結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2007年09月23日(日曜日)

朝
朝、
目が覚める。

今日も。

音が聞こえる。
光が見える。
あごを触る。
自分がわかる。

ありがたい。
生きている。

朝、
食卓につく。

今日も。

温かいご飯。
たまねぎの味噌汁。
ぬか漬け。
そして納豆。

ありがたい。
生きている。

毎日、
毎日。

今日も。

質素に、
淡々と、
謙虚に。
意思を持って。

生きている。
ありがたい。

<結城義晴『日々の詩集』[未刊]より>

2007年09月22日(土曜日)

『スーパーの女』と闘おう 再現

油座栄
9月21日、大阪は暑かった。
全国的に菓子が売れない夏だった。
菓子卸NSグループの勉強会で講演。
テーマは、
「自己革新なくして、サバイバルなし!」

白石製菓社長・白石純一郎さんには、特にお世話になった。
若い経営者の熱気ある研究会、
応援します。

今、私自身、
自分がさまざまな人たちに応援していただいている。
だから、よく分かる。
応援してもらうことの有り難さ。

私も、若い経営者、若い実務家を応援したい。
一緒に苦しみたいし、一緒に喜びたい。

その後、オール日本スーパーマーケット協会を訪問。
油座栄専務理事にご挨拶、そして懇談。

温かいおもてなし、心より感謝。
そして、同協会の応接室の『スーパーの女』のパネルの前で、
油座さんと並んでポーズ。

油座さんこそ、まさに、スーパーな女。
私が尊敬する女性経営者でもある。
油座さんなくして、この協会もない。

そして、思い出した。

伊丹十三さんの映画『スーパーの女』のことを。
1996年、6月までの数カ月のことを。
私が編集長をしていた『食品商業』は、この映画を応援した。
そして、脚本・監督の伊丹十三さんと、
アドバイザーの安土敏(荒井伸也)さんに、
誌上対談してもらった。
安土さんは、この映画の原案となった『小説スーパーマーケット』の著者。

私は、ただただ伊丹十三が、
大きな顔をしていることに圧倒された。

そして、当時の『食品商業』名物の巻頭メッセージを書いた。
今日は、その再現。

『スーパーの女』と闘おう  結城義晴

映画『スーパーの女』が生まれた。

生まれるべくして生まれた。

「価格破壊」の、あの熱病のごとき風潮への反動のように生まれた。

日本商業の歴史にとっても、

スーパーマーケットに一段の進化を促すという面でも、

とても重い意味をもつ。

なぜなら、多くの主婦たち、日本中の客たちが、

この映画を見て、

舞台となった「正直屋」の、

商品と鮮度とサービスと、

公明正大さとエンターテインメントとを、

知ることになるからだ。

その裏側をのぞいてしまうからだ。

日本中の店が、『スーパーの女』の「正直屋」と競合することになる。

日本中の経営者は、監督・伊丹十三と競争することになる。

日本中の店長は、宮本信子扮する井上花子と力量を競うことになる。

こんなことがあっただろうか。

なんと楽しい競争だろう。

なんとやり甲斐のある競争だろう。

なんと誇らしい競争だろう。

ふるい立て、立ち上がれ。

全国の「スーパーの人びと」よ。

『スーパーの女』と闘おう。

正々堂々と闘い続けよう。

この巻頭言によって始まる『食品商業1996年7月号』は、
それまでの(株)商業界48年の歴史上、
最高部数を記録した。

<結城義晴>

2007年09月21日(金曜日)

ドラッカーの「経営合理化」と『商売十訓』第九訓「企業文化」

ドラッカー著
理屈っぽいけれど、昨日のつづき。

今日は、写真の本に、お世話になりっぱなし。
ピーター・F・ドラッカー著。
ジョセフ・A・マチャレロ編。
上田惇生訳。
『ドラッカー365の金言』。
当然ながら、ダイヤモンド社刊。

以下のドラッカー先生の言葉は、すべてこの著による。
私が、ちょっとだけ表現を変えさせていただいたところがある。
ご容赦願いたい。

さて、『商売十訓』第九訓。
九 文化のために経営を合理化せよ

私は、この第九訓を“マネジメント”と命名した。

『商売十訓』は実は、全体で、
商業経営のマネジメントを表している。

だから私は、十の教訓に一つ一つ命名した。

一 損得より先きに善悪を考えよう⇒プリンシプル
二 創意を尊びつつ良い事は真似ろ⇒イノベーション
三 お客に有利な商いを毎日続けよ⇒マーケティング
四 愛と真実で適正利潤を確保せよ⇒プロフィット
五 欠損は社会の為にも不善と悟れ⇒コスト
六 お互いに知恵と力を合せて働け⇒チームワーク
七 店の発展を社会の幸福と信ぜよ⇒サクセス
八 公正で公平な社会的活動を行え⇒ミッション
九 文化のために経営を合理化せよ⇒マネジメント
十 正しく生きる商人に誇りを持て⇒ビジョン

命名することによって、マネジメントの本質を、
『商売十訓』が表現していることに気づかされた。

すなわち、『商売十訓』は商業経営の体系なのである。

ピーター・ドラッカー教授は言う。
「鋸や金槌、あるいはペンチしか持たない者は、大工は出来ない。
それらの道具を一揃えにしたとき、
初めて大工道具を手にしたということが出来る。
それが、私が『現代の経営』で行ったことだ。
私はマネジメントを体系としてまとめたのだった」

『商売十訓』のすべてが揃ったとき、
真の商人が出来上がる。

さて、私が第九訓を、あえて“マネジメント” と名づけたのは、
「経営を合理化せよ」というフレーズが入っているからだ。

ドラッカーは、なおも言う。

「仕事が出来る者は、集中する。
集中するための原則は、
生産的でなくなった過去のものを捨てることである。
過去を捨てなければ、明日をつくることは出来ない」

これが、一言でいう「経営の合理化」である。

ドラッカーは、言い切る。
「あまりにわずかの企業しか、昨日を捨てていない。
あまりにわずかの企業しか、明日のために必要な資源を手にしていない」

経営合理化とは、人員の削減ではない。
昨日を捨てることだ。

私流に言えば、「自ら、変われ!」

「死臭を防ぐことほど、
手間のかかる無意味な仕事はない」
これもドラッカーの言葉。

私など、躍り上がって喜ぶ言葉だ。

生産的でなくなった過去のものを捨てる。
何が残るか。

生産的な過去のもの。
それが「文化」である。

明日につながる昨日のもの。
それが「文化」である。

だから「文化」のために「経営」を「合理化」することは、
なんら矛盾するものではない。

全うな理屈となる。

とりわけここでいう「文化」を、
「企業文化」と捉えると、
『商売十訓』第九訓は、明快になる。

不要となった過去のものを、捨て去る。
それが、経営の真髄である。
マネジメントの本質である。

では、何が、不要な過去のものなのか。

非生産的なもの。
明日につながらない過去のもの。

ここにはノスタルジーはない。

「企業文化」をつくっていくうえでは、
それ自身が商品価値を持たない限り、
過去のノスタルジックな要素は、
「死臭」でしかないのだ。

<結城義晴>

2007年09月20日(木曜日)

ウォルマートのキャッチフレーズ変更と『商売十訓』第九訓

杉山先生
杉山昭次郎先生と会う。
いつものように、
飯能パークカントリークラブでゴルフして、
焼鳥屋・多貫喜(たぬき)で語り合う。

一所懸命に仕事している人には申し訳ないけれど、
杉山先生は80歳の隠遁者。
私は今、55歳の自由人。

お許しいただくとして、
いつも必ず、いい話になる。
皆さん、こんな、自分の先生を、
つくりなさい。
もちなさい。

杉山先生は、流通システム研究所所長。
コンサルタントとしては、あの坂本藤良の愛弟子で、
血筋は申し分なし。
坂本藤良は日本のコンサルタントの草分け。
「倒産学」「再建学」などの著書でも知られる。

私は、(株)商業界入社1週間で、
高橋栄松という先輩に連れられて、
杉山先生に会いに行った。

いきなり「ソシオ・テクニカル・システム論」を、
黒板に書きながら教えられた。

この理論は今でも、私の考え方のひとつになっていて、
立教大学大学院で教えるときの教材の中に入るテーマである。

流通産業研究所所長・理事長を務められた故上野光平先生は、
杉山先生の盟友で、私もその門前の小僧をやっていた。

上野先生は、(株)西友ストアー副社長として同社を創業し、
日本の商業やチェーンストアの歴史に輝きをつくった。
その上野先生の、思い出話も当然、いつものように出てくる。

杉山先生は、現在、水曜日にゴルフ、
後の6日間は、雨が降らなければ、
フナ釣り。
「フナに始まりフナに終わる」といわれる、あのフナ釣り。
まさに隠遁の生活。
うらやましい限り。

さて、その杉山先生との話は、
「企業文化」へと流れていった。

企業には、負の文化もあるが、
正の文化もある。
正の文化の継承が、ない。
これが最大の問題である。

あたかも、ウォルマートは、
そのキャッチフレーズを変えたばかりである。
1980年から10年ほどは、「エブリデー・ロープライス」。
それから19年間、ほぼ同じコンセプトのまま、
言葉は“Always Low Prices”
そして今、
“Save Money.Live Better.”

1962年に、サム・ウォルトンが、
ウォルマート第1号店をオープンさせたとき、
店頭には二つの言葉が掲げられていた。
“Satisfaction Guarantees”と”We sell for less”

現在も彼らはこの理念を守り続けて、最新店の店頭にも掲げている。
ウォルマートの正の文化である。

それが「Save Money. Live Better」によって、
どのように変わろうとしているのか。
はたまた崩れようとしているのか。
きわめて面白い局面に入ってきた。

『食品商業』で連載をしている「誰がウォルマートを殺すのか?」
その大テーマがまた表出してきた。

『商売十訓』の第九訓は、
九 文化のために経営を合理化せよ
である。

ここで言う「文化」には二つの意味があることに、
杉山先生と話していて、私は気づかされた。
「社会の文化」と「企業の文化」である。

杉山昭次郎というマネジメントの鬼(優しい白髪鬼?)は、
覚醒している限り、マネジメントを考えている。
だから「文化」といえば「企業文化」となる。
ドラッカー先生もそうだったに違いない。

ウォルマートはまさに、
文化のために経営を合理化し続けてきた。
日本の西友の450人の早期退職奨励を発表したばかりである。
同社は、3年前、売上げも利益も絶好調のときに、
アーカンソーの本部要員の1割、約790名の削減を断行したほどだ。


「文化」と「合理化」

倉本長治は、なんとも結びつきにくい概念を、
二つ、池に投げ込むようにして、
第九訓をつくった。

長治独特の言い回しである。

しかし、この言葉に、正鵠を射た解答を、
私は、ついぞ聴いたことがなかった。

杉山昭次郎とのマネジメント談義。
ウォルマートのキャッチフレーズ変更の発表。
そして上野光平がつくった会社・西友の人員合理化。
私は、なんだか、第九訓の真髄に近づいたような気がした。

<つづく、結城義晴>

2007年09月19日(水曜日)

お客様を第一とし誠実を売り努力を怠らず信頼を得るを旨とする

伊藤園
東京新宿に(株)伊藤園を訪問。
ご存知、お茶を中心にした優良飲料メーカー。
今期売上高3102億円(前期比7.7%)、
経常利益223億円(同8.5%)の増収増益。

本庄大介代表取締役副社長、
江島祥仁取締役副社長、
そしてタリーズコーヒージャパン(株)代表取締役会長と
フードエックス・グローブ(株)代表取締役社長を兼ねる荻田築さん。

私を加えた4人は、
『食品商業』誌の大陳コンテスト審査員の同志。
長きにわたって、共同で審査を続けてきた。
もちろん伊藤園主催の、このコンテストは、
日本最大・最高レベルだと、正直に思う。

温かいおもてなし、心より感謝。

第18回伊藤園おーいお茶新俳句大賞。
文部科学大臣奨励賞は、神奈川県足柄下郡の三好美樹さん(61歳)の句。
「昼寝して鳥獣戯画の中にをり」

帰り際、
本庄さん【写真左】、江島さん【写真右】と三人で、本社1階、
「社是」の前で、
ハイポーズ。

この「社是」は、
大介さんのお祖父様がつくられ、
父上が書されたもの。

お客様を第一とし
誠実を売り
努力を怠らず
信頼を得るを
旨とする

今日の私のブログからのメッセージは、
この伊藤園の「社是」に尽きる。

ビジネスの極意。
商売の真髄。
Simple is best!

再び、掲げよう。

お客様を第一とし
誠実を売り
努力を怠らず
信頼を得るを
旨とする

私のアメリカ視察セミナーのテキストの、
一番最後の言葉。
いつも、この言葉を、
空港に向かう最後のバスの中で絶叫しながら、
ツアーを締めくくる。

「優れた企業理念が、ロイヤルカスタマーをつくる」

伊藤園の社是に、それを見た。

合掌。

<結城義晴>

追伸 『商売十訓』第九訓解説は、本日休診。悪しからず。

2007年09月18日(火曜日)

『商売十訓』第八訓の二つの社会貢献とノブレス・オブリージュ

カエサル
『商売十訓』第八訓は、
八 公正で公平な社会的活動を行え
である。

第七訓で、
「店の発展を社会の幸福と信ぜよ」
といった途端、間髪を与えずに言い放つ。

社会貢献せよ。

私には、そう聞こえる。

それがいい。

それも公正で公平な社会的活動。

“ミッション”である。

だから、七訓と八訓はセットということになる。

社会的活動の意味を、私は二つに分けて考えている。

第1は、自分の本業の仕事における社会貢献。
第2は、ボランティア活動。

どちらも必須である。

本業は、もともと社会的なものである。
商売にしろ、仕事にしろ。
オーナー経営者であれ、
サラリーマンであれ、
その仕事とは、本来、何らかの形で、社会貢献につながっている。
だから、本業で公正さ、公平さを貫きなさい、
と『商売十訓』はいう。

公正・公平でない商売や仕事は、
いかにそれが巨大な事業でも、
偉大そうに見える仕事でも、
本当に社会貢献したことにはならない。

広域暴力団が本業で、
ボランティアが暴走族の教育・指導というのは、
大きくジャンルが外れて、よろしくない。

本業を全うしながら、
ボランティアの活動をする。
報酬の伴わない仕事をする。

第二の、社会的活動を一言で言えば、
[自分のためではないこと]。
労働組合や商店街、業界の「組合」と名のつくところの役員は、
結局、自分のためであるから、本業の一部と考えたほうがいい。

人それぞれが、
自分なりのボランティアを見つけ出し、
それに力を傾ける。
時間を費やす。

これが、人間の生き方である。

ユリウス・カエサルやアウグストスといったローマ人たちは、
この面での達人であった。
“ノブレス・オブリージュ”
といった。
この二つの社会貢献で、
ローマ社会が形成され、維持されていた。

イオン岡田卓也名誉会長は、会社が小さなときから、
風樹会という奨学金制度を設けていた。
いま、「木を植えています」という活動を、
イオン環境財団を通じて、大きく展開している。

イエローハット相談役の鍵山秀三郎さんは、掃除をする。
それが「日本を美しくする会」となって、
ボランティアの輪が広がっている。

会社が大きくなったら、
利益がたくさん出るようになったら、
ボランティアしよう。
これでは、会社も大きくならないし、
利益も十分には出てこない。
不思議なことだ。

私自身、翻って考えてみても、
仕事が多忙を極めて、
ボランティアをおろそかにすると、
途端に、仕事はうまくいかなくなる。

私は、地域の子供たちのためになることを、
私の社会貢献として、やってきた。
今も、続けている。

ここで大事な法則がある。

第1の社会貢献では、
「小さな経費で大きな収益」
が上がることを目指す。
すなわち生産性を高めることを目標とする。

第2の社会貢献は、
「大きな努力で小さな成果」
に満足する。
大きな努力で、成果がないことをすら、する。
もちろん、無駄なことをせよ、というのではないが。

鍵山さんあたりになると、
本業もボランティアも変わらなくなるらしい。

この境地には、なかなか達することが出来ない。

最後に、念のためにお断り。
自分のための宗教活動はこれには、含まれない。
しかし、宗教活動を通じた社会貢献は、これに含まれるであろう。

倉本長治主幹は無宗教であった。
私も、無宗教である。

しかし、宗教の大切さは知っているし、
それを認めている。

この立脚点は、共通している。

ここから先は、「マックスウェーバーの研究」とともに、
いずれ深く考察し、展開しなければならないと思っている。

<結城義晴>

2007年09月17日(月曜日)

「敬老の日」のドラッカーと倉本長治『商売十訓』第七訓

倉本長治
“Everybody Good Monday!”

9月、第3週の月曜日。
しかし、今日は「敬老の日」
一般のお客さんは、祭日。

お店は、3連休の書き入れ時。
サラリーマンはお休み。

サラリーマンでも、
小売業のサラリーマンは、繁忙期。

そのサラリーマンには、
すべての人間に、上司が存在する。

ピーター・ドラッカーは言う。

「上司をマネジメントするにはコツがある。
1年に一度は、上司の役に立っていることは何か、
邪魔になっていることは何か、
それを聞くことだ。
あなたの仕事は、
上司が、それぞれのやり方によって、
成果を挙げられるようにすることである」

<『経営者の条件』より>

さて、お約束どおり倉本長治『商売十訓』第七訓。

七 店の発展を社会の幸福と信ぜよ

これは、極めて、優れたパラドックスだ。
一般の経営セミナーや経営コンサルタントが教えるのは、
店の成功法である。
仕事のサクセスストーリーである。

どうしたらうまくいくのか。
どうしたら成功するのか。

しかし、『商売十訓』はそれには沈黙。

沈黙というより、暗黙のうちに、
第六訓までを実践せよ、と教える。

すなわち、
一 損得より先きに善悪を考えよう
二 創意を尊びつつ良い事は真似ろ
三 お客に有利な商いを毎日続けよ
四 愛と真実で適正利潤を確保せよ
五 欠損は社会の為にも不善と悟れ
六 お互いに知恵と力を合せて働け

知ったことは、やったこととは、違う。
知識を得たら、実践せよ。
そのために知恵を出せ。

こう『商売十訓』は教える。

一から六までを、実行せよ。
ならば発展は実現する。
成功は保障される。

だから、自らの発展を、社会の幸福と信じなさい。

社会の幸福と信じながら、
一から六までに邁進するから、
店はますます発展し、
仕事はますます成功する。

突然、ムーディ勝山に歌わせたい歌のように思えてきた。

「ちゃらちゃんちゃんちゃちゃんちゃん。
ちゃらちゃんちゃんちゃちゃんちゃん。
一から、六まで、実践しなさい。
そしたら、七が、実現します」

『商売十訓』は、
ムーディ勝山の歌のように、
中部銀次郎さんのゴルフ理論のように、
身も蓋もない話なのだ。

だからこそ、逆に、擦り切れることがない。
繰り返し、繰り返し、唱えられ、
繰り返し、繰り返し、伝承していくものなのだ。

ご存知サム・ウォルトンの“サムのテン・ルール”の第6番目に、
“Celebrate your success.”
という言葉がある。
いかにもアメリカ人的である。

私は、訳して使っている。
「自分たちの成功を祝福・賛美せよ」

『商売十訓』の第七番目の、
「店の発展を社会の幸福と信ぜよ」
にどこか通ずるものがある。
こちらはいかにも日本人的である。

自分たちの「敬老の日」の仕事の成功を、
「社会の幸福」と信じて。
上司と部下が、知恵と力を合わせて。

いざ、1週間のスタート。

<結城義晴>

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