結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2010年05月14日(金曜日)

大正製薬イーグル研究会での特別講演「不況は商人をきたえる」

いい季節です。

日本のプロ野球では、
セントラルリーグとパシフィックリーグの、
交流戦が始まった。
これは面白い。

サッカーは、
ワールドカップ・モードが高まりつつある。
1カ月後、南アフリカ共和国で開催され、
ナショナリズムの高揚感が地球を包むに違いない。

政治やビジネスには低迷感、閉そく感が漂うが、
スポーツや文化には、高揚感、解放感が存在する。

仕事や商売に、
そんな高揚感、解放感を、
創り出したい。

きっと、それを、お客様は、
「店の元気」
と、受け取ってくれるのだと思う。

さて昨日は、
大正製薬の「イーグル研究会総会/セミナー」で講演。

東京の豊島区高田の大正製薬本社の「上原記念ホール」。
テレビカメラと大画面の前で、90分の講義。

テーマは「不況は商人をきたえる」
そう、商業界主幹の故倉本長治先生の言葉。
私なりに、不況の時の経営の仕方、考え方を語った。

それを全国各地の会場に集まった481名が、
テレビ会議システムの大画面で、聴いてくれた。
過去5年間で最高の参加人数だった。

直接聴いてくれた皆さんはもとより、
大画面で聴講してくれた皆さんにも、
心からご清聴を感謝したい。

午後1時30分、開始。
まず、イーグル研究会会長の細井和宏さん
ご挨拶をかねたスピーチ。
細井さんは、薬ほそい代表取締役。

細井さんは最後に「維新」という言葉を使って、
現在の薬局・薬店のおかれた状況打開の方針を語った。

次に、大正製薬㈱代表取締役会長兼社長の上原明さん
ご挨拶と情勢分析・方針の提示。
社会情勢や経済環境の分析と、
製薬メーカーや薬局・薬店の経営環境の分析、
マーケットの分析。
そして、政策の提案。

パワーポイントの資料を使って、
堂々たるレクチャー。
私、上原さんの短いスピーチは、
日本チェーンストア協会の総会などで聴いていたが、
こんなに長い話は初めて聞いた。
そして、とてもびっくりした。

見事なスピーカー。

だからだろうか、
そのあとの私の特別講演も、
いつも以上に力がこもった。

私の講演のイントロダクション。

「売れないことを不況のせいにするのは、
よく売れる時代を自分の成果にする権利を放棄したことになる」
「不況期にこそ、消費者に得をさせ、
この店こそ私たちの店と信じられるようにする好機である」
「悩まなければ人間の魂は成長しない。
不況に遭わない店には、永遠に大成はない」
「艱難が人を磨くように、不況は商人をきたえる」

(倉本長治『商業界20年』より)

「艱難が忍耐を生み出し、
忍耐が練達(練られた品性)を生み出し、
練達が希望を生み出す。
この希望は失望に終わることがない」

(新約聖書・ローマ人への手紙5章)

そのあと、『商売十訓』とドラッカーの共通点。
それから「知識社会の知識商人」。
薬剤師、薬局・薬店の経営者、従業者は、
何よりも「ナレッジ・マーチャント」でなければならない。

サービス業化とサービス・マネジメント、
業態からフォーマットへの分化。

ロイヤルカスタマー論から人間力経営まで。

最後の最後は、
「元気を出そうよ」
「元気を売ろうよ」


中小の薬局・薬店の経営者に、
私が伝えたいことのエッセンスを、
網羅して語った。

大正製薬には「紳商」という言葉がある。
『大辞林』には「教養や品位のある大商人」とある。

講演の前に、上原さんからこの言葉を聞いて、
私の唱える「知識商人」と類似していることに驚いた。

この日の講演はなぜか、
いつも以上に疲労困憊した。
全力を挙げて語ったことで、
心の中には満足感がいっぱいだった。

多謝。

<結城義晴>

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