要反動響く

日本チェーンストア協会発表。
加盟企業数55社、1万0522店の集計。
前年同月比4.1%減。

構成比約7割の食料品は0.9%減と、
波が少ない商売だ。

畜産品は5.6%増加して、
農産品1.7%減、惣菜2.7%減。

衣料品は7.3%減だが、
なぜか紳士衣料11.8%増、
婦人衣料6.7%減。

住関連は12.2%減。
増税前の駆け込み需要の反動減。

10月スーパーマーケット統計|
12カ月連続既存店前年割れ

こちらはスーパーマーケット3団体。
会員企業270社の調査結果。

総売上高は前年同月比100.0%。
既存店は1.7%減で12カ月連続減少。

ダウントレンドだが、波は小さい。
それがこの最大業態の潮流だ。

9割を占める食品が0.6%増、
非食品が5.5%減。

青果4.2%減、水産1.5%減。
畜産も惣菜もそれぞれ0.3%減。
日配品0.4%減、一般食品0.8%減。

流通スーパーニュースの分析。
私が書いておいた。
「消費増税後、
駆け込み需要の反動減があった一方、
ポイント還元対策としての販促強化や、
台風に伴う防災品の伸長で、
全体としての反動減は少なかった。
しかし全体では顧客の財布のひもは固く、
既存店連続減少は1年になった」

10月コンビニ統計|
ポイント還元効果で既存店1.8%増/2カ月ぶり増収

日本フランチャイズチェーン協会発表。
調査対象企業はいまや7社。
セブン-イレブン・ジャパン、
ファミリーマート、ローソン。
ミニストップ、セイコーマート、
ポプラ、デイリーヤマザキ。

既存店売上高は前年同月比1.8%増、
全店売上高も2.7%増。
ともに2カ月ぶりにプラスに転じた。

消費税増税に伴うキャシュレス還元で、
客単価が伸びた。

たばこはキャッシュレス2%ポイント還元。
憲法違反ではないかと思われるが、
これで非食品は5.8%増。
日配食品0.7%増、加工食品1.0%増。
しかしサービスは7.1%減。

ただし売上げは伸びたが、
客数は2カ月ぶりのマイナス。
既存店客数は前年同月比2.2%減。
14億1070万人も減った。

総店舗数は0.2%増加して5万5688店。

大手コンビニ3社既存店売上高。
セブン-イレブン3.4%増、
ファミリーマート0.9%増、
ローソン0.3%増。

客数は、
セブン-イレブン2.2%減、
ファミリーマート2.0%減、
ローソンが2.8%減。

客単価は、
セブン-イレブン5.7%増、
ファミリーマート2.9%増、
ローソン3.3%増。

こちらもダウントレンドの潮流だが、
波の上の消費増税で客単価が増えた。
他の業態から収奪した。

10月日生協統計|
総供給高3.4%減、好調個配も10月は3%減

日本生活協同組合連合会65生協の集計。
全体では前年比3.4%の減少。
店舗販売は1.7%減、
宅配は4.3%減、
宅配のうち個配も3.0%割れ。

「絶好調だった個配も、
10月は3.0%減少したが、
それでも生協の売上高のうちの
トップシェアの44.3%が個配で、
二番目の店舗販売は34.7%、
共同購入などが18.5%」

生協は今や個配業なのだ。
しかしそれも減少した。
コンビニにとられたか。

10月百貨店統計|
売上高17.5%減、雑貨・衣料など二桁減

日本百貨店協会の76社208店舗。
こちらもどんどん店が減っている。
増税前の駆け込み需要の反動、
台風来襲の臨時休業・営業時間短縮。
マイナス要因が重なり、17.5%減。

駆け込み需要の9月は23.1%増だった。

ついでに、
10月百貨店インバウンド動向|
客数5カ月連続減少で売上高13.8%減

日本百貨店協会91店舗の調査結果。
免税総売上高は13.8%減、
2カ月ぶりのマイナス。
韓国市場からの来訪客数の減速が主因だ。

アル・ライズ&ジャック・トラウトの言葉。
「波は短期的に
動揺と混乱を引き起こすが、
長期的には
波の下にある潮流の方が
ずっと重要である――。」
Tðy*g-Šš[-
稲盛和夫さんの「人生方程式」。
人生・仕事の結果
=考え方×熱意×能力
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人生や仕事の結果・成果は、
「能力」と「熱意」との掛け算に、
「考え方」が掛け算される。

いま、考え方として大切なのは、
波の下にある潮流を捉えることだ。

〈結城義晴〉

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