日本ボランタリーチェーン協会60周年の「ポスト・モダン」

家電チェーンの統合が、
また一歩進んだ。
商人舎流通スーパーニュース。
ヤマダnews|
エディオンとの経営統合を検討、年商2.5兆円へ
ヤマダホールディングスは、
家電チェーン最大手。
2026年3月期年商は1兆6918億円。
エディオンは第5位で7937億円。
経営統合に向けた協議に入った。
統合すれば売上高は約2兆5000億円となる。
経済産業省の商業動態統計によれば、
2025年度の国内家電小売市場6.9兆円。
「大型専門店の家電チェーン」は、
その中で4.9兆円を占める。
ヤマダとエディオンが統合すれば、
大型家電チェーンの半分を占める。
「クリティカルマス」は、
経済の臨界量を示す。
マーケティングの世界では、一般に、
そのカテゴリーの中でシェア17%を超えると、
特別のご利益が与えられるとされる。
かつてコジマが、初めて5000億円を超えた。
しかし5000億円ではクリティカルマスに及ばず、
コジマはその後、失速した。
ヤマダは2009年度連結決算で、
年商が2兆0161億円となって、
一度はクリティカルマスを超えた。
その後、マネジメント問題もあって、
クリティカルマスのご利益は得られなかった。
しかしエディオンとの経営統合で、
今度は本物のクリティカルマスとなる。
月刊商人舎6月号の責了の日。
急遽、記事に加筆をした。
責了の1日遅れが、
このニュースを間に合わせた。
不幸中の幸い。
人間万事塞翁が馬。
さて、商人舎6月号の最後の原稿を書いてから、
東京湾へ。
日本ボランタリーチェーン協会。
この一般社団法人の60周年記念大会。
協会として還暦を迎えた。
井原實現会長のあいさつ。
井原さんは協同組合セルコチェーン理事長も務める。
続いて功労者表彰。
3名が対象者。
それぞれの監督官庁から表彰状の授与。
続いて協会推薦の会長表彰は6名。
玉生弘昌さん(左端)も表彰された。
一般社団法人流通問題研究会会長。
さらにVC本部推薦。
全日食チェーンの各地の協同組合理事長、
ジュエラーズジャパンの要職経験者を含む、
18名の皆さんが登壇。
「行動経済学が変える中小小売りの未来」
頭でわかっていても行動しない要因を、
「認知バイアス」と呼ぶ。
行動したくなる環境づくりが「人を動かす」。
身近なケースを挙げて解説してくれた。
続いて来賓祝辞。
自由民主党元幹事長の甘利明さん。
政治家としてもっとも流通に詳しい。
今は講演家として引っ張りだこ。

小泉進次郎防衛大臣が予定されていたが、
公務のため欠席。
代わりに祝電が寄せられた。
続いて懇親。
井原實さん。
春の叙勲で旭日双光章受賞。
長男は井原ゆたか衆議院議員。
今年の選挙で初当選した。

玉生弘昌さんはいつもお元気だ。
㈱True Data取締役で、
毎月、オンライン会議でご一緒する。 
泉田幸雄さん。
2019年から2023年まで協会会長を務めた。
現在はVC協会名誉会長。
そして管野利雄さん。
長らく協会の専務理事を務めた。
91歳でも矍鑠(かくしゃく)としている
歴代の協会会長とは、
深いお付き合いをさせてもらった。
商業界の倉本長治主幹がまず、
この協会設立にかかわった。
第五代会長の故林信太郎さんは、
旧通産省の役人からこの協会の会長となった。
ジャスコの副社長もやっていた。
第六代の村内通昌さんは、
私の「元気を出そう」をとても評価して、
何度も講演をさせていただいた。
第七代の宮下正房さんは学者で、
東京経済大学名誉教授。
第八代の小川修司さんは、
経産省の官僚出身で、
私は月刊商人舎で対談した。
そして第十代が故齋藤充弘さん。
全日本食品㈱社長・会長を歴任して、
現場を重視した協会会長だった。
この60周年に齋藤さんがいないのは、
本当に寂しい。
そして第11代が泉田さん。
ドラッグストアの代表。
2013年12月の月刊商人舎特集は、
「ポスト・モダニズム・ボランタリーチェーン」

「近代化」の次の「現代化」が、
ボランタリーチェーンにも求められる。
60周年記念の会でも、
それを強く感じた。
おめでとうございます。
〈結城義晴〉



































