結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2015年10月10日(土曜日)

『商人舎』10月号とWholeFoods・TraderJoe’s in Brooklyn

月刊『商人舎』本日発刊!!
【特集】チラシ広告、まだ効くのか?!
デジタル革命とコンテスト型競争時代の
古くて新しいメディア戦略
2015_10cover

[Cover Message]
「効く! 効く‼ 効く!!!」「効かない! 効かない‼」
――どちらの声も聞こえてきそうだが、
いったいチラシ広告は効果を発揮しているのか。
顧客は新聞折込みのチラシを見ているのか。
あるいは各社ホームページのチラシ広告を
閲覧しているのか。
それともスマホでShufoo!を検索しているのか。
チェーンストアやスーパーマーケット
最大の宣伝広告メディアとして、
長い間、相当の投資を重ねられ、
工夫や改善・改革を施されてきた「チラシ」。
エブリデーロープライスで
折り込みチラシを一切撒かない政策もある。
週に2回、3回とチラシ攻勢をかける戦術もある。
デジタル対応に活路を求める戦略もある。
新しい潮流がやってきていることは確かなのだが、
そのニューウェーブへの対策は
後手後手に回っている。
「チラシ広告、まだ効くのか?!」――
2015年末に向けて、率直に、
このことを調べてみた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

前号は「YAOKO-Innovations」
全面展開の特集企画だったが、
今回は一点突破のチラシ特集。

ご堪能ください。

さて日経新聞の総合欄。
「小売り、好決算」
2015年上期決算を発表した主要73社。
約7割の50社が経常増益。

20社は3~8月期として過去最高利益を計上。

ただし客数減少には「なお歯止めがかからず、
国内消費の回復はもたついている」

一方、日経は社説でわざわざ主張する。
「総合スーパーは抜本改革で再生めざせ」

イオンとセブン&アイ・ホールディングス。
2015年3~8月期決算で、
7割が増益、2割は過去最高。

しかし総合スーパー事業は、
そろって営業赤字。

その「再建の軸」を食品に求める。
これは私も同感。

「総合スーパーの食品部門も、
全国一律の売り場づくりから脱し、
商圏に合わせた内容にもっと変えたい」
へんな文章。

もともと商売は、
自分の顧客を見つめ、
その自分の顧客に対応する。

ウォルマートもクローガーも、
5000店規模も3000店規模も、
「地域の一店一店を最良の店にしよう」と、
懸命の努力をしている。

全国一律のマーチャンダイジングなど
それ自体、もともと難しいことだし、
もし日本のチェーンストアが、
それを目指していたとしたら、
とんだお笑い草のトンチンカンだ。

とりわけて総合スーパーは、
店ごとにマーケティングしなければいけない。

チェーンオペレーションとは本来、
その店ごとのマーケティングを、
サポートするシステムである。

さて、商人舎USAスペシャルコースは、
テキサスで大収穫を得た。

そして朝6時にホテルを出発。
オースティン空港から飛び立った。DSCN9880-5

約4時間で、大西洋。
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そしてニューヨーク郊外。
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ジョンFケネディ空港。
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ジェットプレインの模型が迎えてくれる。DSCN9889-5

新装なった空港は快適。
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ホットなデザイン。
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ゴッサムシティ。DSCN9894-5

リムジンバスに乗り込んで、
マンハッタンを臨む。
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イーストリバーとマンハッタンブリッジ。
遠景はミレニアムタワー。
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全員を集めて・・・。
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ハイ、チーズ。DSCN9907-5
ああ、ニューヨークにやって来た。
そんな気分。

そしてまず、ブルックリン。
ホールフーズの環境店舗。
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駐車場の屋根部分にはソーラー。
DSCN9935-5

エントランスには、
ボリューム陳列のデモンストレーション。
DSCN9933-5

環境店舗であるだけに、
天井はやや低く、
売場もダウンサイズされている。
-5DSCN9932

それでも入口の花売り場は見事。
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パプリカのカラコンは、
これも芸術的。
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バナナ売場は、
ぶら下げ型。
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トマト、ミニトマトに、
地元産のモッツァレラチーズを関連付ける。
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ミート部門の最後には、
枝肉をカットするデモンストレーションコーナーを常設。
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コーヒー売場の提供方法は、
まさに専門店のそれ。
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乳製品コーナーも、
両サイドにリーチインケースを使う。
環境対応のために、
エネルギー効率が高いリーチインが多用される。
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それでもこのオリーブ売場は、
山盛りで、スプーンが立っている。DSCN9920-5

チーズの品揃えは、
全店、最高レベル。
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そしてセルフデリ売場。
年々、味がよくなっている。
それも格段に。
DSCN9918-5
ホールフーズはイノベーションを繰り返している。
それ自体、私にはうれしい。

ホールフーズ環境店舗をあとに、
やはりブルックリンのトレーダー・ジョー。
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銀行だった建物に、
入居して、1万5000平方フィートの店にした。
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外装も洒落ている。
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エントランスにハロウィンプレゼンテーション。
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左手に入ると青果売場。
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圧倒的な客数と売上げで、
クルーは補充に追われる。

ミート売場の商品も、
すべてセンター供給。
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新アイテムエンドが、必ず、
設けられている。
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天井が高く、
快適な空間。
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店舗中央は冷凍食品売場。

今日もレジは全開で、
レジへの行列は、
売場外周通路の半分くらい続く。
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銀行方式のレジは、
行列の長さに比べて、
待ち時間が少ない。
DSCN9954-5
大繁盛のトレーダー・ジョー。
これも満足。

うれしいかぎり。

先ほど見あげたマンハッタンブリッジ。
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渡り始めると、
雨が降ってきた。
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そこで予定変更。
チェルシーマーケットへ。
ナビスコの工場を再利用した、
ホットなショッピングセンター。
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入口のテナント紹介レイアウト。
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超人気のロブスター・プレース。
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ちょうど中ほどに、
全店の標識がある。
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電飾のプレゼンテーション。
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床に寝ている。
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天井からハロウィン。
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突き当りにハロウィン。
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これも天井から。
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これも、おどろおどろしい。DSCN9986-5

一番人気は、
先ほどのロブスター・プレース。
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店舗の一番奥に、
そのロブスター売り場。
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ロブスターを買って持ち帰るもよし、
ボイルしてもらって店内で食するもよし。

魚介類は豊富な品揃え。
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市場スタイルのスーパーマーケット。DSCN9990-5

入口にはパンプキン。
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まさに市場のようだ。
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この一角は、 コーナー化した売場。DSCN9989-5

人気のクッキーショップ、
ニューヨーク・エレニーズ。DSCN9977-5

イタリアンレストランも、
外食・中食・内食の三位一体。DSCN9974-5

人気ベーカリーのサラベス。DSCN9992-5

そしてチェルシー・マーケットバスケット。DSCN9993-5

 

 

意外な人気が、このオフプライスストア。DSCN9980-5

PRIVE。
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ほとんどの顧客が3点、4点と買っていく。
ホットな食はホットな衣と、
親和性が強い。

それがチェルシーマーケットに現出している。

これでニューヨーク初日の視察は終了。DSCN0003-5
雨の中、マンハッタンを行く。

そして目的地タイムズスクウェア。DSCN0005-5

シーフード・レストラン
「ロージー・オ・グレディス」DSCN0010-5

生牡蠣と生蛤の前菜、野菜サラダ、
メインは大ぶりのロブスター。
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レモンバターをつけて食べる。
ほんとうにおいしかった。

今回の収穫の一つ。

締めはチーズケーキ。
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テキサスの甘いケーキに比べ、
上品な甘さ控えめ。
さすがニューヨーク。

団員たちは地ビールやワインで、
マンハッタンの最初の夜を楽しんだ。
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テキサス州オースティンから、
ニューヨーク州のブルックリン、
マンハッタン。

対照的なエリアで、
それぞれの最先端の小売業を学んだ。

ニューヨークの研修は3日間続く。
(つづきます)

〈結城義晴〉

 

2015年10月09日(金曜日)

オースティン・ホールフーズのキャプテン型リーダーシップ

サッカーのワールドカップ・アジア予選は、
サムライジャパンがシリアに勝利して、
グループ首位。

一方、ラグビーワールドカップは、
歴史的な南アフリカ戦勝利にもかかわらず、
ベスト8には残れず。

しかしそれでも、
アメリカ戦に勝てば、
3勝を挙げるという快挙。

次回の日本での開催に、
大きく夢を持たせてくれる。

そのラグビー日本代表ヘッドコーチは、
エディ・ジョーンズ。
元オーストラリア代表ワラビーズ監督。
ワールドカップ準優勝監督。

信条は、
「強みを知り、強みを磨く」

まったくもって、
ピーター・ドラッカー。
日本人は体力的に劣る。
しかしその勤勉さは世界に誇れるものがある。

だから世界一厳しい鍛錬を日本代表に課した。

代表選手たちは、
その厳しいトレーニングに耐えて、
口々に言う。
「この4年間、我々は、
世界一のハード・トレーニングをやって来た」

それが南アフリカ戦の勝利につながり、
サモアを破り、いままた、
アメリカとの対戦を控え、
勝利を予感させてくれる。

一方、同じラグビー監督経験者の中竹竜二が、
リーダーの条件を語る。
日本ラグビーフットボール協会の、
初代コーチングディレクター。

これが意外に面白いし、
当を得ている。

組織には必ずリーダーがいる。
そしてリーダーについて行くフォロワーがいる。
中竹はフォロワーシップの重要性を提唱する。

2008年のことだ。
中竹は早稲田大学ラグビー蹴球部監督。
大学選手権でチームを日本一へ導く。

その考え方がフォロワーシップだ。
フォロワーシップとは、
「リーダーの指示に従うのではなく、
自ら考え判断する力のことを指す」

中竹の前任は、あの清宮克之。
現在ヤマハ発動機ジュビロの監督。

清宮は強烈なカリスマ的リーダーだった。
中竹は逆に「オーラがない」と言われ続けた。

しかし「日本一オーラのない監督」の綽名を、
中竹は気に入ってさえいる。

オーラのないリーダーは、
フォロワーと目線を合わせやすい。
素直に意見をもらうことで、
情報をたくさん仕入れることができる。

周りから過剰な期待を受けることも、
周りに過剰な期待をすることもない。

自分なりのスタイルを貫くには、
オーラがない方がやりやすい。

では、フォロワーシップを引き出すには、
リーダーはどうするか。
「最も大事なことは、
明確なゴールを設定し、共有し、
チーム全員に共感してもらうことだ」

「とりあえずゴールを掲げるだけのチームは多い。
でも、心から理解している人はそれほどいない。
だからこそ、一人一人がそのゴールに
主体的に向き合えるように導くのが
リーダーの役目だ」

中竹は昨年度から、
横浜DeNAベイスターズのアドバイザーだ。
昨年まで9年連続Bクラスのプロ野球球団。

優勝を目標に掲げても、
それを実現できるというメンバーは、
ほとんどいなかった。

ここで中竹のフォロワーシップマネジメント。
繰り返しくりかえし、問い続けた。
「チームが機能するためにはどうするべきか」

すると、勝つためにできることを、
一人一人が真剣に考え始めた。

その結果、ベイスターズは、
前半戦で首位に立った。

「どんな人でも変われる」
「対話がすべて」

スポーツもビジネスも課題は同じ。

「リーダーの役割は、
目標を設定し、チームで共有し、
それをチームの一人一人が
共感するように導くこと」

もちろん、リーダーのスタイルはさまざま。
清宮のようなカリスマ的トップダウン型、
中竹のようなフォロワーシップ型。

自分のやり方、自分のスタイルを見極める。
エディ・ジョーンズの、
「強みを知り、強みを磨く」ことでもある。

今日はサンアントニオからオースティンに移動、
ホールフーズを訪れた。

そしてホールフーズの斬新な店づくりと、
それを支える「チームマネジメント」を堪能した。

中竹のフォロワーシップマネジメントは、
ホールフーズのチームマネジメントに通ずる。

さて、昨日のサンアントニオ最後の夜。
夕食懇親会。       DSCN9419-1

 

リバーウォーク沿いの名門店、
サルトグラスステーキハウス。
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塩と草のステーキハウス。
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乾杯の発声は、
㈱マツモトの松本隆文社長。
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松本さんの掛け声の下、
みんなで「チアーズ!」
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テーブルごとに、チアーズ。DSCN9434-1

我々のテーブルをサービスしてくれるのが
この二人。
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前菜とサラダを食しながら
テーブルごとに歓談。DSCN9439-1

出てきました、
メインのTボーンステーキ。
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テキサスサイズの、
サーロインとテンダーロイン。

美味。

ビールを飲み満腹になると、
睡魔が襲ってきた。

私は、ちょっと席を離れて休息。
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食事を終えると、
カリスマ添乗員の佐藤公彦さんから、
団員にうれしい知らせ。

「ライトアップされたアラモの砦を
視察しましょう」
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サンアントニオの街路を、
ライティングされた馬車が走る。
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乗らないけれど、記念写真。
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そしてやってきました。
アラモの砦。
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メキシコからの独立軍が立てこもって、
300名が亡くなった。

今でも、亡霊が出るらしい。
そんな話を聞いていたが、
この写真、果たして?
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一夜明けて、今日はサンアントニオを後に、
オースティンへ出発。

途中、HEBプラスの最新店を視察。DSCN9438-1

今年4月に大幅リニューアルオープンしたばかり。
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アパレルを強化している。DSCN9499-1

店舗入り口のカフェ。
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これがこの店の特徴。
残念なことに朝の早い時間のため
まだオープンしていない。

中はこんな感じ。
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この店の目玉の一つが、
併設されたカフェ・レストラン。
ゼネラルマネジャーのコニー・バレラさんに、
レクチャーを受けて、写真。
ユニット・ディレクターでもある。
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美しい女性はサバンナさん、
髭の男の名前は知らない。
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突然の訪問にもかかわらず、
歓迎してくれた。

約1時間ほどの車中講義は、
「逆ウォルマート史」。
このSpecialコースでしか語らない。

オースティンに到着すると、
初めにHEBセントラルマーケット。

都市型のアップグレードのフォーマット。

ここではインタビュー。
いつも登場するフーディーのバーバラさん。
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屋外でセントラルマーケット概略を聞き、
店内をツアーしてもらう。
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一つ一つ商品を手に取り、
説明してくれる。
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スタッフもわれわれを歓迎し、
ポーズをとってくれる。DSCN9593-1

説明を聞きながらも、
写真撮影に余念のないメンバー。DSCN9602-1

1994年オープンのこの店は、
何度も改装を繰り返し、
それでも残すところは残して、
実によく地域になじんでいる。
店も年輪を経た古民家のように、
よくなっている。DSCN9649-1

そしてカフェの2階で、
質問タイム。
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メンバーの質問に適切に答えてくれる。
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最後にフーディーの二人と写真。DSCN9712-1

次に向かったのは
ホールフーズ。
オースティンの最新店。
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光が降り注ぐ美しい売り場。
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お茶目なポーズのスタッフ。
フレンドリーサービスにあふれている。
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2階のカフェ席から見る売り場は、
ファンタスティック!DSCN9832-1

この店でもインタビュー。
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熱心な質問に、
よく考えて丁寧に答えてくれた。
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そして全員で気分よく写真。
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最後にツーショット。
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この後、HEBグリーンストア訪問。
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テキサスの雄が、
力こぶを入れて開発した環境対策店舗。
多段ケースをほとんど廃し、
リーチインケースだけの店をつくった。
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もう、参った。

奥壁面沿いは100mはあろうか、
リーチインだけの精肉から乳製品売り場。
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それからスプラウツファーマーズマーケット。
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一昨年、ナスダックに上場して、
それ以降、急速出店のため、
オースティンでは居抜き店舗が多くて、
本来のスプラウツのレイアウトではない。

それでも活気ある店内を堅持している。

最後はホールフーズ本部下の旗艦店。
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この店も都心型最新マーチャンダイジング。

言葉も出ない。

今日はオースティンだけに、
ホールフーズ・デーとなった。

今年の月刊『商人舎』1月号。
特集は、
「Conscious Retailing」
ホールフーズ一色の、
マネジメント特集。

その根幹にあるのが、
チームマネジマントだ。

私は職場の部署を、
野球やラグビーのチームにたとえる。

ほとんどの会社では、
その部署の長は監督の役目を果たし、
部下は選手である。

清宮のようなカリスマ上長が、
リーダーシップの王道だと考えられてきた。

もちろんそんなリーダーもいいだろう。

しかしホールフーズは、
部門にはチームリーダーをおく。
さらにサブチームリーダーをおく。
そしてチームメンバーが、
フォロワーシップを発揮する。

フォロワーシップマネジメントである。
そしてそれを支えるのは全員の高い意識。
つまりコンシャス・カンパニー。

このチームリーダーは、
野球やラグビーにたとえると、
中竹型のキャプテンだ。

監督型のリーダーか、
キャプテン型のリーダーか。

ホールフーズのマネジメントは、
キャプテン&副キャプテン型を主体にしている。

そしてこれが現代組織では一番、
「人の強みを活かすマネジメント」となる。
(つづきます)

〈結城義晴〉

2015年10月08日(木曜日)

テキサス・サンアントニオでHEBマルチ・フォーマットを学ぶ

第三次安倍晋三改造内閣発足。
新たに掲げたテーマは、
「一億総活躍社会」の実現。

9月末までの通常国会で、
なんとか安全保障関連法を成立させ、
ふたたび経済再生に挑む。

しかしそれは、
安全保障法案反対勢を含めての、
1億総活躍であるから、
自己矛盾してはならない。

首相は新しい『3本の矢』を設定した。
それは「強い経済」「子育て支援」「社会保障」。

以前の3本の矢はまだ未解決で、
金融緩和だけだったと言っていいし、
インフレターゲットも実現してはいない。

「一億総活躍社会」とは、
少子高齢化に歯止めをかけて、
人口1億人規模を50年後も維持する社会。
若者、高齢者、障がい者など、
誰もが活躍できる社会づくり。

言葉づかいそのものは、
やや稚拙な印象を受ける。

「新3本の矢」の目標数値は三つ。

第1に2014年度で490兆円の名目国内総生産を、
2020年ごろに600兆円にする。

第2に出生率を現在の1.4から、
2020年代半ばに1.8にする。

第3に家族を介護するために、
離職する人を20年代初頭にゼロにする。

是非とも実現してもらいたいところだが、
私は最初の「3本の矢」を、
忘れてはいけないと思う。

さて、アメリカ視察スペシャルコースは、
テキサス州サンアントニオで2日目。

朝8時からホテルの会議室でセミナー。
前半は、特別講師のメリッサ・フレミング女史。
ウォルマートを中心に回るアメリカ小売業の、
最新動向をガイダンスしてもらう。DSCN0230-1

メリッサさんは元HEB上級副社長。
今はマーケティング・コンサルタント。
商人舎スペシャルコースでは、
必ず、登場いただく。DSCN0232-1

ウォルマート、クローガーをはじめ、
各社の動向を、実に丁寧に語ってくれた。DSCN0237-1
とりわけ、古巣のHEBの戦略やPB開発の話は、
極めて重要な内容だった。

通訳は藤森正博さん。
素晴らしかった。
DSCN0239-1

参加者たちも真剣にメモを取って
アメリカ小売業の全体を理解し、
PB開発の問題点を把握した。DSCN0242-1

恒例の質問タイム。DSCN0279-1

平和堂の夏原陽平さんは
何度も質問。
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同じく平和堂の田中仁史さん。DSCN0308-1
グッド・クエッションがたくさん出た。

その後メリッサさんを囲んで記念撮影。
いつものように私が仕切る。DSCN0313-1

前列に座る人を決めて・・・。DSCN0315-1

親指を立てて撮影。DSCN0318-1

最後に、メリッサさんと2人で写真。DSCN0320-1

セミナー後半は、
結城義晴の第1回講義。DSCN0332-1

商品戦略問題を中心に、
約1時間。
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PB問題の整理から、
マーチャンダイジングの考え方まで、
一気に語った。
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時々、咳が出て
聞き苦しかったことをお詫びしたい。DSCN0348-1

講義を終えるとすぐに
2日目の視察店へ。

まずはホールフーズ。 DSCN9015-1

店頭ではハロウィンのプロモーション。DSCN9016-1

どこに行っても
ホールフーズの店は美しい。DSCN0368-1

デリ売場。
私たちもここで惣菜を購入し、食事。DSCN0391-1

ホールフーズオリジナルの飲料に興味津々の
マツモトの二人。
松本隆文社長と北尾定祐さん。DSCN9019-1

屋外で食事を楽しむ参加者たち。
いい笑顔。
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平和堂の皆さん。
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ユニバースの二人。
DSCN9026-1

みんな、アメリカ人になったつもりで、
デリを楽しむ。
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口に合う人、合わない人。
それも経験。
DSCN9028-1

最後にホールフーズのトイレを紹介。
DSCN9031-1
ファンタスティック!!

ショッピングセンター内には、
隣接してターゲットがある。DSCN9049-1

食品をそろえたスーパーターゲット。
ウォルマート・スーパーセンターに対抗したフォーマット。DSCN9057-1

しかしお客はまばら。
昨年、顧客情報が流出し、
それからターゲットはおかしくなってきた。DSCN9056-1

次はウォルマートの食品フォーマット、
ネイバーフッド・マーケット。DSCN9364-1

HEB撤退跡の居ぬき店舗だが、
ウォルマートらしい店づくりに改造。DSCN9363-1

ハロウィン・プロモーションを売場の各所で展開。DSCN9356-1

隣にバラエティストア、
ダラーツリー。
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入口のシーゾナルスペースで
ハロウィン商品を品ぞろえ。DSCN9339-1

サンアントニオに来た最大の目的は、
この地出身のHEB。

HEBはこのエリアで、
50%を超えるドミナントを築く。

その最大の戦略はマルチフォーマット。
それらをくまなく視察しようというのが
スペシャル研修会前半の目的。

まず、同社最大店舗のHEBプラス。
ウォルマート対策のために、
非食品を強化したフォーマット。DSCN9145-1

青果売場は核部門。DSCN9075-1

見通しの良い主通路。
エンドではおすすめ品を単品量販。DSCN9100-1

天井が高く、快適な売場。
でもローコスト設計。DSCN9110-1

この店の最大の特徴は、
木組みの美しい天井。
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感動した。

さらにHEBのフード&ドラッグ。DSCN0639-1

この店は商圏特性に合わせて、
ややアッパースタイル。
店内は全体に照明を落とし、
上質感を演出。
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HEBはミート部門が強い。
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食品売場の一角に、
キッチンウェアのコーナー。
天井まで届くプレゼンテーション。
ベッド&バス・ビヨンドのよう。DSCN0592-1

奥主通路。
サインもほかの店と違い、
ブルーを多用。
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スポットライト照明が
きちんとエンドを照らす。
こうした手法は参考にしたい。DSCN0634-1

今日、最後の訪問は、昨年オープンしたHEB小型店。DSCN9416-1

部門構成はフード&ドラッグ。
ただし商品を絞り込んでいる。DSCN9425-1

お客はヒスパニック系が多い。
日本人が視察に来たから
大いに目立つ。
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調剤薬局。
スペースは小さくとも
機能は必須。DSCN9423-1

チェックアウトレジは、
エクスプレスレーンと通常レーン。DSCN94281-1

この店は商品を絞り込み、
さらにコンペティティブブランドのPBを、
大量に投入する。
移民の多い立地に合わせた、
ディスカウント型の小型店舗。

最大店舗から小型店まで、1日をかけて、
HEBのマルチフォーマットを見て回ったが
HEBのビジネスモデルはこれだけではない。

明日は、最新型HEBプラスや、
都市型高級スーパーマーケットの、
セントラルマーケットを視察する。

HEBの店づくりは、
自由自在に変わってきた。
(つづきます)

〈結城義晴〉

2015年10月07日(水曜日)

ノーベル賞二人受賞とダラス・アメリカ食品小売業トップ3

2015年のノーベル賞。
生理学・医学賞は、
大村智・北里大学特別栄誉教授。
そして物理学賞は、
梶田隆章・東京大学教授で、
同大宇宙線研究所長。

同年度に日本人二人。
まことに目出度いし、誇らしい。

アメリカで聞いていても、
胸を張って歩きたい気分だ。

発明家アルフレッド・ノーベル。
ダイナマイトの発明者として知られる。
その遺言に従って、毎年、
世界的に顕著な功績を残した人物に、
ノーベル賞が贈られる。

1901年から始まったということは、
20世紀の100年間にわたって表彰され続け、
それから21世紀に入って15年。

ノーベルの専門の物理学賞、化学賞、
生理学・医学賞。
そして文学賞、平和賞の5分野。
さらにプラスアルファとして、
ノーベルの死後70年に、
経済学賞が設立された。

都合、5分野+1分野。

大村先生は生理学・医学賞、
梶田さんは伝統の物理学賞。

日本からの受賞は、これまで24名。
ヨーロッパ以外では一番多い。

さらに21世紀に入って日本は、
自然科学賞部門では、
アメリカに次いで世界第2位。

1949年の湯川秀樹博士に始まって、
今回の梶田博士まで、
物理学賞は9人。

化学賞は7人で、
生理学・医学賞は利根川進、
山中伸弥に次いで、
大村先生が三人目。

文学賞は川端康成と大江健三郎。
平和賞は佐藤栄作。

残念ながら経済学賞は、
まだいない。

昨年亡くなられた宇澤弘文先生が、
その候補だったのだけれど・・・・。

大村教授は、
熱帯地域で流行する感染症の治療薬を開発。
実用研究。

梶田教授は「ニュートリノ振動」現象を発見し、
従来の素粒子物理学に大転換をもたらした。
こちらは基礎研究。

研究には三つの領域がある。
基礎研究、応用研究、実用研究。

21世紀の日本の自然科学者が、
相次いでノーベル賞を受賞。

嬉しくて仕方がないが、
日経新聞社説の指摘には、
同意せざるを得ない。

「多くの受賞業績が
1980~90年代の成果である」

私の世代も多い。

「足元では日本発の論文数が相対的に減るなど、
研究開発力の低下をうかがわせるデータもある。
日本の科学者が築いてきた伝統と力を、
今後も保ち発展させる長期的な方策を
考える時だろう」

まったくその通り。

明日のために、
今日できることは何か。
それを考えねばならない。

そしてなんとか、経済学賞。
誰か、とってほしいものだ。

さて、成田空港。
DSCN9925ー5
アメリカン航空の176便に乗り込んだ。

84番ゲートの上に秋の雲。
DSCN9927-5

滑走路も日本の秋。
DSCN9931-5

飛び上がって千葉県の田園風景。
DSCN9936-5

太平洋上は雲海に覆われていた。
DSCN9938-5

11時間40分のフライトで、
真っ暗な夜の中から朝日が見えた。
DSCN9939-5

そしてテキサス州ダラスのダウンタウン。
DSCN9944-5

意外なようだが、
緑に囲まれ、湖も多い。DSCN9948ー5
ダラス・フォートワース空港に到着。

早速、専用バスに乗り込み、
マイクを持って講義。
DSCN9956-1

長旅の疲れもなく
みんな元気です。

向かったのは、
ダウンタウンにある
ウォルマート。
DSCN8875-1

商人舎視察で最初に訪れるのは、
世界ナンバー1小売業のウォルマート。
DSCN9982-1

この店舗は2層式で、
1階がサムズクラブ、
2階にウォルマートスーパーセンターがある。

まずメンバーシップホールセラーの、
サムズ・クラブ。
DSCN9979-1

入口のバナナの大量陳列。
DSCN9963-1

そしてプロモーションスペースでは、
早くもクリスマスの早仕掛け。
DSCN9978-1
早仕掛け・早仕舞い・際の勝負。

2階のウォルマート・スーパーセンター
ダウンタウン立地だから、
駐車場も2層。
DSCN9984-1

入口の青果売り場のトップには、
感謝祭をイメージさせる、
リンゴのプレゼンテーション。
DSCN9986-1

今の時期はどの店舗も
ハロウィンプロモーション真っ盛りだが、
ウォルマートは感謝祭、クリスマスと、
三段階に渡って早仕掛けをする。
DSCN0017-5
誤解されているが、
ここがウォルマートの本質であり、
強さでもある。

規模が大きい。
価格が安い。
それもある。

しかし顧客を喜ばせる販促を、
徹底して現場で展開する。

それがウォルマートだ。

次にトムサム。
セーフウェイが展開する、
テキサス地区のバナー。
DSCN0034-1

ハロウィン・プロモーション。
でも、迫力に欠ける。
DSCN0035-1

そして「Buy One Free One」のセール。
最近日本でも見かけるようになったが、
1つ買えば1つタダという、
なんとも言いようのないセール。
DSCN0036-1
この売り方は、
今年1月にセーフウェイと統合した、
アルバートソンが得意とするもの。

もう統合「成果」(?)が表れ始めた。

花卉売り場。華やかだが、
お客は少ない。
DSCN0052-1

次に向かったのは
クローガー・フレッシュフェア。
DSCN0065-1

この店ではインタビューがある。
店頭で待つ参加者たち。DSCN8918-1

インタビューに応じてくれたのが、
店長のジョシーさん。
キャリア11年の29歳。
DSCN0069-1

クローガーのポリシーや、
店長としてのマネジメントの考え方を、
丁寧に話してくれた。
DSCN0080-5

2階のイートインコーナーから見下ろす
青果売り場。
DSCN0079-1
フレッシュフェアは、
通常店より売り場面積が狭い。
生鮮強化型の店舗。
クレンリネスが徹底された美しい売り場。

そのジョシーさんのお尻のポケット。
羽箒。
DSCN0082-1
「これが一番大事な道具です」と、
自慢げだ。

大事な大事なクレンリネスを、
店長自ら励行している。

参加者たちからも、
次々に質問が飛んだ。
DSCN0084-1

全員で記念写真。
DSCN0086-1

いいインタビューだった。
DSCN0085-1
ナイスガイの店長ジョシーさんに感謝。

フレッシュジュースを拡販していた、
青果売り場のマネキンの女性。
DSCN8919-1
クローガーのフレンドリーサービスを実践し、
いい笑顔。

次にクローガーの、
フード&ドラッグ「シグニチャー」。
DSCN0187-1

デリ売り場の中央には
ニューヨークで人気の、
チーズ専門店「Murray’s」が出店。
DSCN0098-1

その前でチーズの試食販売。
DSCN0183-1

店舗は古いが改装を施し、
売り場はよく管理されている。
DSCN8975-1

(株)マツモトの松本隆文社長は、
視察のたびに、必ず、自ら、
商品の価格調査を行う。
DSCN8923-1

主通路ではバドワイザーのプロモーション。
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店頭のプロモーション・スペースでは
メーカーと一緒に、
もう一つの新しいプロモーションを設営中。
DSCN0138-1

全米ナンバー1スーパーマーケットのクローガー。
47四半期連続既存店増収。
改装投資とこうしたプロモーションの仕掛けが、
既存店躍進に寄与している。

ダラス最後は、
クイック・トリップ。
DSCN0198-1

店内で、グリルしたソーセージなども提供する。
DSCN0195-1
米国セブン-イレブンがベンチマークする。
FORTUNE「働きがいのある企業100社」に、
連続で選ばれ、今年は54位。
ちなみにホールフーズが55位だから、
クイック・トリップの凄さがわかる。

コンビニでもと言っては失礼だが、
働きがいのある企業になることができる。

これは覚えておいてほしい。

夕方に再びダラス・フォートワース空港に戻り、
サンアントニオに向かう。

ダラスでお世話になったマミさんとお別れ。
DSCN0203-1

サンアントニオに着いたのは19時過ぎ。

ホテルはリバーウォーク沿いの、
エンバシー・スイーツ。
早速、事務局とともに、
リバーウォーウォークを散策。
DSCN0212-1
アメリカ人に人気の三大観光スポットのひとつ。

運河沿いのイタリアンレストランで、
サンアントニオの味を満喫し、満足。
DSCN0210-1
左は現地コーディネーターの藤森正博さん。
私の隣から(株)伊藤園の木村修さん、
JTB西日本の小坂裕介さんと佐藤公彦さん。

長いながい一日。
しかしアメリカ食品小売業のトップ3、
ウォルマート、クローガー、
そしてセーフウェイ+アルバートソン。

まずは、いい視察研究ができた。

おつかれさま。
(つづきます)

〈結城義晴〉

2015年10月06日(火曜日)

TPP大筋合意・新しい商売を求めて商人舎Special出発

太平洋をぐるりと囲む12カ国、
その国内総生産は、
総計3100兆円。

環太平洋戦略的経済連携協定、
大筋合意。

新しい自由で公正な経済圏の誕生。

国の枠組みが解かれ、
貿易とビジネスのルールが変わる。

商売が変わり、
経営が変わり、
人々の暮らしが変わる。

そして何かが変わるときには、
大きなチャンスが訪れる。

今回は、12カ国が、
目先の損得より、
ルール策定を優先した。

総論賛成、各論反対。
たいていの場合、
そうなってきた。

しかし今回は、
目先の損得より、
未来の損得を優先し急いだ。

未来の損得こそ、
社会の「善悪」である。

つまりTPP大筋合意は、
損得より先に善悪を優先したことになる。

背景には共産主義国・中国の躍進がある。
つまり、新しいルールの、
自由主義経済圏の構築である。

「自由で公正な競争を通じ、
高い経済価値を産み出す力を発揮するため」
と、日経新聞社説は述べる。

その通り。

各論反対の邪心を取り除き、
「透明な秩序を築くことで、
環太平洋地域は一段と成長する」

「不透明な商習慣の世界で勝ち残るのは、
これまでは有力者との人脈と
資金力を握る大企業だけだった」

だからこそ、
大企業だけでなく、
中小企業や個人事業者も、
その恩恵に浴することができる。

重厚長大の製造業だけでなく、
軽薄短小の消費産業も、
そのメリットを享受することができる。

もちろん、新しく、
激しくて厳しい競争が、
発生する。

しかしそれは我々に、
進化を求める。

「競争はあなたの仕事です」
〈結城義晴著『Message』より〉

日経社説はTPPが、
「日本社会を覆う『内ごもり』を破るカギ」
と称する。

同感。

新しい時代が始まろうとしている。

それは経済と商売の連携にとって、
新しい時代だ。

軍事力の時代を、
20世紀と21世紀第1ディケードに、
置き去りにして。

私たちはそんな朝、
環太平洋のアメリカに発つ。
記念すべき旅立ちだ。

商人舎USASpecialコース。
今日6日から13日まで、
テキサス州ダラス、サンアントニオ、オースチン、
そしてニューヨークへ8日間の研修ツアー。

今回は事務局を含めて、
35名の一団。

私は昨日の夜、
横浜みなとみらいを発って、
成田に入った。
DSCN9882-5

今朝8時に空港第2ターミナルに集合。
まず会議室で事前ガイダンス。

JTB西日本の小坂裕介さんが、
事務局からのアナウンス。DSCN9886-1

そして40分ほど
私から、気合のこもった講義。DSCN9889-1

「環太平洋経済連携協定合意の朝、
私たちはアメリカに学びに旅立つ。
そのことを、忘れないでほしい。
旅の間中、アンテナを張って、
見て、聞いて、感じとり、考え、
会社にもどって、広めてほしい」DSCN9890-1

アメリカの競争は激しい。
そしてスピードは速い。
ウォルマート、クローガー、セーフウェイの
ナショナルチェーンと、
真っ向勝負するローカルチェーンのHEB。
そのクローガーとHEBを、
今回は特に丁寧に視察する。DSCN9894-1

テキサスでは、
全米の競争の本質を学ぶ。
そしてニューヨークでは、
尖がったポジショニング企業を視察する。

少し時間をオーバーしつつも
朝から気分は盛り上がってくる。DSCN9898-1

最後にカリスマ添乗員の佐藤公彦さんが、
注意事項を説明。
年間230日の海外添乗業務をこなし続ける、
JTBきってのプロフェッショナル。
DSCN9914-1
私のツアーには何をおいても、
駆けつけてくれる。

ガイダンスが終ると、
恒例の全員写真。

いつものように説明。DSCN9916-1

そして、ハイ、ポーズ。
DSCN9919-1

では、行ってきます。

しかし環太平洋。
ずっと近くなった気がする。

そしてTPPの実際はまだ先のことだが、
私たちの意識の上での成果は、
計り知れないほど大きい。

〈結城義晴〉

2015年10月05日(月曜日)

環太平洋経済連携協定への視点と使命を果たす研修

Everybody! Good Monday!
[2014vol40]

2015年も第41週。
10月第2週。

今週末から体育の日(月)までが、
三連休。

そして10月最後のハロウィン。
今年は31日が土曜日なので、
ものすごく盛り上がる。

全力を挙げて取り組むべし。

日本のようにちょこちょこと、
祝日を入れて三連休をつくるのと、
アメリカのように秋の三大イベントを、
ずんずんずんと進めていくのと、
どっちがいいとも言いきれないけれど、
日本方式の日本の企業は、
アメリカ式をちょいと取り入れると、
他との違いを出すことができる。

その10月第2週の営業企画は、
商人舎magazineのweekly商人舎。
月曜朝一・2週間販促企画。

さて、環太平洋戦略的経済連携協定。
Trans-Pacific Strategic Economic Partnership Agreement。
略してTPP。

まず、2005年6月3日、
シンガポール、ブルネイ、チリ、
そしてニュージーランドの4カ国間で調印。

2010年3月の第1回の拡大交渉会合、
アメリカ、オーストラリアと、
ペルー、ベトナムが、
2010年10月、マレーシアが参加。
さらに2012年11月12日、
カナダとメキシコも正式加盟。

そして2013年3月15日、
安倍晋三内閣で日本が参加を表明。

現在、12カ国での交渉が、
大筋合意に達した。

それによって、
12カ国の域内の大半で関税が撤廃さ れ、
世界全体の国内総生産に、
約4割のシェアを占める経済圏が誕生。

歴史的な合意である。

もともと貿易立国であり、
産業技術の高度化を果たした日本は、
経済成長力がさらに底上げされ、
企業活動は活発化し、
それが国民生活向上に寄与する。

関税が撤廃され、
すぐにメリットでてくる業種の一つが食品。
日本が輸入する牛肉や豚肉の関税が下がる。
米国産、豪州産のミートを使用する、
外食産業や食品企業は原価が下がる。

さらに今回、経済活動の障害を
削減するルール改正も行われる。

マレーシアでは、
外資コンビニへの出資が解禁され、
外国銀行の店舗外ATM設置も認められる。

ベトナムでは5年後に、
全土で審査なしに、外資でも、
500㎡未満店舗の出店ができるようになる。

小売流通業にとっては、
新しい視野を持つことになるし、
ストレートにTPPそのものが、
販促テーマにもなる。
牛肉・豚肉の売価は下がり、
カリフォルニア産ワインなども関税ゼロで、
もっともっと広範に売れる。

しかしこういった直接的な品目だけではない。
関税が撤廃されることで、
これまで売価上限を超えていたアイテムが、
どっと入ってくる。

ライフスタイル商品も、
各段に増えてくる。

つまりは、ますます、仕事に、
国際的な視野が必要になる。

環太平洋が、
好くなくとも経済面では、
ヨーロッパ共同体のような方向に動く。

それは中国、台湾、韓国、北朝鮮といった、
ある意味で矮小化された極東レベルから、
南北アメリカやオセアニアも含めた、
環太平洋地域レベルとなる。

日本にとって、極めて望ましい方向だ。

難民や空いっぱいの鰯雲
〈朝日俳壇より 西東京市・吉田悠〉

そして秋は深まる。
秋風やあとから気付くこと多し
〈同 松原市・加藤あや〉

音までも秋風鈴となりにけり
〈同 札幌市・岩本京子〉

さて、今週の結城義晴のスケジュール。
極めてシンプル。

今日は商人舎オフィス。
アメリカから浅野秀二先生と、
五十嵐ゆう子さんが来日。
IMG_1437
この先のアメリカ視察研修の展望や打ち合わせ。

私はもう、そんなに長く、
こんなハードスケジュールをこなすことはできない。

もちろん、ずっと、
日本の商業やチェーンストアの、
現代化を果たすために、
そして知識商人養成のために、
世界の視察研修を展開している。

使命を果たすための研修。

そのことを浅野さんには強く表明し、
あらためて協力を要請した。

そして今夜は成田前泊。
明日から8日間のアメリカ研修。
商人舎主催で第21回目となる。

今年は1月、2月に、
ロピアの研修が4回あったので、
全部で14回となる。

明日からテキサス州ダラスに入って、
サンアントニオとオースチン。
それからニューヨークに飛ぶ。

今回もともに学び、考え、
ともに研究を深めたい。

と言ったところで、
もう成田に向かう時間だ。

私が不在のときにも、
みなさんの健闘を祈りたい。
環太平洋の観点でも、
頑張りたい。

今月の商人舎標語は、
「売れることとみつけたり」
この視点の先に、
環太平洋が、そして世界がある。

あとはよろしく頼みます。

では、Good Monday!

〈結城義晴〉

2015年10月04日(日曜日)

ジジとネギとナス[日曜版2015vol40]

ジジです。
DSCN9834-4

おとうさんはいませんが、
ネギがいます。
DSCN9832-5

なぜか、わかりません。
DSCN9843-5

たぶん、かえってきたら、
おなべかもしれません。
DSCN9840-5

おとうさんは、
ネギではなくて・・・・。
DSCN9833-5

ナスにいってます。DSCN9839-5

二期倶楽部。
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門をくぐる。
IMG_6690-5

いりぐち。
IMG_6689-5

オブジェ。
IMG_6687-5

レストラン。
IMG_6688

日がくれていく。
DSCN9805-5

その、おもてなし。
DSCN9801-5

エントランス。
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テーブルとキャンドル。DSCN9807-5

ディナー。
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ベジタブル。
DSCN9809-5

ビーフ。
DSCN9812-5
すばらしい。

そのあとは、ラグビー。
DSCN9842-5

サモアにかった五郎丸。
DSCN9815-5

ゆっくりやすんで、ナスの朝。
DSCN9861-5

紅葉がはじまっています。
IMG_6684-5

水にうつる木々。
IMG_6683-5

そしてブレークファスト。
DSCN9862-5

色とりどりのやさい。
IMG_6686-5

景色を見ながら。
IMG_6682-5

壁の絵画も。
IMG_6685-5

よりすぐりの素材、
ていねいな調理。
DSCN9848-5

そしてゴルフ。
DSCN9854-5

うつくしい山と空と雲。
DSCN9816-5

あっというまにおわって、
西側の空。
DSCN9829-5

おとうさん、
かえってきます。
DSCN9850-6

墨絵のよう。
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からだのつかれは、
このうつくしさで、
いやされる。
DSCN9859-5
ことばが、でないほど。
DSCN9823-5

おとうさんは、
こころがしずかになって、
かえってきます。
DSCN9825-5

おかえりなさい。
DSCN9837-5
おつかれさま。

〈『ジジの気分』(未刊)より〉

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結城義晴・著


コロナは時間を早める

結城義晴・著


流通RE戦略―EC時代の店舗と売場を科学する

鈴木哲男・著

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新装版 店長のためのやさしい《ドラッカー講座》

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(イーストプレス刊)

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