Everybody! Good Monday!
[2016vol50]
いよいよ、押し詰まってきた。
2016年第51週。
12月第3週。
あと3週間。
来週はスケジュール満載。
12月21日水曜日が冬至、
23日金曜日の天皇誕生日から、
クリスマス三連休。
その翌週が歳末商戦。
月刊商人舎10月号で掲載した、
「2016年末年始商戦への特別寄稿」
㈱紀文食品の山本真砂美さんが、
健筆を振るってくれた。
今年の年末年始商戦のスケジュール。
この秋からの厳しい商戦を検証しつつ、
もう一度、熟考してほしい。
しかし今週は、
完全な年末商戦の準備期間。
世間のスケジュールは、
15日(木曜日)に、
わが国の安倍晋三首相と、
ロシアのウラジミール・プーチン大統領。
山口県長門市で会談。
16日(金曜日)に、
都内で共同記者会見を開く。
日本とロシアの関係を、
もう一歩進めてほしい。
今月26日と27日には、
ハワイでバラク・オバマ大統領と、
真珠湾攻撃の犠牲者慰霊をする。
このところの精力的な活動は、
日本国首相としてふさわしい。
褒められていいだろう。
さて、今年の漢字が発表された。
それは「金」
あ~あ、
つまらん!
日本漢字能力検定協会のキャンペーン。
1995年に開始して22回目だが、
2000年、2012年に続いて、
三度目の「金」
公募して最多のものをそのまま、
「今年の漢字」とするようだが、
漢検も官僚化しているのか。
年末の風物詩となってきたこの企画、
同じ「字」が選ばれたとしても、
それは除外するなどして、
日本の漢字の豊かさをこそ、
主張すべきだろう。
私がこの協会の理事長や幹部ならば、
そうする。
オリンピックの年が来るたびに、
「金」というのは、ああ、
つまらん!
今週の俳句。
毎週月曜日に掲載している。
今日も朝日新聞から。
日経俳壇はちょっと、つまらん。
生きもののごとく
手袋落ちてをり
〈小田原市・丸山典雄〉
手袋の季節です。
大変でちよつと楽しい
落葉掻
〈東京都・藤森荘吉〉
(稲畑汀子選評)落葉しきりの季節。
落葉掻(おちばかき)を大変とみて、
又楽しいともみる心情の推移。
楽しそうだね。
光の粉浴びてまどろむ
小春かな
〈同 東京都・渡辺礼司〉
(長谷川櫂選評)目を細めれば、
小春の光の粉が見える(はず!)
小春日和(こはるびより)は、
晩秋から初冬にかけての、
穏やかな晴天の日のこと。
いいなあ。
今週はこんな落ち着いた時間を、
ちょっとだけでも、もちたいものだ。
今週の結城義晴も、
ちょっとだけ余裕。
今日は来客、二組。
まず、日本製粉㈱のお二人。
製粉事業本部製粉事業部で、
副部長の今関泰正さん(中央)と、
担当課長の宮下浩幸さん。
製粉業界とオーガニック市場の話など、
盛り上がった。
さらに夕方、イオンコンパス㈱のお二人。
細川みゆきさん(中央)と三好智さん。
来年の秋までのスケジュールが、
おおよそだけれど決まってしまった。
ああ。
さて最後に、
朝日新聞『折々のことば』
今日は新聞休刊日だから、
昨日の第604回。
鷲田清一さん編著。
でもなぜ、人間は
自分と違うものを
許せないんだろう
(川上弘美作『大きな鳥にさらわれないよう』から)
著者は58歳の女流小説家。
1996年、『蛇を踏む』で、
第115回芥川賞受賞。
2016年の本作は、
第44回泉鏡花文学賞受賞。
滅びゆく人類の未来を描く小説。
「他ならぬこの私」
と言うように、
「私」という存在の確認は、
「~とは異なる」という、
他者の否認をつうじてなされる。
だから人間は、
自分と違うものを許せない。
けれどもせっかく
異質なものに出会いながら、
交わるより先にそれを
否認することによってしか
自分を確定できない
のだとすれば、
「私」とはなんと哀しく、
厭わしいものか。
安倍晋三もプーチンも、
オバマもトランプも、
自分と違うものを許せるところまで、
自分を高めてほしい。
もちろん、あなたも私も。
では、今週は、
ちょっとだけ余裕をもって、
Good Monday!
〈結城義晴〉