結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2016年12月19日(月曜日)

Check-out革命と「くり返しの中に客は何かを見つける」

Everybody! Good Monday!
[2016vol51]

今年も52週目。
あと2週間。

1月1日の週を第1週と数えると、
1年は53週になる。

だから今週は第52週。

その今週の水曜日の21日は、
1年で昼が一番短い冬至。

昨日のブログに書いたけれど、
冬至には柚子湯につかって、
かぼちゃを食す。

いいもんです。

そして金曜日の23日は、
天皇誕生日。

土曜の24日がクリスマスイブ、
日曜の25日がクリスマス。

つまり今週末は、
年末商戦第1ラウンド。

そのあたりは、Weekly商人舎、
月曜朝一2週間販促企画にて

先週に続いて、
今年の年末年始商戦のスケジュール表。
㈱紀文食品作。7574615577c459bf9d4b11051acdc344
さて今日の月曜日は、
師走も押し詰まってきた割には、
暖かい。

まさに小春日和。

昼の月の海を探すや日向ぼこ   
〈朝日俳壇より さいたま市・久保田恵子〉

(金子兜太選評)昼の月の面に、
うっすらと浮かぶ月の海。
映像面白し。

私は、日向ぼっこに魅力を感じる。

多言語の雑踏の中歳の市 
〈同 立川市・笹間茂〉

(長谷川櫂選評)さまざまな人々。
さまざまな言葉。
思えば、なごやかな風景。

石川啄木の短歌を思い浮かべる。
ふるさとの訛なつかし
停車場の人ごみの中に
そを聴きにゆく

1年の終わりには、
ますますそんな気になる。

来し方の記憶の嘘や冬ぬくし   

〈同 さぬき市・鈴木幸江〉

暖かい冬です。

熱燗の冷めて議論の沸騰す   
〈同 川崎市・神村謙二〉

そんな議論も、
しなくなったなぁ。
ああ。

今日は、横浜商人舎オフィス。
IMG_0202.JPG-6

夕方、㈱寺岡精工の三木桂さん来社。
営業ポータルグループ部長。IMG_0207.JPG-6
右は松井康彦さん、
商人舎エグゼクティブプロデューサー。

それから横浜駅に移動して、
横浜ベイシェラトンホテルで、
西村馨さんと合流。
同社グローバルビジネスデベロップメント部門本部長(私の右)。IMG_0217.JPG-6

月刊商人舎2014年2月号特集は、
Check-out Service革命
20140210123703.jpg

西村さんにも三木さんにも、
たいへんお世話になって、
特集は大好評だった。
(現在も販売中。年間購読していただければ、
いつでもネットで読めますし、そこからの印刷も可能です。
㈱商人舎)

「セミセルフ」のチェックスタンドは、
寺岡精工が開発して、
このレジは爆発的に普及した。

今年末で1000店に導入された。

日本発チェックアウトイノベーションは、
他業態、他業界、他国にも、
普及し始めている。

感慨深い。

さて、日経新聞巻頭コラム『春秋』

セブン-イレブンの名前の由来から入る。
朝7時から夜11時まで店を開けて、
「開いててよかった」

それが24時間へ。

ファストフードやファミレスも、
それに続いた。

しかし。

「外食業界で
24時間営業を

とりやめる動きが
相次いでいる」

理由①
アルバイトやパートタイマーなどの
働き手が集まらない。

理由②
社員やオーナーが
穴埋めに入るのにも
限界がある。

理由③
客も若者層が減り高齢者が増えたため、
深夜より朝から午前中にかけての方が
力を入れるべき時間帯になった。

そして感慨深げ。
「このまま24時間型の店が減り、
深夜の街から明かりが
消えていくのだろうか」

さまざまな声。
「暮らしが落ち着きを取り戻す。
長時間労働が減る。
夜道が暗くなり不安」

結論は、
「労働力不足時代ならではの
新サービスを企業は生み出せるか」

ファストフードは立地を選んで、
24時間営業店が残るだろう。

コンビニエンスストア、
特にセブン-イレブンは、
24時間がコンセプトそのものだから、
死に物狂いで、
まさに「死守」するだろう。

ニーズがあれば、
店は開ける。
そして人を集め、
採算をとる。

交番や警察署は、
24時間で活動している。
救急病院や消防署も、
24時間で動き続ける。

Marketingと捉えるか
Managementと見るか
それともMissionと考えるか。

それによって、
判断は反対にもなる。

それだけだ。

朝日新聞『折々のことば』
鷲田清一さん編著。

時間よりも、むしろ
何を何回やったかという
「回数」のほうが、
大事なんです。
(横尾忠則)

「ほぼ日刊イトイ新聞」の鼎談。
糸井重里、細野晴臣、そして横尾忠則。

イエローマジックオーケストラ発足の時、
横尾さんは細野さんに誘われて、
バンドメンバーに入る予定だった。

意外だが、事実。

そんなところから始まった三人の話。
横尾忠則がぼそぼそっとつぶやいた。

「恋人たちの逢瀬でも客商売でも、
1回の時間より、何度会えるか、
来てくれたかが大事」

商売では客数主義を意味する。

「人生もどれだけ時間が残っているかより、
回数券をどれだけもっているかが大事」

横尾の名言。
「くり返しの中に人は、
何かを見つける」

「お百度参りも千羽鶴も
南無阿弥陀仏も、
反復にこそ意味がある」

24時間営業も繰り返し。
チェックスタンドも反復。

「くり返しの中に客は、
何かを見つける」

では、今週も、
Good Monday!

〈結城義晴〉

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