結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2023年02月06日(月曜日)

サンフランシスコ研修ロピア3班2日目の「店長になりたい!」

Everybody! Good Monday!
[2023vol⑥]

2023年第6週。

今年第4週の金曜日から、
サンフランシスコに来ている。

3年ぶりに再開した米国研修。

㈱ロピアは170名を4班に分けて、
サンフランシスコに派遣する。

その第3班の2日目の朝。
7時半に会議室に集合して、
斧の的当てゲーム。IMG_0680
このゲームはコストコで、
福島道夫さんが見つけた。

プロモーション商品だ。

明朝、高額ワインの賞品をかけて、
一発勝負の的当て競技を開催する。
その予備練習。
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結構、盛り上がった。
良く学び、良く楽しむ。

そして、
ロピアの経営理念と七大用語の唱和。
真っ先に手を挙げた者が、
唱和をリードする。IMG_0684

「同じ商品ならより安く、
同じ価格ならより良いものを」IMG_0685

そして3日目の結城義晴の講義。IMG_0691
コロナパンデミックの後の、
アメリカの変化。
小売業の変容。

それが2日目の講義の内容。

最後に働きがいのある企業ランキングと、
顧客満足と従業員満足。IMG_0695

一番大事なことを講義する。IMG_0699

講義の後は専用バスで視察を開始。
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「株式会社ロピア
サンフランシスコ研修」
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車中でも講義をする。
今日は昨日までの雨とは一転、
いい天気。

と思いきや、
時々シャワーのような雨も降る。
不安定な陽気だ。
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最初の訪問は、
バークレーボウル。
2班に分かれて1号店と2号店を視察。

私は2号店。
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10時開店と同時に入店。

オーガニック売場。
青果はオープン時には、
陳列を完了。
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青果は世界一の品揃え。
バナナは多品種多品目。
この陳列量。
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オープンと同時に、
お客がやってくる。IMG_0717

ミート&シーフード売場にも、
買い物客。
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アジアンコーナーにも、
多くの客。
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世界一の青果部門。
120億円の売上高の3割が青果だ。

バークレーをあとに、
北東に向かう。
郊外のバカビルまでバスで小1時間。
ウィンコフーズ。
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入口を入ると、
ウォール・オブ・バリュー。
価値ある壁。
特売品が山のように積みあげられた、
一丁目一番地のプロモーションコーナー。IMG_0796

バナナはクレート陳列。IMG_0798

対面売場はデリ、シーフード、ミート。
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ディスカウントながら、
高額食材のダンジネスクラブも扱う。
もちろん安い。
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フローズンフードコーナー。
長い長いリーチインケースの陳列線。
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加工食品の一角は
コストコのようなラック陳列。
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支払いはデビットカードか現金。
キャッシュフロー経営に徹する。
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その近くにあるのが、
ナゲット・マーケット。IMG_0835

「アクチュアリー・ロープライス」を標榜。
店舗は美しく、ファンタスティック。
でもそんな見栄えとは違って、
価格は近隣の店のどこよりも安い。
アクチュアリー・ロープライスとは、
そうした意味だ。
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バナナは1本99セント。IMG_0858

ここで 昼食。
2日目ともなると、
皆、商品のチョイスは慣れたもの。
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もちろん売場を丁寧に見て回る。IMG_0871

ピカピカの床は夜間、
専門のスタッフがワックスをかけ、
ブラッシングして磨く。
日中は専任のスタッフがモップをかけている。
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パンデミックによって顧客は、
クレンリネスの良い店を選ぶようになった。
ナゲット・マーケットはコロナ禍で、
客数を伸ばした。

そしてインタビュー。
ロピタと日本酒をプレゼント。IMG_0903

インタビューに応じてくれたのは、
クリスティーナさん。IMG_0905

通訳は、現地コーディネーター、
浅野秀二さん。
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彼女は、ナゲット・マーケットのこの店で
アルバイトをしながら大学を卒業した。
そして卒業と同時に入社した。

「5年後には店長になりたい」 IMG_0921

ナゲットで働く喜びや誇りを、
熱心に語ってくれた。IMG_0908

Q&Aタイムに英語で質問をする、
ロピアのメンバーもいた。IMG_0929

賢いクリスティーナさん。
すばらしい女性だった。IMG_0933

そして全員で記念写真。IMG_0938

同じ地区にある、
コストコ。
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最新の2022年8月期の決算。
総収益は2269億5400万ドル、15.8%増。
100円換算で22兆6954億円。
純利益は58億4400万ドル、16.7%増。
5844億円。

アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリア、
日本など、世界中に838店舗を展開する。

コストコは、
トイレットペーパーからダイヤモンドまで扱う。

今日のダイヤモンドの最高価格は?
私は必ずチェックする。
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「FOREVER ROSES」139ドル。IMG_0376

店内加工の デリ。
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牛肉は最高グレードのプライムも扱う。
中心はチョイス。
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売場のセンターに、
広大なプロモーション売場がある。
その衣料品のポップアップセール。
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コストコはシングルフォーマット。
世界中、同じ店づくりをする。
そしてどの店も繁盛している。IMG_0386

セルフチェックアウトも導入した。
買上げ点数の少ない顧客には便利だ。IMG_0393

最後の視察店舗は、
セーフウェイ。IMG_0436

そしてトレーダー・ジョー。IMG_0452

夕刻だからよく人が入っている。IMG_0968

同じショッピングセンターの中にある、
「パリ・バゲット(Paris Baguette)」
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1988年に創業した韓国のベーカリーカフェ。
フランス風をコンセプトにする。

韓国内で約1700店舗を展開し、
中国、ベトナム、北米、フランスなど
海外に180店舗以上を展開する。
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カフェが併設されている。
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惣菜系のパン、
あんパンのようなスイーツ系パンも、
品揃えしている。
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ホールケーキのようなスイーツも扱う。IMG_0445

福島さんが団員の試食のために、
2万円ほどの商品を購入した。
みんなに食べさせる。IMG_0448

すべての視察を終えて、
ホテルに帰る。
そして1時間、自室のキッチンで調理する。

7時からは料理コンテスト。IMG_0975

テーブルにすべての料理を並べて、
班ごとにプレゼンテーションする。IMG_0977

メニューのコンセプトを説明し、
食材を購入した店舗、
訴求したいポイントなどをプレゼンする。
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アメリカで「台湾」?
ロピアの台湾進出を記念した料理らしい。
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説明を聞いて、興味があれば、
実際の料理を見に行く。
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コンセプトと内容がずれていると、
思わず苦笑。
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そして全員で試食タイム。
人気の料理はあっという間になくなる。
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各自が10点満点のなかで、
採点する。
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そして表彰。

3位のチーム。
賞金を池田リーダーが贈呈する。IMG_1067

2位。
受賞のコメントを述べる。
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栄えある1位に輝いたのは、
この3人。
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おめでとう!
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コンテストの後は、
ホテルの続き部屋を借り切って、
懇親会。
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福島さんが視察店舗で購入した、
肉や燻製の魚を調理して、楽しむ。
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昨日購入した骨付きブロック肉。
精肉チーフが骨抜き作業を行う。
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プロフェショナルだから、
作業は手早い。
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こちらではカクテルづくり。
15年間、バーテンダーをしていたメンバー。

皆の前でその腕をふるう。
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マルゲリータ。
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さらにオレンジジュースと、
シャンパンを1対1で割った、
「ミモザ」カクテル。
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2日目は朝7時半の講義から、
店舗視察、調理大会、懇親会と、
充実した1日だった。

疲れ切っても、
充実した内容に満足。

では、みなさん、今週も、
すべての人にありがとう。

Good Monday!

〈結城義晴〉

2023年02月05日(日曜日)

ロピア第3班視察初日のWal-Mart & TargetとOrganic御三家

曜日の感覚がなくなっている。
カリフォルニアと日本の時差は17時間。
そのうえブログ執筆が遅れている。

もう、疲れ切っている。
申し訳ない。

しかしロピアサンフランシスコ研修。
いよいよ第3班が到着。
国際空港に迎えに行った。
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残念ながら雨模様。
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現地コーディネーターの浅野秀二さん、
㈱ロピア取締役の福島道夫さん、
そしてコーディネーターの結城義晴。

1日の休息を挟んで、元気いっぱい。
頑張ります!
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到着するとバスに乗り込んで、
いつものように車中講義。

今、どこに降り立ち、
どこを走っているか。

それからフリーウェイの知識。

これから訪れる店舗に近づいたら、
その企業の基礎知識を確認する。

それから店舗視察の基本。
コンコースの原則。
単位の知識などなど。

到着したのはシリコンバレー。
ウォルマート・スーパーセンター。
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発表されているウォルマートの最新決算は、
コロナ下の2022年1月期。

売上高は5727億5400ドル、
57兆2754億円。
前年比2.4%増。
現地では1ドル100円換算で説明する。
簡潔でわかりやすいからだ。

純利益は136億7300万ドル、1.2%増。
1兆3673億円。
米国内に5342店舗を展開。
もちろん、米国ナンバー1企業であり、
石油メジャーを抑えて、
世界ナンバー1の企業だ。

そのウォルマートの主力フォーマットが、
スーパーセンターだ。

私は米国内視察をいつも、
ウォルマートから始める。
米国の小売業の標準だからである。IMG_0529

アメリカは土曜日。
よく顧客が入っているし、
よく売れている。
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オーガニック野菜も島陳列されている。IMG_02583

渡米が初めてというメンバーが多い。
彼らは興味深げに商品を見て回る。IMG_0520

ゴンドラアイルの中にも入り込んで、
品揃えや価格を調べる。
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セルフレジには行列ができている。
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店舗入り口横のサービスエリア。
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駐車場にはピックアップのスペースに、
何台も車が止まっている。
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ウォルマートは、
全米の食品eコマースの55%を占める。

福島さんがナショナルブランド商品と、
それと同等の「グレートバリュー」の商品を購入。
ウォルマートのプライベートブランドだ。

車に戻って、
皆に味の比較をしてもらう。IMG_0542

次に、
ホールフーズ・マーケット。
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アマゾンの傘下に入り、
決算情報が発表されなくなったのは残念。

アマゾンの2022年12月最新決算は、
売上高4698億2200万ドル、21.7%増。
46兆9822億円。
純利益は333億6400万ドル、56.4%増。
3兆3364億円。

店舗数は679店だが、
そのほとんどがホールフーズだ。

入口の青果部門は相変わらず美しい。
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チーズの試食をする。
クラッカーとジャムが添えられている。IMG_02662

シーフードとミート部門。
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売場で次々に質問を受ける。
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ホールフーズの価格は高い。
そのイメージが顧客にある。

しかしインフレ―ションもあって、
セールやお買い得商品の訴求が増えた。IMG_0564

昼食はオーガニックのデリを購入して、
試食体験をする。
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ホールフーズのデリは、
本当においしくなった。

しかしメンバーたちには、
オーガニックはおいしいのか。

味の違いはあるのか、
それがわかるのか。

講義でその謎を解明する。

メンバーたちは屋内で、屋外で、
それぞれに購入した商品を味わう。
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私のチョイス。
セルフデリとスープ。
長年の研究の成果。
実にうまい。
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トレーダー・ジョー。
ドイツのアルディ傘下。

ホールフーズ同様、
決算数値は発表されていない。
しかし、コロナ下の内食需要拡大で、
ますます絶好調。
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店舗を入るとすぐに
バレンタイン・プロモーション。
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色とりどりのテーブルフラワー。
バレンタインギフトにも対応する。IMG_0595

福島さんは、いつものように、
大量のワインを購入。
夜の懇親会の飲み物として、
ゲームの懸賞として、
高額なものからポピュラーなものまで、
さまざまなワインを用意する。
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メンバーは人気のエコバックを購入。IMG_0599

みんな、これが目当て。
コーティシーブースに、
フック陳列されたTJのエコバッグ。
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買物が終わったらインタビュー。

今日はファーストメイト。
メンバーからロピタのぬいぐるみと、
日本酒をプレゼント。
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気に入ってもらえて、
しっかり握手。
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小雨の降る中、
30分ほどのインタビュー。

Q&Aにも熱心に答えてくれた。
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私。
「コンペティターはありますか?」
「ありません」

いい返事だから、握手。
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全員で記念撮影。IMG_0616

次に向かったのは、
シリコンバレー地区の
ターゲット。

2022年1月の最新決算は、
年商1046億1100万ドル、13.2%増。
10兆4611億円。
純利益は69億4600万ドル、59.0%増。
店舗数は1926店。
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ウォルマートと同じ、
ディスカウントストアと、
ハイパーマーケットを、
ビジネスモデルにしている。

ウォルマートの「スーパーセンター」、
ターゲットの「スーパーターゲット」。

どちらも同じハイパーマーケット業態。
そしてそれぞれのフォーマット。

ターゲットはとくにアパレルが強い。IMG_0619

マネキンのプレゼンテーションを多用。
ふくよかなマネキンのリアル感。
すばらしい。
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日本の総合スーパーや専門店も、
ぜひ真似たらいい、
といつもお薦めしている。

若年層からファミリーまで、
顧客は多い。
ウォルマートが男性客が多ければ、
ターゲットは女性客が多い。
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バレンタインプロモーション。
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CVSファーマシーが併設されている。IMG_03173

食品売場は異常事態。
品切れ発生。
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夕刻に雨が降るとの天気予報が出て、
午前中から顧客が殺到した。

団員もセルフレジに並ぶ。
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ロピアの米国研修は、
積極的に買物するのが特徴だ。
そのために支度金を支給する。IMG_03273

時間が来たらバスに集合。
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視察後にも必ず車中講義をする。
その店の特長の再確認と変化事項。
とくにコロナ後の変化や、
なぜ品切れが発生したかなどを解説する。
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初日の最後は、
スプラウツ・ファーマーズ・マーケット。
この頃には、風も雨も強まってきた。
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スプラウツもこの店は好調だ。

ただし好調な店と不調の店の、
バラつきが出てきた。

入口にバレンタインデー対応平台。
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店舗中央に青果部門が居座る。
イレギュラーなレイアウトとゾーニング。
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店舗右手にデリカテッセン。
ボアーズ・ヘッドのブランドも並ぶ。IMG_0644

スプラウツの隣は、
ベッド・バス&ビヨンド。
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赤字決算が続くホームファッションの雄。

風前の灯火。
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同じショッピングセンター内に、
ワイン専門店のトータル・ワイン。
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1991年、大西洋岸中部のデラウェア州で、
デビットとロバートのローン兄弟が、
小型の専門店を開設した。

今や27州に246の大型店を展開する。 IMG_0659

すべての視察を終えて、
ダウンタウンのユニオンスクエア。
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中国人の春節のパレード。

ユニオンスクエア隣の、
モートンズ。
高級ステーキ専門店。
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初めに福島さんがあいさつ。IMG_0664

乾杯の発声。

指名ではなく、
積極的に手を挙げたメンバーが乾杯を仕切る。
これがロピアの良さ。IMG_0665

ロピア研修会後半戦の成功を期して、
浅野さんと乾杯。
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初めにシーフードタワー。
私は滞在中、3度目になる。IMG_0669

これだけで結構、お腹が満ちてくる。

このあと、ロブスターのビスク、
シーザーサラダ、パンを挟んで、
メイン料理のトマホーク&ニューヨークステーキ。

そしてデザート。
これらも3回目となる。

ワインは浅野さんセレクトの、
オーガニックワイン。
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同じテーブルのメンバーが、
ワイン一気飲みのパフォーマンス。IMG_0670

皆、疲れた中にも大満足の顔。IMG_0673

3班の池田リーダーの元気な掛け声のもと、
視察初日は無事に過ぎていった。

初日はウォルマートとターゲット。
それからホールフーズ、
トレーダー・ジョー、スプラウツ。
オーガニック御三家を視察した。

これだけで帰国してもいいくらいの充実した内容。
まだまだ頑張ります。
(つづく)

〈結城義晴〉

2023年02月04日(土曜日)

米国研修のはざまの休息日に訪れたニジヤとドレーガーズ

サンフランシスコに来て9日目。

日本では立春。
春が立つ。

米国防総省の発表。
アメリカでは話題騒然。
nYtaimuzu

米軍の戦闘機が、
中国の偵察気球を撃墜した。
大西洋の米国領海上。

中国の気球が米国の重要軍事施設を、
偵察していたとペンタゴンは発表した。

これに対して中国外交部が反論。
「非常に不快であり、
強く抗議する」

盗人猛々しい。
いつも思う。

アメリカにいると、緊張感は強い。

私たちの宿泊所は、
ヒルトン・サンフランシスコ・エアポート。
キッチン付きのホテルで、
ロピアの調理大会や、
夜の懇親会にはぴったり。IMG_0382

ただしホテル周辺には何もない。

第2班と第3班のはざまの今日。
いわば休息日。

朝から月刊商人舎2月号の原稿執筆。
「特集のあとがき」はいつも最後になる。

必死で書いて、めどを付けたら、
もう昼になっていた。

ランチはウーバーを呼んで、
サンタ・ラーメンへ。IMG_0214

日本人が経営するラーメン屋。
日本的な内装。
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私は横浜風味のサンタラーメン。
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これはガーリック風味のサンタラーメン。IMG_0391

スペシャルなラーメンを頼んだ
福島道夫さんも大満足。IMG_0399

浅野秀二さん。
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サンフランシスコ
に来たら、
一度食べてみてください。

驚くほど美味い。

ラーメン店の向かい側にあるのが、
日本型のスーパーマ-ケット、
ニジヤマーケット。IMG_0217

創業者は辻野三郎丸さん。
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2011年の11月にお会いした。
ロサンゼルスに本店がある。

このサンフランシスコの店の、
売場面積を測ってみたら、
89坪の小型の店だった。

入口のプロモーション。IMG_0416

いろいろな芋が並ぶ。
「長芋は血糖値の上昇が少ないんだよね」
こんな会話が飛び交う。IMG_0221

アジア系の顧客が結構、入っている。IMG_0415

調味料売場で何かを探している二人。IMG_0409

刺身用のサーモンが今日の「広告の品」。
その上段には塩鮭がある。IMG_0407
ニジヤにも大いに満足。

再びウーバーを呼んで、
サンマテオのドレーガーズへ。IMG_0471

サービス&クオリティ型のスーパーマーケット。
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黒と白の床のタイルが特徴的。

青果部門は以前に来た時に比べて縮小されていた。
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氷を敷いてカットフルーツを陳列。IMG_0420

オリーブとアンティパストのバー。
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華やかなサラダバー。IMG_0423

青果売場に併設されているワイン売場。
以前に比べて格段にスペースが広がった。IMG_0428

対面のデリカテッセン売場。IMG_0450

対面のシーフード。IMG_0444

そして対面のミート。IMG_0438

骨付き肉があった。IMG_0440

それを福島さんが、
皆に振舞うために1本購入。IMG_0442

2階にはキッチン用品売場がある。
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10年ぶりだろうか。
高質スーパーマーケットを志向する
グループの皆さんと視察したのが最後だ。

懐かしい。

一つ大きく変わったのは、
2階にあった有名なレストランが、
退店していたことだ。

そのレストランのオーナーは、
ダウンタウンに新たに店を構えた。

夜9時半の予約が取れた。

ホテルに帰って、
ディナーまで原稿執筆。
書き上げて日本のデザイナーに送る。

すぐに出来上がったゲラを校正して、
夜8時ごろ責了した。

お疲れ様。

それからノースポイントストリートへ。
「RESTAURANT GARY DANKO 」
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クラシックでゴージャスな店内。
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こんなアーティスティックなお皿。
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美しい盛り付け。
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メインはビーフ。
料理はペアリングされたワインと楽しむ。
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最後にチーズ。
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好みのチーズを選ぶと、
盛り合わせてくれる。IMG_0500

デザートはチョコスフレ。
クリームとチョコレートを、
真ん中に流し入れる、
パフォーマンス。
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こんな感じに仕上がる。
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これはメニューのほんの一部。
アンティパストから始まり、
デザートまで堪能した。IMG_0511
サンフランシスコでの、
すばらしい休日だった。

ありがとう。

明日から第3班の研修が始まる。
頑張ります。
(つづきます)

〈結城義晴〉

2023年02月03日(金曜日)

浅野秀二宅訪問とメトロポリタンゴルフの「楽しむ、学ぶ、休む」

日本は節分。
恵方巻は売れただろうか。

私はロピア第2班のサンフランシスコ研修。
すべて終了して、帰国する。

団員にとってはあっという間の4日間。

車中で2班のリーダーとサブリーダーに、
それぞれの決意を述べてもらった。

結城義晴からの最後のメッセージは、
「自ら変われ!」

自分が変わらねば、
仲間を変えることはできない。
自分が変わらねば、
職場を変えることはできない。
自分が変わらねば、
店を変えることはできない。

自分が変わらねば、
会社を変えることはできない。

サンフランシスコ国際空港に到着。
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お別れ。
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チェックアウトの間、
福島道夫さんが一人ひとりに、
励ましの言葉をかけている。
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浅野秀二先生からも、
最後のメッセージ。 IMG_0342

全員で記念撮影。
寝転がるのは通称「パジャマ君」。IMG_0347

はい、パチリ。
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でも、なんだかつまらない。
元気さが足りない。

そこで「ラブラブロピア♪」。
ハートマークを手で作ろうと提案。
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いい感じになりました。  IMG_03563

2班は40名のメンバーが参加した。
初めて渡米した社員ばかりだった。
到着早々、「おとなしい」と、
福島さんから檄を飛ばされた。

それが積極的に行動する、
いいチームになった。
今後の健闘を祈りたい。

送り出した後、
われわれは浅野さんのご自宅を訪問。
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ベイエリアのアラメダにある。IMG_0360

今や3億円を超える豪邸。IMG_01833

ランチは奥様の手料理を堪能した。
牛のテールスープ、ひじき煮、
ビーツのサラダなど。
実においしかった。

そして午後はメトロポリタンゴルフコースへ。
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クラブを借りて、
カートに乗る。
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私の隣から、
浅野秀二・苗子ご夫妻、
福島道夫さんと藤森正博さん。
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藤森さんはネバダ州リノから
車で5時間かけて、
昨夜、会いに来てくれた。

疲れていた身体がほぐれた。
楽しかった。
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夕食は韓国人経営の日本料理店へ。

寿司と刺身の舟盛り。
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仲の良いお二人。
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われわれはビール。IMG_0377

酒をたしなまない福島さんは、
ヘルシーなかっぱ巻きを堪能?
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最後は浅野家で、
おいしいワインをいただいた。IMG_0381

ありがとうございました。
学び、楽しむ。
そして休む。

3年ぶりの研修はつづく。

〈結城義晴〉

2023年02月02日(木曜日)

ロピアUS研修第2班3日目の「学ぶ、楽しむ、学ぶ、楽しむ」

3年ぶりにアメリカにやって来て、
6日が経過した。

COVID-19パンデミックで、
世界最大の感染国になったUSA。

しかし世界最速でワクチン開発がなされ、
街中でも店舗でも、
マスクをしている人は2割くらいか。

完全にコロナが去ったわけではないが、
日本よりも平常に近くなった。

コロナ感染に関しても、
アメリカはわれわれを先導している。

ロピア第2班の研修は3日目を迎えた。

昨夜の調理大会。
事務局の集計ミスが発覚した。
そこで改めて、朝一番に、
優勝チームを表彰。
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優勝したチームの中に、
集計ミスをおこしたサブリーダーが入っていた。
そこで、賞金はなし。
名誉だけの表彰となった。
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表彰のあと、全員で朝の行事。
ロピアの経営理念と七大接客用語を唱和。IMG_0229

そして結城義晴の第2班二度目の講義。IMG_0231

2時間以上の講義タイム。
ロピアの躍進を支えた理論の解説もする。IMG_0234

業種の肉の宝屋藤沢店から、
業態のユータカラヤへ、
そしてフォーマットのロピアへ。
まるで教科書のような「蛻変」を遂げた。IMG_0244

コモディティ化の理論は重要だ。
アメリカは理論通りの発展を見せている。IMG_0242

講義を終えると、
全員で「ありがとうございました」
礼に始まり、礼に終わる。
IMG_0249

すぐにホテルを出発して、
第2班3日目の視察を開始。

フリーウェイを走って、
ゴールデンゲートブリッジを渡り、
サンラファエル地区へ。
IMG_0110-1

モーリーストーンズ。
インディペンデントの、
高級スーパーマーケット。

インディペンデントは「独立経営」のこと。
多くが単独店、または支店経営である。

高級住宅地に立地して、
このエリアの顧客をしっかりつかんでいる。
IMG_0251

サービス&クオリティ型のスーパーマーケット。
メンバーたちも、陳列や商品を丁寧に見て歩く。
IMG_0254

質問を受ければ、
その場で丁寧に答える。
「アニマルウェルフェア」に関する質問だった。
Good Question!
IMG_0255

奥壁面のリーチインケース。
サンドイッチやデアリー商品(乳製品)、
そしてフローズンフードが品揃えされている。IMG_0118-1

その対面には寿司コーナー。IMG_0119-1

同じショッピングセンター内の、
Gott’s-Roadside(ゴッツ・ロードサイド)。IMG_0131-1

人気のハンバーガーショップ。
Joel and Duncan Gott兄弟が1999年に設立。
カリフォルニア州に6店舗を展開する。
1号店はナパにオープンして、
大人気を博した。

この会社もインディペンデントだ。

商品は地元の食材をメインに使う。IMG_0133-1

ハンバーガーとガーリックフライドポテト。
私たちが買ったハンバーガーは植物性で、
健康志向の人気アイテム。
IMG_0268

そしてミントチョコシェイク。IMG_0284

45名分のハンバーガーセットを、
手際よくつくってくれた。
IMG_0269

もちろん私もいただく。
ボリューミー。
IMG_0280

ガブリとかじりつく。
美味!!
IMG_0282

ガーリックフライドポテトは、
ガーリックが利いていて、
実にうまかった。
IMG_0270

サンラファエル地区から、
再びゴールデンゲートブリッジを渡って、
ダウンタウンへ。
IMG_0147-1

フェリービルディング。
フェリーターミナルの跡を、
2003年に食や土産物屋の並ぶマーケットに変えた。IMG_0153-1

ロック・フィールドの惣菜と弁当の店。
「DELICA rf-1」。
IMG_0156-1

日本のゲルシーナ惣菜が人気だ。IMG_0157-1

ベイブリッジが見える。
ちょっとした観光を楽しんだ。
IMG_0159-1

そして最後の視察店、
ホールフーズ。
Now Open。
IMG_0291

ミッドマーケット地区にオープンした、
サンフランシスコ市内最大規模を誇る。IMG_0297

メンバーたちは
店内をゆっくり回って、
じっくりと商品をチェックした。IMG_0316

フードサービスエリアも広い。IMG_0320

すべての視察を終えて、
自由時間に入る。

解散地のユニオンスクエアに向かうとき、
ホームレスがたむろするエリアを通過した。

危険な地帯だ。
IMG_0286
絶対に足を踏み入れないよう、
厳重注意した。

コロナ禍でこうしたエリアが拡大している。

事務局はホテルに戻って休息。
私は月刊商人舎2月号の原稿執筆。

そしてディナーはクラスタシアン。
ベトナム料理店。
IMG_0164-1

ガーリックローストのダンジネスクラブが名物。
手をオイルまみれにして堪能した。
写真を撮りそこなったが、大満足。

コロナ禍で3年間、ブランクがあった。

小売業にかぎらず、
本格的な米国視察は再開されていない。

170名を超える大規模な視察は、
コロナ後では日本初のことだ。

そのロピア第2班の研修も、
予定通り終了しそうだ。

これで行程の半分が終わる。
月刊誌の執筆を続けながらの講義。
ホテルのセミナールームと車中。

全力で語り続けたが、
それがロピアのInnovationにつながれば、
私の役目は果たせる。

私の持論はアメリカで、
現実のものとなっている。

学ぶ、楽しむ。
学ぶ、楽しむ。
それがロピアのUS研修だ。
(つづきます)

〈結城義晴〉

2023年02月01日(水曜日)

2月1日/商人舎設立15周年と米国ロピア研修第2班の「檄」

2023年2月1日。
商人舎の新年度。

2008年2月1日設立だから、
15周年ということになる。

㈱伊藤園の本庄大介社長から、
蘭が届けられた。
IMG_3557
心から感謝します。

20周年には何かやろうかと考えている。

私はサンフランシスコ。
ロピア米国研修第2班の2日目。

朝7時半にミーティングルームに集合。
今日は結城義晴の1回目のセミナー。

福島道夫さんが冒頭にあいさつ。
㈱ロピア取締役営業統括。

私同様、福島さんも16日間、
サンフランシスコに滞在する。
170名あまりの研修会を、
運営サポートする。
IMG_9913

恒例のロピアの経営理念と七大用語の唱和。
1日は必ずこの唱和から始まる。
IMG_9916

そして結城義晴の1回目の講義。IMG_9917

同じ内容でも1班の講義とは、
少しずつ変わる。
IMG_9924

アメリカの社会と小売業。
COVID-19の大きな変化。

それから初日に訪れた企業の復習。

ロピアは2008年の商人舎設立のころから、
高木勇輔社長と福島道夫さんが、
さまざまな研修に通い始めた。
米国視察はベーシックコースも、
毎年のスペシャルコースも、
ミドルマネジメント研修会も、
学びに学んで、ロピアをつくり、
その後、躍進を遂げている。

その高木・福島の目線や認識と同じ知見を、
すべてのチーフに注ぎ込む。
それがこの講義の目的だ。IMG_9926

講義が終わると視察と買物に出発。

今日はすばらしく良い天気。
内海のサンフランシスコベイも穏やかだ。IMG_9949

朝一番で向かったのは、
バークレーボウル。

2班に分かれて1号店と2号店を視察する。
今回、私は1号店。
1977年創業のバークレーボウルは、
1999年にこのセーフウェイの撤退店舗に進出。
IMG_9954
その10年後の2009年、
バークレー市の要請によって、
2号店の「ウェスト」を開業。

1号店はバークレーボウルの原点である。

柑橘類の種類は豊富で、
しかもカラーリングされた
陳列もすばらしい。IMG_9961

ズッキーニとトマト。
緑と赤のコントラスト。IMG_9958

メンバーは今夜の調理大会のために、
商品を子細に見て、食材を購入する。IMG_9969

デリ売場とワインコーナーは併設。
デリとチーズとワイン。
バークレーボウルに限らず、
どの店舗でも重点カテゴリーだ。
IMG_9972

バークレーをあとに、
さらにフリーウェイを1時間ほど北に走る。
バカビル市。

ウィンコフーズ。
スーパーウェアハウスストア。
倉庫型ディスカウント・スーパーマーケット。IMG_9986
2022年3月期決算で売上高89億ドル。
134店舗と着々と成長を遂げる。
IMG_00103
社員持ち株制度を導入して、
モチベーションが高い。

さらにダラーツリー。
ダラーストア、あるいはバラエティストアの業態。
日本で言えばダイソーがそれにあたる。
IMG_9988
米国のバラエティストアは、
1位がダラーゼネラル、
2位がこのダラーツリー。
互いに拮抗する競争相手だ。

業界3位だったダラーツリーが
2位のファミリーダラーを2014年に買収して、
2社に絞られる複占状態となった。

入口にはプロモーションコーナーを設ける。
今の時期はバレンタイン。IMG_9996

デアリー(乳製品)売場はリーチインケース。IMG_9991

そしてナゲット・マーケット。
全米でもピカイチの美しい売場だ。IMG_0001

昼食のためにデリやスープを購入する。
ホットスープは具沢山で美味。IMG_0007

キッチンスタジオだった部屋に集合して、
エリック・ST・ジョン店長のインタビュー。

お礼の日本酒とロピタのぬいぐるみ。IMG_0010

ST・ジョン店長も嬉しそうだ。IMG_0014

通訳はもちろん浅野秀二さん。IMG_0018

皆、店長の話に聞き入る。

ナゲット・マーケットは
Fortune誌「100 Best Companies to Work For」、
つまり「もっとも働き甲斐のある企業100」に
ランキングされる常連企業。

Q&Aではその理由についての質問が多かった。
IMG_0025

1班に引き続き2班のインタビューにも
応じてくれたST・ジョン店長はナイスガイ。
心から感謝。
IMG_0029

店長を囲んで記念撮影。IMG_0032

スプラウツ・ファーマーズ・マーケット。IMG_0036

オーガニック&ナチュラル・スーパーマーケット。
だから核部門の青果売場とバルク売場が、
店舗中央に配置される。
IMG_0046

壁面面では「マーケット」と名付けられた
デリとミートのコーナー。IMG_0040
両サイドに各部門の売場があって、
青果がいちばんの店である。

コストコ・ホールセール。IMG_0080

日米コストコの店づくりは、
基本的にはまったく変わらない。
しかし、商品は異なる。
それらを比較しながら、
調理大会のための買物をするメンバーたち。IMG_0065

ベイブリッジを渡って、
サンフランシスコのダウンタウンに戻る。IMG_0083

最後の視察店舗は、
トレーダー・ジョー。
IMG_00593

夕方のピークタイム。
もう品切れしているアイテムがある。
IMG_00613

しかも大改装中だ。
IMG_00623
営業しながらの改装だが、
顧客はひきも切らずやって来る。

そして同じSC内にある
セーフウェイ。
IMG_01043

ピロータイプの2階に上がると、
惣菜・デリ売場が現れる。
ボアーズ・ヘッドも設置されていて、
悪くない店だ。
IMG_00723

セーフウェイは投資会社サーベラスのもと、
アルバートソンに買収された。
全米第2位のスーパーマーケットだが、
そのアルバートソンがまた、
クローガーに経営統合される。

客数は少ない。
IMG_00943

思いのほか渋滞に巻き込まれず、
夕方5時半にはホテルに到着。

各部屋で調理大会に向けて、
Cooking。

7時にミーティングルームに行くと、
なにやら作業中。
IMG_0099

床に材料を並べて、
図面を見ながら組み立てていく。
IMG_0104

形ができあがってきた。
IMG_0109

ダーツのような的に、
プラスティックの斧を投げて、
競い合うおもちゃだ。

斧が頭に当たると、痛い。
こんな感じ!?
IMG_0108

でき上がった的をめがけて、
斧を投げてみる。
IMG_0111

女子も参加。
意外に力加減が難しい。
IMG_0113

私も浅野先生も投げた。
難しいけれど面白い。
IMG_0114

そんな遊びに興じていると、
次々に料理を抱えて、
皆が集まってくる。
IMG_0103

そして、調理コンテスト大会の開始。
メニューのコンセプトや使った食材を、
強力にアピールし合う。
IMG_0120

それに対して、
ほかのメンバーから質問が飛ぶ。
IMG_0157

さらに出来上がった料理を見て、
質問が重ねられる。
IMG_0168

大きな手振り身振りで、
アピールするメンバー。IMG_0169

こちらは女子との混成チーム。
IMG_0177

そして試食タイム。
プレゼンが良くても、
最後は味が勝負を決める。
IMG_0188

メンバーたちは自分の班を除いて、
10点満点のなかで、それぞれの班に点数をつける。
その点数の集計で上位3組が、
優勝、準優勝、3位となる。

いよいよ、集計結果が出た。
リーダーとサブリーダーの2人が集計して発表。IMG_0191

3位は2つの班の混成チーム。IMG_0198

準優勝チーム。
IMG_0202

栄えある優勝はこのチーム。
IMG_0208

おめでとう!

最後に福島さんと結城義晴の総評。IMG_0209

2班は到着するなり、
福島さんから檄を飛ばされた。
「元気がない」
「積極性がない」

その檄が利いたのだろうか、
調理大会ではプレゼンテーションがよかった。
さらにチームワークもよかった。IMG_0214

的当て斧ゲームを購入した福島さん。
皆が組み立てて、そのゲームに興じたことに、
なによりも満足そうだった。
IMG_0218

こうして2日目の研修は無事、終了した。
上階に2部屋ミーティングルームをとって、
夜も遅くまでコミュニケーションを図る。

アメリカ視察研修では、
この密なコミュニケーションができる。

ロピアの強みを、
この米国は提供してくれる。
(つづきます)

〈結城義晴〉

2023年01月31日(火曜日)

ロピア米国研修第1班を送り出すと第2班がやってきた。

3年ぶりのアメリカ。

やっぱりいいな。

サンフランシスコ国際空港。IMG_9674

ロピア1班の海外研修が無事、終了。
1班は帰国の日となった。IMG_9682

チェックインが済んでから、
ちょっとしたパフォーマンス。
IMG_96753

上手くいかない。
IMG_96773

最後に全員で記念写真。IMG_9678

短い時間だった。

それでも多くのことを経験した。
学んだこと、良いと思ったことを、
帰国して実践してほしい。
遠慮なく。

1班を送り出して、1時間もすると、
第2班が到着。

すぐに専用バスで店舗視察。

ちょっと遠いけれどサンノゼへ。
ウォルマート・スーパーセンター。
IMG_9733

衣食住遊フルランを揃える、
現在、世界最強のフォーマット。
IMG_9686

エブリデーロープライス。
バナナは1本68セント、
パイナップルは1ポンド1ドル98セント。IMG_9688

オーガニックの商品は、
紫色で示される。

ずいぶん増えてきた。
3年前は多段ケースでの展開だったが、
島型の売場を設けるまでになった。IMG_9690

メンバーたちは、
滞在中に飲む水を選んでいる。
IMG_9702

おばあさんがやってきて、
何やら言っている。

するとメンバーの一人が、
棚の上の水を取ってあげた。
IMG_9705
「Thank you! Thank you!」

そんなときには、
「ユー・アー・ウェルカム」と答える。
そう、教えた。

買物をして有人レジで決済。
次のメンバーが後ろでその手順を見ている。IMG_9722

団長の福島道夫さんは、
今日も熱心にお買い物。IMG_9684

皆に毎晩、手料理を振舞っている。
今回2度目の調理器具を購入。

1度目はコストコで買い揃えたが、
デジ調理器対応でなかったようで、
再購入となった。
IMG_9685

総額464ドル。
もちろん全部、自腹。

料理コンテストに臨む団員たちにとって、
ほんとうにありがたい。IMG_9724

ウォルマートのピックアップロッカー。
コロナ下でウォルマートでも、
ネット注文が大きく伸びた。
IMG_9730

こちらは受け取りカウンター。IMG_9731

2店目の視察は、
ホールフーズ。

店舗の中央に、
「ピックアップ&リターン」のコーナー。

アマゾン傘下となったホールフーズは、
当然のようにeコマースを強化。
店舗は受け取りや返品の拠点となっている。IMG_9739

精肉売場のドライエイジドビーフ。
乾燥熟成肉は、
蛋白質の分解によってアミノ酸が増加し、
微生物と酵素の作用によって旨味が増す。IMG_9747

それを福島さんが注文した。
店員が丁寧に包装する。
IMG_9749

これだけの量はいくらになるのだろうか。
これらはホテルのキッチンで調理する。
IMG_9751

さらにシーフードコーナーでは、
燻製を購入。
IMG_9744

アメリカに来たメンバーに、
地元のおいしいもの、
自分では購入しづらい高額なものを、
どんどん食べさせたい。
その地のおいしいものを食べる経験を積ませたい。
それが福島さんの想いだ。

ホールフーズでは視察だけでなく、
昼食タイムも設けた。IMG_9750

みなそれぞれに寿司やピザ、
セルフデリやスープを購入。IMG_9753

実際に購入してお客の立場で店を見る。
それも大事な研修。IMG_9767

屋外のテラスで、
温かい冬の日のランチタイムを楽しんだ。IMG_9769

それから、
トレーダー・ジョー。
IMG_9770

酒売場でワインを吟味。IMG_9772

購入するならば、
PBのチャールズショーがおすすめ。
クオリティの高いワインが3.49ドルで買える。IMG_9782

今日のインタビューは、
クルーメンバーのアレックスさん。
IMG_9789

初めにメンバーの女子から、
日本酒のプレゼント。
IMG_9790

トレーダー・ジョーで働くことの喜びや、
顧客とのコネクションの大事さについて、
話してくれた。
IMG_9796
私の質問。
「あなた自身は普段の食品を、
どの店で買っているんですか」

「ん~、9割くらいはこの自分お店です。
それ以外は子どもが3人いるので、
コストコに行きますね」

正直な回答だった。
ありがとう。

アレックスさんと笑顔の握手。
IMG_9801

そして全員で記念撮影。
IMG_9803

専用バスでサンフランシスコ市内に向かう。
車中でも講義。
IMG_9809

ターゲット。
この店はディスカウントストア業態。IMG_9846

バレンタインデーのプロモーションコーナー。
男子メンバーたちはこのコーナーに興味深々。
IMG_9817

ターゲットはマネキンを多用している。
そのマネキンディスプレーが面白い。

走るマネキン。
IMG_9812

子どもも走る。
IMG_9829

ベビーは座ったまま。
その下ではハンガー陳列。
何とも可愛らしい。
IMG_9823

日本の総合スーパーのアパレルも、
ターゲットのマネキンづかいを、
もっと勉強するといい。

そして真っ赤なチェックスタンド。IMG_9841
何から何まで、
ウォルマートの正反対。
それがターゲットのポジショニング。

ターゲットを後にして、
サンフランシスコのダウンタウンへ。

野球スタジアムのオラクル・パーク。
停車スペースがないため、
このパーク横にバスを横付けして降車。

オラクル・パークは
2019年にAT&Tパークから名前を変えた。
サンフランシスコジャイアンツが、
本拠地としている。
IMG_9874

銅像や記念碑などが建てられている。
IMG_9851

せっかくだから記念撮影。
IMG_9849

目的は、
セーフウェイ。
10年ほど前にオープンした、
セーフウェイの都市型モデル。
IMG_9853

変則的なレイアウト。

セーフウェイらしい腰高什器を使った、
青果売場。

しかしボリューム感がない。
IMG_9858

店舗入り口には、
「アット・ユア・テーブル」がある。
即食のデリカテッセンのコーナーだ。
IMG_9860

店の奥真ん中にチェックスタンド。
IMG_9867

セーフウェイは、
クローガーに買収される。
それもうなづける店の内容だった。

初日の最後は、
アマゾン・ゴー。
IMG_9876

レジレス店舗。
IMG_9892

商品はコンビニより絞り込まれている。
高額な地代のダウンタウンに出店しているのは、
アマゾンウォークアウトシステムの、
デモンストレーションの意味合い。
IMG_9885
この店だけでは採算はとれていない。

初日の視察を終えて、
高級ステーキハウス、
モートンズ。
これも1班と同じ。
IMG_9909

福島さんからメンバーに、
ねぎらいの言葉。
IMG_9893

そして乾杯。
IMG_9898

9時間半も飛行機に乗って、
到着したら5店舗の視察。
それでもまだまだ元気いっぱい。
IMG_9899

高級ワインのマグナムボトルの差し入れ。
それに大喜びのメンバーたち。
IMG_9901

講師のテーブルに座った3人。
IMG_9904

トマホークステーキの骨にしゃぶりつく。
この部分が一番おいしい。
IMG_9905

2班の長いながい初日が終わった。
私も疲労困憊。

それでもこの研修の意義は計り知れない。
日本で真っ先に再開した米国研修。

チーフ以上の社員は全員、
この米国研修を受けて、
最新の競争を体験し、米国の現場を学ぶ。
同時にロピアの経営方針を再確認し、
ロピアの将来を具体的に知覚し、
そのうえで意志を一致させて、
モチベーションを高める。

彼らにとって、
一生を決めるような米国体験。
第2班、スタートです。
(つづきます)

〈結城義晴〉

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