2017年1月の標語

店は客のためにあり、店員とともに栄える。

ポピュリズムの台頭に、
世界が右往左往した2016年。
イギリスのEU離脱、
トランプ米国大統領誕生。

相変わらずのテロリズム横行、
不気味な極右勢力の浮上、
大量難民の行き場のない移動。
そして地球温暖化の異常現象。

それに対して日本社会は浮かれ気味だ。
日銀異次元金融緩和だけのアベノミクス、
「おもてなし」による東京オリンピック景気、
そして「爆買い」のインバウンド消費バブル。

消費増税と軽減税率は延期された。
円安・株高は景気を好転させるかに映る。
1年を表現した漢字は「金」
流行語大賞は「神ってる」

しかし現実を見て、現場を歩くと、
多くの中小企業や大半の消費者にとって、
好況の恩恵に、実感はない。
生活が豊かになったとはいいがたい。

小売りサービス業経営は、
深刻な人手不足に苛まれ、
働き方改革と人材マネジメントが、
存続はもとより生存の条件となる。

そんなふうに2017年がやってきた。
しかし2020年までは、
やはり無呼吸泳法だ。
ひたすら我慢と忍耐の仕事が続く。

店は客のためにあり、
店員とともに栄える。
顧客満足と従業員満足、
それに社会満足が加わる。

市場原理から社会原理へ。
競争から共創へ、EGOからECOへ。
サスティナブルへ。
オーガニック&ナチュラルへ。

だから、店は客のためにあり、
店員とともに栄える。
それに「社会のためにあり」を加えて、
「三方良し」を目指すときだ。

〈結城義晴〉

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