結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2015年11月05日(木曜日)

ウェグマンズ・ホールフーズとマンハッタン駆け巡り

Daily商人舎が面白い。
amazon、リアル書店を
シアトルにオープン

オムニチャネルは店舗小売業から、
オンラインリテーラーへの挑戦だった。

それを受けて立つと同時に、
amazonがリアル書店をつくった。

専門性の高い書店。
つまり有店舗では、
人と触れ合うことができる。

amazonもそれを望んでいた。
面白い、実に。

さて、イオンリテール弾丸ツアー。
今回で4回目。
しかし中身はみっしり。

ニューヨークに来たら、
ニュージャージーのウェグマンズ。

これ、定番。
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店舗入り口の市場のような青果売り場。
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「ウェグマンズは弛んでいる」
私は最近、そう叱咤しているが、
この店はまあまあ。DSCN8008-5
到着するとすぐに、
コーヒーを買って、
中2階のレスト・スペースで原稿書き。

団員は1時間半も、
ていねいに視察した。

成果は上がったに違いない。

ウェグマンズをじっくり視察した後は、
ホールフーズの最新店。DSCN8146-5

ホールフーズは新店には必ず、
何らかの新しい趣向を凝らす。
それを楽しみにして訪れた。

果たしてそれは、
パブ併設型店舗だった。DSCN8121-5

とうとう、外食の、それもパブが併設された。DSCN8117-5
これが画期的かというと、
評価はこれからだろうが、
ホールフーズのこのチャレンジ精神はいい。

マーケティングチームリーダーのレイさんが、
インタビューに答えてくれた。DSCN8027-5

クレンリネスが行き届き、
品切れがない店。

その理由を、
「私たちのスタンダード」と、
当たり前のように回答した。

次々にグッド・クエッションも出て、
有意義なインタビューだった。
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アリソンさんも加わって、
組織のこと、コンシャス・カンパニーのこと、
ていねいに話してくれた。DSCN8029-5
ホールフーズのCEOジョン・マッケイが書いた本が、
『コンシャス・キャピタリズム』
私は月刊『商人舎』1月号で特集した。
「CONSCIOUS RETAILING」
最高意識企業ホールフーズ・マーケットの理論的根拠

同社ではこの本をカリキュラムに組み込んで、
研修に使っている。

考えてみれば当然のことで、
だからチームマネジメントが実行され、
高い意識が保たれている。

そしてそれが、
クレンリネスや品切れの少なさにつながる。

全員で写真。DSCN8037-5

それからマンハッタンへ。DSCN8152-5

からりと晴れたニューヨークの秋の日。DSCN8155-4

マジソンスクエア公園から、
エンパイヤステートビルが見える。DSCN8156-5

超話題のハンバーガーレストラン、
シェイクシャック。DSCN8157-4

ほぼ全員で並んだ。
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注文したら、この端末を渡される。
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点滅したら、窓口にとりに行く。DSCN8164-5
つまり注文を受けてから製造するスタイル。
だから作り立て。

写真を撮る前に一口かじってしまった。
それくらいジューシーでうまそう。DSCN8168-4
私のメニューはシェイク・スタック。
ハンバーガーとマッシュルームバーガーの合わせ技。

美味。

そして三角のフラットアイアン・ビル。
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五番街とブロードウェイの交差点に立つ。

その交差点のところにイータリー。
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カフェ側から入ると、
アワー・ポリシー。
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そしてフードホール。
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チーズを切る叔父さん。
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レストランは大盛況。
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パスタレストランは一番人気。
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八百屋さんも人だかり。
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コンセプトはこれ。
We Cook what we Sell,
and we Sell what we Cook.DSCN8200-5
これが究極の試食の原理。

イータリーを堪能してから、
ユニオンスクエアへ。

そしてガーデンオブエデン。
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商売の原点を教えてくれる。DSCN8230-4
相変わらず、素晴らしい。

そして現代のヒーロー。
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地下1階の青果売り場は、
天井が低くて狭いけれど、
ホールフーズらしさ満載。
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1階はサービスデリとセルフデリ。
そのニューヨーク・サラダ売り場。DSCN8250-4
今、大流行。

それからトレーダー・ジョー。DSCN8267-5

入口にレジ行列の最後尾。DSCN8270-5
相変わらず、すごい。

リカーショップでは、みんなで写真。DSCN8274-5

ワインショップのレジも行列。
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ふつうは考えられない。

そしてウォルグリーン。DSCN8283-5
ここでも写真。

1階にアップマーケット。
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レジも行列。
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2階はヘルス&ビューティケアと、
調剤薬局、クリニック。
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さらにユニオンスクエア前の、
ノードストロームラック。DSCN8264-5

服飾コーナーに人が集まる。DSCN8265-5

衣料品にも靴売り場にも、
安定して集客。
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百貨店のオフプライスショップ。

これが非食品競争の渦の中心にある。

それから移動して、
ブロードウェイを徒歩でさかのぼる。

まず、ゼイバーズ。DSCN8288-5

入り口わきのオリーブ売り場。DSCN8301-5

圧巻のチーズ売り場。
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2階はこれも圧巻のキッチン用品売り場。DSCN8295-5

たった1店舗のゼイバーズに学ぶ。
ニューヨークの奥の深さだ。DSCN8303-5

歩いてウェストサイドマーケットへ。DSCN8306-5

これがマンハッタンのスーパーマーケットの標準。DSCN8307-5

そしてデリショップシタレラ。DSCN8311-5

ニューヨーク・デリのショップだが、
生鮮もグロサリーも品揃えする。DSCN8312-5

最後にフェアウェイマーケット。DSCN83435

圧巻の青果陳列。
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2階のオーガニック専門の青果売り場。DSCN8335-5
この本店は依然として好調だ。

それから五番街へ。
プラザホテル。
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五番街のプラザホテルから、
サックスフィフスアベニューまで、
行って来いのルート。

全店を見るくらいの意気込み。

ギャップ。
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ずいぶんよくなった。

そしてユニクロ。
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五番街で世界のトップ企業と、
プレゼンテーション合戦。DSCN8379

だからユニクロは洗練されてくる。DSCN8371-5

イオンリテールの全員が、
心から驚いた。
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ユニクロと並んで素晴らしいのがZARA。
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キッズのマネキンは、
いつもかわいい。
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バナナ・リパブリックもシックでいい。DSCN8401-5

セントパトリック大聖堂。DSCN8400-5

そして折り返し地点は、
百貨店サックスフィフスアベニュー。DSCN8407-5
残念ながら、ウィンドウ・ディスプレーは、
製作中。

クリスマスに向けて、
度肝を抜くような演出が出てくる。

プレゼンテーションやディスプレーは、
これを学ばねばならない。

そしてロックフェラーセンター。
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いつも五番街は刺激的。

それからタイムズスクエア。DSCN8434-5

バイオリン弾きの少年。
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夕食会はHeartland Brewery & Chophouse。
(ハートランド・ブルーアリー・アンド・チョップハウス)DSCN8440-5
あっという間に、
お別れパーティ。

弾丸ツアーの弾丸研修。

「目から鱗でした」
何人もそう言ってくれた。

それがうれしい、ありがたい。
(続きます)

〈結城義晴〉

2015年11月04日(水曜日)

飛び切り美しいNYCのホールフーズとトレーダー・ジョー

日本郵政㈱
東京証券取引所に株式上場。
トヨタに次ぐ日本第2の規模を持つ会社。

総務省所管の特殊会社で、
子会社は、日本郵便から、
ゆうちょ銀行、かんぽ生命保険、
そして日本郵政スタッフ、
日本郵政インフォメーションテクノロジー。

ゆうちょ銀行、かんぽ生命保険も、
同時に上場。

日本郵政の初値は1631円。
売り出し価格を231円(17%)上回った。

初値で計算した郵政3社の株式時価総額は、
合計で16兆6000億円強。

約25兆円だったNTT以来の大型上場だった。

政府は郵政3社株の売却で得た資金を、
東日本大震災の復興財源に充てる。

一刻も早い復興を祈りたいものだ。

さて、私たちは、
朝の6時にホテルを発って、
ダラス・フォートワース空港から、
ニューヨークへ。DSCN7793-5

マンハッタンがひときわ美しかった。 DSCN7797-5

朝日に映えるニューヨーク湾。
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クイーンズのラガーディア空港に降り立つと、
気温は23度と、驚くほどの陽気。
紅葉の美しさと、この暖かさ。

日頃の行いが良いのか。

すぐにリムジンバスで、ブルックリンへ。DSCN7812-5

トレーダー・ジョー。DSCN7834-5

銀行のオフィスに入居した店。DSCN7835-5

天井が高くて快適。
どんなに客数が多くても苦痛にならない。  DSCN7818-5

左手に向かうと青果部門。DSCN7819-5

バナナ1本19セントが、
TJのトレードマークだが、
29セントのオーガニックバナナを売り始めた。DSCN7820-5

大繁盛店であるから、青果部門も、
補充したそばから売れていく。DSCN7821-5

自慢の冷凍食品部門。DSCN7830-5

午後3時にはレジへの行列が続く。DSCN7826-5

そして銀行方式のチェックスタンド。DSCN7825-5

赤い旗を上げたところに行って、
勘定をする。
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トレーダー・ジョーのブルックリン店。
相変わらずの繁盛ぶりで、
私もうれしかった。

つづいて、もう、
定番ルートになっているが、
ホールフーズ環境店舗。DSCN7883-5

エントランスから屋上の菜園ハウスが見える。DSCN7880-5

ゴッサム・グリーンと称する。
もちろん完全有機農法。
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ここで作られた野菜などが、
下の店舗で販売される。

その青果部門。
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見事なカラーコントロール。DSCN7874-5

バナナの売り方がちょっと変わった。   DSCN7795-5

上からカゴでぶら下げてばら売り。DSCN7836-45

トマト売場には必ずチーズを関連づける。DSCN7838-5

精肉部門では、
感謝祭用のターキーの予約販売。DSCN7871-5

店舗右翼のサービスデリの売場。 DSCN7865-5

「Good Home Cooking」
このコンセプト、私は大好きだ。
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ドーナツの什器がシックで、いい。DSCN7854-5

ブルックリンの大人気ドーナツ屋
「Dough(ドウ)」。
ニューヨークに住んでいる人なら
知らない人はいない。
それがさりげなく並ぶ。DSCN7849-5
「Local」と称して。

屋上のカフェ。
奥はビールバー。
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宅配のインスタカートも人気が定着した。DSCN7864-5

トレーダー・ジョーとホールフーズで大満足。

そしてバッテリーパークへ。DSCN7887-5

夕闇の中の自由の女神。DSCN7889-5

イオンリテール弾丸ツアーの、
ほんのひと時の観光。 DSCN7897-5

みんな生き生き。DSCN7894-5

それからワンワールドトレードセンター。DSCN7909-5

復興なって、いまは、公開されている。DSCN7912-5

追悼のノースプール。DSCN7913-5

そしてメモリアル。DSCN7922-5

そして最後の訪問地は、
チェルシーマーケット。
「もりもと」が店を出している。
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チェルシー地区にできた
観光スポット商業施設。

1890年代に建築された
ナビスコの工場兼オフィス、
その建物を再利用。

その工場に隣接して、
「ハイライン」と呼ばれる、
廃線高架橋をリノベーションした空中庭園がある。

そこに上ろうとしたら、
階段のところに行倒れの男。DSCN7928-5

すぐに救急車で運ばれた。DSCN7930-5

私たちは、
1階のモールをひと巡りしてから、
ロブスター・プレースへ。DSCN7939-5

内食・中食・外食が融合された魚屋。DSCN7938-5

ここで、サッポロビールと寿司。DSCN7937-5
絶対にニューヨークで一番うまい寿司だ。

今日の最後は、
ネパール人の職人が握ってくれた寿司で、
フィナーレ。

田舎の良さを残すテキサス・ダラスから、
超大都会のマンハッタンへ。

美しいニューヨーク。

満足のいく一日だった。
(続きます)

〈結城義晴〉

2015年11月03日(火曜日)

ダラスの熱い講義の日と結城義晴「チェーンストア病気診断」

アメリカではまだ11月2日月曜日。
日本では文化の日の祭日。

「日頃縁遠い書物に挑むのもいい」と、
朝日新聞『天声人語』がお薦め。

読書のお薦めに猫から入る。
朝日らしい言い回しか。

「ペットとして飼育される猫の数が、
犬の数を抜きそうだという」

故丸谷才一さんは猫派。
「神秘感がある。無邪気にして、かつ魔的」

故大野晋さんは犬派。
「まことに誠実で、飼い手の思う通り」

そして両者の特性を語り合う。
共著『光る源氏の物語』

日本に帰ったら、読もう。

丸谷さんが断じる。
「日本文学史を闊歩するすばらしい猫」
二匹いる。

一匹は「むろん漱石の吾輩」
もう一匹は源氏物語の「若菜」の巻。

主人公の正室女三の宮の愛猫。
「ねうねう」――「いじらしく鳴くこの猫が、
女三の宮と柏木との不義の恋を絶妙に彩る。
片思いの柏木は策を用いて猫を手に入れ、
身代わりのように可愛がる」

犬派の大野さん。
「こんな役回りは犬にはできない」

お二人の助言。
「前半は飛ばしても
『若菜』だけは読んで」

日本に帰ったら、読もう。

私はテキサス州のダラス。
メジャーリーグは、
第5戦がニューヨークで行われ、
ロイヤルズが優勝。

延長12回、7-2でメッツを破って、
4勝1敗でワールドチャンピオン。

日本シリーズも、
ホークスがスワローズに4勝1敗。

しかし、ここダラスでは、
誰もそんな話題に耳を貸さない。

関心の的はフットボールだ。
シアトル・シーホークスが、
ここダラスで、カウボーイズと対戦。

残り約1分で勝ち越しFGを決め、
13対12で辛勝。

シーホークスは4勝4敗、
カウボーイズは2勝5敗。

ダラスの人びと、
みんな機嫌が悪い。

メジャーリーグなど、
見向きもしない。

さて私たちは、
ダラス・フォートワース2日目。

朝一番で結城義晴の講義。DSCN7608-5 b
まず、挨拶。

それから2時間、
みっちり話した。DSCN7614-5

日本で「GMS」と呼ばれる業態の本質。
そしてその再生のための処方箋。
フォーマット戦略とポジショニング戦略。

その標本がアメリカにある。DSCN7634-5
2時間語りきって、疲労困憊。
一昨日のフライトの間中、
原稿を書いたツケが来た。

サルバトーレ・ペレス並みに疲れた。
ロイヤルズの捕手で、
今ワールドシリーズ最優秀選手。

そのくらい熱を入れて話した。

講義のあとはすぐに、
コンテナストアへ。DSCN7668-5

もうクリスマス向けの「ラッピング」売場が、
完璧に出来上がっている。
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2カ月先だが、
「早仕掛け・早仕舞い・際の勝負」DSCN7657-5

シーゾナル商品の傘。
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開くと、柄が偏っていて、
濡れない。
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すかさず店員がやってきて、
商品説明。

お買い上げ。

店内では店員が、顧客を集めて、
セミナーを開催していた。

すばらしい。
この会社は体は小さいが、
健康そのもの。

次にベッド・バス&ビヨンド。DSCN7670-5

こちらも入り口から見ると、
クリスマス気分。
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そのプレゼンテーション。DSCN7678-5
食品小売業はサンクスギビングデー。
非食品小売業はクリスマス。

ターゲットが違う。

両方を持つウォルマート・スーパーセンターは、
だから感謝祭とクリスマスを、
実にうまく25万平方フィートで表現する。

ベッド・バスの天井まで届く陳列。DSCN7674-5

これもポジショニング要件。
だから丁寧にメンテナンスする。DSCN7672-5

シーゾナルのスポット商品は、
もう「Winter Accessory」DSCN7673-5

そして、これ。DSCN7671-5
スマホの自撮り棒。
すぐれもの。

しかし、ちょっと元気がない。
ネブラスカ・ファーニチャーマートの登場で、
気力が失せている。

その次に訪れたのが、
スーパーリージョナルショッピングセンター。
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ストーンブライアセンター。DSCN7688-5
こちらもクリスマス気分を盛り上げる。

近く「Zen」がオープン。
日本料理店。DSCN7684-5

アップルストアは、
いつもにぎわっている。DSCN7685-5
元気いっぱい。

一方、核店舗のシアーズ。DSCN7689-5

ドキッとするくらい、
空気が動いていない。DSCN7692-5

それでもクリスマス・デコレーション。DSCN7697-5
店は瀕死の状態。

JCペニー。
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シアーズと同じ「GMS」と日本で呼ばれる。
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こちらは重病といったレベル。

日本で「GMS」と呼ぶ業態が、
なぜ、アメリカでも瀕死や重病なのか。

それは朝の講義で解説している。

次にローカル百貨店のディラード。DSCN7698-5
持病がぶり返している。

そしてメイシーズ
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活性化した売り場。DSCN7707-5

かわいい。DSCN7708-5

熟年女性のマネキン。DSCN7709-5

そしてクリスマス・デコレーション。DSCN7712-5

さらにキッチン用売品売り場は、
メイシーズの核部門ですばらしい。DSCN7715-5
しかし、メイシーズも風邪気味。

そして最後にノードストローム。DSCN7722-5

お手本のようなプレゼンテーション。DSCN7724-5

抜きんでたセンス。DSCN7726-5

大胆な構図。DSCN7728-5
ノードストロームだけ健康体。

しかしもう一つの核テナントが、元気。DSCN7718-5

ディックス・スポーティング・グッズDSCN7719-5
ほかの核店舗が、
みんな百貨店でレッドオーシャン状態。
だから専門大店のディックスだけが、
際立ったポジションを獲得している。

いい勉強ができる。

午後は、食品リテーラー。
まず、クローガー。DSCN7751-4

非食品強化型のマーケット・プレースで、
女性店長のジェリ・カリュさんに、
インタビュー。
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次々にグッド・クエッションがでた。DSCN7738-5

それに大胆に答えてくれた。
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「ウォルマートに負ける要素は、
全くないですわ」

恐れ入った。

病は気から。

クローガーは気力も充実。
47四半期既存店売上高増収で、
11年以上も風邪ひとつひかない。

そのウォルマートの、
ネイバーフッドマーケット。DSCN7763-5

昨年度は200店弱の怒涛の進撃。
そこで各地に居抜きの店舗が登場。DSCN7757-5
それも上手にこなすのは、
さすがウォルマート。

そしてクリスマス・プレゼンテーション。DSCN7760-5

冷蔵ケースの上からは、
これが顧客を見下ろす。DSCN7756-5
ウォルマートは抜群の体力を誇る。
こちらも医者とは縁遠い。

スプラウツ・ファーマーズ・マーケット。DSCN7753-5
一昨年8月にナスダック上場。
その後、好調が続いたが、
ちょっと風邪気味か。

隣のマイケルズも、
クリスマスを目指してまっしぐら。DSCN7755-5

夕方、暗くなってから、
ホールフーズ。DSCN7765-5

さすがの青果部門。DSCN7766-5
ホールフーズは風邪をひかない。

何しろ「健康を売る店」だから。

セルフデリの売り場も、
この時間から客数が増える。DSCN7768-5

最後の最後は、
トレーダー・ジョー。DSCN7770-5

青果部門も大繁盛。DSCN7772-5
ジョーは陽気な健康優良児。

いいことです。

さて、講義と怒涛の視察研修を終えて、
ホテルに帰ったのが7時過ぎ。

すぐに全員が、各自の部屋で、
買物した商品で調理にかかる。

そして8時には集合。

試食大会。

サラダ・前菜チーム。DSCN7777-5
ホールフーズ中心の買い物で、
ウォルマートからはドレッシングを購入。

ミート・チーム。
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こちらもホールフーズが人気だった。

そして冷凍食品チーム。
トレーダー・ジョーとホールフーズ二強。DSCN7775-5

こちらも冷凍食品チーム。
イタリアン、中華などなど、
実に手軽でうまいディナーメニューとなった。 DSCN7776-5

そして夕食を兼ねた試食会のスタート。DSCN7778-5
ワインはトレーダー・ジョー。
チャールズショーと、
私の差し入れの「リザーブ」。

大満足の試食会だった。

この写真がそれを示している。DSCN7785-5
イオンリテールは風邪から、
体力回復中。

それが私にはよくわかる。
やはり「病は気から」だ。
(続きます)

〈結城義晴〉

2015年11月02日(月曜日)

ダラス・フォートワースの闘いと「あなたの仕事は競争です」

Everybody! Good Monday!
[2015vol44]

11月に入って2日。
今年第45週のはじまり。

そこでまず、
11月の商人舎標語。

2008年6月から、
毎月、商人舎標語を掲げて、
私自身もその標語と意識して活動している。

一度使った同じ標語を掲げる月もあるが、
それでも、今回で、目出度く、
商人舎標語第90回。

この商人舎標語は、
2013年5月から、
月刊『商人舎』の巻頭言と連動している。

そして今月の[Message of November]
あなたの仕事は競争です。

競争、好きですか?

こどものころから
競争を義務づけられた
団塊の世代。

そのあとのしらけ世代。
バブル世代、新人類。
そして団塊ジュニア。

それぞれの世代ごとに、
多少の違いはあれど、
あなた自身は……。

競争、好きですか?

今は、好きでも嫌いでもよろしい。
ただし競争の中身が変わってきた。
それを知らねばなりません。

レース型競争から、コンテスト型競争へ。
戦争型競争から、恋愛型競争へ。
「大きい・強い」から、「自分らしい・優しい」へ。

その「大きい・強い」の競争も、
世界一のウォルマートに対して、
クローガーとHEBは違う戦略を打ち立てる。

自分らしい「大きい・強い」がある。
自分らしい顧客マーケティングがある。
自分らしいファミリービジネスがある。

商売の競争も、
仕事の競争も、
ビジネスの競争も。

レース型から、コンテスト型へ。
戦争型から、恋愛型へ。
「大きい・強い」から、「自分らしい・優しい」へ。

さてあなたは、新しい競争、好きですか?
〈結城義晴〉
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
さて、日本の11月1日に成田を発って、
10時間のフライトで、
アメリカ合衆国テキサス州へ。

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今回は、最初に食事をして、
軽く仮眠をしてから、
起き出して、ずっと原稿書き。

ダラス・フォートワース空港に到着したら、
すぐにリムジンバスに乗って、
ウォルマート・スーパーセンターへ。DSCN7422-5

こちらは11月1日日曜日午前9時半。DSCN7351-5
昨日のハロウィンから、
もう売場は見事に、劇的に、
サンクスギビング・プロモーションに、
変わっていた。

すべてのエンド、すべての平台など、
感謝祭向けのパネルに転換。

すごい。

そして

一方で、ハロウィンのクリアランスセール。DSCN7386-5
結構、買っていた。

さらにコンコースでは、
クリスマス商材のプレゼンテーション。DSCN7361-5

さらに「クリスマスショップ」まで、
オープンさせている。DSCN7380-5
まさに「早仕掛け・早仕舞い・際の勝負」

見事。

売場はオーガニックの強調。DSCN7395-5

紫色のパネル、スポッター、POP。DSCN7401-5
ウォルマートはいつも、
イノベーションを起こしている。

ライバルのターゲット。DSCN7576-5
日曜日なのに品切れだらけ。

がっかり。

フォートワースのHEBプラス。DSCN7520-45

すごい客数、すごい青果部門、
すごい精肉部門。

すごい、すごい。
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ハロウィンのプレゼンは、
まだ残っていたけれど。DSCN7519-5

HEBセントラルマーケット。DSCN7566-5
こちらも素晴らしい青果売場。

そして鮮魚対面売場と精肉対面売場を、
向かい合わせにレイアウト。
ヤオコー東大和と同じ趣向。DSCN7542-5
素晴らしい。

HEBも「素晴らしい」の連発。

そしてアルディ。DSCN7423-5

入口コンコースで、
みんな驚いた。
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フラックスシード2ドル49セント。DSCN7426-5

チアシード2ドル99セント。DSCN7429-5
すごい。

牛乳は1ガロン(3.8リットル)1ドル39セント。DSCN7433-5

青果、精肉も格段に進化。DSCN7438-5

そしてレジのこのスピード。DSCN7445-5
イオンリテールの面々も、
あんぐりするくらいの速さ。

一方、クイック・トリップ。DSCN7523-5
ホスピタリティにあふれたコンビニ。

ここではグリルホットドックが名物。DSCN7531-5

いただきました。
DSCN7524-5

そして世界最大のファーニチャーストア。DSCN7581-5

ネブラスカ・ファーニチャーマート。DSCN7578-5
すごい。

すごい、すごいばかり。

あまり、寝ていないので、
感動ばかり。

それでもバスの中では、
講義し続けました。

最後に、コールズ。DSCN7595-5
「ジュニアデパート」と自称するが、
全然ダメ。

そしてセーフウェイ傘下のトムサム。DSCN7601-5
おなじショッピングセンターで、
近接して出店しているが、
どちらも日曜日の夕方としては、
ぞっとするほどの店の状態。

外装はきれいだけれど。

顧客は来ない。

アメリカのテキサスの競争。
ますます、激しくなっている。

人気のある店は、
だんだん良く鳴る法華の太鼓。
落ち目の店は、
ぞっとするほどの凋落。

日本でもやがて、
こんな競争状況となる。

それでも、元気に、
研修を続ける。

では、みなさん。
Good Monday!

あなたの仕事は競争です。

〈結城義晴〉

2015年11月01日(日曜日)

ジジと日射し[日曜版2015vol44]

ジジです。
IMG_6812-5

きょうから11月です。

網膜剥離になってから、
ねむっていることが、おおい。IMG_6813-5

でも、ねむることは、
ボクのシゴトです。IMG_6814-5

ヨシハルおとうさんは、
また、アメリカです。

こんどは、23日間。
ながい。
IMG_6826-5

ボクはひとりで、
まってます。
IMG_6827-5

けさのおとうさんは、
成田エクセル東急ホテルでめざめた。
DSCN0011-1

窓のそとには、
房総のけしき。
DSCN7282-1

ボクもカーテンから、
そとをのぞく。
IMG_6806-5

イオンリテールのツアー。 DSCN7322-1

チェックインのまえに、
セミナー。
DSCN7283-1

そのまえに、ひとりひとり、
自己紹介。
DSCN7286-1

ボクは日ざしにあたります。IMG_6807^5

目がわるくても、
光をかんじることができるし、
ボクはそれが好きなんです。IMG_6808-5

ナリタでは、
ヤマダ団長のごあいさつ。
DSCN7287-1

人事部長のホソダさんは、
このプロジェクトの責任者。DSCN7295-1

それからおとうさんの講義。DSCN7300-1

35分くらいだけれど、
朝から全開。

DSCN7301-1

日ざしはきもち、いい。IMG_6809-5

セミナーをして、
チェックインをして、
それからフォト。 DSCN7332-1

テキサスはあたたかいでしょう。
ニューヨークはちょっと、さむいかな。
IMG_6811-5
でも、おんなじ、お日さま。

行ってらっしゃい。
DSCN7325-1

おとうさん、
きをつけて。

IMG_6810-5
ボクはいつも、まってます。

〈『ジジの気分』(未刊)より〉

2015年10月31日(土曜日)

SC大型化トレンドと『私の履歴書』葛西敬之の国鉄改革

15年10月最後の日。
サタデー・ハロウィン。

仮装を楽しむ祭り。

商人はどんなことにも反応して、
顧客とともに楽しむべし。

私は身支度をして、
横浜商人舎オフィス。

月刊『商人舎』最後の入稿。
今年も11冊目が出来上がりつつあります。
ご愛読に心から感謝。

オフィスに着くと、
AJSネットワーク11月号が届いていた。
DSCN7279-5

第95回目の連載。
「スーパーマーケット応援団長の辛口時評」

こちらもご愛読、ありがとうございます。

いいものです。
刷りたての新しいインクの匂い。

私の駆け出しのころの凸版印刷では、
活字が盛り上がっていた。
誌面を指で触ると、ザラッとした。

あれもよかった。

もうそろそろ40年になる
日本の小売流通業を観察し、
取材し、考察し、意見を言う。

それが私の仕事。

近年は日本に限らないけれど。

さて、日経新聞の記事。
「ショッピングセンター、大型化の波再び」
今年の10月までに開業したのが41施設。

その今年の平均店舗面積は2万1242㎡。

2008年秋のリーマン・ショック後に比べて、
3割近くの拡大。

さらに年末にかけても、
8万㎡級のショッピングセンターが登場。

12月開業の「イオンモール常滑」。
総リース面積8万2800㎡。

そのうち3割強の2万6000㎡が、
屋外レジャー設備。

全長600メートルのカートサーキット、
アスレチック、温浴施設を備える。

常滑のモールは、
物販と非物販が半々。

アメリカでも新しいモールは、
4つに分類されている。

第1がパワーセンター、
第2がライフスタイルセンター、
第3がアウトレットセンター、
そして第4にレジャー・フェスティバルセンター。

常滑は第4の要件を強化した。

イオンモールはもはや、
国内に約140カ所のSCを運営。

古典的なショッピングセンター分類は、
古典的なチェーンストア理論や、
古典的な業態理論同様に、
「基本や原則を補助線にせよ」
ピーター・ドラッカーのポストモダンの七つの作法。

一方、三井不動産「ららぽーとEXPOCITY」。
大阪府吹田市に11月開設の約17万㎡の敷地。

水族館の「海遊館」の施設、
実用的な英語の体験学習施設など、
順次8つのサービス施設をそろえる計画。

Daily商人でも報告したが、
日本ショッピングセンター協会の既存店数値。
4~9月の売上高は前期比2.1%増。

総合スーパー、食品スーパー、コンビニなどと、
そう変わるものではないけれど、
訪日外国人客を呼び寄せ、
ガソリン安で週末のレジャー消費の受け皿になる。

その代り、地方施設、老朽化施設は、
淘汰される。

2016年1月末、「ラフォーレ原宿・新潟」は閉鎖、
「千葉パルコ」も16年11月に閉鎖。

ラフォーレやパルコは、厳密な意味では、
ショッピングセンターとは呼べないけれど、
古いもの、弱いもの、個性のないものから順に、
マーケットから「No」を突きつけられる。

そんな現象はアメリカの方が早い。
つまり「すでに起こった未来」
これもドラッカー先生。

私は明日、そのアメリカに旅立つ。

さて今日の最後は、『私の履歴書』
どうしても10月中に触れておかねばならない。
JR東海名誉会長の葛西敬之さん。

松田昌士、井手正敬とともに、
国鉄改革3人組と呼ばれた。

東大法学部出の超エリートで、
旧国鉄に就職。

キャリア組として順調に昇進して、
国鉄の分割民営化に粉骨砕身。

この『私の履歴書』の例にもれず、
壮大なる自慢話なのだが、
その凄さに胸打たれる。

第12回は「静岡で総務部長」
1977年、静岡鉄道管理局の総務部長に就任。

当時、国鉄には三つの主要な労働組合があった。
国鉄労働組合(国労)、
国鉄動力車労働組合(動労)、
鉄道労働組合(鉄労)。

最大の組織は組合員25万人国労。
私自身、付き合いがあったし、
人間は皆、よかった。

動労は新左翼で戦闘的、
保守派で穏健な鉄労。

ここで葛西さんは、
静岡鉄道管理局の総務部長として、
一切の妥協をせず、
労働組合と向き合った。

続いて第13回は「激戦地の仙台」

「現場にはびこる悪慣行をやめさせ、
国鉄労働組合に
徹底した信賞必罰で臨んだ」

組織の方針や価値観にとらわれずに
実態を見極め、自分が正しいと思うことをやる。
この姿勢を貫くことで、葛西さんは自立した。

その後本社に戻り、
国鉄を分割民営化し、
本州3社(東日本、東海、西日本)と、
島3社(北海道、九州、四国)、
さらに貨物の1社を発足させる。

1987年4月のことだ。

「タスクフォース(特別チーム)方式で行こう」
それが葛西さんの発想転換。

国鉄改革3人組のタスクフォース。

私は商人舎ミドルマネジメント研修会で、
チームマネジメントを語る。

その基本的な考え方は、
タスクフォースやプロジェクト。

「特別チームは総裁の手足である。
少人数が随時総裁室に集まって検討し、
次々実行に移す。
組織規程上どこにも存在せず、
何の権限もない2つのチームが、
分割民営化という最重要課題を
一手に引き受け、総裁に提案し、
決めていった」

改革ののろしを上げ、
それを遂行するのは、
ミドルマネジメントだ。

そのあたりの経緯が、
国鉄分割民営化のストーリーの中で、
克明に描かれる。

葛西敬之の『履歴書』は、
この若き職員課長時代こそ、
輝いている。

第21回は「合理化提案」
1985年10月、過去に例を見ない
「10万人合理化計画」が各労組に提案された。

葛西さんは語る。
「合理化施策を推進する際の鍵は、
大義名分と不動の意志である」

「あのやり方しかなかったと思っている」
葛西敬之の述懐。

さらに第22回は「国鉄改革法成立」

「改めて思うのは、
信頼して任せきることができる
『僚友』の存在である。
私は何人もの良き僚友に助けられて
ここまで来た」

「分割民営化は
『まさにこの時しかない』という
絶妙なタイミングだったからこそ
可能だった」

そしてまたしても述懐。
「『もう一度やってみろ』と言われても
二度とはできない。
時の運、人の縁、
そして僚友たちがいて、
JRは誕生した」

葛西敬之46歳のときの仕事。
すごい物語だ。

二度とできない仕事、
あのやり方しかない仕事。
それは葛西の40台の仕事だった。

〈結城義晴〉

2015年10月30日(金曜日)

ハウスが子会社にする壱番屋創業者の宗次德二さんのこと

毎日書いているけれど、
明日は2015年のハロウィン。

仮装を楽しむお祭り。
DSCN0349-5

さあさあ、照れずに。
目いっぱいの仮装を。

どうぞ、どうぞ。

今日の私は、横浜商人舎オフィスで、
月刊『商人舎』の最終締め切り。

しかし、それでも夕方、
東京・品川へ。
IMG_6816-5
品川駅はにぎわっている。

豊田通商㈱の東京本社で、
第一屋製パン㈱の取締役会。
両社は資本業務提携を結んでいる。

最近の第一パン、好調だ。
私には運がついている。

会議を終わらせて、
再び品川駅。
IMG_6823-5
再び、横浜に帰って、
最後の締め切り仕事。

まだまだ、終わらない。
頑張ります。

さて、プロ野球は、
福岡ホークスの優勝。

まずは順当な勝利。

ホークスが今年、
日本で一番強かった。

いま、アメリカで展開されているのが、
ワールドシリーズ。

ロイヤルズとメッツ。
カンザスシティとニューヨーク。

かりそめでもいいから、
この勝者とホークスが闘ってもらいたい。

きっと面白い。

スポーツといえば、
日経新聞の『アナザービュー』
タイトルは、「冗舌な兄」と「寡黙な弟」。

ここで言う「兄」はサッカー、
「弟」はラグビー。

コラムニストがワールドカップ・ラグビーを観戦して、
感動を新たにする。

何に感動するか。

選手の頑健な肉体と、
「痛がり屋」がいないこと。

さらに、主審に不満や異議を唱える場面が、
ほとんどないこと。

「判定に対する潔い態度も
ラグビー文化の魅力の一つだろう」

さらに選手の態度の違い。
「寡黙なラグビーに対して、
うんざりするくらい冗舌なサッカー」

そして、感想。
「面白い“兄弟”である」

しかし私にはこの「兄弟」という感覚、
違和感がある。

むしろ、ラグビーが兄で、
サッカーが弟という感じ。

もちろん、ルーツをたどると、
どちらもフットボール。

ラグビーの始まりは1823年。
イングランド中部のラグビーという町に、
学校があった。
名称は「ラグビー校」。

この学校のフットボールの試合中、
ある生徒がボールを手で持って走り 出した。

このボールを持って前に走る行為は、
実はこの学校では反則だった。

しかし、その方が面白いゲームということになった。

そしてこの反則を犯した生徒が、
ウィ リアム・ウェブ・エリスだった。

ラグビー・ワールドカップの優勝トロフィーは、
「ウィリアム・ウェブ・エリス・カップ」と称される。

つまり、手を使わないサッカーが先にあって、
手を使うラグビーがあとから生まれたから、
サッカーが兄、
ラグビーが弟。

まあ、歴史はそうだが、
スポーツとしてみると、
やはりラグビーが兄だと思う。

ラグビーの方がジェントルな大人のスポーツ、
サッカーはヤンチャな弟のゲーム。

ここは、コラムニストに反意を表明しても、
ちょっと譲れない。

大した話でなくて、恐縮。

さて、ハウス食品が壱番屋を、
株式公開買い付けで子会社にする。

現在も、壱番屋の発行済み株式の19.55%は、
ハウスが保有して、持ち分法適用会社としている。

それを51%まで追加取得。

壱番屋はカレー専門店チェーンのトップ企業。
店名は「CoCo壱番屋」。

国内店舗数は約1200店で、
カレーハウスを中心にFC展開する。
海外でも店舗展開していて、
中国、東南アジアなどに約150店。

2015年5月期連結売上高440億円、
経常利益47億円。
売上げ、利益ともに過去最高で、
経常利益率は10.68%の優良企業。

創業者の宗次德二さんは、
1948年、石川県生まれ。
1974年に名古屋市郊外で喫茶店を開業。
1978年1月にカレーハウスCoCo壱番屋を設立。
私が㈱商業界に入社したばかりのころのことだが、
来る日も来る日も自転車操業だった。

その苦労を乗り越えて、
会社は成長していく。

1981年には、「ブルームシステム」と呼ぶ、
社員のれん分け制度を発足させて、
ユニークな経営を貫徹。

宗次さんの信条は、
「自分のことよりもお客様を第一に考えること」
まさに倉本長治の教えそのもの。

だから商業界ゼミナールなどでも、
何度も講演してもらった。

2002年にハウス食品と資本業務提携。
その時点で、宗次さんは創業者特別顧問となり、
3年後の2005年、
東京証券取引所第一部に株式上場。

宗次さん自身は、悠悠自適で、
2010年には、㈱商業界から単行本も発刊。
『夢を持つな! 目標を持て!』

幸せな経営者といっていいだろう。

ハウス食品は、中国やアジアで、
壱番屋とカレーショップを展開しているが、
今回の子会社化で、出店速度を上げる。
同時に家庭用カレールウ拡販のシナジーを構想する。

カレーつながりの、
製造業と外食業の経営統合。

こういったM&Aも頻繁に起こってくる。
一種の垂直統合といったらいいか。

しかし宗次さんは、
幸せな経営者である。

なんともハッピーエンドな話で、恐縮。

〈結城義晴〉

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