最近のボクのともだち。

きみどり色の足。
カエルくんです。

中二階のベッドのランカンに、
カエルくんはいつも、
ぶらさがっている。
ボクも、中二階にいって、
そこで、おひるね。
でも、下でなにかあると、
すぐに目がさめる。
下にだれかくると、
すぐにわかる。
カエルくんには、
わからないみたい。

ボクには、すぐにわかる。

たいていは、
ユウキヨシハルのおとうさん。
でも、おとうさんは今日、
朝日がさすころには、
車ででかけた。

「朝に希望、昼に努力」
なんて、言ってた。
空気と景色のいいところ。

あれです。
ゴルフ。

おとうさん、ずっと、
休みなしでシゴトしていた。
だから、いいでしょう。
カラダをうごかすこと。
ボクのほうは、
ねることにしました。

おとうさんが芝刈りならば、
ボクは、夢狩り。

カエルくんと一緒に、
夢をみる。

それが、ボクの「昼の努力」。
夕方には、おとうさんも、
帰ってくるでしょう。
「夕に感謝」って、言いながら。

「青空に指で字をかく秋の暮」 
<小林一茶>  
そのころは、ボクはねています。

もちろん、感謝は、
寝ながらだってできるのです。
<『ジジの気分』(未刊)より>





 
             
             
             
             
             
            








 
 
 







