2018年5月の標語

削ること・省くことの勇気をもて!

セルフサービスは、
ベターサービスである。
無駄な接客や人的な説明がないことが、
むしろ、より良いサービスとなる。

1916年のアメリカ。
セルフサービス方式は、
クラレンス・サンダースによって誕生した。
「ピグリー・ウィグリー」という店だった。

何かを削ること、
何かを省くこと。
それは大抵の場合、
成果に結びつくことが多い。

しかし削り過ぎたり、
省き過ぎたりすると、
今度は逆に成果は半減する。
いや、完全に価値が喪失する場合すらある。

amazon goによって、
衝撃的にお目見えした「レジレス化」は、
一方で人件費を削減することに貢献するものの、
他方で無形のサービスを削ぎ取ってしまう。

1979年に登場したウォークマンは、
小型テープレコーダーの録音機能を省いて、
再生機能に特化した新製品だった。
それは機能を省くことで特別の価値を生んだ。

「レジレス化」のコンセプトにも、
それによる特別な価値の創出が必須である。
その展望がないレジレス化は、
単なる人手不足対策でしかない。

何かを削ること、
何かを省くこと。
勇気がなければできないし、
思考力とビジョンがなければ成しえない。

セルフサービスは、
ベターサービスである。
そしてレジレスサービスも、
ベターサービスでなければならない。

<結城義晴>

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