結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
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2018年01月28日(日曜日)

日曜版【猫の目博物誌 その58】フキノトウ

猫の目で見る博物誌――。
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「大寒」を過ぎて、一番寒いときです。
そんなころを「款冬華」といいます。
フキノトウが出始めたかな?

「二十四節気」は1年を24に分ける。
だから二十四節気は15日が基準。
さらに「七十二候」は、
二十四節気を5日ずつ3つに分ける。
すると、1年は72に分けられる。
これが「しちじゅうにこう」である。

古代の中国で考え出され、
それぞれの七十二候に名称がある。
それは、気象や動植物の変化をとらえて、
短い漢文になっている。

二十四節気の「大寒」は、
今年は1月20日、
または1月20日から2月3日まで。

その大寒は冷気が極まって、
一年で最も寒さが厳しい時季。

二十四節気の「大寒」も3つに分けられる。
第1が「款冬華」、
第2が「水沢腹堅」、
第3が「雞始乳」。

それぞれに「はるのはなさく」、
「さわみずこおりつめる」、
「にわとりはじめてとやにつく」と読む。

第1の「款冬華」は今年は1月20日〜24日。
フキノトウが雪の中から、
顔を出しはじめるころ。

第2の「水沢腹堅」は1月25日〜29日。
川の水に厚くて堅い氷が張るころ。

第3の「雞始乳」は1月30日〜2月3日。
春の気配を感じたニワトリが、
そろそろ卵を産み始めるころ。

おもしろい。

その「フキノトウ」は、
キク科フキ属の多年草。
「蕗の薹」と書く。
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日本原産の山菜。

フキノトウはフキの蕾(つぼみ)の部分。
フキの花が咲くと、
そのあとに地下茎から茎が出て、
葉が伸びる。
この茎を「フキ」と呼んで食する。
これも春の山菜。

もちろんフキもキク科フキ属。

フキノトウは春先、
いっせいに芽を吹き出す。

自生している天然物は、
雪が解け始める頃に出てくる。
まさに「款冬華」。

フキノトウは、蕾が硬く閉じていて、
締まりがあるものがおいしい。
大きくなり過ぎると、
苦味が強すぎる。

フキノトウはカリウムを一番多く含む。
カリウムはナトリウム、つまり塩分を、
排泄させる機能を持つ。

フキノトウの苦み成分は、
アルカノイドとケンフェール。

アルカノイドは、
肝機能を強化する働きがある。
食べると新陳代謝が促進される。

ケンフェールは、
「発ガン物質を抑制する働きがある」
などとされることがある。
だがそれをそのまま、
POPなどに書いてはいけない。
「発がん物質を抑制する働き」が、
「期待されている」と、
もって回った言い方をする。

それよりもこのちょっとした苦みが、
蕗の薹のおいしさである。

てんぷらなどとてもおいしい。
〈土佐料理 朝比奈〉
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そつとしておきたき固さ蕗の薹
〈「青胡桃」より小宮山勇〉

フキノトウは春を予感させます。
だから春が待ち遠しいときは、
フキノトウを味わってください。

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てんぷらなど、いいですね。
もうすぐ節分です。

(『猫の目博物誌』〈未刊〉より by yuuki)

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