結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2012年03月17日(土曜日)

第12回ジャパンドラッグストアショー開幕、食品関連ブース増え続ける

昨日まで晴れ渡って、
花粉が飛びまくっていたのに、
今日は雨。

私は東京・目白の椿山荘へ。
カスタマー・コミュニケーションズ㈱社長の西川明宏さんと、
打ち合わせ。

私はこの会社の非常勤取締役。
西川さんの豊富な人脈と広くて新しい情報には、
いつも勉強させられる。

2時間近くも熟談して、
「王様は裸だ」と言い切った子供のことを思い出した。

ヘンリー・ミンツバーグは、言っている。
「真の研究者は、裸の王様に向かって、
『王様は裸だ』と叫ぶ子供に似ている」

西川さんと私とで、
それができるかもしれない。

この後、椿山荘で、
立教大学大学院ビジネスデザイン研究科
の、
2011年度謝恩会

みんなに「おめでとう」を言う時だ。

さて、昨日
第12回ジャパンドラッグストアショー開幕

16日(金)から18日(日)までの3日間。
ところは千葉県の幕張メッセ、
主催は日本チェーンドラッグストア協会。

今日のこの雨で来場者が減っているか。
ちょっと心配だが、
それでも今日からは一般来場者を迎える。
減ることはない。

日本チェーンドラッグ協会は、2011年4月1日現在、
正会員172社、賛助会員221社、学校会員などを含めると463。
正会員のドラッグストアは総売上高4兆5438億円、店舗数1万4895店。

昨年はショー初日の3月11日、
あの東日本大震災に見舞われ、
中止を余儀なくされた。

今年は、満を持しての開催。
だからこそ、今年のテーマは、
「セルフメディケーション宣言!~がんばろう日本!
ドラッグストアでつながる家族の元気!日本の元気!」

トレード向けの初日の会場は、ごらんの通り大盛況。
20120317124714.jpg

幕張メッセの4~8ホールに、366社1235コマが展開された。
国内のメーカー・商社に加え、韓国からも23社が出展。
何より目についたのは、ドラッグストアショーでの食品関連のブース。
20120317124802.jpg

ドリンクバーを展開する三菱食品ブース。
20120317124838.jpg

日本アクセスは、生鮮から日配まで、フルラインの展開。
20120317124847.jpg

日酒販ブースも大展開。
このあたりまるで食品フェアのよう。
20120317124910.jpg

岡村製作所は食品展示の什器をアピール。
20120317124922.jpg

もちろん、ヘルスケア、ビューティケア、介護などのブースは、
本来の充実ぶりを示す。
20120317124656.jpg

ユースキン製薬も元気な展示。
20120317124729.jpg

王子ネピアのブースでは、
大人用おむつを使った介護の実演講習。
人を集めていた。
20120317124737.jpg

エステーは、バンドがブースやぐらの上で、
派手なプレゼンテーションを展開。
20120317124721.jpg

人目を引いたのがこのブース。
タワーブースの上部に商品を張りつけて、
カラフル。
20120317124704.jpg

そしてプラネット・ブース。
ビジネスセミナーも行った。
テーマは「商品のDBの活用と展開について」
20120317124939.jpg

初日の昨日の18時からは、
記念のレセプションパーティ。
20120316225408.jpg

はじめに、第12回ジャパンドラッグストアショー実行委員長のあいさつ。
浦上晃之㈱ゴダイ代表取締役社長
20120316225418.jpg

そして日本チェーンドラッグストア協会会長の関口信行さんの挨拶。
㈱龍生堂本店代表取締役社長。
20120316225431.jpg

来賓祝辞は、はじめに、経済産業省から、
商務流通グループ流通政策課長の佐合達矢さん
20120316225441.jpg

続いて厚生労働省からは、
医薬食品局総務課薬事企画官の山本史さん
6年制課程となってから初の薬剤師が今年、誕生する。
現場での指導と経験の蓄積の必要性を訴えた。
20120316225456.jpg

例年、レセプションパーティの挨拶は長いことで有名。
しかし今年は、的確な時間配分だった。
20120316225514.jpg

(社)日本薬剤師協会会長の児玉孝さん
20120316225524.jpg

日本OTC医薬品協会会長の吉野俊昭さん
20120316225533.jpg

大正製薬ホールディングス㈱会長兼社長の上原明さん
20120316225543.jpg

私も、みなさんのご挨拶を拝聴した。
20120316225554.jpg

韓国ブース出展社を代表して、
チュンチョンナムドボリョン市からゼン・ユンシュさん
20120316225605.jpg

最後は、衆議院議員の樋口俊一さん
ヒグチ産業㈱代表取締役社長
20120316225619.jpg

乾杯は、 ゼリア新薬工業㈱社長の伊部幸顕さん
20120316225637.jpg

今年はやや短くなったが、
来賓の挨拶が終わると、懇親。
㈱キリン堂会長兼社長の寺西忠幸さん
20120316225648.jpg
83歳になられるが、
矍鑠(かくしゃく)として、会社と業界を引っ張る。

㈱サッポロドラッグストアー社長の富山睦浩さん
20120316225702.jpg

㈱丸大サクラヰ薬局の櫻井清社長
20120316225724.jpg

㈱ぱぱすの根津孝一社長
20120316225848.jpg

樋口さんとは同年。
ますます政治家としても本物になってきた。
20120316225905.jpg
食品業界、スーパーマーケット産業には、
「ドラッグストア産業の樋口俊一」が登場していない。
それも一つの問題だと、私は考えている。

経済産業省の佐合さんと握手。
20120316225811.jpg

㈱大木の松井秀夫社長
商人舎発足の会発起人のおひとり。
20120316225834.jpg

花王カスタマーマーケティング㈱の髙橋辰夫社長
20120316225938.jpg

そして㈱プラネット社長の玉生弘昌さんと黒岩昭雄常務と。
20120316225923.jpg
玉生さんも商人舎発起人のおひとりで、
西川さんが社長を務めるカスタマー・マーケティング㈱のオーナー兼相談役。

そして㈱マツモトキヨシホールディングス会長兼社長の松本南海雄さん
20120316230008.jpg
協会発足とともに会長となり、10年間、
業界の改革を牽引。
現在、協会名誉会長

最後の最後は、協会事務総長の宗像守さんと固い握手。
20120317142215.jpg
私の同志。
ショーの裏方をすべてを仕切ってのご活躍、
ご苦労様です。

1年前の2011年3月11日、
第11回ジャパンドラッグストアショーの初日、
あの東日本大震災が起こった。

だから1年後の3月11日ももちろん震災1年後だが、
私にとってはドラッグストアショー初日も、
震災1年後という感慨がある。

その1年後のジャパンドラッグストアショー。
食品ブースがどんどん広がっていることが特徴。

食品は人々のライフライン。
だからこそ、ほとんどの業態で、
ライフライン商品として品揃えされ、扱われる。

それをこの展示会で、実感させられる。
もちろん薬品、化粧品、日用品も、
ライフライン商品群であることは変わらない。

しかし食品分野の競争激化は止まらない。
日米欧の共通の潮流である。

< 結城義晴>

2012年03月16日(金曜日)

吉本隆明逝去! セブン&アイ最高利益とイオンのグループSM2兆円超

吉本隆明逝去、享年87。
「戦後最大の思想家」と評される詩人・評論家。
「よしもと・たかあき」が本名だが、
「よしもと・りゅうめい」が通り相場。

私の学生時代、早稲田大学のキャンパスには、
革マル派をはじめとする左翼セクトの立て看板がズラリと並んでいた。

そのなかで、「吉本隆明」は人気の新左翼思想家、批評家だった。

代表著作は「共同幻想論」「言語にとって美とはなにか」。
文学、政治、経済、文化にいたるまでの批評活動。
朝日新聞は「反逆する若者たちのカリスマ的存在」と表現し、
日経新聞には「無名の大衆に軸足を置き、
旧来の左翼を批判したその思想は、
60年安保の世代から全共闘世代、
さらにいまの40代にまで幅広い影響力を及ぼした」とある。

全共闘世代の糸井重里さんは、
『ほぼ日』の巻頭言で弔辞。

「吉本さん。
こういう日がくることは、ずっとわかっていました。
(中略)
吉本さんのいない世界に生きていることを、
ぼくはさんざん練習してきましたから、平気です。
あとは、とても健康な悲しみばかりです。
思っていたのと全然ちがって、ずいぶん悲しいです。
(中略)
誰かが亡くなったとき、あんまりことばはでません。
こんなふうになにか言うことは、初めてです。
(中略)
『ありがとうございました』とか
過去形で言うのはやめておきます。
ぼくがそっちに行ってから、そこでお礼を言います。
でも、中締めっていうのもありますものね。
じゃ、また」

若いころはひどく遠い存在だった「よしもと・りゅうめい」と、
最近親しくなったイトイが、
その親しさを表現した弔辞。

実務の世界には、
「評論」そのものを否定したり、
「評論家」を軽んずる向きがあるが、
文芸評論の小林秀雄をはじめ、
各ジャンルに評論があって、
それは社会のために重要な役割を果たしている。

吉本隆明は、時代というものに対する評論家だった。

ピーター・ドラッカーも、
文明や政治や経営の評論をした。

さて水曜日は、午後、商人舎オフィスに来客続々。

はじめに、組織改編をしたばかりの㈱電通のお二人。
駒込雅史部長と三浦啓子さん。
プロモーション事業局次長・ショッパーズ・マーケティング部。
20120316203026.JPG
店頭における顧客の購買行動についての話で、
大いに盛り上がった。

入れ替わりに大阪からやってきたのが、
万代ドライデイリー会事務局の前田仁さんと、
JTB西日本の小阪裕介さん。
20120316203055.jpg
今年、来年度の企画の打合せ。

最後に、三井物産㈱食品営業部マネジャーの中野真樹さん。
今夏の海外視察の打合せ。
千客万来。ありがたい。

さて今日は、セブン&アイ・ホールディングスとイオンの話題。
日経新聞はこの手のニュースは抜群に強い。
「セブン&アイ、営業最高益」
一面にこの記事を持ってきた。

決算前から、このニュースを入手して、
スクープとは言えないが、他に先駆けて報道。
月刊誌も週刊誌も、まったくかなわない。

セブン&アイ・ホールディングスの2012年2月期連結営業利益。
5年ぶりに過去最高益を更新し、2900億円強。
前期比2割増。

しかし、連結売上高は4兆8000億円前後。
前期比6%減。
売上高規模はイオンに抜かれる。

セブン‐イレブン・ジャパンの既存店売上高は6.5%増。
ヨークベニマルは震災後に売上げが急回復。
イトーヨーカ堂は「値引き抑制」で営業利益を改善。

「利益のセブン&アイ」。

一方、日経のイオンの記事。
「食品スーパーの営業益2倍の400億円に」
こちらはイオンのスーパーマーケット・グループのニュース。

イオンはスーパーマーケット事業の連結営業利益を、
2年後の2012年2月期に昨2011年2月期比2倍の400億円にアップさせる。
売上高は5~6割増の1兆6000億~1兆7000億円の見込み。
マルナカグループの年商約3300億円が加算され、
さらに出店は従来の2倍以上の年間100店舗。

連結子会社以外の持ち分法適用会社のマルエツ、カスミ、ベルク、
資本提携企業いなげやを加えると、
総売上高合計2兆0196億円、総店舗数1409店。

セブン&アイがコンビニによって牽引し、
過去最高営業利益を実現するなら、
イオンはスーパーマーケットによって、
売上高規模と利益をリードする。

執行役副社長の坂野邦雄さんの発言。
「食品スーパーは地域密着の品ぞろえや出店戦略が重要。
経営の自主性を高めることで迅速に意思決定しやすい」

さらにイオンは電子マネー「ワオン」は「初の年1兆円超」
2012年2月期の「ワオン」の決済総額は、
前期比17%増の1兆0026億円。

グループの店舗販売額のうちワオンの利用は25%、
2月末時点の累計発行枚数は約2410万枚。

セブン&アイとイオン。
それぞれに特徴を異にしつつ、
国際級の小売業となりつつある。

私は「商業の現代化」には、
これも必要な条件だと考えている。

よしもと・りゅうめいが流通評論家だったら、
それは否定し、批判しているかもしれないが。

では、みなさん、良い週末を。
お祈りします。

<結城義晴>

2012年03月15日(木曜日)

豊田泰光「技術は継承と継続の賜物」と「スーパー」の小型店開発

「日経平均1万円回復 円下落83円台」

日経新聞一面トップ。
このところの米連邦準備理事会(FRB)と日本銀行が、
「インフレ・ターゲット政策」を明らかにしたことが奏功。

「マネーの流れが変わり始めた」

しかしこのブログでは何度も取り上げたが、
「世界は3年に1度程度ずつのバブルを経験してきた」
内閣府の水野和夫さんの見解と、
日経新聞編集委員の土屋直也さんの主張。
「バブル多発時代にいることを忘れることはできない」

私は書いた。
「ちょっと光明が見えたけれど、
安心もできないし、
細心の注意が必要だ」。

一方、ちょっと驚いたが、
朝日新聞の一面トップ記事。
「巨人、6選手に契約金36億円 球界申し合わせ超過」
「朝日の讀賣叩き」はいつものことだが、
かなり大袈裟。

球界には「新人契約金の最高標準額」に申し合わせがある。
「1億円プラス出来高払い5000万円を超えてはならない」。
しかし読売巨人軍が、この違反契約を多数の選手と結んでいた。

それが、「複数の関係者証言」と、
さらに「朝日新聞が入手した内部資料」から判明したらしい。

読売新聞側は、これに対して反論。

とは言っても、清武前代表の訴訟問題もあって、
こちらは「しどろもどろ」。

プロ野球開幕は3月31日。
まさに「球春」直前。

一面トップで騒ぐことかとも思う。

日経新聞スポーツ欄のコラム『チェンジアップ』。
元西鉄ライオンズのサムライ・豊田泰光が書く。

「“世界一”の日本の技術も、今発明されたわけではなく、
先達から連綿と受け継がれてきた技の蓄積の上にあるのだよ」。

「技術は歴史の積み重ねの上にあるということを、
今の世代もわかっていてほしい」

「それを忘れたら、最先端にあるものもたちまち廃れる」

「技術とは継承と継続であり、
一度途切れたら容易に戻らないということは
産業界などをみてもわかるだろう」

これ、野球の技術の話だが、
小売りサービス業の技術も同じだ。

技術は継承と継続の賜である。

最後に、日経新聞の記事。
「スーパー、都市部で小型店 コンビニに対抗」

いなげや「エスビィ」の1号店は今週土曜日17日、
東京都立川市に100円均一(税抜き)でオープン。
面積は約600平方メートル。
店内調理惣菜も品揃えする。

2014年度までに20店出店計画。
プロトタイプを完成させ、2016年度には100店、
売上高400億~500億円の規模を目指す。
このタイプは最低でも100店を超えなければ利益は出ない。

アメリカのフレッシュ&イージーは
300店が損益分岐点としている。

一方、マルエツは、
既存の小型店からさらに
売場面積を半分程度に絞り込んだ店
を実験する。
150平方メートル前後のエクスプレスストア。
2012年度から年10店程度ずつ出店。

実験店では成果が出ているという。
単位面積当た りの売上高が、
300~500平方メートルのマルエツ・プチの2倍に達し、
社員1人が3店を統括するスーパーインテンデント制を採用して、
ローコスト運営を志向する。
「黒字化のめどが立った」という。

ユニーは生鮮コンビニ「99イチバ」を、
小型スーパー「ミニピアゴ」に衣替えする。
「現在の約60店から5年後に300店に拡大、
売上高も6倍の600億円に増やす方針」。

小型店を増やす。
ドミナント展開して多店化する。
そのうえで利益を出す。

この方向性だけは、確立されたようだ。

スーパーマーケットの店づくりの技術は、
小型から中型へ、そして大型へと進んだ。
しかし今、大型から中型化、小型化へと進んでいる。
この間の技術にはイノベーションが不可欠であるが、
根本の考えた方は継承され、継続される。

<結城義晴>

2012年03月14日(水曜日)

ドール経営者セミナーでCWニコルさんと共演/「森」の閃きを得た

今日はホワイトデーだった。
百貨店などの売場は盛り上げようと必死だったが、
みなさんの店ではどうだっただろうか。

さて朝日新聞の『CM天気図』。
雑誌「広告批評」主宰者の天野祐吉さんのコラム。
天野さんはマドラ出版の社主でもある。

アメリカの歴史学者ジョン・ダワーさんの言葉を引く。
「大きな災害や事故が起きると、
すべて新しく創造的な方法で
考え直すことのできるスペースがうまれる。

いま日本はまさにその時だが、
もたもたしていると、
そのスペースはまた閉じてしまう」

ダワーさんはマサチューセッツ工科大学教授で、
奥さんが日本人という親日家。

東日本大震災後のこのジョン・ダワーさんの言葉、
天野さんの心に突き刺さる。

そして天野さんは、
広告やCMが想像力を発揮していないと残念がる。

「世の中を動かしていく気のない
ノーテンキなCMをなんとなく見過ごしているうちに、
ダワーさんの言う『スペース』は、
日に日に小さくなっていく」

私は思う。

小売業・サービス業は、
否応なくこのスペースを埋めている。

そこに新しい創造も生まれている。
広告よりも地に足がついているからだと思う。

しかしもっともっと想像力を働かせて、
イノベーションを起こすことができる。

小売流通・サービス業における「スペース」は、
まだまだ閉じてはいない。

さて昨日は、「ドール経営者セミナー」。
20120314173744.jpg

㈱ドール主催の講演会。
そして一般社団法人ファイブ・ア・デイ協会が協賛。

会場は、東京・水天宮ロイヤルパークホテル。
スーパーマーケットや青果卸売企業のトップマネジメントが参集。

第1部講演会では、
カスミ会長の小濵裕正さんが開会の辞。
小濵さんはファイブ・ア・デイ協会会長でもある。
もちろん商人舎発足の会発起人のおひとり。

講演者紹介は、
ファイブ・ア・デイ協会理事長の池田健太郎さん。
池田さんにはCDオーディオセミナーにご出演していただいて、
その見識の高さに触れた。

講演は4部構成で、
講演1は、㈱インテージ会長の田下憲雄さん。
テーマは「小売業マーケティングの課題」

講演2は同じくインテージ社長の宮首賢治さん。
田下さんの講義に続いて、
「データ活用事例」を紹介。

講義3が結城義晴。
「知識商人(Knowledge Merchant)の経営作法」
私は自分の講演の40分ほど前に到着し、
準備をした。
20120314174213.jpg

そして、80分の講演。
20120314173757.jpg
マーチャンダイジングに関連する潮流や消費の実態、
そしてナレッジ・マネジメントの在り方など、
持論を展開。
20120314173807.JPG
ピタリ、80分で収めた。

小濵さんを始め、
周知のトップの皆さんが聞いてくださっていたので、
気合も入ったし、安心して語ることができた。

自分でも、上出来の講演だったと思う。

私はいつも、
「この講演・講義が人生最後のものだ」と考えて、臨む。
今回も、変わらぬ気構えだった。

講義4は、C・W・ニコルさん。
ご存知、作家、評論家、コメンテーター、社会運動家。
いただいた名刺には、こうある。
「一般財団法人C.W.ニコル・アファンの森財団理事長」

ニコルさんは1940年、英国ウェールズ生まれ。
1962年に空手の修行のため初来日。
1980年、長野県に居を定め、
執筆、環境保護、探検活動を続ける。

長野県上水内郡信濃町に荒廃した森があった。
ニコルさんは荒れ果てた里山を購入し、
26年かけて、人の手によって再生。
『アファンの森』と名付けた。

ニコルさんのテーマは、
「心に木を植える~人と自然の共生~」
20120314173817.jpg
アファンの森の映像や音響を盛り込んで、
素晴らしい40分の講演だった。

ニコルさんの話をダイジェストしよう。

最近の子供たちは、自然の中で育っていないから、
落ち着きがない、我慢できない、集中できない。
こんな症状を、
「ネイチャー・ディフィシェンシー・シンドローム」と呼ぶ。

本来、子供は自然に触れると、
五感を使って探検をする。
しかし今の子供はバーチャルの世界の中で満足している。
男は18歳になっても 腕立て伏せや懸垂ができない。
斧やマッチが使えない。本当の話だ。

30年前、黒姫に住み着き、山を知りたくなった。
猟友会に参加して山歩きをすると、
原生林が切られていることがわかる。
山の斜面を丸坊主にすると、鉄砲水が起こる。
雪解け水で地滑りを起こす。
食べ物が減り、熊が出没して、畑を荒らす。
森の大切さ、森の知恵を猟師たちから学んだ。

一方で、日本の自然が破壊されている。
山の奥のゴミ捨て場は不法投棄、産業・医療廃棄物がひどい。
こうした日本の現状は、悲しい。

1966年、自分の生まれたウェールズで、
石炭採掘からでたボタ(捨石)を捨てた山が地滑りして、
中学校を襲い、121人の子供が死んだ。
政府は、ボタばかりの森を再生し、
5%の森林面積を60%にまで広げた。
カワウソやサケが戻り、豊かな自然がよみがえった。
いまは、故郷を誇りに思っている。

日本でも同じだ。
「アファンの森」づくりをして26年。
現在9万5000坪の森には、
29種の絶滅危惧をはじめとする多くの動物、
196種類の植物、137種の山菜がある。
生物多様性のある自然は、癒しの場所でもある。

ドイツの森林面積は日本とほぼ一緒だが、
ドイツは100万人の森林従事者がいる。
それに対し、日本は5万人しかおらず、しかも高齢者ばかり。

人間が荒らした自然は、人間が手入れしなければならない。
全国的な活動をすすめるために『アファンの森財団』を創設した。

この財団では、虐待を受けた子供たちを、
年に5回、森に招き、自然に触れさせている。
トラウマのある子供たちが森に入ると笑顔になる。
東日本大震災の被災した東松島の人たちも招いた。
それが縁で、今、東松島の藪を切り開き、
高台に木造校舎を作ろうという復興計画がある。
木造であっても設備はハイテクで、自然と共生する学校。
出来あがったら、国内、カナダ、インドなど、
海外の学校とネットワークを作っていく。
そんな構想がある。
私は残る人生をこの仕事にかける決意だ。

傷口を癒し、心をたくましくし、健康的にする。
自然の力は強い。

私は、ニコルさんの話に感動した。

そして大きなヒントをいただいた。
「小売業は森である」
そう、言い続けている。
本にも書いた。

その森は、人の手によって、
再生された生きた森でなくてはならない。

荒廃した森にしてはいけない。

講演が終わると、主催者あいさつ。
20120314173827.jpg
㈱ドール取締役副社長の渡辺陽介さん。

その後第2部は懇親会。
ニコルさんと話した。
20120314173852.jpg
ニコルさんはウェールズに、
いいスーパーマーケットがあるという。
木造の店、木製のカートまである。
私は早速、訪れることを約束した。

もちろん、日本にも木造の店舗があることを、
ニコルさんに言った。
例えばダイナムの店は木造だ。
その店は東日本大震災にも負けずに残った。

ニコルさんも答えた。
「木造は強いのです」

そのニコルさんと小濵さん。
20120314173902.jpg

小濵さんと私。
20120314173913.jpg

和やかな交流会だった。

商業経営問題研究会のセイミヤ社長・加藤勝正さん。
20120314173922.jpg

キョーエイ社長の埴渕一夫さん。
20120314173932.jpg

写真をとることはできなかったが、
スーパーマーケットの社長職にある人だけでも、
名前を列挙させていただく。
マルト社長の安島浩さん、
丸久社長の田中康男さん、
与野フードセンター社長の井原實さん、
セルバ社長の桑原孝正さん、
コーネル・ジャパン3期生のタカヤナギ社長の高柳智史さん、
大阪屋ショップ社長の平村秀樹さん、
紅屋商事社長の秦勝重さん、
モリー社長の冬頭守雄さん、
それにエレナ社長の中村國昭さん。

みなさん、ご清聴、心から感謝します。

ニコルさんの活動は、
震災で生まれたスペースを、
創造的に作り直している。

私たちも、小売流通の世界で、
それに負けてはいられない。

<結城義晴>

2012年03月13日(火曜日)

コンビニPBとSMのNB定番、NB特売の価格比較⇒「どれが安い?」

花粉症がひどくなってきた。

気づかずにいると、
たらりと鼻水が垂れている。

目がかゆい。
くしゃみは出ないが、
顔全体が腫れぼったいし、
赤みがさしている。

かつては、
鼻うがいなどやった。
あまり効き目はない。

生来のずぼらで、
放っておく。

いつの間にか、
花粉症のシーズンが終わる。

一昨年だったか、
伊豆の川奈ホテルゴルフコースで、
強い風の中、プレーした。

その強風にあおられて、
杉林から大量のスギ花粉の群れが、
たなびくように流れだして、
私たちの立っているティグランドを覆った。

それからは、何とかしなければと、
気に病むことしきり。

しかし、何ともならない。

だから、じっと我慢の子。

いつも雲の上を漂っている気分で、
ゆったりと構えているのが一番。
20120313130428.jpg

それでも気づかずにいると、
たらり、鼻水が垂れる。

さて、5月に商人舎の研修会が二つ。
既にお知らせしたけれど、
またまたアナウンス。

ひとつは商人舎USA視察basicコース。
自分で言うのもなんだが、
商人舎を始める前から、
ずっと温めていた研修内容が、
商人舎4年間の経験を経て、
完成の域に到達しつつある。

はじめてアメリカを訪れる人、
はじめてアメリカ小売業に触れる人、
知識だけでアメリカを学んでいた人、
久しぶりにアメリカ流通業を再確認する人、
そして原理原則や基礎基本を習得したい人。

そんな人々に最適。

最後に私は迫る。
「自ら、変われ!」と。

もうひとつが商人舎ミドルマネジメント研修会。
これもずっと温めていた研修会。

「店長が変わると、その店の実績が変わる」
店舗の立地も建物も、
競合相手も、従業員も変わらない。
しかし売り上げや利益が変わる。
不思議なことだ。

なぜか。

小売業やサービス業は、
ミドルマネジメントとしての店長の役割が重くて、大きいからだ。

その店長をはじめとしたミドルマネジメントに、
現代的なマネジメントの在り方を教授する。

この研修会でも最後には、
「自ら、変われ!」と、迫る。

そして彼らは変わる。
自信がある。
確信といってもいい。

乞う、ご期待。
ご参加のご検討を。

さて、日経新聞ばかりで恐縮だが、
『経済教室』の「脱・成長論を疑う」

東京大学教授の北岡伸一さんが、
「『受動的な無責任』改めよ」と主張。

震災後の対応に関して、指摘されること。
「政治指導者の危機意識の欠如、リーダーシップの欠如と非効率」

北岡教授は過去の例と比べる。

まず「明治24年(1891年)の濃尾大地震」。
この時の名古屋の師団長は桂太郎だった。
のちの総理大臣。
桂は直ちに被災者の救援と人心の安定のために、
師団を出動させ、大きな成果を上げた。

のちに桂は天皇の命令なしに兵を出したことについて、
進退伺を出すも、却下されている。

次に「大正12年(1923年)の関東大震災」。
日本チェーンストア協会会長の清水信次さんの話によく出てくる。

「震災の翌日に内務大臣に就任した後藤新平は、
その日のうちに復興に関する4カ条の基本方針を書き下ろし、
その具体化に努めた」

要は、素早く責任者を決め、
そのグランドデザインに沿って仕事を進めること。

堺屋太一さん言うところの「本気のプロデューサー」が、
不可欠だということだ。

北岡教授は、「安心・安全」に関しても言及。
「大事なのは安全の確保であって、
安心の確保ではない」

この指摘、故渥美俊一先生の言葉と全く同じ。
チェーンストアは「安全の確保」を第一義とせよ。

「安心を強調するのは、
実はお上に依存するということである」

「国民が安心を求め、リスクをゼロにせよといえば、
政府はこれに答えて、リスクはゼロだという。
こういうフィクションはやめるべきだ」

北岡さんの人生訓。
「人生はリスクに満ちている。
リスクを直視し、これをできるだけ減らすように様々な努力をし、
あとはリスクを取って行動すること」

関東大震災後の大正12年10月、
石橋湛山は「精神の振興とは」を書く。
「亡び行く国民なら知らぬこと、
いやしくも伸びる力を持つ国民が、
この位の災害で意気阻喪してはたまるものではない。
心配はむしろ無用だ

「頑張れ、東北、頑張れ、日本」の声も、
途中から聞こえなくなった。

「伸びる力を持つ国民、
伸びる力を持つ東北関東人、
伸びる力を持つ私たち全員」
意気阻喪してたまるものか!

同じく日経新聞『消費の現場』。
「みそ・牛乳・洗剤…」
店頭と購買の現場を追う。

「みそ、牛乳、洗剤など毎日の生活で使う消費財を、
スーパーではなくコンビニエンスストアで買う傾向が強まっている」
ここでいうスーパーはスーパーマーケット。
「毎日の生活で使う消費財」はコモディティ・グッズ。

「大手メーカー品と遜色ないプライベートブランド(PB)商品が増え、
消費者が手を伸ばしやすくなっている」

これこそ「コモディティ化現象」。

事例は、コンビニ2強。
東京都文京区のローソン千駄木店。
PB「ローソンセレクト」のだし入りみそ(750g)は248円。
製造元はマルコメ。

記事にこうある。
「同店から歩いて5分ほどの食品スーパーでは、
マルコメのだし入りみそ(750g)が348円」

セブン‐イレブン文京千駄木店。
PB「セブンプレミアム」、
カロリーを抑えたマヨネーズタイプの調味料(400g)は198円。
製造元はキユーピー。

同じく、「近隣のスーパーでは、
ナショナルブランドのキユーピーの同商品(400g)238円。
カロリーや脂質などの栄養成分は同等」。

「東京都文京区の小売店舗を歩く」。
1リットル入りの牛乳では
明治の「おいしい牛乳」1リットル、
スーパーでは228円、
セブン‐イレブン、ローソン、ファミリーマートでは250円台。

ナショナルブランドの価格は、
コンビニが高い。

「ただPBではセブン‐イレブンが218円、
ローソンとファミリーマートが222円で販売」。

コンビニのPBと、
スーパーマーケットのNBでは、
コンビニが安い。

この記事を読んでいると、
コンビニの方が低価格路線のように思えてくる。
しかしスーパーマーケットも特売では安くなる。

記事にもその調査がある。
「ローソン阿佐ケ谷駅南口店でPBのトイレットペーパー(8ロール)は258円。
駅近くのスーパーでは特売品の12ロールが348円」
ローソンのPBは1ロール約32円、
駅近くのスーパーマーケットは29円。

スーパーマーケットの特売と、
コンビニのPBならば、
コンビニが高い。

ハイ&ローのスーパーマーケット。
エブリデー・フェア・プライスを標榜していたコンビニ。
しかしPBの力によって、
エブリデー・フェア・ロープライスになってきた。

昨年2月期、セブン-イレブンのPBの売上高全体構成比は4%、
それが「今年2月には8%に倍増」。

ナショナルブランドとプライベートブランド。
それも品質が同等の商品群。
そしてハイ&ローとエブリデー・ロープライス。

アメリカの競争と同じ軌道を歩んでいることは、
不思議でもなんでもない。

<結城義晴>

2012年03月12日(月曜日)

ACジャパン「魔法使いの少年」とスターバックス「持続的イノベーション」

Everybody! Good Monday!
[vol11]

2012年の第11週。
3月第3週。

昨日は東日本大震災の日。
亡くなられた方々へ哀悼の意を表し、
ご冥福をお祈りしたいと思います。

合掌。

そして今日からまた、
「ひとつずつ、
すこしずつ、
いっぽずつ」

ともに歩みましょう。
その決意を新たにしましょう。

1年前の今日、
九州新幹線全線開通
[youtubeID:UNbJzCFgjnU]
「ひとつになってくれて、ありがとう」

感動した。
励まされた。

私は昨年、このユーチューブを4回も、
このブログにリンクした。

そのたびに、
感動した。

今年も、来年も、
この感動を忘れてはならない。
そう思った。

三月の十一日よ人類よ
〈日向市・松重幹雄 朝日俳壇より〉

三・一一東北に吹く涅槃西風(ねはんにし)
〈豊橋市・河合清 朝日俳壇より〉

涅槃西風は「冬の季節風のなごりで春の彼岸の前後に吹く風」
「2週間天気予報」の常盤勝美さんの口調を借りると、
「発達した低気圧が日本海を通過したあとに、
気圧配置が一時冬型に戻り、この風が吹く」

さあ、今日から、
人類として再び歩き始めよう。

暦は春、梅の季節。
まだ冬型に戻ったり、
春を跳び越して初夏の陽気になったり、
そんなことを繰り返しながら、
桜の季節に移っていく。

花粉症さえなければ、
本当にいいシーズン。

仕事に勉強に、
趣味や余暇の楽しみに、
精を出して、
生きている気分を満喫したい。

そのうえで、
来週火曜日の春分の日を迎える。

地域によっては、
それから家庭によっては、
今週土曜日の17日が彼岸の入り、
来週20日が彼岸の中日で春分の日、
来週金曜日23日が彼岸の明け。

仏式行事をするところもあれば、
それはせずとも敬虔な気持ちになることは多い。

ましてや東日本大震災から1年。
昨年のことを思い出す。

日本中がどんよりした気分で、
「ACジャパン」の広告を見ていた。
力づけられた人もいるかもしれないが、
いまはもう、あのCMは見たくない気がする。

そのかわり、
2011年全国キャンペーンがいい。
「魔法使いの少年」

[youtubeID:7kX2u_C6hZw]

仕事疲れの帰り道。
押しボタン式の信号が赤に変わり、
私は車を停めた。

「はぁ―」
ため息がこぼれた、次の瞬間、
私は魔法を掛けられた。

横断歩道をわたり終えた男の子が、
私たちに向かって、丁寧に頭を下げたのだ。

思いがけないその仕草は、
私を、対向車のひとを、
一瞬にして笑顔に変えてしまった。

「ありがとう」の気持ちには、
思いもよらない力がある。

さて、日経新聞の月曜日の『景気指標』
編集委員の土屋直也さんが、
「日経平均1万円と金融政策」と題して問題提起。

「日経平均株価が先週末に一時1万円に乗せた」
日本経済にとって、ちょっと明るいニュース。

「2月14日に日銀が追加緩和を決定」。
その効果あって、「海外投資家が日本株買いに積極的に動き、
円安・日本株高の流れができた」

しかしここでまた逆の心配。
「バブルのような動きを見てしまうとつい気になるのは、
資産価格の上昇が将来の金融政策の制約にならないかという点だ」

米国FRBの「物価目標を正式に導入」に関しては、
2月28日に書いた。
いわゆるインフレ・ターゲット政策。

「第1に、個人消費支出物価指数でみて
インフレ率2%がゴールである」

「第3に、目標値については、
下限値を1%とする」
この明快さがいい。

アメリカ人の率直さ、明快性は、
本当にいい。

昨日のテレビでやっていた東日本大震災のあとの、
「米国海兵隊の友達作戦」にも感動したが。

話を戻して、日本のバブル崩壊以来、
「世界は3年に1度程度ずつのバブルを経験してきた」
これは内閣府の水野和夫さんの見解。

コラムニストは最後に言う。
「バブル多発時代にいることを忘れることはできない」

ちょっと光明が見えたけれど、
安心もできないし、
細心の注意が必要だ、
ということ。

いつでも、なんでも、
これは同じこと。

さて、もう一つ、
「ソーズバーグと読むスターバックス再生物語」
その3。

今回は「継続的なイノベーション」。
ハワード・シュルツCEOが繰り返し強調すること。
「イノベーションの追求を止めてはならない。
失敗を恐れず、挑戦することが大切だ」

そのいくつかの例が挙げられる。

もともとやっていた「ハウスブレンド」を、
さまざまなブレンドを試して、
2008年、「パイクプレイスロースト」の定番商品に切り替えた話。

2008年に「クローバー」という汎用コーヒー抽出マシンの企業を買収、
一部店舗でクローバーの試験的導入をしている話。

世界レベルでウェブサイトやソーシャルネットワークを利用している話。

ハウスブレンドのイノベーションは、
コーヒーショップチェーンとして、
コーヒーそのものの見直しを図った事例。

「たとえ成功している大企業でも、
常に自分たちの行動に疑問を投げかけ、
さらに改善していくために積極的に行動していく」
マッキンゼー・アンド・カンパニーのブライアン・ソーズバーグは、強調する。

企業や店の中核にある要素ですら、
持続的なイノベーションの対象から、
外してはならない。

それは私たち自身においても、
私たちの会社や店においても、
私たちの国においても。

ただしその時も、
「ひとつずつ、すこしずつ、いっぽずつ」

では、みなさん、今週も。
Good Monday!

<結城義晴>

2012年03月11日(日曜日)

「雨ニモマケズ」[日曜版2012vol11]

雨ニモマケズ
風ニモマケズ
20120311135905.jpg

雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ
20120311135919.jpg

慾ハナク
決シテイカラズ
イツモシヅカニワラッテヰル
20120311140007.jpg

一日ニ玄米四合ト
味噌ト少シノ野菜ヲタベ
20120311140103.jpg

アラユルコトヲ
ジブンヲカンジョウニ入レズニ
20120311140122.jpg

ヨクミキキシワカリ
ソシテワスレズ
20120311140311.jpg

野原ノ松ノ林ノ蔭ノ
小サナ萱ブキノ小屋ニヰテ
20120311140429.jpg

東ニ病気ノコドモアレバ
行ッテ看病シテヤリ
西ニツカレタ母アレバ
行ッテソノ稲ノ束ヲ負ヒ
20120311140247.jpg

南ニ死ニサウナ人アレバ
行ッテコハガラナクテモイゝトイヒ
北ニケンクワヤソショウガアレバ
ツマラナイカラヤメロトイヒ
20120311140336.jpg

ヒドリノトキハナミダヲナガシ
サムサノナツハオロオロアルキ
20120311140400.jpg

ミンナニデクノボートヨバレ
ホメラレモセズ
クニモサレズ
20120311140511.jpg

サウイフモノニ
ワタシハナリタイ

20120311140547.jpg
合掌。
   <「【新】校本宮澤賢治全集第十三巻(上)覚書・手帳 本文篇」筑摩書房刊より

「月刊商人舎」購読者専用サイト
月刊商人舎 今月号
流通スーパーニュース
月刊商人舎magazine Facebook

ウレコン

今月の標語
商人舎インフォメーション
商人舎スペシャルメンバー
商人舎発起人
海外研修会
2026年USA研修会
ミドルマネジメント研修会
第18回 ミドルマネジメント研修会

東北関東大震災へのメッセージ

商人舎の新刊
前略お店さま

チェーンストア産業ビジョン

結城義晴・著


コロナは時間を早める

結城義晴・著


流通RE戦略―EC時代の店舗と売場を科学する

鈴木哲男・著

結城義晴の著書の紹介

新装版 出来‼︎

新装版 店長のためのやさしい《ドラッカー講座》

新装版 店長のためのやさしい《ドラッカー講座》
(イーストプレス刊)

新着ブログ
毎日更新宣言カレンダー
指定月の記事を読む
毎日更新宣言カテゴリー
毎日更新宣言最新記事
毎日更新宣言最新コメント
知識商人のためのリンク集

掲載の記事・写真・動画等の無断転載を禁じます。商人舎サイトについて
Copyright © 2008- Shoninsha Co., Ltd. All rights reserved.