結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2015年10月30日(金曜日)

ハウスが子会社にする壱番屋創業者の宗次德二さんのこと

毎日書いているけれど、
明日は2015年のハロウィン。

仮装を楽しむお祭り。
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さあさあ、照れずに。
目いっぱいの仮装を。

どうぞ、どうぞ。

今日の私は、横浜商人舎オフィスで、
月刊『商人舎』の最終締め切り。

しかし、それでも夕方、
東京・品川へ。
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品川駅はにぎわっている。

豊田通商㈱の東京本社で、
第一屋製パン㈱の取締役会。
両社は資本業務提携を結んでいる。

最近の第一パン、好調だ。
私には運がついている。

会議を終わらせて、
再び品川駅。
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再び、横浜に帰って、
最後の締め切り仕事。

まだまだ、終わらない。
頑張ります。

さて、プロ野球は、
福岡ホークスの優勝。

まずは順当な勝利。

ホークスが今年、
日本で一番強かった。

いま、アメリカで展開されているのが、
ワールドシリーズ。

ロイヤルズとメッツ。
カンザスシティとニューヨーク。

かりそめでもいいから、
この勝者とホークスが闘ってもらいたい。

きっと面白い。

スポーツといえば、
日経新聞の『アナザービュー』
タイトルは、「冗舌な兄」と「寡黙な弟」。

ここで言う「兄」はサッカー、
「弟」はラグビー。

コラムニストがワールドカップ・ラグビーを観戦して、
感動を新たにする。

何に感動するか。

選手の頑健な肉体と、
「痛がり屋」がいないこと。

さらに、主審に不満や異議を唱える場面が、
ほとんどないこと。

「判定に対する潔い態度も
ラグビー文化の魅力の一つだろう」

さらに選手の態度の違い。
「寡黙なラグビーに対して、
うんざりするくらい冗舌なサッカー」

そして、感想。
「面白い“兄弟”である」

しかし私にはこの「兄弟」という感覚、
違和感がある。

むしろ、ラグビーが兄で、
サッカーが弟という感じ。

もちろん、ルーツをたどると、
どちらもフットボール。

ラグビーの始まりは1823年。
イングランド中部のラグビーという町に、
学校があった。
名称は「ラグビー校」。

この学校のフットボールの試合中、
ある生徒がボールを手で持って走り 出した。

このボールを持って前に走る行為は、
実はこの学校では反則だった。

しかし、その方が面白いゲームということになった。

そしてこの反則を犯した生徒が、
ウィ リアム・ウェブ・エリスだった。

ラグビー・ワールドカップの優勝トロフィーは、
「ウィリアム・ウェブ・エリス・カップ」と称される。

つまり、手を使わないサッカーが先にあって、
手を使うラグビーがあとから生まれたから、
サッカーが兄、
ラグビーが弟。

まあ、歴史はそうだが、
スポーツとしてみると、
やはりラグビーが兄だと思う。

ラグビーの方がジェントルな大人のスポーツ、
サッカーはヤンチャな弟のゲーム。

ここは、コラムニストに反意を表明しても、
ちょっと譲れない。

大した話でなくて、恐縮。

さて、ハウス食品が壱番屋を、
株式公開買い付けで子会社にする。

現在も、壱番屋の発行済み株式の19.55%は、
ハウスが保有して、持ち分法適用会社としている。

それを51%まで追加取得。

壱番屋はカレー専門店チェーンのトップ企業。
店名は「CoCo壱番屋」。

国内店舗数は約1200店で、
カレーハウスを中心にFC展開する。
海外でも店舗展開していて、
中国、東南アジアなどに約150店。

2015年5月期連結売上高440億円、
経常利益47億円。
売上げ、利益ともに過去最高で、
経常利益率は10.68%の優良企業。

創業者の宗次德二さんは、
1948年、石川県生まれ。
1974年に名古屋市郊外で喫茶店を開業。
1978年1月にカレーハウスCoCo壱番屋を設立。
私が㈱商業界に入社したばかりのころのことだが、
来る日も来る日も自転車操業だった。

その苦労を乗り越えて、
会社は成長していく。

1981年には、「ブルームシステム」と呼ぶ、
社員のれん分け制度を発足させて、
ユニークな経営を貫徹。

宗次さんの信条は、
「自分のことよりもお客様を第一に考えること」
まさに倉本長治の教えそのもの。

だから商業界ゼミナールなどでも、
何度も講演してもらった。

2002年にハウス食品と資本業務提携。
その時点で、宗次さんは創業者特別顧問となり、
3年後の2005年、
東京証券取引所第一部に株式上場。

宗次さん自身は、悠悠自適で、
2010年には、㈱商業界から単行本も発刊。
『夢を持つな! 目標を持て!』

幸せな経営者といっていいだろう。

ハウス食品は、中国やアジアで、
壱番屋とカレーショップを展開しているが、
今回の子会社化で、出店速度を上げる。
同時に家庭用カレールウ拡販のシナジーを構想する。

カレーつながりの、
製造業と外食業の経営統合。

こういったM&Aも頻繁に起こってくる。
一種の垂直統合といったらいいか。

しかし宗次さんは、
幸せな経営者である。

なんともハッピーエンドな話で、恐縮。

〈結城義晴〉


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