結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2014年10月31日(金曜日)

マルエツ・カスミ「ユナイテッド」発足と1年前の月刊商人舎特集

2014年10月最後の日。
それはハロウィン当日でもある。
いかがだったろうか。

今日は悪ふざけも含めて、
目いっぱい盛り上がる。

しかし後ろは決して振り返らない。

写真などで記録することは、
最低限必要だろうが、
それを云々カンヌンしても、
このスピードの時代、
さして情報としての意味はない。

視野の先には、
11月最終週のサンクスギビング。
さらに1カ月後のクリスマス。

こうなだれ込んでいくのが、
世界最大の消費大国アメリカの商戦。

日本でもハロウィンが定着しつつある。

そしてハロウィンが過ぎると、
11月から12月商戦へ。
アメリカのように、なだれ込みたい。

今日は朝から、
横浜市西区浜松町へ。

ローソンマート。
20141101041230.jpg

セブン-イレブンが、
シングル・フォーマットを標榜するのに対して、
ローソンはマルチ・フォーマット戦略を採用する。

ナチュラルローソン、
ローソンストア100についで、
三つ目の新フォーマット。

今年2月にオープン。
20141101041250.jpg
コンビニのローソンの機能に、
スーパーマーケットの要素を盛り込んで、
ユニークなフォーマットが出来上がった。

現在、首都圏に19店、
愛知県に6店、
大阪府に7店。

あっという間に32店舗に広がった。
20141101041308.jpg
生鮮食品はコンビニの4~5倍の品揃え、
グロサリーは1000品目以上。

そして通常のコンビニよりも、
10~20%低価格。

玉塚元一社長は、
「単純にスーパーマーケットを展開するのではなく、
コンビニ進化型の業態を確立する」

サービス機能はコンビニで、
しかし品揃えはどう見ても、
ミニスーパー。

世界的に言えば、
エクスプレスストア。

ウォルマートが展開し、
ターゲットも実験した。

しかしこのローソンマートの原動力は、
やはりフランチャイズシステムにある。

首都圏・中京圏・関西圏で、
2015年2月期に100店、
2017年には500店を計画する。

まさに業態からフォーマットへ。
この概念が分からなければ、
普通の小型スーパーマーケットに過ぎない。

さて今日の目玉ニュースは、
ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス。

例のイオンの首都圏スーパーマーケット連合。
その正式名称と概要が決まった。

詳細はデイリー商人舎にて報告予定だが、
マルエツ、カスミ、マックスバリュ関東の3社は、
共同株式移転方式で共同持株会社を設立する。

そのため、来年2月25日、
マルエツとカスミは上場廃止。

まずは年商6000億円級の企業となって、
スーパーマーケットでは、
ライフコーポレーションを抜く。

そして2020年には、
1000店1兆円の構想。

11月に入る直前の発表。

ユナイテッドの役員人事は、
代表取締役会長に小濵裕正さん、
代表取締役社長に上田真さん、
さらに代表取締役に平尾健一さん。

小濵さんはカスミ会長、
上田さんはマルエツ社長。
そして平尾さんはこの年9月10日の人事で、
イオンタイランド社長から、
SM・DS・小型店事業最高経営責任者補佐に、
異動したばかり。

イオンのスピード感が、
際立つ人事と経営統合だ。

ちなみにアメリカにも、テキサスに、
ユナイテッドというスーパーマーケット企業がある。

「マーケット・ストリート」というフォーマットが、
もっとも先鋭的で、
商人舎のUSA研修会でも訪問した。

しかし昨年9月9日に、
投資会社サーベラス傘下の
アルバートソンに買収された。

そのサーベラスは今、
セーフウェイを企業統合しているから、
ユナイテッドは、
セーフウェイとも同一資本のもとに、
統合されている。

Unitedとは、
「合併した」「連合した」「団結した」といった意味。
もともとそういったネーミングで、
それを続けていけば、
どんどん大きくなる。

北海道東北のアークスの「ARC」は、
日本語の「弧」を意味する。
グループ名の〝ARCS”の本意は、
「一つひとつの企業が強い”弧”となり、
大きな円=ARCSを創りあげ、
地域社会に貢献していく」こと。

秋田の伊徳とタカヤナギが統合する、
㈱ユナイトのUniteも、
「団結」の意味。

つまり日本中、
団結や連合、統合だらけということになる。

昨年の月刊『商人舎』10月号は、
「特集・小売業M&A異変!!」。
サブタイトルは、
経営統合型「規模のメリット戦略」を結論づける

もう商人舎は、
結論づけてしまっているが、
それが1年後の今、
さらに現実化してきている。

私はこの10月号の冒頭で、
次のタイトルで長編を書いている。
正しい「M&A」・間違いの「合併・買収」 
「商業現代化の中の「経営統合」に
条件と注文をつける」

その最後の「正しいM&Aの8つの条件」。

詳細は月刊『商人舎』10月号、
あるいは商人舎magazineサイトを、
読み返して欲しいところだが、
その第5番目の条件として、
私なりの重要な指摘をしている。

「単純な標準化や
古典的チェーンオペレーションから
脱却すること。

近代化発想の規模拡大は、
実は膨張であったことが、
あまたの事例によって証明されている」

さらに第6に、
「最後には経営者の
若返りが図られること」

あの特集から1年。
ますますこの指摘は輝いてくる。

自画自賛で、大変恐縮。

しかしこうなると、
インディペンデントがひどく恋しくなるから、
不思議なものだ。

〈結城義晴〉

「月刊商人舎」購読者専用サイト

ウレコン

今月の標語
商人舎インフォメーション
商人舎スペシャルメンバー
商人舎発起人
ミドルマネジメント研修会
ミドルマネジメント研修会、Blog記事を読む

東北関東大震災へのメッセージ

商人舎の新刊
コロナは時間を早める

結城義晴・著


流通RE戦略―EC時代の店舗と売場を科学する

鈴木哲男・著

結城義晴の著書の紹介
新着ブログ
毎日更新宣言カレンダー
指定月の記事を読む
毎日更新宣言カテゴリー
毎日更新宣言最新記事
毎日更新宣言最新コメント
知識商人達の公式ブログ

掲載の記事・写真・動画等の無断転載を禁じます。商人舎サイトについて
Copyright © 2008- Shoninsha Co., Ltd. All rights reserved.