DallasからNew Yorkに移動/ホールフーズとトレジョを堪能

日本の政局は混乱の極み。
26年ぶりに自公連立が崩れた。
それを私は今、遠くから眺めている感じ。
客観的な見方ができる気がする。
悪くはない。
私は商人舎US研修スペシャルコース。
3時間のフライト。
私は熟睡した。
疲れがたまっていた。
ダラスはゆったりと動いていた。
ニューヨークはせかせかとしている。
アマゾンの「Just Walk Out」システムを使った、
レジレスコンビニがある。
つかわれている様子はない。
空港の改装開業は2018年から始まって、
大きくよみがえった。
到着するとリムジンバスで、
ブルックリンに向かった。
マンハッタンの対岸。
ここでホールフーズマーケット。
2013年12月開業の環境対策店舗。
屋上に有機菜園がある。
世界最高のオーガニックス―パーマーケット。
青果部門がそのクオリティを象徴する。
ホールフーズは対面売場を重視する。
ここで顧客を引き付け、
コミュニケーションを図る。
乳製品は左右のリーチインケースで陳列される。
エネルギー効率が高く、環境対策の根幹となる。
この紙の箱に自分で好きな惣菜を、
好きな量だけとって、
レジで重量を計って勘定する。
一方、対面売場は、
「サービスデリ」と呼ばれる。
好きなメニューを注文して買う。
ピザは赤い窯で焼いて、
出来立てを販売する。
この赤い「窯」が凄くいい。
ベーカリーはパンだけでなく、
クッキーとケーキを提供する。
2階にはイートインコーナーがある。
レンガ造りの店は、
12年が経過しても、
古さの良さが出ている。
駐車場の屋根はソーラー。
風車が回っていて、
店内で使われる電力を賄う。
最近はアマゾンに買収されて、
オンライン販売が多くなった。
だから店頭の賑わいが減った。
店頭の在庫も少なくなった。
しかしこの店は全盛期のホールフーズの良さを、
今でも堅持している。
嬉しい限りだ。
入り口を入って、左手に行くと、
青果部門が多段ケースで展開される。
グロサリー売場に来ると、
レジからの行列が2列になっている。
高い天井の店舗は超快適だ。
グロサリーと乳製品、冷凍食品の売場。
店舗の奥はDairy、乳製品。
エブリデーロープライスを謳っている。
3000品目で95%がプライベートブランド。
デモンストレーションコーナーは、
コロナで消えたが、
いま簡易型で復活。
チェックスタンドは銀行方式で、
長い行列の顧客に負担をかけることなく、
公平に素早く対応する。
ブルックリンのトレーダー・ジョーも大繁盛。
高い天井は顧客に、
何とも言えない快適さを提供する。
トレーダー・ジョーの商品、
トレーダー・ジョーのフレンドリーさ。
それとともにこの空間の快適さが、
この繁盛を生んでいる。
私はそう思う。
ダラスか移動してきて、
ホールフーズとトレーダー・ジョーの、
凄い店を訪れて、
元気が出る。
今日はこれからホテルに入る。
そのまえにブルックリンのダンボ地区。
ブルックリン橋の下で記念写真。
背景はイースト川、向こうがマンハッタン。
ダラスの濃密な店舗視察と講義。
ここでアメリカのチェーンストア競争の、
基本的な構図を学ぶ。
そしてニューヨークでは、
とんがり★こだわりを体験する。
どの出だしがホールフーズとトレーダー・ジョー。
大満足でマンハッタンに入った。
(つづきます)
〈結城義晴〉