「結城先生と一緒に行く!
ドジャース観戦ツアー」
始まりました。
㈱大創産業の矢野靖二社長にご指名いただいて、
こんなネーミングになった。
しかし目的の第一は、
ドジャースのゲーム観戦。
全力で大谷翔平を応援する。
チェーンストアやスーパーマーケットのトップ、
関連産業からも大物経営者が参加してくれた。
初日の今日は専用バスで、
ロサンゼルスのダウンタウンを北上。
すぐにマイクを握って、
ロサンゼルスマーケットについての講義。
最新9月号は「’25アメリカの歩き方」。
26都市圏の視察ガイドブック。
それを参加者に配って、解説する。
最初の視察店は
トレーダー・ジョー。
なんと道路を挟んで2店のトレジョが並ぶ。
既存店が繁盛しすぎて、店は大わらわ。
そのうえ道路は大混雑。
その緩和のために道を挟んだ住宅施設の1階に、
6月8日に新店を開設した。
エンドはフィアレスフライヤーのオンパレード。
新製品のプロモーションだ。
オリジナルワインのチャールズショーは、
物価高で3ドル49セントに上がった。
それでも世界一売れるワイン。
新店に比べると天井は低いし、
ややくすんで見える。
しかしこちらのほうが客数は多い。
同じ商品、同じ価格なのに、
顧客は馴染んだ店に通い続けてくれる。
ありがたいことだ。
もちろんこの店のクルーが、
自分の顧客をつかんでいる。
人がいるから客が来る。
商売の本質を見せてもらって、
多いに満足した。
視察を終えてバスに集合。
そこでも気づいたことをレクチャーする。
ミートとシーフードは対面売場。
「LAND&SEA」
コーナーのデザインは、
小型店でもホールフーズらしく、美しい。
珈琲とベーカリーのコーナー。
ホールフーズはもしかしたら今、
小型店のほうがいいかもしれない。
急遽、スピリットハロウィンへ。
ハロウィン商材を集めたポップアップストア。
売り切れ御免で2カ月ほど展開する。
11月には店じまい。
家庭で飾るには大きすぎる仕掛け。
つまり売場用のプレゼンテーションツールだ。
もちろん子どもから大人までのコスチューム、
部屋を飾るためのさまざまなツール、
プレゼント用の小物グッズまで扱っている。
店頭のプロモーションに何か使えないかと、
真剣に見入るイオン九州の皆さん。
首の回るどでかい女の子の人形。
「イカゲーム」はアメリカでも人気だ。
そして視察本命のダイソーへ。
ライフスタイルセンターNOHO Westへの出店。
視察ツアーを仕切ってくれているのが、
大創産業現地の松尾さん。
概要を説明してくれた。
今、アメリカで200店となった。
このエリアのマネジャーも出迎えてくれた。
ダラーストアは1ドルだった。
そこときダイソーは1.5ドルで勝負した。
コロナ禍があって、さらにインフレが進んだ。
今、DAISOは2.25ドル。
このライフスタイルセンターでランチをとって、
次に向かったのはウォルマート。
ロサンゼルス都市圏では、
シェアが4番手だ。
やや小型のスーパーセンター。
ガーデニングやカー用品はないが、
日常を賄う商品がきっちり品揃えされている。
だから繁盛している。
パワーセンターにはベストバイも出店している。
全米第1の家電チェーン。
以前はグロサリーから始まる売場づくりだった。
今は生鮮から始まり、クレンリネスも格段に良くなった。
1000店を超えてからそのスケールを活かせるようになり、
2000店を達成して見違えるほどよくなった。
そして同じドイツ出身のリドルが東海岸に進出。
競争相手が登場して、アルディはさらに磨かれた。
居抜き店舗で、やや横長の変則的な店。
ヒスパニックの従業員と顧客が多い。
彼らの健康志向に対応している。
朝8時から視察を開始した。
時差もあって長い1日だった。
いったんホテルに戻って、1時間弱の休憩。
それからバスで懇親会会場へ。
「71 Above」
名前の通り71階にあるイタリアンレストラン。
ロスのダウンタウンがぐるりと一望できる。
おいしいワインと食事、楽しい会話。
あっという間に3時間が過ぎていった。
抽選会もあって、すごく盛り上がった食事会。
ドジャースタジアムはライトがまぶしく輝き、
熱戦で盛り上がっている。
明日は店を巡ったあとで、その観戦。
楽しみです。
(つづきます)
〈結城義晴〉