ハワイから昨日帰って、
今日は9月9日、
ゾロ目の重陽の節句。
「菊の節句」ともいう。
所変わってニューヨーク。
あちらは9月8日の夕方だけれど。
ナショナルテニスセンター。
USオープンの決勝。
ゲームそのものは一方的だったが、
クロアチアのマリン・チリッチが優勝。
日本の錦織圭は、惜敗。
それでも、大いに健闘。
日本人の、にわかテニスファンに、
夢を与えてくれた。
私は午前中、横浜商人舎オフィス。
午後は、東銀座の時事通信ホール。
この時期の毎年の業界の風物詩。
「紀文お正月フォーラム2014」
今日9日、明日10日の2日間、
「消費動向予測に基づく正月活性化」と題し、
㈱紀文食品からの年末年始商戦の提案が行われる。
全国の食品小売業トップ、幹部が集まる。
今年は趣向を凝らし、
パネルディスカッションが行われ、
私はそのモデレーター。
フォーラムは、
神崎宣武さんによる基調講演から始まった。
テーマは、
「おもてなしの心・和食文化としての行事食 正月」
その後、紀文食品から、
若手の2人が報告。
名古田のぞみさんが、
「2013年末 年末商戦結果」
堀内慎也さんが、
「2014年末商戦トレンド予測」
そして90分のパネルディスカッション。
テーマは、
「2014年末の消費者動向予測からの提言」
パネラーは越尾由紀さん(左)と山本真砂美さん。
越尾さんは、
カスタマーコミュニケーションズ㈱企画開発部部長。
ID-POSデータを分析して、
年末年始商戦の顧客動向を
見事に描き出した。
山本さんは、
紀文食品のグループ企画室副室長。
そしてこのフォーラム企画の責任者。
今年の年末商戦の曜日回りから、
おせちに関する生活者構造、
日別販売構成比の変化まで、
まず、前提を整理した。
私は、提案し、
パネラーの分析をまとめる役。
越尾さんの分析は、
おせちに関する5つのサブカテゴリーと、
その購買行動の意外な真実。
ID-POD分析でしかできない、
実に興味深い内容だった。
山本さんは今年末戦略を、
事細かに整理・提言して、
最後は「福の日」の提案。
内容の濃いパネルディスカッションだった。
私は今年末を、
組織改革のきっかけにしようと提案。
そうしなければ来年の、
さらなる消費増税に耐えられない。
90分を三人で語りきって、
終了。
ご清聴を感謝したい。
控室に戻って、
三人で写真。
貴重な体験を共有した同志。
そんな気分になる。
だから私はパネルディスカッション、
大好きだ。
私たちの後は再び、
堀内慎也さんが登場し、
紀文からの提案をきっちりまとめて、
フォーラムを締めた。
フォーラム終了後は、
会場ホワイエで懇親会。
用意された「割烹とんぼ」の八寸料理と、
ビールを堪能しながら、
多くの人と情報交換。
㈱エコス社長の平邦雄さん、
㈱たいらや社長の平典子さん。
右はエコス取締役グロサリー部長の齋藤直之さん。
㈱ラルズ常務の猫宮 一久さん。
コーネル・ジャパン伝説の1期生。
私の提案に共感してくれた。
最後に紀文食品の皆さんとパネラーで写真。
真ん中が紀文食品会長・CEOの保芦將人さん、
隣が副会長の高市泰明さん、
そして両サイドが山本真砂美さんと、
越尾由紀さん。
おつかれさまでした。
明日のパネルディスカッションは
カタリナマーケティング・ジャパンのアナリストが登場。
皆さん、お楽しみに。
今夜はスーパームーン。
昨日が中秋の名月だったが、
今日は通常よりも大きく見える満月。
それを「スーパームーン」という。
月が最も地球に近づいた時の満月。
何だか得した気分になる。
重陽の節句のスーパームーン。
この言い回しは和洋折衷。
日米を行ったり来たりで、
私はこのところ、
そればかり。
しかし日本の年末商戦も、
12月25日までは「洋式」で、
26日から「和式」。
和洋折衷。
そこで成果を上げるには、
アメリカのholidayseasonのように、
早仕掛け・早仕舞い。
そして際の勝負。
和洋折衷の日本らしい商戦だ。
〈結城義晴〉