東京都の4度目の緊急事態宣言とロピア権太坂店のオープン

七夕。
ロマンティックな織姫彦星の話。
いくら年をとっても、
この物語は胸を打つ。
午前中の横浜は雨模様。
しかし昼頃には上がって、
空が見え始めた。
そして今日は二十四節気の「小暑」
梅雨明けが近づき暑さが本格的になるころ。
しかし今日の東京都。
COVID-19新規感染者は、
920人が確認された。
遡れば5月13日の1010人以来、
約8週間ぶりの急増。
菅義偉総理も政府もバタバタして、
東京都に緊急事態宣言を、
それこそ緊急に発するようだ。
8月22日まで。
「専門家のご意見を聞いて」と言うが、
また責任転嫁か?
などと糾弾されそうだ。
まん延防止等重点措置は、
いったいどんな効力を発揮したのか。
残念なことに政府は、
国民や都民の心の動きを、
まったくつかんでいない。
朝日新聞「折々のことば」
2078回。
われわれの人生にとって
本当に必要な仕事の
半ば以上は、
さして急を要さない
不急の動作のうちに
内在しているものなのだ。
(コラムニスト小田嶋隆「通販生活」夏号から)
「ちょいと顔を出すとか
墓参りをするとか
“不急であっても不要でない”立ち回りを
外せないのが人生」
その通りだ。
急がなくとも「不要でない」こと、
つまり必要なことは実に多い。
「急がば回れ」と、
必要なことさえ、
「不急」にする心持が大切だと、
ことわざも教える。
「それを”不要不急”と
一括(ひとくく)りに控えるよう促す標語は、
“選択と集中”と同じく、
緊急避難の策でしかないはず」
そうか、「選択と集中」は、
緊急避難の策か。
「これを行政の基本に据えたことで
国の姿は”ひどく貧寒”になった」
貧寒になってしまったから、
国民は貧寒にした者の言うことを、
信用しなくなった。
残念なことだ。
この一番大事な時に。
さて今日は横浜の国道1号線。
ロピア権太坂店オープン。
箱根駅伝ではランナーがここを走る。
雨模様なのに長い長い列。
入場制限をして「三密」を避ける。
青果部門がどんどん強くなっている。
もちろん精肉は「肉のロピア」。
パン売場はおいしい商品と楽しいイラスト。
グロサリーも楽しさ満載。
ロピアの特徴「模型の汽車」は、
冷凍食品売場の上を走る。
1階にはクリエイトエス・ディー。
ドラッグストア。
その分、ロピアの売場面積は、
ちょっと狭くなった。
つつがなく迎えたオープンを見届けて、
駅伝の復路の国道一号線を歩く。
5分足らずで、
サミットストア権太坂スクエア店。
青果部門に顧客が入っている。
鮮魚部門も実にいい売場で、
顧客が商品を選んでいる。
奥の主通路にも、
サミットのカスタマーが多い。
店長の山本進さん。
昨年11月11日、
リニューアルオープンの日に会った。
第12ブロックマネジャーの角田利和さん。
昨年の改装オープンは、
明らかにロピアを迎え撃つ対策だった。
それが奏功したか。
私は大髙善興さんの言葉を伝えた。
もちろんヨークベニマル会長。
「今日、来てくださるお客さまこそ、
ロイヤルカスタマーだ」
山本店長も同じようなことを言った。
こんな競争のある地区の顧客は幸せだ。
つくづくとそう思う。
もう一度、ロピアにもどると、
昼の賄いが供されていた。
牛肉のワイン煮と台風バッタイ。
これにデザートが二つとお茶が付く。
フルーツプリンとチョコレートケーキ。
私も当然、いただく。
美味い。
この後、高木勇輔社長と会って、
この間の報告などを聞いた。
高木さんも話したかったらしい。
最後の最後に福島道夫さん。
㈱関西ロピア社長。
新しい店のつくり方、
イノベーションの方向性に関して、
話し合った。
実に素晴らしい。
私は欧米の事例を上げながら、
福島理論の妥当性を追認した。
まだまだロピアには伸びシロがある。
「不要不急」でなく、
「要不急」
必要なことは、急がなくてよい。
それでも福島さんとロピアを見ていると、
自然にスピードが出てしまう。
考えてみると、
箱根駅伝の復路では、
権太坂はスピードが出てしまう区間だ。
ならば結城義晴の標語。
「慌てず、急げ」
〈結城義晴〉