結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2015年06月19日(金曜日)

十人一色・十人十色・一人十色と「とんがり★こだわり」

梅雨の合間の金曜日。

朝から商人舎magazineのWeb会議。DSCN4098-5

毎回、詳細な分析、
活発な論議と有益な提案。DSCN4100-5
右からWebデザイナーの田中翔太君、
Webコンサルタント猪俣信悟さん、
商人舎編集スタッフ鈴木綾子、
そしてプラージュのSE谷ツ田一成君。

その後、東京・池尻大橋へ。
東邦大学付属大橋病院。
富田剛史教授が私の主治医。
眼圧は右が15、左が16。
右目が悪いから、
ちょっと異変。

それでも悪くはない。
次は11月の検査と診察。
頑張ります。

会社に戻って、
商人舎magazineのデイリー商人舎執筆。
ターゲットの店内薬局1660店が
CVSヘルスに売却され両者の協業進む
アメリカで話題の戦略同盟。
私はウォルマートとウォルグリーンをWW、
CVSヘルスとターゲットをCTと命名。

CTが一太刀ウォルグリーンに斬りつけ、
返す刀でウォルマートを斬る。

Fortune500では、
ウォルマートは世界第一の企業、
当然、小売業第一。

CVSヘルスは世界大2位の小売業。
世界35位企業。

ターゲットは世界第9位小売業、
世界116位企業。

そしてウォルグリーンは世界第10位小売業、
世界第117位企業。
そのうえ、アライアンスブーツを傘下に収めて、
年商1000億ドルを超える。

凄い協業が進んでいる。

さて今週の日経新聞が『企業欄』で、
先読みビジネス天気を連載している。
第1回が工作機械。
タイトルは「内需堅調で受注高水準」
第2回が住宅。
「マンション需要、都心集中」
第3回が石油。
「原油安一服、苦境脱す」

そして今日の第4回が食品スーパー。
タイトルは「節約志向の受け皿に」

タイトルの流れを見ているだけで、
好況が続いていることが分かる。

そして食品スーパーマーケットが、
コンビニや総合スーパー、百貨店に代わって、
経済の天気予報に抜擢される。

やっと日の目を見る存在になってきた。

その記事内容は、
「食品スーパーの販売が好調だ」

「業界3団体によると」と始まるが、
これは日本スーパーマーケット協会、
新日本スーパーマーケット協会、
オール日本スーパーマーケット協会。

ひとつになったらいいのに。

その4月の既存店売上高は、
前年同月比6.3%増。

この1年で落ち込んだのは3月だけ。
昨年3月は消費増税駆け込み特需の月。

牽引役は総菜と生鮮食品。

しかし一方で、「消費者の節約志向」も、
この業態の好調の理由としてあげられている。

アクシアルリテイリング原和彦社長。
「消費者の財布のひもは緩んでおらず、
相対的に値段が高い外食やコンビニから
顧客が流れ込んでいる」

西友の上垣内猛最高経営責任者。
「増税後の節約意識はまだ根強い」

これ、私も賛成。

ライフコーポレーションの岩崎高治社長。
「賃金改善の効果がみえてきた」

しかし地方企業の声は、
「まだ効果を実感できていない」

人件費や物流費といった経営コストの上昇、
円安や原材料費の高騰、加工食品の値上げ。

いわゆる六重苦。

だから平和堂の夏原平和社長。
「無駄な安売りはしない」

その値上げに対して、サミット。
常務の服部哲也さんだろうか、
広報マネジャー中村聖さんだろうか、
「今のところ、値上げ後の売れ行きに
大きな変化はない」

ニュース一言では、
いなげやの成瀬直人社長。
「消費増税の影響は今のところ実感がない」

「単価は高くても手間をかけた商品が
受け入れられるようになってきた」

「せっかく作るなら新しい料理を楽しもう」

「多くの主婦がレシピサイトを参考に
料理をするようになった」

スマートフォンを見ながら、
買物する顧客が増えた。
だから「初めての食材や少し高い商品」にも、
手を伸ばしている。

節約志向の顧客。
情報感度を高めた消費者。

どちらも正しい観察。

どちらの顧客もいる。
さらに一人の顧客が、
場合によって両方の性向をもつ。

ヤオコー会長の川野幸夫さん。
「十人一色から十人十色、
そして一人十色へ」

まさにそれだ。

だからアクシアル、西友、
ライフコーポレーション、平和堂、
サミット、いなげや、
そしてヤオコー。

それぞれの見方。
それぞれの政策。
それぞれの成果。

これがコンテスト型競争時代の、
ポジショニング戦略。

今年初めの〈Message of January〉
そしてこれが今年の商人舎標語。
とんがり★こだわり

レッド・オーシャンの血みどろ闘争から、
ブルー・オーシャンのしなやかな生き方へ、
思考回路を変えるとき。

レース型競争から、
コンテスト型競争へ、
モノの考え方を転換するとき。

それが、
新しい年だ。
2015年だ。

小売業の六重苦は、
さらに企業経営を逼迫させる。
店舗運営を追い詰める。

市場縮小。
競争激化。
人手不足。

原料費高騰。
建設費上昇。
電気代まで跳ね上がる。

売上げ要因とコスト要因の深刻化。
どちらも特別のイノベーションによってしか、
切り抜けることはできない。

そしてそのイノベーションの方向は、
アウトスタンディングな
ポジショニングの確立しかない。

際立つ存在意義。
抜きん出たレゾンデートル。
稀少性と模倣困難性。

「アウトスタンディング」は、
わかりやすく言えば、
「とんがり」。

「ポジショニング」は、
ごく有り体に言えば、
「こだわり」。

だから、
アウトスタンディングなポジショニングは、
とんがり★こだわり。

とんがれ、
こだわれ。
自分らしくあれ。

それがコンテスト型競争により良く生き残り、
ブルー・オーシャンを切り開く、
2015年の志のあり方である。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
半年が経過して、
あらためて今年初めのmessageが、
意味を持ってくる。

〈結城義晴〉

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