結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2010年03月08日(月曜日)

週刊『エコノミスト』の「特集・百貨店沈没」とホワイトデー

Everybody! Good Monday![vol10]

2010年になってからもう、10週間目です。

「エブリボディ! グッド・マンデー!」の、
ご挨拶の後ろについている[vol]とは「ボリューム」の略。
本の「巻」「冊」などの意味です。
つまり、月曜のご挨拶で1週間をまとめるわけですが、
その1週間が第10巻になるということなのです。

あっという間に、3月に入って、
その第2週。

一昨日までのこのブログでのコーネル・ジャパンのレポート。
必須の情報、知識、必読の知恵の塊。  

読んでない方は是非、目を通してください。
一度読んだ方も、何度も見てください。

[1週間分をまとめて読む・見る]をクリックして入ってもいいし、
右欄の『毎日更新宣言カレンダー』の3月4日をクリックして、
コーネル・ジャパン、ヤオコー狭山物流センターで大収穫」に、
飛んでもいい。

もちろん、3月5日の「ヤオコー狭山チルドセンターと南古谷店の連動を学ぶ」に、
行ってもいいし、
3月6日の土曜日「コーネル二日目、ロヂャース自動発注システムを学ぶ」は、
見落としていたから、これだけ見るというのもいい。

自由です。

それがインターネットやブログの良さ。

ヤオコーとロヂャースの両極の物流と情報の仕組み。
両極だからこそ、わかりやすい。

世の中に、
「これひとつ」というものは少ない。  
ほんとうのオンリーワンは、実は少ない。

「店は客のためにあり、店員とともに栄える」だとか、
「Practice comes first!」だとか、
真理はひとつ。

しかしやり方は多数。
よく出るたとえで、
山の登り方やルートはいくつかあるという、あれ。

だとすれば、両極の登り方を学んで、
自分の登り方を決めるのが、
ナレッジ・マーチャントの方法論。

是非是非、ヤオコーとロヂャースから学んでほしい。

さて今日、発刊される『週刊エコノミスト』。
「特集 百貨店沈没」  

インタビューを受けて、
巻頭の編集部記事にアドバイスをした。
それから口述筆記で、
「欧米の百貨店」に関して載せた。

私は、「百貨店の商圏人口100万人説」を言っている。
だから現在の日本の百貨店270店が、
やがて120店ほどまでには減るだろうと思っている。  

「日本百貨店120店説」  

しかしその120店は、
百貨店にしかできない社会的機能を果たす。

百貨店は都市化と大きく関係した業態。  
だから現在の、世界的な人口の都市集中現象は、
実は百貨店には追い風のはず。

日本の人口も、都市への集中がみられる。
昨年8月の総務庁の発表。

日本の2008年の人口は1億2707万6183人。  
不思議なことに1万と5人、増加している。
世界的不況の影響で、海外から帰国する日本人が増えたから。
しかし、「自然減」ではマイナスの4万5914人で、
これは過去最大の減少幅。
出生数は108万8488人で死亡数は113万4402人。

ただし三大都市圏への人口は集中。
首都圏、関西圏、中京圏に、50.37%、6401万2618人。  
このエリアは、過去最大の人口数。
減り続けた大阪圏も、5年ぶりに人口増に転化し、
日本人の半分以上が、三大都市圏に住んでいる。

そして百貨店は巨大都市の業態。

沈没のように見えるかもしれないが、
私は、大いに可能性があると思う。

百貨店が、自分の力を過信して、
地方都市や郊外に出て行ったのが間違い。  

自らの社会的な役割を認識することがまず、
どんな業態にも必要なのだと思う。

顧客と消費社会が求めれば、
低価格路線もあるだろう。

低価格路線は、地方でも郊外でもできる。
しかもその方が経費は安い。
だから百貨店には不利かもしれない。

しかし、店舗の償却が終わっていて、
店舗費がかからないのなら、
百貨店の大ディスカウントセールは効果がある。

巨大都市のターミナル立地の巨大店舗に、
顧客と社会が求めることを、
競争環境を読み取りながら突き詰める。  

それが「沈没」しない120店の百貨店の店の生き残り方。

さて、今週は、
3月14日(日曜日)のホワイトデーに向けた商戦。  

バレンタインデーにプレゼントやチョコレートをもらった男性が、
そのお返のプレゼントを女性に贈る日。

キャンデー・マシュマロ・ホワイトチョコレートなどが多い。

日本から発信され、韓国・台湾で真似されているが、
アメリカ・ヨーロッパにはホワイトデーはない。

もともとは、昭和50年代から菓子業界がプロモーションとして始めた。
1978年(昭和53年)、全国飴菓子工業協同組合関東地区部会が、
「ホワイトデー」とネーミングして制定。
準備期間を2年間設けて、1980年、
「第1回ホワイトデー」が全国規模で展開されたとされる。

だから今年の3月14日は、
「ホワイトデー30周年」となる。  

一方、1977年に福岡市の老舗菓子屋「石村萬盛堂」が
白いマシュマロを売り出し、それがホワイトデーの起源という説もある。

私は、福岡出身なので、こちらの説を推したいが、
事実は知らない。

しかし商人は、顧客の喜ぶことには、
なんでも貪欲であるべきだ。  

だから「ホワイトデー」、おおいによろしい。

『エコノミスト』から「沈没」させられた百貨店も、
大都会のホワイトデーで、
どこよりも売上げをつくり、
プレゼントと買った顧客と、
もらった顧客の両方を喜ばせてほしいものだ。

ホワイトデーに限らず、プレゼント商品は、
買い手と貰い手の両者にとってメリットがあること。

「小さな喜び、
ささやかな幸せ、
明日への希望」  

私は、現在の消費マインドをこう表現しているが、
ホワイトデーは、まさにこの心理。

春も盛んになってきた。
「春爛漫」ももうじき。

ホワイトデーの後には「春分の日」3連休が控えている。
3月20日(土)21日(日)22日(月)の3連休。

「小さな喜び、
ささやかな幸せ、
明日への希望」  

これを届けよう。

「すぐやる・かならずやる・できるまでやる」  
今月の商人舎標語を全うして。

「大きな喜び、
際立つ幸せ、
現在の快楽」
こんなことを考えると、必ず「沈没」する。  

Everybody! Good Monday!

<結城義晴>  

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