結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2016年12月11日(日曜日)

【日曜版・猫の目博物誌 その26】シクラメン

猫の目で見る博物誌――。
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猫の目は美しいものを見分ける。
そんな目で見る博物誌――。

真綿色したシクラメンほど
清しいものはない
出逢いの時の君のようです
ためらいがちにかけた言葉に
驚いたようにふりむく君に
季節が頬を染めて過ぎてゆきました

小椋佳作詞・作曲、
布施明・歌。

「シクラメンのかほり」

一番の歌詞は真綿色、
二番は薄紅色、
三番は薄紫。

シクラメンはそんな花です。
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被子植物門双子葉植物綱サクラソウ目、
サクラソウ科シクラメン属。

多年草。

学名はCyclamen persicum Mill。
英名はCyclamen、
和名はシクラメン。

「篝火(かがりび)花、豚の饅頭」
などとも、いわれる。
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双子葉植物の分類だが、
実際に芽が出てくるときには、
葉は一枚。

葉はハート形をして、
白い筋や白い斑がある種類もある。
柄は長い。
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球根からそのハート形の葉が群生する。DSCN7700-2

7~8枚目の葉が出ると、
花芽の形成が始まる。
花芽(はなめ)が成長して、花になる。

このとき、葉芽と花芽は、
1対1でふえていく。

だからシクラメンの花と葉の数は、
N:N+7、またはN:N+8である。

冬から早春に、一重や八重の花をつける。
IMG_0136-6

もともとは地中海沿岸の原産。
ヨーロッパのギリシャから、
北アフリカのチュニジアにかけて、
自生していた。

クレオパトラも見ただろう。

ヨーロッパでは花よりも、
球根の澱粉が食用にされた。
「アルプスの菫」などと呼ばれた。

しかしこの澱粉には、
有毒物質が含まれる。
サポニン配糖体シクラミン。

それもあってか、
南米からジャガイモが入ると、
その食習慣はなくなって、
観賞用となった。
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日本には明治時代に入り、
戦後、観賞用として普及。
ギフト需要をつかんで、
現在、急速に普及。

昨2015年の日本国内の作付面積、
189ヘクタール、
1ヘクタールは1万㎡、
だから189ヘクタールは、
189万㎡。

出荷量は約1760万鉢。

長野県が全体の16%でトップ、
二番目が愛知県の10%、
三番目は茨城県と栃木県の6%。

鉢植えの花人気ランキングは、
シクラメンが1位。
2位は胡蝶蘭。
シクラメンと蘭の種類が、
15位までの上位を占める。

人気です。

シクラメン花のうれひを葉にわかち
〈久保田万太郎〉

万太郎はやはり、
花にうれいを見出し、
葉にも注目した。

優れた観察だ。

一方、「シクラメンのかほり」
一番は「出逢いの時」、
二番は「恋する時」、
三番は「別れ道」。

出逢いは「真綿色」
恋するのは「薄紅色」
別れは「薄紫」

ん~、ありきたり。
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ありきたりなもののほうが、
売れる、ヒットする。
猫の目には、それがよく見える。
面白くないけれど。

(『猫の目博物誌』〈未刊〉より by yuuki)

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