結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2014年10月31日(金曜日)

マルエツ・カスミ「ユナイテッド」発足と1年前の月刊商人舎特集

2014年10月最後の日。
それはハロウィン当日でもある。
いかがだったろうか。

今日は悪ふざけも含めて、
目いっぱい盛り上がる。

しかし後ろは決して振り返らない。

写真などで記録することは、
最低限必要だろうが、
それを云々カンヌンしても、
このスピードの時代、
さして情報としての意味はない。

視野の先には、
11月最終週のサンクスギビング。
さらに1カ月後のクリスマス。

こうなだれ込んでいくのが、
世界最大の消費大国アメリカの商戦。

日本でもハロウィンが定着しつつある。

そしてハロウィンが過ぎると、
11月から12月商戦へ。
アメリカのように、なだれ込みたい。

今日は朝から、
横浜市西区浜松町へ。

ローソンマート。
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セブン-イレブンが、
シングル・フォーマットを標榜するのに対して、
ローソンはマルチ・フォーマット戦略を採用する。

ナチュラルローソン、
ローソンストア100についで、
三つ目の新フォーマット。

今年2月にオープン。
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コンビニのローソンの機能に、
スーパーマーケットの要素を盛り込んで、
ユニークなフォーマットが出来上がった。

現在、首都圏に19店、
愛知県に6店、
大阪府に7店。

あっという間に32店舗に広がった。
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生鮮食品はコンビニの4~5倍の品揃え、
グロサリーは1000品目以上。

そして通常のコンビニよりも、
10~20%低価格。

玉塚元一社長は、
「単純にスーパーマーケットを展開するのではなく、
コンビニ進化型の業態を確立する」

サービス機能はコンビニで、
しかし品揃えはどう見ても、
ミニスーパー。

世界的に言えば、
エクスプレスストア。

ウォルマートが展開し、
ターゲットも実験した。

しかしこのローソンマートの原動力は、
やはりフランチャイズシステムにある。

首都圏・中京圏・関西圏で、
2015年2月期に100店、
2017年には500店を計画する。

まさに業態からフォーマットへ。
この概念が分からなければ、
普通の小型スーパーマーケットに過ぎない。

さて今日の目玉ニュースは、
ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス。

例のイオンの首都圏スーパーマーケット連合。
その正式名称と概要が決まった。

詳細はデイリー商人舎にて報告予定だが、
マルエツ、カスミ、マックスバリュ関東の3社は、
共同株式移転方式で共同持株会社を設立する。

そのため、来年2月25日、
マルエツとカスミは上場廃止。

まずは年商6000億円級の企業となって、
スーパーマーケットでは、
ライフコーポレーションを抜く。

そして2020年には、
1000店1兆円の構想。

11月に入る直前の発表。

ユナイテッドの役員人事は、
代表取締役会長に小濵裕正さん、
代表取締役社長に上田真さん、
さらに代表取締役に平尾健一さん。

小濵さんはカスミ会長、
上田さんはマルエツ社長。
そして平尾さんはこの年9月10日の人事で、
イオンタイランド社長から、
SM・DS・小型店事業最高経営責任者補佐に、
異動したばかり。

イオンのスピード感が、
際立つ人事と経営統合だ。

ちなみにアメリカにも、テキサスに、
ユナイテッドというスーパーマーケット企業がある。

「マーケット・ストリート」というフォーマットが、
もっとも先鋭的で、
商人舎のUSA研修会でも訪問した。

しかし昨年9月9日に、
投資会社サーベラス傘下の
アルバートソンに買収された。

そのサーベラスは今、
セーフウェイを企業統合しているから、
ユナイテッドは、
セーフウェイとも同一資本のもとに、
統合されている。

Unitedとは、
「合併した」「連合した」「団結した」といった意味。
もともとそういったネーミングで、
それを続けていけば、
どんどん大きくなる。

北海道東北のアークスの「ARC」は、
日本語の「弧」を意味する。
グループ名の〝ARCS”の本意は、
「一つひとつの企業が強い”弧”となり、
大きな円=ARCSを創りあげ、
地域社会に貢献していく」こと。

秋田の伊徳とタカヤナギが統合する、
㈱ユナイトのUniteも、
「団結」の意味。

つまり日本中、
団結や連合、統合だらけということになる。

昨年の月刊『商人舎』10月号は、
「特集・小売業M&A異変!!」。
サブタイトルは、
経営統合型「規模のメリット戦略」を結論づける

もう商人舎は、
結論づけてしまっているが、
それが1年後の今、
さらに現実化してきている。

私はこの10月号の冒頭で、
次のタイトルで長編を書いている。
正しい「M&A」・間違いの「合併・買収」 
「商業現代化の中の「経営統合」に
条件と注文をつける」

その最後の「正しいM&Aの8つの条件」。

詳細は月刊『商人舎』10月号、
あるいは商人舎magazineサイトを、
読み返して欲しいところだが、
その第5番目の条件として、
私なりの重要な指摘をしている。

「単純な標準化や
古典的チェーンオペレーションから
脱却すること。

近代化発想の規模拡大は、
実は膨張であったことが、
あまたの事例によって証明されている」

さらに第6に、
「最後には経営者の
若返りが図られること」

あの特集から1年。
ますますこの指摘は輝いてくる。

自画自賛で、大変恐縮。

しかしこうなると、
インディペンデントがひどく恋しくなるから、
不思議なものだ。

〈結城義晴〉

2014年10月30日(木曜日)

社会人大学院が苦戦する中での知識商人の専門知識と教養

米国メジャーリーグのワールドシリーズ。
サンフランシスコ・ジャイアンツが優勝。

最初の優勝は1905年と古い。
その後、1921年、1922年、1933年、
戦後は1954年の昭和29年に全米ナンバー1。

21世紀に入ってからも3度、
2010年、2012年、そして今年2014年に、
メジャー・チャンピオンになっている。

一昨年には、
サンフランシスコAT&Tパークで、
勝利を決めた。
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私はちょうどその時、
ウェスティン・セントフランシスに、
連泊していた。
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それにしてもカンザスシティ・ロイヤルズ、
青木宣親は残念だっただろう。

日経新聞の夕刊。
『スポーツと文学(5)』に、
スポーツジャーナリストの玉木正之が、
短歌を引用。

野球好きだった正岡子規の歌。
今やかの三つのベースに人満ちて
そぞろに胸のうちさわぐかな

満塁のチャンスとピンチ、
気分は最高潮。

もう一首、俵万智。
日本を離れて七日
セ・リーグの首位争いが
ひょいと気になる

わかるなぁ。

しかしそのジャパンでも、
日本シリーズ。

阪神タイガースが追い込まれた。
こちらはピンチ。

さて、日経新聞に、
「社会人大学院が苦戦」の記事。

「MBAを取得して、
キャリアアップを狙うビジネスパーソンは
一定数いる」。

しかし大学院の側には、
「定員割れや撤退の動きが目立つ」。

欧米ではMBAのマスター取得は、
昇格要件の一つとされる。

しかし日本企業では、
それはないし、
MBAの評価は低い。

「専門職大学院は2000年代前半に
各大学が競って開設」。

ターゲットは企業で働く実務家。
立教大学のビジネスデザイン研究科も、
まさにその専門職大学院。

この一種のブームの中で、
私も特任教授に就任した。

そして痛切に感じたことは、
社会人を経験したり、
時には経営者の立場にありながら、
MBAで学ぶことの有効性だ。

働いて、学ぶ。
それが一番。

しかし、日本の企業は、
それをあまり評価しない。

2008年のリーマン・ショック以降、
日系企業は人材教育にかける予算を減らす傾向。

そこで企業派遣が大きく落ち込んだ。

立教大学院の場合も、
ほとんどの院生が、
自己負担で学んでいた。

小売流通業からは、
少ないように思えるかもしれないが、
それでも私のゼミには、
イオン、マルエツ、日本マクドナルドの社員、
そごう西武の出身者などがいた。

私の講義を履修した院生の中には、
セブン&アイやファーストリテイリング、
コメリの役職員もいた。

アメリカのコーネル大学では、
リテールからの直接派遣は少なくて、
メーカーが資金を出して、
リテーラーが学ぶ。

エドワード・マクラフリン学長が、
私にそっとつぶやいた。

しかし必ずしも、
専門職大学院である必要はないが、
社会人こそ学んで欲しい。
いや、学び続けなければならない。

上手く商売することや、
売上げ、利益を、
上げることばかりではいけない。

倉本長治は書いている。
「論語や聖書には
商売のことは書かれていない。
しかしその論語や聖書にこそ、
商売にとって一番大切なことが
書かれている」

さらに現代に置き換えると、
マネジメントやマーケティング、
リーダーシップや財務、経営戦略も、
実務に即して学習する。

その際、大事なのは、
一流の教授者から、
一流の内容を、
正しく、学ぶこと。

それは驚くほどの成果をもたらす。

ピーター・ドラッカーは、
『ポスト資本主義社会』に書いている。
「われわれは多様な専門知識に精通した
博学を必要としない」

専門化が進んだ現在、
いまやそんな人間は存在しえない。

「逆に、われわれの知識は
ますます専門化していく」

店頭に立つ者、
産地を巡る者、
商品を製造する者、
売場をつくり、店をつくる者、
サービスに従事する者、
顧客を喜ばせる者、
みなが、それぞれに、
専門化していく。

それこそ知識商人である。

しかし、
「われわれが真に必要とするものは、
多様な専門知識を理解する能力である」

つまり自ら一つの専門家であると同時に、
関連する多様な専門知識を
理解する力が求められる。

そのために学ぶ。
それが知識商人の教養となる。

今日は、常盤勝美さんが来社してくれた。
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常盤さんは気象予報士。
そのうえ、専門分野は、
ウェザー・マーチャンダイジング。

常盤さんは、
気象の専門家でありながら、
多様なマーチャンダイジングを
理解する能力を持つ。

だから日本一の、
ウェザー・マーチャンダイザーたり得ている。

ちなみにその常盤さん、
筑波大学大学院で修士号をとっている。

思考に気をつけなさい。
それは言葉になるから。

言葉に気をつけなさい。
それは行動になるから。

そしてそれは習慣になり、
性格になり、運命になる。

マザー・テレサの言葉。

学ぶということは、
すなわち思考そのものを、
深めることである。

〈結城義晴〉

2014年10月29日(水曜日)

セブン・コンビニ拠点型オムニチャネルと伊藤園大陳コンテスト審査

米国メジャーリーグのワールドシリーズ。
カンザスシティ・ロイヤルズが、
3勝3敗の五分に戻して、
いよいよ最後の決戦へ。

青木宣親もヒットを打って、
晴れ舞台の終幕へ。

幸せだろうなぁ。

久しぶりに糸井重里。
ほぼ日刊イトイ新聞の巻頭言。
今日のダーリン。

試験だとか、締切りのある仕事などで
「一夜漬け」ということを、よくやりました。

その一夜の前の、
さまざまな準備というものも、
なくはなかったかもしれません。
でも、ほんとうになにかを
搾り出す「一夜」はあります。

全くの、同感。

出来不出来については、
また別問題かもしれませんが、
日々平均して少しずつやればいいことを、
もう逃げられなくなった、ある短い期間に、
集中してやることで、
できることはたしかにあります。

同感、同感。

「一夜漬け」を「しくみ化」したのが
「合宿」や、「カンヅメ」であると言えましょう。

そのとおり。
他の仕事や用事をしなくて済む環境にじぶんを置いて、
やるべき問題だけを、とにかく集中してやる。

たいていの場合は、
ある程度の結果を出しています。

チームで「合宿」する場合もあるし、
個人で自ら「カンヅメ」になることもあります。

ここで重要なポイント。

どちらの場合も、ある程度は
「進行管理」的なことをする人が必要だと思います。


「難問+自己管理」というのは、
難易度が高いですから。

でも、それにしても、
「合宿」や「カンヅメ」は、
けっこう大きな仕事を残してくれました。

そして糸井の考察。

仕事をするっていう、ひとつの理想形は、
あの「カンヅメ」での出力なんじゃないかと、
思いついたのであります。

これは私の経験を通しても、
正しい。
だって「ずっと考えている、やらねばならないこと」を、
ぼくはもう、何ヶ月もやれてないと思うのです。
どうしても出力しなきゃいけないという緊張感と、
どんな時間を削ってでもやるぞという集中力が、
ないままに、なにかを待っている日々が長すぎる。
そんな気がしてきたのであります。

「やればできる」と、
思っているだけで過ぎていく時間。
この状態を「ま、いいか」で済ませるのは、
やめなきゃ。

本当にそのとおり。

私は毎月、
「一夜漬け」と「カンヅメ」を、
やっています。

月刊『商人舎』の締切。
それが今週末。

仕事の成果を上げるひとつの理想形、
「カンヅメでの出力」、
「一夜漬けのパワー」。

頑張ります。

「無茶をせず、無理をする」程度で。

さて日経新聞一面トップ。
「ネット通販 コンビニで即日受け取り」

一面に持ってくるか?

そんな感慨もあるけれど、
これはオムニチャネルの記事でもある。

セブン&アイ・ホールディングスの新基軸。
そごう西武・ロフトやイトーヨーカ堂で扱う商品を、
顧客はインターネットで購入。
それをセブン-イレブンで、
当日に受け取る。

セブン-イレブンの1万7000店の拠点を、
最大限活かすのがセブン&アイの、
オムニチャネル戦略の最大の強み。

そのために、埼玉県久喜市に、
ネット事業専用の物流拠点を本格稼働させる。

2015年中に約300万品目の購入が可能となる。

午前7時に注文すれば、
最短で午後7時には、
セブン-イレブン店舗で受け取れる。

夜中に注文すれば、
翌朝出勤時に受け取れる。

受け取る際に送料と手数料は無料。
店舗での返品も可能。

ただしこれは来年度中の構想。
現在は書籍・雑誌、グループ専門店の商品などの範囲で、
受け取るまでに2~4日かかっている。

セブン&アイの2013年度。
ネット経由の売上高は1500億円だった。
前年比で5割増。
2020年度には、1兆円の構想。

鈴木敏文会長は、
引退しているかもしれないけれど。

さてさて今日の結城義晴。
午前中は締切に追われ、
寺岡ニューバランスの長編原稿執筆。

午後は、東京清水橋。
伊藤園本社。

夏の大陳コンテスト最終審査会。
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172社、1万4282店舗の参加で、
12.7%の増加。

ますますすごいコンテストになってきた。

4つの店舗賞と一つの企業賞を決める。

店舗賞の4コースは、
おーいお茶コース、
リーフ・ティバッグコース、
むぎ茶コース、
テーマ訴求コース。

6名の審査員が、
それぞれに付箋を貼っていって、
それを集計する。
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最後に全員で検討して、
大賞と優秀賞を決定。
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もめることはほどんどないが、
議論し合って丁寧に意思決定する。
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決まりました。

そして審査員全員で記念写真。
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真ん中が伊藤園社長・本庄大介さん、
右へ副会長の江島祥仁さん、
副社長の本庄周介さん。
私の隣は松井康彦さん、
商人舎エグゼクティブプロデューサー。
一番端は商業界社長の中嶋正樹さん。

最後に恒例、
スタッフ全員で写真。
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1万4282店のみなさん、
ご参加、ありがとうございました。

前列一番左は、
㈱商業界の竹下浩一郎さん、39歳。
月刊『食品商業』の新編集長に決まった。
ついでに、おめでとう。

審査会のあとは、
本庄周介副社長の部屋で、
和菓子と抹茶をいただきながら、懇談。

大介さん、江島さんも加わって、
マーケティングの行方やアメリカの動向、
全国のスーパーマーケットの動静など、
情報交換。

そして最後にこの2本のお茶。
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500ミリリットルのビン入り高級茶。
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真ん中が本玉露、
両サイドがおーいお茶30周年記念限定商品。
これはギフト商品として販売されている。

いずれも、うまい。

満足顔のスナップ。
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今日も充実した一日だった。

「一夜漬け」というか、
「二夜漬け、三夜漬け」となるか、
とにかく「カンヅメ」の週末に突入。

今週は伊藤園がらみの日だっただけに、
「無茶」はいけない。

頑張ります。

〈結城義晴〉

2014年10月28日(火曜日)

立教野球部惜しい! 丸山茂樹から松山・石川へのTake It Easy!

横浜商人舎オフィスに、
久しぶりに戻ってきたら、
『AJSネットワーク』が届いていた。
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オール日本スーパーマーケット協会の機関誌。
「スーパーマーケット応援団長の辛口時評」。
今回は連載第83回。

デンバー、ミネアポリス、
そしてシカゴへの機中で書いたもの。

タイトルは、
「アメリカ1980年の第二次革命」
なかなか、いい。

読める方は、
目を通しておいてください。

日本のスーパーマーケット経営にとって、
今こそ大事な話です。

この中でひとつ、お詫びと訂正。
「クローガーのセイブ・ア・ロット」とありますが、
「スーパーバリュのセイブ・ア・ロット」です。

お許しください。
校正もままならず、
初歩的な間違いをしました。

さて今週金曜日はハロウィン。
まず猫を驚かせたるハロウィーン
〈NHK俳句特選二席 本巣市・板垣道代〉

ほのぼのとした情景。
このところ、俳句掲載を忘れていた。

行儀よく並ぶ怪物ハロウィーン
〈同一席 郡山市・佐々木憲子〉

これも、笑顔になる句。

ハロウィンが俳句になる。
もう、日本に定着したと考えていいだろう。

さてさて、東京六大学野球に、
異変が起こりかけた。
我が立教大学が、優勝か?

そこまで来たが、
今日の明治大学戦、
8対2で完敗。

残念ながら、
30季ぶりの優勝を逃した。

あとは今週末の早慶戦で、
どちらかが2連勝すれば、
その優勝。

1勝1敗になった段階で、
明治の優勝。

こうなったら、
もうひとつの我が早稲田に、
望みを託す。

スポーツネタついでに、
日経新聞『スポートピア』。
プロゴルファー丸山茂樹のエッセイ。

タイトルは「気楽に行こう」。

米国PGAツアー参戦中の二人、
松山英樹、石川遼にアドバイス。

「僕が参戦していた時は
6週間試合に出て2週間休む、
といったサイクルで日程調整していた」。

ふむふむ。

ウォルマートでは、
ストアマネジャー(店長)と、
コーマネジャー(副店長)が、

1日12時間ずつ働く。

12時間ずつ3日間勤務して、
1日休暇。
このローテーション。

丸山のサイクルと同じだ。

ということは、
ウォルマートのマネジャーたち、
プロゴルファーのレベルか。

丸山は、
「成績が良ければ休みを多くとったり、
逆に悪ければ試合数を増やしたり」。

これは彼が、
個人事業主の自由業だから出来ること。

「僕は毎年、賞金ランク30位以内を目指していた。
次が大きな試合にも出られる70位以内。
シード権を得られる125位以内が最低限の目標」

目標を三段階にしているところが、
丸山らしい。

「デビュー当時、
プロの壁にぶつかり苦しんだ」。

だから「休むのが怖かった。
だが24歳で初めて腰に違和感」を感じた。

それからは、
「オンオフの切り替え」。

このオンオフのスイッチング。
極めて重要。

実はこう見えて、
私も心がけている。

「彼らはまだ若いから
疲れや多少の体の痛みも
『寝れば治る』のだろうけど、
無理はしないほうがいい」

なんだか西端春枝先生に、
諫められている結城義晴の図。

「逸材の2人は、若くて血の気が多い」。
その松山・石川に最後のアドバイス。
「ラウンド中は我慢強くプレーしながら
笑顔も見せて『テーク・イット・イージー』」。

私の好きなバンドEagles。
その代表曲「Take It Easy」のフレーズ。

Just find a place to make your stand
and take it easy!

「自分の立ち位置を見つけて、
気楽に行こうぜ!」

自分のポジションを見つけると、
「take it easy」ができる。

逆に、しゃかりきになっている者ほど、
ポジショニングできていないことになる。

そんな人間、
あなたの周りにいないか。

しかし、いずれにしても、
以て自戒とすべし。

今日は大阪から帰って、
束の間の「のんびり」。

しかし寺岡ニューバランスの原稿がある。
さらに月刊『商人舎』11月号は、
今週末に仕上げて、
アメリカに旅立たねばいけない。

こんなことをこっそり書いていると、
わが商人舎スタッフの面々に叱られそうだが。

そんなときには、このフレーズ。
Take It Easy!

〈結城義晴〉

2014年10月27日(月曜日)

ハロウィン週間と万代Under1000㎡取材/DD会in米国事前講義

私のなかでは、
完全に昼と夜が逆転している。
この体調を修正すべきか、
このまま行くべきか。

To be or not to be,
that is the question.

「それが問題だ!」

今週の日曜日には、
また渡米。

だから修正すると、
向こうで時差に悩む。

しかしこのままでは、
こちらでの生活がやりにくい。

なんだかわからないままに、
うやむやにして過ごす。

体が望むままに。
それが一番いいのだろう。

というところで、
時差ブログ。

Everybody! Good Monday!

[2014vol42]

2014年第43週。
10月の終わり、
11月の始まり。

その境目に、ハロウィンがある。

今週はハロウィン・ウィーク。

団塊の世代や、
それ以上の世代の人々から見ると、
なんだか変な風習。
「アメリカ人の真似をするのは、
納得いかない」
そんな感慨もあるかもしれない。

しかし私は、
商人は融通無碍なところがあっていいと思う。

もちろんそうでない商人がいてもいい。

顧客が望むことに、
素直になること。

それが、なんというか、
現代商売のコツだ。
だから大いにハロウィン、
盛り上がろう。

ピーター・ドラッカーは説いている。
ポストモダンの問題解決は、
美しくはない。

現実的で、
ケースバイケース。

あるがまま。

今の私の時差対策のようなものだ。

大いに盛り上がるべし。

ただしひとつ。

今年のハロウィン当日。
つまり今週の金曜日。

お客を観察しておきたい。
そして来年はどうするか、
考察しておきたい。

そのための一法。

サーティワン・アイスクリームの店頭を、
ちらっとでもいい、
観察しておくこと。
食べておくこと。

B-R サーティワン アイスクリーム株式会社。
2013年度決算で1157店、
年商205億2446万円。
営業利益は19億6500万円、
営業利益率9.57%。

好調な企業だし、
その名のとおり、
10月31日のハロウィンは、
大盛況。

大繁盛の店を、
見る、聞く。
そこで、
買う、食べる。
顧客の喜ぶ姿に接する。

そうすると、
ハロウィンのプロモーション、
来年からやる気になる。

プロ野球日本シリーズ。
ここ関西で第2戦が行われ、
阪神タイガースが破れ、
1対1。

それでも関西は盛り上がる。

アメリカ・メジャーリーグ
は、
サンフランシスコ・ジャイアンツが、
3勝2敗で勝ち越し、
チャンピオンフラッグに近づいた。

カンザスシティ・ロイヤルズの青木宣親も、
先発出場できず、精彩がない。

それでもこの舞台に立っているかぎり、
無上の幸せにちがいない。

さて私は大阪。
朝から㈱万代の店舗を視察、取材。
今年5月に取締役になった黒田久徳さんが、
ご案内くださった。

まず、今年4月オープンの淀川新高店へ。
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売り場面積275坪(900㎡)のスーパーマーケット。
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初年度年商16億円の水準で推移している。

青果部門は450坪、600坪の店と比べても、
遜色ないスペースと品揃え。
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黒田さんから、
万代の商品開発について、
レクチャーしてもらう。
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なるほど! 得心。
万代の躍進の理由。
またひとつ、私なりの分析が進んだ。

黒田さんは、
コーネル・ジャパン実行の三期生。

39歳の店長・西田淳さん、
黒田久徳さんと写真。
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西田さんも元気いっぱいで、
それでいてリーダーシップの本質を心得る。

2009年に商人舎US研修会に参加して、
モチベーションも高い。

次に、万代桃谷駅前店。
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こちらは280坪、
年商21億円弱。

店に入ると、すぐに、
マイクリレーで出迎えてくれた。
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カメラ目線を要求すると、
すぐに対応してくれた。
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それから松本博美さん。
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今年9月の商人舎ビギナーズコースに参加。

再会すると第一声は、
「楽しかったです!!」。

この店の日配部門サブチーフ。

現場で働く姿を見ると、
父親になった気分で、
胸が熱くなった。

この店では、
楠誠司さんにインタビュー。
店舗運営部部長シニアマネジャー。
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楠さんは、アメリカ研修や、
ミドルマネジメント研修会にも参加して、
現場に強い知識商人。
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今、新しい使命を負って、
現場改革に邁進中。

今回は万代のアンダー1000㎡店舗を取材。
月刊『商人舎』11月号で、詳解。

楠さん、西田さん、
そして黒田さんの話から、
このタイプの店舗の重要性と、
万代のこのフォーマットの強さが、
判明した。

もちろん特集では、
ウォルマート・エクスプレス、
ターゲット・エクスプレス
などとの、
比較を試みる。

感謝したい。

取材はいいもんだ。
私の天職。

そんなことを感じた。

さて、その後、
万代本部会議棟。
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11月8日から14日まで、
ドライデイリー会の視察勉強会in米国。

万代の取引先の精鋭が、
万代の幹部・ミドルマネジメントと一緒に、
アメリカのスーパーマーケットを学ぶ。

取引先のメーカーやホールセラーの人々が、
ともに米国の「すでに起こった未来」を学ぶことで、
万代の店頭でイノベーションが起こる。

こんなストーリー。

その事前講義の第2回目。
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今回は120名の参加。
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その全員が参集して、
19の班分けや行動のルールなど、
打ち合わせをし、
そして通常は私がバスの中で行う講義を、
集中レクチャー。

アメリカでも、
私は毎日、講義する。

サブテキストは、
月刊『商人舎』9月号。
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最新の趨勢から、
各企業ごとの動向、
メーカーやホールセラー向けに語った。
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2時間を超える講義をすると、
どうしてもエキサイトしてくる。
それでも足りない。
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先ほどの楠さんも、
今回、参加してくれる。

講義が終わって、移動。
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ドライデーリー会会長の今津龍三さん、
万代常務取締役の阿部秀行さん、
そして黒田久徳さん。
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よろしくお願いします。

今週はハロウィン・イベント。
万代桃谷駅前店でも、
このエンド。
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目いっぱい盛り上がりたい。
そして11月に突入しよう。

では、みなさん、
今週も。
Good Monday!

〈結城義晴〉

2014年10月26日(日曜日)

ジジと新幹線のぞみの旅[日曜版2014vol44]

ジジです。
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ねむい。
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おとうさんも、
ねむそう。
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でも、空には秋の雲。
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だからでしょうか、
ユウキヨシハルのおとうさん、
でかけていきました。
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新横浜から、
大阪へ。
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新幹線のぞみの旅。
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空はうつくしい。
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丹沢。
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蛭ヶ岳。
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小田原と熱海をすぎたら、
みえてくるはず。
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雲のかげに。
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そう、富士山。
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ちょっとだけ、
みえてきました。
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すその。
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いただきは、
かくれている。
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それでも、
富士山がみえました。
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うつくしい。
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おおきい。
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おとうさんは、
満足。
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富士のすがたには、
いつも、いやされる。
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それからも、
窓のそとに、
けしきがうつりかわる。
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ニッポンの秋はうつくしい。
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そうして、
名古屋から京都。
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おとうさんは、
うとうと、ねました。
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そして大阪。
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こんでる。
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行列。
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豚まんの店。
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つきました。
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大阪駅。
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駅裏も、
開発された。
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そして今夜のホテル。
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ウェスティン。
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おつかれさま。
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あしたから、
がんばってください。

〈『ジジの気分』(未刊)より〉

2014年10月25日(土曜日)

ベラ・チャスラフスカ、ポリティカル・アスリートの「波乱の人生」に思う

日本の秋、真っ盛り。
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横浜駅前の彫刻。
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テーマは、
あら「今日は」

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「こんにちは」と読む。

小渕優子から、宮沢洋一へ。
経済産業大臣が換わって、
それでも金まみれの政治家であること、
その金の使い方が低俗であることが判明。

松島みどりのうちわの問題も、
政治家として低級きわまりない。

自民党政権が続くと、
いつもいつも、
こんなことが表出する。

それが自民党の体質であるし、
そしてそれが、
我々日本国民がいま、
選んだ政権である。

我々に振り返ってくる事実である。

帰国してから二日目。
実によく寝た。

睡魔が襲ってくる。

慣れない運動をすると、
最近は2日目に、
体が痛くなってきたりする。

それに近い睡魔の感覚。

帰国する3日ほど前から、
手足に湿疹が出た。

これもホテルと外食、
移動の生活を続けていると、
私の体に現れる現象。

日本の家庭の食事をして、
ある程度、規則正しい生活をすると、
すぐに治る。

美しい日本の秋を堪能しながら、
体調を回復させる。

体がまだまだ現地体勢。
ブログもまだ、
時差時間でお許しいただこう。

「無理はいいけど、無茶はするな」
西端春枝先生の言葉が思い出されて、
ホッとする。

さてベラ・チャスラフスカさんが、
来日している。

1964年の東京オリンピックで大活躍。
それから50年後の今年10月10日に、
記念式典出席が開催され、来日。

日経新聞で、
編集委員の田辺省二さんがインタビュー。

1942年、プラハ生まれ。
1964年の東京、1968年のメキシコ、
両オリンピックで、7つの金メダル獲得。

私よりも10歳年上。
東京オリンピックの年、
私は12歳の小学校6年生だったか。

そのころの担任の太田実先生の影響を受けて、
器械体操を始めていた。

その後も、中学高校と、
器械体操を続けた。

チャスラフスカの美しい姿にも、
遠藤幸雄のキレ、山下治広の独創性にも、
憧れた。

チャスラフスカも述懐する。
「猫のような柔軟な動きの日本選手にあこがれ、
技をずいぶんと教えてもらった。
だから私の体操の半分は日本生まれなの」。

東京オリンピック開会式。
「よく覚えています。
今日と同じ青空でした」。

「国立競技場で入場行進を終えると、
聖火を掲げたランナーが階段を駆け上がり、
聖火台に赤い炎が燃え上がった。
あの瞬間は今も強く心に残っています」。

「東京五輪は、
敗戦から立ち直った日本を
世界に示す絶好の機会、
すばらしい大会でした」

波乱の人生。

68年春、チェコスロバキアでは、
一気に民主化運動が燃え上がった。

ソビエト連邦の支配下にあって、
全て共産主義的な体制に押さえ込まれていた。
それに対する民主化運動。

プラハの春。そう呼ばれた。

その高揚もつかの間。
ソ連軍介入で短い「春」は、
あっという間に押しつぶされる。

10月のメキシコ五輪。
チャスラフスカは、
表彰台の上で抗議の意志を示した。

「プラハの春」のとき、
チャスラフスカは『二千語宣言』に署名。
民主化支持の姿勢を鮮明にした。

共産党政権は何度も、
署名の撤回を求めてきた。

チャスラフスカは、現在まで、
非共産党員を貫いている。

脅しを受けても主張を変えない。

秘密警察からは危険人物と目され、
スポーツ界からは追放される。

「権力ににらまれるのを恐れた知り合いは
私を避け、次第に遠ざかっていきました」

仕事のない日が6年、7年続く。

「あるとき、見かねた女性が
仕事を紹介してくれました。
『清掃の職があるから、代わりに働かないか』と。
私の顔は国中に知れていて、実名は使えません。
スカーフで顔を隠し、彼女の名前をかたって
仕事場に通いました。そんな日々が続きました」

あのチャスラフスカが、
顔を隠して清掃の仕事をした。

20年に及ぶ弾圧。
そして1989年11月17日、
「ビロード革命」。
英語では「Velvet Revolution」。
共産党支配を覆した民主化革命。

この革命の1カ月後、
ルーマニア革命。
こちらは大きな流血が起こったが、
チェコスロバキアでは無血の革命だった。

そこで、軽くて柔らかなビロードにたとえて、
この名がある。

共産党政権崩壊の日、
バーツラフ・ハベル元大統領に呼ばれ、
民衆の集まるバーツラフ広場バルコニーに立った。

「広場に集まった人はみんな、
私が不遇の生活を強いられたことを知っていて、
大歓声で迎えてくれました」

「もし『二千語宣言』署名を撤回していたら、
こんな大群衆の前には立てなかった」

「日本の友人にも顔向けできなかったはずです。
自分を信じ、勇気を持って危機に立ち向かえば
必ず報われる日が来る。
その信念が私を支えてくれたのです。
後になってそんな思いがこみ上げてきました」

革命後は大統領顧問に就任、東奔西走。

しかし1993年1月1日、
チェコスロバキア連邦共和国の連邦制解消。
チェコ共和国とスロバキア共和国に分離。

「ビロード離婚」などとも呼ばれたが、
チャスラフスカはチェコに残り、
チェコオリンピック委員会会長、
チェコ日本友好協会会長などを歴任。

その後、私生活で不幸な事件が起き、
心身を病み、長い療養生活。

しかしそれも克服し、
5年ほど前から、
再び三度、活動。

チェコオリンピック委員会名誉会長として、
2020年の東京五輪開催を後押ししてくれた。

そして最後に語る。
「次の大会は、
日本人の人間性と謙虚さを
示す場にしてほしい」

あの強くて可憐なチャスラフスカが、
政治の面でも、
仕事の面でも、
生活の面でも、
艱難辛苦の人生を歩み、
いま、日本の秋を、
同じように味わっている。

元気が出てくるし、
我々日本の商業人も、
ポリティカル・マーチャントで、
なければならないと思う。

ベラ・チャスラフスカが、
ポリティカル・アスリートであったように。

〈結城義晴〉

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