結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2024年02月22日(木曜日)

「隻眼」の覚悟と「倒産確率」の高い飲食店と食品小売業

2月22日、ゾロ目の日。
ゾロ目はうらやましい。

1年に3回、4カ月に1回。
お茶の水に通う。IMG_2854 (002)4

その御茶ノ水駅の横に、
聖橋(ひじりばし)がある。IMG_2852 (002)4
橋を渡って右手、
つまり橋の北側に湯島聖堂、
南側にニコライ堂がある。

二つの聖堂をこの橋が結んでいる。
そこで「聖橋」と名づけられた。

駅前の高層ビル。
新お茶の水ビルディング。
その18階・19階・20階が、
井上眼科クリニック。
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この病院に東邦大学医学部から、
富田剛司教授が移籍してきた。

私の右目の執刀医。
右目は緑内障、白内障、網膜剥離。
眼病のデパートメントストア。

緑内障と網膜剥離は、
富田先生に手術してもらった。

だからずっと通う。

富田先生の言葉。
「人は眼をつぶると
80%の情報量がさえぎられるそうです。
哲学的にいうと、
眼を診ているというのは
存在すべてを診ていること」

今日の眼圧は、
右目が15、左目が11。

いつも3つの点眼薬を処方してもらうが、
今日はもう一つ加えてもらった。

「結城さん、あなたの右目の命は、
あなた自身の命より短い」

そう、言われている。

それでも左目がある。

ちなみに片目のことを、
隻眼(せきがん)という。

「隻」は、
屏風など対(つい)になっているものの、
片方を数えるのに用いる。

目は対になっている。
だから片目を隻眼という。

著名な人物では、
カルタゴの将軍ハンニバル、
日本では伊達政宗、柳生十兵衛、
明治の将軍・乃木希典、
小泉八雲、棟方志功。

刑事コロンボ役のピーター・フォーク、
タモリ、野田秀樹。
デビッド・ボウイも隻眼だった。

私はまだ失明には至っていないけれど、
右目の視力はほぼ喪失している。
それでもゴルフは上達しているし、
日夜、本を読み、店を見て、
パソコンに向かって仕事をしている。

富田先生には本当にお世話になった。

さて帝国データバンクの調査。
日経新聞に載っていた。

2023年12月時点で、
倒産リスクが高い企業。
「倒産予測値」

今後1年以内に倒産する確率を、
企業ごとに指標化した。

比率が最も高かった業種は、
飲食店の52.3%。

次が食品小売りの45.5%。

業種内の2社に1社が倒産リスクが高い。

いずれも新型コロナ禍前は15~16%だった。
労務費や原材料の高騰などを背景に、
資金繰りが悪化している。

運輸業は33.3%。

23年の倒産数は前年比3割増の8497件。
バブル崩壊後で最多。
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飲食店の倒産数は22年比で7割増加した。
食品小売業と運輸業も3割増えた。

「ゾンビ企業」の定義は、
借入金利息を営業利益で賄えていない会社。

それが2022年度で推計25万1000社。
コロナ禍の3年間連続で増加した。

外食の飲食業と、
内食・中食の食品小売業。

それらに倒産件数が多く、
ゾンビ企業も多い。

外食・中食・内食には、
新規参入企業も多いのだから、
倒産も多いと見ていいだろう。

つまり新陳代謝が激しい業種群である。

食品小売りの代表は、
食品スーパーマーケットだ。

ただしスーパーマーケットは、
設備投資額が大きい業態だ。

現在は参入障壁が高い。

それでも私は1990年代から、
「スーパーマーケット天国」と称した。

かつて1950年代から60年代、70年代と、
八百屋、魚屋、肉屋などの業種店が、
こぞってスーパーマーケットに参入した。

だからこの時代に、
「食品スーパー」の企業数が増えた。

イオンの岡田元也さんは言った。
「オーバーストアではなく、
オーバーカンパニーだ」

私も同感だ。

今、それらの企業が、
後継者も育っていないために、
ゾンビ企業となっている。

コロナは時間を早める。
倒産も吸収合併も増える。

ただし荒井伸也さんの言葉を忘れてはいけない。
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「原則通りにやっていれば、
うまくいく仕事です。
スーパーマーケットは」

「商社などは原則がわからないから、
原則通りというのがない。
面倒な仕事です」

帝国データバンクの倒産調査。
それは逆に見れば、
「原則通り」を忘れた企業が、
多いことを意味する。

隻眼であっても、
原則通りの生き方をすれば、
立派な仕事ができる。

ハンディキャップは超えられる。
私はそれを信じている。

〈結城義晴〉

2024年02月21日(水曜日)

連続オンライン会議とセブン&アイの「Peace Deli」内覧会

今日は朝からオンライン会議。

㈱True Dataの取締役会。
役職員一同、頑張っています。

このブログの読者のみなさんの会社も、
多様なお手伝いをさせていただいています。

役員会には多くの会社の固有名詞や、
そのトップや担当者の名前が出てきます。

うれしいことです。
よろしくお願いします。

最後に米倉裕之社長が、
来年度の基本的な考えを披露してくれました。

とてもいい内容です。

その中に「両利きの経営」があります。
ゼブラ企業になるためには、
両利きの経営とトレードオンが必須です。

さらに組織学習を目標とします。

私の考えを取り入れてくれて、
これもうれしいことです。

みんなが学ぶ。
しかし優先されるべきは、
個人が学ぶことだ。

個人が人生をかけて学ぶ。
それが組織学習の基礎となる。
個人の学習なしに組織の学習はない。
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商人舎オフィスに出て、来客。

それから夕方には再びオンライン会議。
JTBとの打ち合わせ。

商人舎US研修会「ベーシックコース」
ラスベガスで5月8日から14日。202405_USA-Basic1

202405_USA-Basic2

お申し込みは受け付けています。
お問い合わせは、こちら。

もうすぐホームページ上に、
お知らせを掲載します。

よろしくお願いします。

さて、商人舎流通SuperNews。

セブン&アイnews|
グループ共通インフラ「Peace Deli千葉キッチン」稼働

㈱Peace Deliはセブン&アイ初の、
共通セントラルキッチンだ。
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その内覧会が今日、開催されて、
山本恭広編集長が取材に訪れた。

正式なスタートは2月27日(火)。

イトーヨーカ堂の首都圏約200店舗に、
惣菜とミールキットなどの製品を供給する。

イトーヨーカ堂とヨークは、
昨2023年9月1日に合併した。

イトーヨーカ堂はそれ以来、
首都圏のスーパーマーケットチェーンへと、
変容を遂げている。

そのヨーカ堂とヨークの店舗へ、
この千葉キッチンから商品が供給される。

製造機能のセントラルキッチンと、
精肉加工機能のプロセスセンター。
その両機能を担う。

つくり立ての店内調理の長所も守りつつ、
セントラリゼーションの生産性を活かして、
惣菜と半調理品を強化する。

セブンプレミアムの製造ノウハウと、
ヨークベニマルの旧ライフフーズの知見を活かす。

商品の原材料調達から生産、品質管理、
出荷、販売の製販一体の体制をつくる。

サプライチェーンの全体最適を実現させる。

注目すべきは今後、
セブン‐イレブン店舗への商品供給、
ネットスーパー専用商品の開発などに、
この千葉キッチンが貢献する。

そんな千葉キッチンを、
公開取材させてもらえる機会は、
めったにない。
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イトーヨーカ堂の山本哲也社長。
「共通インフラの活用で、
現在の食品内の惣菜の売上構成比13%を
15%に引き上げる」

2%程度かとも思うが、
より良い惣菜を効率的に供給することにはなる。

セブン&アイHDの石橋誠一郎常務執行役員。
グループシナジー1.0は、
「『セブンプレミアム』の共有」
グループシナジー2.0は、
「商品やサービスの取り組み事例の横展開」

ここまで段階を踏んできたが、
グループシナジー3.0は、
「共有インフラを活用する」ことだ。

その具体的施策がピースデリである。

施設は2層で、
1階が惣菜製造のセントラルキッチン、
2階が精肉加工のプロセスセンター。

月刊商人舎3月号で詳解しよう。

ただしこの試みは、
ちょっと遅れた印象だ。

コロナ禍の前、
あるいはコロナ禍キャズムの間には、
済ませておきたかった。

イトーヨーカ堂の食品の再建には、
必須の機能だ。
ヨークベニマルという好事例が、
すでに内部にあったにもかかわらず、
この時期にずれ込んだのは、
イトーヨーカ堂そのものの再建構想にも、
狂いを生じさせた。

モノ言う株主の対応に追われたのが、
その理由の一つだろうが、
それでも一歩前に踏み出したことは確かだ。

イオンのGreen Beansと
セブン&アイのPeace Deli。

ともに千葉市緑区誉田町にある。
明治大学誉田農場跡地にできた、
官民連携の産業用地。
名称は「ネクストコア千葉誉田」
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千葉外房有料道路高田ICとJR誉田駅に隣接して、
食料関連産業の先進拠点が集積されている。

明治大学農学部は伝統的な名門学部だが、
こんなところに農場を持っていた。

それがなくなったのは惜しい気がするが、
その跡地に明日のための流通機能ができた。

それを忘れてはいけない。

〈結城義晴〉

2024年02月20日(火曜日)

流通問題研究協会の「米国流通業」講演と松山英樹の9勝目

松山英樹が勝った。
31歳。
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17アンダーの逆転勝利。

米国男子ゴルフツアーのジェネシス招待。
カリフォルニア州のリビエラカントリークラブ。

最終日に6打差の7位からスタートして、
9アンダーの62でラウンドした。

凄い。
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このくらいドライバーが飛んで、
しかも曲がらず、
アイアンがピタリとピンに絡み、
アプローチが寄って、
パターが入れば。
ゴルフは面白いだろうな。

何かが乗り移っているようなプレーだった。

真摯なゴルフプレーヤー。
そこが好きだ。

Xで自ら報告した。
「勝ちました!!
2年ぶり優勝出来て嬉しいです。
怪我などで辛い時期もありました
がこの瞬間をチームで味わいたいと思い
頑張りました」

松山はチームで勝ったのだ。

「また10勝目目指して頑張ります!!」

コロナ禍の2022年から、
首や背中を痛めていた。
それを克服して復活。

賞金は400万ドル、
現在の為替レートで6億円。

愛でたい。

私はニューヨークから帰って、
時差ボケが治らない。

最初の夜は14時間眠ったが、
その後は、夜と昼が逆転している。

それでも妙にハイテンションだったりする。

今日は昼過ぎに東京タワーの芝公園へ。IMG_E28214

その下の機械振興会館。
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6階でIDRセミナー「食品流通の未来を考える」
IDRは一般社団法人流通問題研究協会。
玉生弘昌さんが会長。
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リアルの講演と、
ZOOMのオンライン。

いわばオムニチャネルセミナー。
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司会は専務理事の橋本佳住さん。
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私は勝手にテーマをつくらせてもらって、
アメリカ流通業の報告をした。
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帰ってきたばかりで、
ちょっと朦朧としていたが、
184枚のスライドを用意して、
一気呵成に1時間45分、語った。

話しているうちにテンションが上がって、
アメリカで講義していた続きのようになった。

毎朝、会議室で2時間の講義をして、
そのあとバスで8時間ほど店を巡る。
移動中のバスではほとんど講義している。
だから1日6時間くらい語っている。

そのノリが復活してきて、
ウォルマートの部分が長引いた。
これまで講義してきた内容と重なった。
それでも止まらない。
ご容赦願いたい。
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サプライチェーンマネジメントに関しては、
エッセンスだけ話して、
それを体現している巨大チェーンの、
動向を報告した。

日本の国家予算の物量で、
商品を扱うチェーンストア。
国が産業を育成するレベルのSCMを展開する。

だからウォルマートに対して、
クローガーとアルバートソンが統合し、
ネットレベルではウォルグリーンと協業する。

ターゲットとCVSヘルスも協業する。

この問題は原則を貫徹しつつ、
ゴリ押しせずに物量が増えていけば、
ある程度は最適化に向かうと思う。
それをDXが後押しする。

原則とは、うしろ工程はお客様、である。

ドイツから米国進出したアルディとリドルは、
現地取材と私の分析を披露した。

ターゲットの万引き多発問題は深刻だ。
セルフサービスの危機ともいえる。

ウェグマンズの「魚屋」とエイドリアン君、
ホールフーズやトレーダー・ジョー、
ニッチャーのナゲットマーケットも紹介した。

語り始めたら、話は止まらない。
私の時差ボケはハイテンションをもたらす。

15分ほどオーバーして、
質疑応答ができなかった。

だからこのブログでも、
フェイスブックでも、
ご質問を受けます。

お寄せください。
回答します。

講義が終わると、
虚脱感でまた朦朧とした。
よろよろと歩いた。

麻布台ヒルズの森JPタワーが見えた。IMG_28284

現在、あべのハルカスを抜いて、
日本一の高層ビルだ。
地上64階、地下5階、330m。
東京タワーのアンテナの先の333mとほぼ同じ。
昨年11月24日に開業した。
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社会人になって初めて就職し、
30年間働いたこの麻布台。

古巣の商業界会館は、
もう取り壊されていた。
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空は春の模様。
気温も5月のゴールデンウィーク並み。IMG_E28314

今日の講演が終わってやっと、
ニューヨーク研修が終了した気分になった。

ご清聴、感謝します。

この時差ボケを治す特効薬は、
一つしかない。

松山英樹のようにはいかないけれど、
太陽に当たって、歩き回って、
いいプレーをすることです。

ありがとう。

〈結城義晴〉

2024年02月19日(月曜日)

訃報/ダイソー創業者 矢野博丈さんの「徳の時代」

Everyone, Good Monday!
[2024vol⑧]

2024年第8週。
2月第4週。

第2週、第3週は、
ニューヨークにいた。

帰国して、
月刊商人舎2月号を手にした。
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午前中に東京・入船の日本食糧新聞社へ。
緊急のミーティング。

商人舎オフィスに戻って、
オンライン会議。
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万代知識商人大学第9期の打ち合わせ。
3人の人事部マネジャー。
左から津田陸さん、石川慎也さん、
8期生だった海野正敏さん。

学習する組織をつくりましょう。

さて突然の訃報。
矢野博丈さんが亡くなった。
謹んで哀悼の意を表したい。

ご存知、ダイソーの創業者。
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2月12日、東広島市のご自宅で、
急に胸が苦しくなって、
そのままご逝去。
心不全とのこと。
80歳。

惜しい。
まだまだ若い。
元気でいてほしかった。

創業は1972年。
家庭用品の移動販売から始まった。

1977年には商売を法人化して、
㈱大創産業をつくった。

私が㈱商業界に入社した年だ。

その数年後だと思う。
毎年開催された箱根の2月ゼミナールに、
矢野さんが参加してきた。

夜、故人となった渥美俊一先生の部屋に、
多くの受講生が個人相談に来る。

私はいつも、
そのわきで話を聞いていた。

矢野さんと渥美先生とのやり取り。
広島弁で渥美先生に質問する矢野さん。
真剣に答える渥美先生。

ちぐはぐな印象を受けたけれど、
矢野さんは何か確信をつかもうとしていた。

渥美先生はペガサスクラブに入れようとするが、
矢野さんはそれをはぐらかすように、
シンプルな質問を続ける。

ふつうは渥美先生が、
怒鳴って終わる。

しかしそれがなかった。
人を食ったような商人ながら、
渥美先生も何かを感じたようだった。

矢野さんは商品開発について、
いろいろと聞いていたと思う。

その後、ダイソーは躍進し始める。

まさしくチェーンストアをつくり上げる。

私は商人舎発足の会で、
矢野さんに発起人になっていただいた。
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矢野さんはいつも、
自分の商売を貶めるような言い方をした。
謙譲の美徳だと思っていた。

だから私は言った。
「矢野さんのダイソーは、
フランク・ウールワースがつくった、
ワンコインストアを起源としていて、
由緒ある商売です」

「百貨店やグロサリーストアに次ぐ、
史上第三番目の業態です」

「ウォルマートのサム・ウォルトンも、
矢野さんと同じ商売から初めて、
今、世界一の企業になりました」

矢野博丈さんは言った。
「20世紀は、
勝つか負けるかの時代だった。

21世紀は、
死ぬか生きるかの時代だ」
これは私、書き留めた。
いい認識だと思った。

Change! Or Die!

しかしこうも言った。
「20世紀は強欲で金持ちで、
大きい企業が勝つ時代だった。
21世紀は徳のない企業はダメだ」
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矢野さんは照れながら、
幸田露伴の「運」の話をした。

明治時代の貧しい一家。
母が兄弟に着物を縫ってやる。

兄はその新しい着物を着て、
喜び勇んで遊びに出かける。

弟は感謝しつつ、
新しい着物を箪笥に仕舞って、
古い着物を着たまま、
母に何か手伝いをしようか、
と問う。

母は無邪気な兄がかわいい。

しかし露伴は考える。
福の神様は弟に運をもたらす。

矢野さんは露伴に共感する。
「21世紀は徳の時代。
徳が運をもたらす」

これが矢野博丈の本当の考えだった。

矢野靖二現社長が、
跡を継いで立派に経営している。

昨年の月刊商人舎9月号で、
ダイソーの特集をした。
商業界時代を通じて、
はじめて実現した特集だった。
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私はこの特集をつくっておいて、
良かったと思った。

同時に日本標準産業分類にはじめて、
「ワンプライスショップ」が戸籍を得た。

これこそ矢野博丈の社会的功績である。
実に立派な功績である。

そしてこの業態の確立は、
「徳」によってもたらされた「運」が、
切り開いたものだと思う。

矢野さん自らは、
その「徳」をひけらかすことを、
ひどく恥ずかしがって、
奇異な行動に出ていたけれど。
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心から、ご冥福を祈りたい。

では、皆さん、今週は、
ひけらかさない徳を。

合掌して、
Good Monday!

〈結城義晴〉

2024年02月18日(日曜日)

Hudson Yard Edgeの絶景とスーパーボウルの「感性と思考」

帰国してから、
14時間眠った。

疲れていた。

久しぶりに、
朝日新聞「折々のことば」
第3002回。

感性は、
思考なしにはありえないのに、

考えないことが感じることだと
思っている人がたくさんいる。
〈多和田葉子〉

同感だ。

多和田さん。
「このことは、
女性の文芸評論家がほとんどいない
日本文学の『グロテスク』な環境と
無関係でない」

「自分の作品を
『受けとめて投げ返してくれる同性』
の存在が少なすぎる」

多和田葉子さんは1960年生まれ。

ドイツのベルリンに住んで、
日本語とドイツ語で、
小説や詩やエッセイを書く。

日本では『犬婿入り』で芥川賞、
ドイツではゲーテ・メダルを受賞。

二つの言語を習得し、
その間の表現やニュアンスの差異を考え、
国や文化の違いを見切る。

昨日のブログで、
マザー・テレサの言葉を引用した。

思考に気をつけなさい。
それはいつか言葉になるから。

思考なしには、
感性もあり得ない。

「思考もまたセンスや鮮度が問われる。
周囲の微細な変化を感知する
アンテナのような」

随想集『カタコトのうわごと』から。
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ニューヨーク・マンハッタン。
ロピア2024研修第3陣の自由研修時間。

私はホテルに帰って、
部屋で仕事をした。

それから夕方、ホテルから歩いて、
ハドソンヤードへ。

15分ほど。

再開発プロジェクトによって、
超高層ビル、商業施設、文化施設、学校、
マンションなどのビル群が立ち並ぶ。

開発エリアは広大な約11ヘクタール。
ミッドタウン・ウエストから、
チェルシー地区まで。
ロングアイランド鉄道の
ウエスト・サイド車庫の上に位置していて、
まだ開発の途中にある。
総工費は250億ドルに上る。

最新の観光地として、
連日にぎわっている。

ひときわ人目を引くのが、
「Vessel(ベッセル)」
階段と踊り場だけの、
蜂の巣のような巨大建造物。
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トーマス・ヘザーウィックの作品。
イギリス出身の建築家。

その前で記念写真。

左が浅野秀二さん。
私の右が3陣・4陣の団長の井上裕一さん。
ロピア九州営業本部長。
そして現地ガイドの富澤由紀子さん。IMG_3270

そしてエッジニューヨーク。
高さ1131フィート、約345mのビル。IMG_2333

そのてっぺんに、
三角形に飛び出た展望台がある。

Edgeは西半球随一の高さ。

野外スカイデッキ。
レストラン客は、
無料で展望台を利用できる。
だからレストランを予約した。
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レストラン専用の入り口。
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ここからエレベーターで100階に移動。

マンハッタンが360度ぐるりと見える。IMG_2340

コーン・ペダーセン・フォックスの設計。

イーストリバーの向こうに、
ブルックリンが見える。
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私たちが泊まっているホテルが真下に見える。
ザ・ニューヨーカー。
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夕暮れどきのハドソンリバー。
遠くに自由の女神。
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展望台の一番先のところに、
ガラス越しに真下が見える場所がある。IMG_2350

座って景色を楽しめる場所もある。IMG_2353

展望台はガラスで囲まれている。
けれど高所恐怖症の私は、
縁には近づかない。
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101階にあるレストラン&バーへ。
「ピーク(Peak )」
食事をしながら、
マンハッタンの絶景が楽しめる。

だから予約が取りにくい。
ところが今日はスーパーボウルの日。
ラッキーなことに空きがあった。IMG_2369

5時15分に予約した。
夕景から夜景までの絶景を楽しむためだ。

キャッツキル・ブルワリーの
ブラックラガーで乾杯。
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チコリのサラダ。
ちょっと苦みがあるチコリを、
甘いドレッシングで和えてある。
美味。
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カモのロースト。
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メインは35日間熟成させた、
ポーターハウスステーキ。
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真ん中にTボーン。
右がテンダーロイン、
左がサーロイン。

カベルネ・ソーヴィニオンの赤ワイン。
料理を堪能しているうちに、
外は夜景に変わっていった。
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赤いネオンのエンパイヤステートビル。IMG_2377

展望台の透明ガラス。
夕暮れどきよりも怖くはない。IMG_2381

マンハッタンを征服した気分になる。IMG_2383

食事を終えて部屋に帰ると、
第58回スーパーボウルの試合が続いていた。
ネバダ州ラスベガス、
アレジアント・スタジアム。

AFC王者のカンザスシティ・チーフスと、
NFC覇者のサンフランシスコ・49ers。
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第2クオーターまで10対3で、
サンフランシスコがリード。

その後、第3クオーターに、
カンザスシティが10点を入れて、
10対13。
第4クオーターは19対19で、
延長に入った。

その延長でも追いつ追われつ。
22対25でチーフスが勝利した。IMG_23984

アメリカ中が沸きに沸いた。IMG_23964

次々に喜びのコメント。 IMG_2401r5

MVPはパトリック・マホームズ。
決勝TDパスを決めたクオーターバック。
3度目の栄冠を得た28歳。IMG_24044

いい夜だった。

いい食事、いい景色、
いいゲーム。

感性は思考なしにはあり得ない。
その通り。

〈結城義晴〉

2024年02月17日(土曜日)

ニューヨークからの帰国講義の「思考に気をつけなさい」

帰国の朝。

ザ・ニューヨーカー・ウィンダム。 IMG_3352

9時にリムジンバスで出発。
ジョンFケネディ空港に向けて。

マンハッタンを出るまでは、
ガイドの富澤由紀子さんにマイクを渡して、
最後の観光案内。

摩天楼がうしろに見えるころ、
団長の井上裕一さんから、
最後のメッセージ。 IMG_37864

それから第4団リーダーの宋昌錫さんも一言。IMG_37924

そのあとは最後の結城義晴の講義。
今日も40分ほど。

第四部「商品が変わる」
商品問題を簡潔に言えば、
コモディティ化の進捗である。
ロピアのチーフたちにも、
それへの対応が求められる。

しかし世界史上でコモディティ化を、
逆手に取って成功した例がある。
ウォルマートのサム・ウォルトンである。

サムは1980年に、
モーターオイル1品目から、
エブリデーロープライスを始めた。

それこそコモディティ化を認識した、
優れたマーケティング感覚だった。
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最後の講義のもう一つのテーマは、
ロイヤルカスタマーとイノベーション。

小売業・サービス業の究極の仕事は、
ロイヤルカスタマーをつくることだ。

そのロイヤルカスタマーとは、
その店、その企業の商品やサービスに
心から満足し、繰り返し利用してくれるお客様。

顧客はきちんと対応すれば戻ってきてくれる。
商品はきちんと取り扱えば戻ってこない。

もう一つはイノベーション。
イノベーションの原理は、
焦点を絞り、単純なものにする。
そして小さくスタートする。

ウォルマートには、
「グリーター制度」があった。
すなわち店頭の挨拶係の制度だ。
ウォルマートには、
全店の入り口で挨拶する係がいた。
それがウォルマートのホスピタリティを、
象徴し、成果を上げていた。

これを考え出したのは、
一人のパートタイマーの女性だった。

イノベーションとは、
シンプルなものだ。
そして小さくスタートさせるものだ。

空港に近づくと、
マザー・テレサの言葉。

Be careful of your thoughts,
for your thoughts become your words;
思考に気をつけなさい、
それはいつか言葉になるから。

Be careful of your words,
for your words become your deeds;
言葉に気をつけなさい、
それはいつか行動になるから。

Be careful of your deeds,
for your deeds become your habits;
行動に気をつけなさい、
それはいつか習慣になるから。

Be careful of your habits,
for your habits become your character;
習慣に気をつけなさい、
それはいつか性格になるから。

Be careful of your character,
for your character becomes your destiny.
性格に気をつけなさい、
それはいつか運命になるから。

私の海外研修は、
多くの店を見せる。
多くの情報を知らせる。
そして考えさせる。
思考を深めさせる。

思考が言葉になり、
言葉が行動になり、
行動が性格になり、
性格が運命を決める。

良く考えよ、
深く思考せよ。

それが結城義晴の最後のメッセージだ。

空港に到着。
IMG_26714

空いていて、あっという間に、
チェックインの手続きが済んだ。

そして全員写真。
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いかがでしょう。
みんな成長したでしょう。

それから手荷物検査。
アメリカは入国検査は厳しいが、
出国検査は簡素だ。

私はラウンジで仕事。
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そして12時10分、乗り込む。
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日本航空は約20 年ぶりに、
国際線新フラッグシップを導入した。
エアバスA350-1000型機。
今回は往復ともにこのA350-1000に当たった。
Cクラス切り取り
お陰様で快適だった。

飛び上がると光る海。
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ニューヨーク湾。
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遠景の上のほうにマンハッタンが小さく見える。IMG_27324

二つの摩天楼群。
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また来るぞ。
そう呼びかける。
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ジェット機は回り込んで、
再びマンハッタンを見せてくれる。IMG_27464

碁盤の目のマンハッタン。
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ハドソン川が光っている。
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15時間のフライト。
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太平洋は雲に覆われていた。
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そして千葉県が見えた。
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東京湾。
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東京羽田国際空港。
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エアバスA350-1000。
お世話になりました。
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バッゲージクレイムで、
みんなと握手して別れた。

それからリムジンバスで横浜へ。
みなとみらいが見えてくると、
ホッとする。
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お疲れ様。

帰国しました。

すべての人に、
ありがとう。

〈結城義晴〉

2024年02月16日(金曜日)

ロピアNYC研修「とびきり4店」と「正義を貫く者が勝つ」

世界中が悪くなっている。
それが止まらない。

アレクセイ・ナワリヌイ氏が死んだ。
ロシアの反体制派活動家。
プーチンがもっとも恐れる男。
47歳だった。
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北極圏の刑務所に収監されていた。
ヤマロ・ネネツ自治管区にある。

3月には大統領選挙が控えている。

プーチン政権がそれへの影響を考えて、
排除に動いたとの疑念が強まっている。

しかしこういった理不尽なことが行われて、
その真相を突き止めることができない。
罰することもできない。

悪い世の中だ。

ナワリヌイ氏は、
刑務所内の仮設裁判所で発言している。
ロシアのウクライナ侵攻について、
「私はこの戦争に反対です」

「この戦争は、
ロシアの問題から注意をそらすように
設計されていると思う。
それは、より大きな貧困につながるだけだ」

正しいと信じることを言う。
そんな勇気のある人間が、
殺害される。

惜しいことだ。

ナワリヌイ氏を救えなかった。
世界は悪くなっている。

残念なことだ。

私はニューヨーク7日目。
ロピア2024年米国研修第4団。

ザ・ニューヨーカー・ウィンダム2階ホール。
朝7時からセミナー。 IMG_36494

いつものようにロピアの経営理念の唱和。
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続いて接客7大用語。IMG_36444

第3陣と第4陣の団長は、
井上裕一さん。
ロピア九州本部長、42歳。IMG_36474

何度もアメリカ研修に参加しているが、
そのたびに学ぶことがある。

先輩として本部長として、
団員たちにしっかり動機づけをしてくれた。

その後、2時間の熱血講義。
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これまでに視察し学習した企業や店を、
改めて総括しつつ、
業種・業態とフォーマット戦略。
そのためのポジショニングの考え方。

ロピアの若手に理解してもらいたいことを、
事例を盛り込んで語る。

何度も書くけれど、
日本で講義をするよりも、
何十倍、何百倍も理解が進む。

その実物を、
これでもかと見せているからだ。IMG_36604

みんな、真剣に聞いてくれる。IMG_36694

そうするとまた熱が入る。IMG_36644

ロピアは「肉の宝屋藤沢店」の業種から始まった。
それが「ユータカラヤ」の業態になり、
「ロピア」のフォーマットに変わってきた。

急速に変わりつつ、
急激な成長を遂げた。

講義が終わると出発。
今日はちょっとだけ観光もした。

まずバッテリーパークのそばから、
自由の女神を臨む。
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現地ガイドの富澤由紀子さんの説明を聞く。
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やはりニューヨークに来たら、
私も自由の女神像は見たい。
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それからワンワールドトレードセンターへ。
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9・11メモリアルの説明を受ける。
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鎮魂のプール。
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そしてオキュラスで記念写真。
全員が厳粛な気持ちになった。
IMG_37274

つかの間の観光。
バスはブルックリンへ。

ホールフーズの環境対策店舗。
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一丁目一番地に、
冷蔵平ケースをおいて、
青果以外の商品をアピールする。
今日は生チョコレート。
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これは全米第一のスーパーマーケットの手法だ。
クローガーは必ずこの重要な売場に、
売れ筋の精肉アイテムを配置する。

入り口の青果部門に変化をつけるためだ。
ホールフーズもそれに倣っている。

創意を尊びつつ良いことは真似よ。
倉本長治の商売十訓だ。

それから見事な青果部門。
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オーガニックスーパーマーケットとして、
最強の部門である。
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鮮魚部門が独立している。
その対面売場。
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そして精肉の対面売場へ。
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精肉の対面売場の隣に、
「ファイン・カッツ」のスペースがある。
精肉のカッティングを見ることができる。
IMG_25894

店舗右翼はチーズ売場から、
惣菜・ベーカリーまで。
中央にはセルフデリの平ケースが並ぶ。
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最後はベーカリーだ。
パンだけでなく、ケーキとクッキーを、
焼きたてで提供する。
IMG_25934

2階にはイートインスペースがある。
そこから駐車場を見下ろすことができる。

駐車スペースには屋根が設けられていて、
その屋根にはソーラーシステムが施されている。
この店で使う電力はこの太陽光発電で賄われる。
IMG_25944

ホールフーズのフォーマットに満足して、
今度はトレーダー・ジョー。
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銀行の支店跡の物件に出店した。
天井が高く、快適な空間の店だ。
それはポジショニング要件を、
十二分に満たしている。
フォーマットは基本業態に、
ポジショニングをプラスしたものである。

入り口わきに店内チラシの配布場所がある。
「フィアレスフライヤー」と呼ぶ。
1カ月に1回の発行で、
プライベートブランドの解説が、
面白おかしく綴られている。
値段をアピールするチラシではない。
IMG_26144

その「フィアレスフライヤー」アイテムを、
エンドでずらりとそろえて展開している。IMG_26064

このエンドの売り方は斬新だ。IMG_37144

ニューアイテムのコーナーは、
どの店にも必ず設けられている。IMG_37064

店の入り口側のエンドと、
高い高い天井と、
銀行方式のチェックスタンド。IMG_26114

店舗中央には冷凍食品売場が、
縦に配置されている。IMG_26094

いつも行列ができるトレジョは、
ニューヨークの大繁盛店では、
この銀行方式のレジを採用する。
公平なチェックスタンドは、
並ぶ顧客にストレスを強いることがない。IMG_26034

ホールフーズとトレーダー・ジョー。
堪能した後はマンハッタンに戻る。

大注目のウェグマンズ。
アスタープレイス店。
IMG_26484

もともとはワナメーカー百貨店の建物。
その1階と地下1階を使った。
1階は天井も高い。
シックで快適な売場をつくった。
IMG_26464
その1階は即食売場。
これはセオリー。
ウェグマンズではフードサービス部門と呼ぶ。

入り口のバレンタイン売場は、
カットフルーツに変わっていた。
IMG_26324

即食の中で際立つのが寿司売場。
ネタとシャリの味、鮮度、メニューの豊富さ。
どれをとってもマンハッタンのトップである。IMG_26294

サラダは即食の王者だ。
ウェグマンズの得意のメニューだ。
IMG_26384

アジアンフードも即食。
IMG_26304

1階のフードサービスコーナーには、
ウェグマンズのミールソリューションの、
エッセンスが凝縮されている。
IMG_26404

エスカレーターで地下1階に降りると、
ウェグマンズの最大の各売場が登場する。
市場のイメージの青果部門。IMG_26274
い天井を補うために、
スケルトンにした上にボードを設ける。

平台の真ん中に籠盛りを入れて、
狭い売場で多品目多SKUを実現させる。
IMG_26244

青果部門に続くのが鮮魚部門。
「魚屋」のステージに、
エイドリアンさんが立っていた。IMG_26254

エイドリアンさんはこの魚屋の責任者で、
解体ショーの主役を務める。

4度目のインタビューにも、
ポジティブに答えてくれた。
IMG_37444

「リブ・ウェル(Live Well)」と呼ばれる、
従業員のケア機能の話をしてくれた。
生活のケアから精神面のケアまで、
24時間で対応してくれる。

IMG_37354
ウェグマンズは、
シングルマザーの従業員を大切にする。
エイドリアンさんもそのことに賛同し、
そんなウェグマンズという会社を誇りにしている。

魚屋の解体ショーの売場のわきに、
前回訪れた時のプレゼントが飾られていた。
ロピアのロピタ君。
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私は今日も感動した。
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最後の訪問は、
イータリーNYC1号店。
IMG_37754

オスカー・ファリネッティは、
家電チェーンのオーナーだった。
イタリアのユニユーロ。
その会社を売却してから、
イタリア中を巡ってスローフードを研究し、
2007年にイータリーを創業した。

2010年にこのマンハッタンに出店した。
そして大成功を収めた。

ミールソリューションの極致にある。
市場であり、食堂であり、
学校である店。
それがイータリーだ。

入り口を入るとイタリアの八百屋。IMG_26614

イタリアのチーズ屋。IMG_26674

そして食堂。
チーズ屋のそばにはチーズの食堂。
野菜のそばには野菜の食堂。
肉屋、魚屋にはその食堂。IMG_26594

生パスタ屋も製造小売業だ。 IMG_26584

開業のときにはパン屋だったが、
今は売れ筋のピザ屋に変わった。
団員はここで買物。IMG_26524

そしてピザ屋の前のテーブルで食べる。
美味しそう。
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ガブリ。
IMG_2657

市場で買って、
そこで食べる。

これがイータリーの王道の楽しみ方です。
ここまでですべての視察研修が終わった。

そして団員はそれぞれに自由研修に入っていった。

私たちはホテルに戻った。
最後の最後は浅野先生を囲んで、
井上団長とスリーショット。  IMG_37804

実にいい研修でした。
ありがとうございました。

小売業は正義を貫ける。
そして正義を貫いた者が勝つ。

そこが私は大好きだ。
(つづきます)

〈結城義晴〉

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