結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2018年01月06日(土曜日)

闘将星野仙一の訃報と「仕事熱心をやめた日本人」

星野仙一氏逝去。
1月4日、午前5時25分。
享年71。

現在の所属は(株)楽天野球団。
その取締役副会長。
(写真はBIGLOBEニュースより)
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だから楽天球団から訃報が発表された。
一昨年の2016年7月に、
急性膵炎を発症。
その時に、膵臓がんが判明。
昨2017年12月末から病状が悪化し、
年を越してから息を引き取った。

「最期は昼寝でもしているような
安らかな表情で
ご家族にみとられて
旅立たれました」

「息を引き取る直前まで
『コーチ会議に出られるかな』
と言っておりましたように、
最後の最後まで野球に情熱を燃やし、
野球に一生を捧げた星野副会長でした」

1947年生まれの団塊の世代。

岡山県立倉敷商業から明治大学、
そして中日ドラゴンズ。

倉敷商業野球部を改革し、
明治大学野球部では主将を務め、
ドラゴンズではエースピッチャーで、
読売ジャイアンツの10連覇を阻んだ。

既存の強者には与せず、
反骨の志をもって、
弱者にイノベーションをもたらす。
起業家精神を持つリーダーだった。

引退後はドラゴンズの監督で2度優勝、
阪神タイガースに招聘されて、
球団体質を変える変革を成し遂げて優勝、
最後に東北楽天イーグルスで優勝。
東日本大震被災地の東北の人々を、
元気づけた。

NHKの解説者としても、
「闘将」のイメージを払拭して、
頭の良さ、人柄の暖かさを出した。

低迷する企業を改革する、
専門経営者のような人物だった。

満70歳での逝去。
本当に惜しい人を亡くした。

ご冥福を祈りたい。

糸井重里の「今日のダーリン」
――ぼくが、じぶんのこととして
言い残しておきたいのは、
ドラマなんかでもよく見る
「延命装置」のことだ。
じぶんがそういう立場になったときには、
もう、自らの意志を
はっきりと言えないわけで。
医師も、家族や親しい関係者の皆さんも、
「もうここまででいいですね」とは、
なかなか言えない。
「もしかすると、
ある確率で快方に向かう」
という可能性がないのなら、
ぼく自身は楽にしてほしい
(だが、そして、そう言っているぼくも、
じぶん以外の人が
延命装置につながっている場合には、
「もうここまででいいでしょう」と
言いいにくい)。
冷たい人もいないし、
いい人ばかりなのに、
なんだかだれも
幸せにしてくれない場面について、
もう少し、近しい人たちと
話し合っておきたいと思う――

糸井らしい。

最後に一言。
「ここまで生きたい、
こんなふうに生きたいを
まず決める」

糸井は1948年生まれ。
星野仙一の一つ下。

星野こそ、
こんな風に生きたいを、
はっきり決めた男だった。

日経新聞の社説が、
気になることを書いた。
「いつの間にか
『仕事熱心』を
やめた日本人」

調査会社ギャラップが昨年公表。
仕事へのエンゲージメントの国際比較。
Engagementは、
この記事では「熱意」と訳されているが、
「従事して没頭すること」

「仕事に熱意を持って
積極的に取り組んでいる」従業員。
その比率は、日本が6%。
調査した139カ国のなかで132位。

怖ろしい結果だ。

「ほかの調査でもほぼ同様の結果」
これが一つのトレンドなのだろう。

社説は類推する。
「日本企業の収益力が低い一因は
社員の熱意不足ではないか」

これはあまりにも短絡。

「政府が旗を振る生産性革命も、
個々人が旧態依然の仕事ぶりを改め、
新たな働き方に
挑戦しようとしなければ、
絵に描いたモチに終わる」

「各人の熱意を引き出し
職場を活性化することは、
各企業にとっても
日本全体にとっても
待ったなしの課題である」

わかるけれど、当たり前。

経営者も組織のリーダーたちも、
Engagementの向上に注力している。

星野仙一も糸井重里も、
それを実現しようとした。

サム・ウォルトンの10ルール。
index.jpgサム・ウォルトン
第1番目にくるのが、
Commit to your business.
自分の仕事に献身せよ。

なぜか。

それが自分の幸せだから。

福澤諭吉の心訓。
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一番目に来るのが、
世の中で一番楽しく立派な事は
一生涯を貫く仕事を持つと云う事です

三番目が、
世の中で一番さびしい事は
する仕事のない事です

五番目は、
世の中で一番尊い事は
人の為に奉仕し決して恩に着せない事です

星野仙一も、
ひたすら奉仕し、
それを恩に着せない真の男だった。

合掌。

〈結城義晴〉

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