結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2010年05月01日(土曜日)

5月の商人舎標語「むずかしいからおもしろい」の意味と態度

今日から5月。
5月の1日。

本来のメーデーの日。
そして、ゴールデンウィーク真っ只中。

私は、土曜日は恒例の立教大学院の講義と結城ゼミ。
講義は、フード&ベバレッジ・マーケティングで、
13時15分から16時30分までの2時限3時間。
その後、修士論文・調査研究レポート演習の結城ゼミ。

これは、本当に充実した時間。

講義と講演とは全く違うものです。
講義の方が、双方向のコミュニケーションの密度が高い。
ゼミは、さらに互いのコミュニケーションの密度が濃い。

もちろん私の講演は今後、
どんどん双方向コミュニケーションを重視したものにしたい。

さて、商人舎5月の標語。
「むずかしいからおもしろい」
会社の経営も店の運営も、
仕事も研究も、
スポーツも音楽も、
極めることは難しい。
困難で、難解で、
したがって真剣に考え、行動する。
それが、面白さにつながる。

先月、井上ひさしさんの座右の銘を紹介した。
「むずかしいことをやさしく
やさしいことをふかく
ふかいことをおもしろく
おもしろいことをまじめに
まじめなことをゆかいに
そしてゆかいなことをあくまでゆかいに」  

私の文章法の基本もついでに紹介した。
林廣美先生から教授された考え方。
「難しいことを易しく。
易しいことを面白く。
面白いことをより深く」  

深くなると、難しくなる。

だから、繰り返す。

難しいことを易しく。
易しいことを面白く。
面白いことをより深く。  

どちらも基本認識は共通している。
「むずかしいことはおもしろい」

だから態度は、まず、
「むずかしいことをやさしく」する。
そのために「むずかしいことをやさしく」考え、
「むずかしいことをやさしく」行動する。

井上さんは、「やさしいことをふかく」する。
そして「ふかいことをおもしろく」表現する。
もともと「むずかしいこと」には、
「ふかさ」「おもしろさ」が内蔵されているのだ。

私も、「易しいことを面白く」。
そして「面白いことをより深く」考察する。

ただし、「むずかしいこと」に対する態度の基本は、
「難しいことを易しく」である。

商業界主幹の故倉本長治先生は言った。
「やさしいことから手をつけよ」 
 
なぜか?
そのほうが実現させやすいから。

「仕事の段取りとして、
困難なことから手をつけるのは、
うまいとはいえない」

「まずやさしいことから着手する」

しかしここには、本当の仕事は、
難しいものであるという認識がある。

サム・ウォルトンは語っている。
「他者がやっていることで、
良いこと、正しいこと、
お客のためになると思われることは、
たとえ人真似であっても、
恥じてはならない」

サムは付け加える。
「私は誰よりもソル・プライスから経営原則を『盗んだ』。
本当は「借りた」という言葉を使いたいところだが」

[注・ソル・プライスは現在のコストコの創業者の一人]

一方、ピーター・F・ドラッカー教授はこう言っている。
「重要なことから始めよ」

「成果をあげるエグゼクティブは、
最も重要なことから始め、
しかも、一時に一つのことだけを行う」

「成果をあげるための秘訣を、
ひとつだけ挙げるならば、
それは集中である」

「トップマネジメントにとって、
時間は、常に赤字である」

だから、重要なことから始めるべきだと、ドラッカーは言う。
  
私は、二人の言葉を、一つのつながりで結ぶ。
『優先順位をつけて、
重要なことから始める。
重要なことを問題解決するのに、
集中的にやさしいことから手をつける』
 
       
なぜか?
現代社会・現代ビジネスにとってとても厄介なのは、
重要なことが、すなわち難しいことばかりだからである。

そして重要で困難なことは、おもしろい。
面白いから、やり甲斐がある。

新入社員の皆さんも、
その新入社員を迎えた先輩たちも、
4月が終わって5月は、
仕事の難しさを実感する季節。

ゴールデンウィークは、
4月29日の「昭和の日」から始まり
5月3日「憲法記念の日」、
5月4日「みどりの日」、
そして5月5日「子供の日」と続く。

さらに偶然にも、
その週の日曜日5月9日は「母の日」。

なぜか子供の日と母の日が呼応し合っている。

小売業・サービス業にとっては、
忙しいし、難しい日々の連続だ。

しかしだからこそ、面白い。


「むずかしいからおもしろい」

いかがだろう。

さて昨日は、㈱商人舎は臨時休業にさせてもらって、
みな、帰省したり、旅行を楽しんだり。

私は、横浜の名門・戸塚カントリー倶楽部でゴルフ。
オール日本スーパーマーケット協会会長の荒井伸也さん、
㈱プラネット社長の玉生弘昌さん、
㈱スーパーアルプス社長の松本清さん。
いいメンバーでいいコース、
いい天気、いい体調。

ここで、私は何度も今月の商人舎標語を連発。
「むずかしいからおもしろい」

そうしたら荒井さんが、ぽつり。
「その通り。だからゴルフは隆盛していて、
ボーリングはそれほどでもない」

ゴールデンウィークは続く。

充実した日々を。

「むずかしいからおもしろい」
「むずかしいからおもしろい」
「むずかしいからおもしろい」

繰り返しつぶやいていると、
難しいことが易しく思えてくるから不思議。

<結城義晴>

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