結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2008年09月02日(火曜日)

福田首相退陣表明「頭の冷やし方」と、林廣美の「不況時対策」

福田退陣
福田康夫首相の辞任記者会見を見ながら、
思っていた。

「心は燃やせ、頭は冷やせ」

しかし頭が、冷えてはいなかった。

この人の、もって生まれた性格。
カッとなって、一言多くなる。
感情を抑えられなくなる。

誰でも、こんな時にこそ、
「自然体」を保つことが、
できなければならない。

まあ、ここで「心は燃やせ、頭は冷やせ」ができれば、
退陣ということにはならなかっただろうが。

新聞報道。
朝日は、編集委員・星浩が、
「国民に大政奉還せよ、野党第1党に譲れ」と、
息巻く。
大衆迎合型大衆誘導新聞そのまま。

読売は、政治部長・赤座弘一が、
「野党第1党の民主党は、
選挙に追い込むことを最優先にして
政策論議を拒否すべきではない」
と、
牽制する。

読売は、この政権が樹立されたばかりの頃、
自民・民主の大連立を演出しようとした。
出過ぎた行為が好きな政局関与したがり型新聞。

日経は、田勢康弘客員コラムニスト。
「麻生太郎幹事長への『あ・うん』の呼吸」と、
政局混乱を和らげようとの意図。

8月12日、福田首相と2時間、
「知人同士の話し合い」をもった経緯と、
その時の首相の表情を書いている。

私にはこの感じ、よくわかる。

しかしここは、政局安定願望型新聞。

テレビは、大衆迎合型だから、
みんな朝日的になる。

しかし、福田首相は、
針のむしろに座っても、
この臨時国会中、
居座り続けねばならなかった、と思う。

日経の言うように、
麻生後継を成し遂げようとの意図は、
結局、「自民党のため」だったというところに落ち着く。
後世から評価される政治家であるためには、
最後ならばこそ「国民のために」の姿勢が鮮明になる応対が、
求められたはず。

昨日書いた「スタグフレーション」
こんな国際的に厄介な問題を、
抱えながらの9月の経済と消費、国民生活。

その問題解決の糸口も見えていない。

ふと、故福田赳夫氏ならば、
どうしたかと思った。

ひょうひょうとしていたに違いない。
自然体だっただろう。
頭は、冷えていただろう。
政治家としての原点を全うしただろう。

さて、昨日は東京新宿で、
林廣美先生と打ち合わせと懇談。
ご存知、惣菜マーチャンダイジングの第一人者。
日本フードサービス専門学院学院長。
林先生
10月24日、商人舎商品政策研修会が開催される。
タイトルは「不況でも惣菜は売れる!」
ロックフィールド岩田弘三社長を迎えて、
林先生と私との「三人のビッグセミナー」。
その打ち合わせ。

林先生には、コーネル大学RMPジャパンの講師陣にも、
加わっていただいている。

さらにこれから、ずっと、
コラボレーションしていくことを確認。

ありがたいことです。

その一つとして、
「10億クラブ」を立ち上げる。

スーパーマーケット、食品店、惣菜店の中の、
年商10億円前後の企業、あるいは10億円を目指す店のクラブ。

この規模の会社や店にも、
生き残る道はある。
それを指導し、お手伝いしようという構想。

この秋に、構想は明らかになる。
乞う、ご期待。

さらに林先生が毎週1回、
このホームページにご登場くださることとなった。
これにも、乞う、ご期待。

林廣美のひとこと、
「不況になるほど、
安いタンパク質に客が集まる。
だからでかいハンバーグを、
安く売った店が勝ち」

この観察、この経験、このリアリティ。

林先生に、感謝。

不況時には、不況時の原理と原則がある。
「原理・原則、全うせよ」
今月の商人舎標語、お忘れなく。

<結城義晴>

[追伸]

福田さんは、342日の首相任期。
私は、(株)商業界を退任して、1年。
今日、56回目の誕生日を迎えました。
1年前以上に、充実していて、
やはり、母に心から感謝しています。

2008年09月01日(月曜日)

2008年9月はこの秋の「スタグフレーション」にそなえて「原理・原則、全うせよ」!

Everybody! Good Monday!

2008年9月1日。9月のスタートです。
上を見上げてごらんなさい。
秋空に変わってきました。
空
思い返せば、ちょうど1年前の昨日、
私は(株)商業界の代表取締役社長を退任し、
今日、本当にすっきりした朝を迎えたのでした。

それでもこのブログが、
たった一つのよりどころのようなものでしたが、
「志定まれば、気盛んなり」
そんな心意気でした。

あれから1年、心より感謝いたします。

お陰様で、(株)商人舎を立ち上げ、
商人舎オフィスには千客万来で、
事業も一つひとつ成功裡に進んでいます。

私自身の人生の目的に対しては、
直線で向かっているという実感があります。
ありがたいことです。

この気持ちを忘れずに、精進したいと思います。

変わらぬご愛顧をお願いします。

といったところで、
商人舎今月の標語。
「原理・原則、全うせよ」

この秋の経済と消費の環境を表すならば、世界的に、
貨幣経済はインフレーションで、
実体経済はデフレーション。

これを「スタグフレーション」と言います。
困難で厄介な状況。

通常、景気と物価は連動します。

お客様からみると、
景気が上昇し、物価が低下していることが望ましい。

景気が良くなれば、賃金が上がり、収入が増えるし、
物価が下がれば、物が安くなり、生活がしやすくなるから。

しかし残念ながら、
景気の上昇と物価の下落は「トレードオフ」の関係にある。
トレードオフとは、二律背反の関係のことです。

逆に、景気が悪くなれば、その代りに物価が下がる。
これが、いわば当たり前でした。

しかし現在は、戦後最長といわれる長くて緩やかな景気上昇が終了し、
景気が下り坂というものの、物価はひどく上がっている。

私は、「高速道路渋滞のような現象」と見ていますが、
これが現在の「スタグフレーション」です。

1974年、1979年の、第1次、第2次オイルショックの時には、
ほとんどの欧米先進国がスタグフレーションに苦しみました。

スタグフレーションを脱する方法は、
産業全体の合理化と、
個々の企業のイノベーションしかありません。

日本が二度のオイルショックのときに、
本格的なスタグフレーションに陥らなかったのは、
合理化とイノベーションのおかげです。

今、再びみたび、そんな環境の中に入っていこうとするとき、
われわれ知識商人には、
「原理と原則を全う」することが、
求められていると考えるのです。

原理・原則の全うが、
合理化と革新を生み出す基盤になるからです。

今月の商人舎標語、
「原理・原則、全うせよ」
いかがでしょう。

さて、9月。
家計消費支出の勤労者平均は、意外によくない。
2007年の12カ月の中で第11番目です。

しかし食費は第3位。

「食欲の秋」と言ったりしますから、
食費にはお金をかけるけれど、
あとは「節約、倹約、もったいない」
この生活感に満たされる月。

9月を月間通してみると、
真ん中の15日が敬老の日で祭日。
14日が十五夜ですから、
この三連休に一つの山が来ます。
ここまで、秋の気分を盛り上げて、
お客様に中秋の名月の雰囲気を味わってもらう。
団子
その後、23日火曜日が秋分の日で祭日、
ここは飛び石連休です。

秋は、新店のオープンや店舗改装なども頻繁に行われます。

競争環境が変化するということです。

大きな流れとしては、
「スタグフレーション」

だから、元気を出して、
「原理・原則、全うせよ」

これさえ貫けば、怖いものはない。

Everybody! Good Monday!

<結城義晴>

追伸
商人舎秋の「第2回USA視察研修会」締切は9月12日です。
至急、ご検討の上、お申し込みください。
今回は、ハロウィン真っただ中の米国スーパーマーケット視察。
オースティン、ダラス、ニューヨーク。

不況にあえぐアメリカ小売業にも、
元気印の企業や店は、たくさんあります。
そこに働く人、経営する人のインタビューも、
ふんだんに盛り込んだツアーです。

ご参加、お待ちします。

 

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