結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2017年01月24日(火曜日)

トランプ大統領の「閉じたアメリカ」とロピアNY第2班の佳境

アメリカではテレビのCNNが、
24時間、ニュースを流し続ける。

だから今は、24時間、
トランプ大統領の新しい行動と、
それへの評価が流れる。
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日経オンラインの経営者ブログ。
鈴木幸一IIJ会長。

いつも自分自身で文章を書く。
そしてそれが実に的確だ。

ドナルド・トランプ就任の、
その就任演説に対して見解を述べる。

鈴木さんは、あらためて、
「アメリカ・ファースト」を説明する。

「そもそも戦後70年を振り返ると、
『米国優先』というのは、
ずっと続いていた国策だった」

「トランプ氏の強調する『米国優先』は、
極めて狭いとらえ方であり、
単純なポピュリズムに
置き換えただけの話で、
本当の意味での
『米国優先』とはならない、
浅慮の施策に思える」

同感。

「戦後、マーシャルプランによって、
廃墟となった欧州を復興させ、
同じように援助によって
日本経済を復興させた政策こそが、
深慮をめぐらした上での
『米国優先』政策であった」

「世界経済を復活させ、
世界規模での経済成長を
拡大発展させたことで、
閉じた米国であったら
想定もできないほどの豊かさを
米国にもたらした」

開かれたアメリカが、
閉じたアメリカに変わる。

「その経済成長が曲がり角を迎え、
財政拡大と金融依存に陥りつつある」

だから今は、
「どんな将来像を描き、
政策として実現すべきなのかを、
深刻に問わなければいけない時代」

「委縮したような『米国優先』を掲げる
トランプ氏が大統領の地位を得たことは、
米国ばかりでなく、世界経済にとって
不幸なことである」

かつての閉じたアメリカこそ、
建国以来のテーゼだった。
大恐慌後の開かれたアメリカは、
アンチテーゼとなった。

そのアンチテーゼが混迷して、
その次のジンテーゼが求められる。

そしてジンテーゼは、
閉じたアメリカに、
戻ることではない。

これは私が常用する、
ヘーゲルの弁証法。

鈴木さんは訴える。
「知性の根本は、
物事を疑う能力のことである」

「トランプ氏を支える閣僚や米国議会が、
『知性』をもって、
『米国優先』の政策を
掲げてほしいと思うのだが」

すぐ役立つことは、
すぐに役立たなくなる。

すぐに効果が上がることは、
すぐに効果が上がらなくなる。

さて、ニューヨーク7日目。
ロピア第2班が到着して2日目。

朝は結城義晴の講義。

はじめにいつもどおり、
ミッションとモットーと、
さらに7大用語の唱和。
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初日の疲れもなく、
元気よく大きな声で唱和。
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同じ商品ならより安く
同じ価格ならより良いものを
楽しく感動できる
愛に満ち愛されるお店です。

講義は2時間。

初めに、唱和の仕方について、
ちょっとだけ指導。IMG_2683-1

その後は、
働きたい企業ランキングと、
顧客満足・従業員満足。

それから商品問題。
コモディティとノンコモディティ。

そして業態とフォーマット、
ポジショニング戦略。

ロピアの政策を合わせて、
ていねいに説明する。
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ロピアはこの結城理論を、
実践してくれている。

今回、人事部の要請で、
2回の理解度テストを実施する。
それもあって皆、真剣に聴講。
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ニューヨーク視察では
「とんがり★こだわり」を学ぶ。
すなわちポジショニング、
それもアウトスタンディングな。

そのことを強調して、
2時間の講義を終了。
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高木勇輔社長は、
今日、皆に先だって帰国する。
その高木さんのメッセージ。

ロピアが目指すべき方向性を、
ニューヨークの地で語ることが、
皆の理解を深める。

それが海外視察のいいところだ。

ホテル前で高木さんとお別れ。

私たちの旅はもう少し続く。

2日目の視察は、
雨の中でスタート。

ハドソン川をトンネルでくぐって、
ニュージャージーへ。

このエリアでシェアトップの、
ストップ&ショップから。
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アホールド・デレーズの傘下企業。

このエリアで166店を展開し、
シェア17.1%のナンバー1企業。
ただし年々、そのシェアを落としている。
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伝統的な店づくり。
いわゆる典型的なコンベンショナル型。

店づくりに独自性はない。
占拠率1位なのに、
マーケットフォロワー。

そして大型スーパーマーケットなのに、
ドラッグ部門を併設していない。
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これではお客が集まらない。
雨の月曜の午前中だから、
余計にお客はまばら。
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反面教師として、
実に多くのことを教えてくれる。

一方、至近距離の、
ウェグマンズ。
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市場スタイルの美しい青果売り場。
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店舗右翼のシーフード売り場、
サーモンとシュリンプの平台。DSCN8112-1

切り立てハムを提供する、
人気の対面コーナー。
同じ雨の月曜の午前中でも、
これだけの人が並んでいる。DSCN8114-1

手前はオリーブバー。
その奥にグルテンフリーコーナー。
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2階のカフェで、
ガス店長のインタビュー。
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第1班のインタビューでは、
週末の慌ただしさの中での対応だった。
今回は、じっくり語ってくれて、
質問にも丁寧に答えてくれた。
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感謝のプレゼントを渡して、
3人で記念ショット。
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そしてガス店長を囲んで、
全員で「ラブラブ! ロピア」の、
ハートマーク。
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ニュージャージーから、
スタテンアイランドを突っ切り、
向かったのはブルックリン。
ホールフーズ環境対策店。
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ダウンサイズされた青果売り場だが、
カラーコントロールはすばらしい。
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奥主通路壁面は、
ミート、シーフードの対面売場、
さらにデアリー売場。DSCN8214-1

「FINE CUTS」と書かれた、
カッティングルーム。
大きな枝肉がぶら下がる。DSCN8209-1

主通路右奥には、
チーズ、デリ、インストアベーカリー。
いずれも対面売り場。DSCN8206-1

アレグロコーヒーは、
オーガニック・カフェインレス。
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そして2階の「ザ・ルーフ」
食事や飲料を買ってきて、
この場で食べる。
パソコンを開いて、
読書をしながら、
あるいは会話を楽しみつつ、
それぞれがくつろいで過ごす。DSCN8199-1
ホールフーズは、
「第3の場」を提供しようとしている。

さらにクイーンズへ。
トレーダー・ジョー。
雨脚が次第に強くなってきた。DSCN8135-1

お客が次々とやってくる。DSCN8222-1

エンドではテーブルフラワーを展開。
ランの鉢植えも低価で提供。
めずらしい。
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果物の平台は、
一番最初に配置される。
そのメインは1本19セントのバナナ。
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雨が強く降り出したので、
バスの中でインタビュー。
副店長格のジェイソンさん。
「ファーストメイト」と呼ぶ。
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メモを取り、真剣に聞くメンバー。
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彼は実に頭が良くて、
その説明はわかりやすかった。

お礼のプレゼントを渡して、
記念写真。
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クイーンズからマンハッタンへ。
そしてユニオンスクエア。
トレーダー・ジョー。
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この時間には、ストームが来襲し、
大粒の雨と強風。

それでも、お客はやってくる。
レジへの行列は店を半周回って、
このとおり。
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マンハッタンの店舗は、
例外なく補充陳列に追われる。
クレンリネスに手が回らないほど。DSCN8232-1
ただし、同社の問題点は、
作業改善だ。

別棟のワインショップ。DSCN8174 (2)-1

マンハッタンでは、
ワインやリカーなど、
アルコール度数の強い酒を、
食品と同じ館で販売できない。
だから専門店で展開する。DSCN8244-1

2.99ドルのチャールズショーが有名だが、
マンハッタンでは1000円前後が売れ筋。
このコーナーには、
さらにプレミアムなワインが揃う。
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マルゴー村ワインの、
シャトー・カントナック・ブラウンが、
69.99ドル。
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スペインのマルケス・デ・リスカル。
47.99ドル。
価格設定の末尾99セントも、
トレーダー・ジョーのスタイル。DSCN8238-1

土産に購入しました。DSCN8242-1

さらにホールフーズを見て、
その後、ホテルに戻って、
各自、調理。

そして大試食大会。

その模様は、明日、報告。

しかし、ドナルド・トランプ大統領。
拙速な印象をまき散らしながらも、
バラク・オバマ前大統領の否定に勤しむ。

テーゼ、
アンチテーゼ、
そしてジンテーゼ。

この思考法は、
ポピュリズムとは、
相容れないらしい。
(つづきます)

〈結城義晴〉

2017年01月23日(月曜日)

オバマ環境ページの完全削除とロピア2017第2班のNY視察

Everybody! Good Monday!
[2017vol4]

2017年も第4週。
時間は容赦なく過ぎていく。

冬うらら戸惑いながらバラ開く
〈朝日俳壇より アメリカ・香世ギルモア〉

アメリカ在住の俳人。
つつましさが、トランプ的でない。
俳句はいいなあ。

断捨離を済ましてしづか冬木立
〈同 横浜市・志摩光風〉

(大串章選評)
冬木の断捨離が見事。
しかし人間は優柔不断。

そして新年の句。
新年やトランプよりも歌かるた
〈同 熊本市・金場貞子〉

(大串章選評)
アメリカ大統領を意識した、
駄洒落の句。
ことはもっと深刻になったけれど。

さて、アメリカ・ニューヨークで、
もう6日目になる。

プロ・フットボールNFLは大詰め。
両カンファレンス決勝が行われた。

アメリカン・カンファレンスは、
ニューイングランド・ペイトリオッツ。
ピッツバーグ・スティーラーズを、
36対17で破って、スーパーボウル進出。

一方のナショナル・カンファレンスは、
アトランタ・ファルコンズが、
グリーンベイ・パッカーズを、
44対21で撃破。

ペイトリオッツとファルコンズが、
第51回スーパーボウルで、
雌雄を決する。

時は2月5日(日)、
場所はテキサス州ヒューストン。

ともに東海岸のチームで、
南北戦争ならぬ南北対決。

ペイトリオッツは2季ぶり9度目、
ファルコンズは18季ぶり2度目の、
スーパーボウル進出。

これから2週間、
アメリカはトランプ旋風から、
スーパーボウルに関心が移る。
小売業の売り場も、
スーパーボウル向けとなる。

しかしテレビや新聞などでは、
いまだトランプ大統領ネタばかり。

朝日新聞デジタルに、
ワシントン特派員の金成隆一さんの
アンチ・トランプデモの報告。
「女性の権利は・社会保障は…」

「米国の首都ワシントン中心部が21日、
ピンク色のニット帽などを身につけた
人々で埋め尽くされた。
トランプ大統領の就任に
抗議を示すデモは、
首都から全米、世界へと広がった」
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今回の抗議のデモ行進は、
女性の権利を訴える団体が呼びかけた。
そこに性的少数者、障害者の権利向上、
さらに人種差別撤廃や環境保護など、
21世紀的問題に取り組む人々が加わった。
ワシントンの規模は想定を上回る50万人。

ワシントン特派員の記事では、
マヤ・アンジェロウの詩が紹介される。
公民権運動に貢献した黒人女性詩人。

あなたの言葉で私を撃ちなさい
You may shoot me with your words,
あなたの視線で私を切りつけなさい
You may cut me with your eyes,
あなたの憎しみで私を殺しなさい
You may kill me with your hatefulness,
それでも空気のように私は立ち上がる
But still,like air,I‘ll rise.

この主旨に関連した抗議デモは、
世界約80カ国の約670カ所で、
約480万人が参加した。
これは主催団体の集計だ。

対するトランプ新政権側は1月20日、
ホワイトハウスのWebサイトに、
新しいページを掲載した。
An America First Energy Policy Plan。
「米国第一エネルギー政策計画」

まず気候規制を廃止する。
さらに石炭・石油・ガス生産の、
増加を目指す。

逆にオバマ大統領時代の、
気候変動に関するページは、
完全に削除された。

政権が変わる場合、
前政権のページはアーカイブされる。
これが一つのルールだった。

しかし、新政権は、
ホワイトハウスのWebサイトから、
「気候変動」(climate change)と
「地球温暖化」(global warming)の単語を、
すべて消してしまった。

ああ。

ポール・クルーグマン教授が、
心配していたことが起こりつつある。

さてこちらの時間で日曜の朝10時過ぎに、
ロピア・ニューヨーク視察団、
第2班がJFK空港に到着。

それを出迎えて、
さっそく、専用バスで、
ウォルマートへ。
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ウォルマートは、
エブリデーロープライスを標榜しているが、
実はプロモーションを徹底的に展開する。

現在はバレンタインデー。
店舗左翼のプロモーションスペースで、
2月14日に向けたギフト商品。
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エンドは5ドルと1ドルの商品を、
交互に展開する。
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店舗右翼の菓子定番売場でも、
もちろんバレンタイン販促。
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1ドル商品ばかりを集めたエンド。
このボリューム。
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そしてアイルでの展開。
菓子メーカーの商品が揃う。
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レジ前エンドでも
最後の訴求。
ここでは高額品、9ドル98。
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売場の各所でお客にアピールする。
早仕掛け・早仕舞い・際の勝負。
この徹底力がウォルマートの強みだ。

次にスチュー・レオナード。
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日曜とあって家族連れで大賑わい。

店頭の牛。
スチューは酪農業からスタート。
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入口のソフトクリーム売り場。

濃厚でおいしい、自慢の品。
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女性たちのうれしそうな顔。
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その横のコーヒー売り場。
自分で好きな量を取って、挽く。
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インストアベーカリー。
ワンウェイ方式の店舗だから、
各部門はショップ形式で構成する。
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日曜は試食コーナーを随所に設けて、
お客を楽しませる。
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対面のスチュー・デリ。
サービスデリの充実が、
店舗の競争力になる。
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顧客第一主義を貫く。

バスの移動中、福島道夫さんが、
スチューのローストチキンを、
カッティングして、皆にふるまう。
ロピア営業本部長。
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車中でもどんどん食べる。
これがロピア流。

マンハッタン近郊クィーンズ地区、
パワーセンター。

アルディとコストコ、
さらにセンチュリー21など、
ディスカウント業態が揃う。
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そのアルディ。
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日曜の午後とあって、大忙し。
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実によく売れている。
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行列ができても、
レジはスピーディ。
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そして地下1階のコストコ。
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ウォルマートは都市部へ進出できない。
その漁夫の利ともいうべきか、
ニューヨーク・ニューアーク地区では、
コストコがシェア第2位。
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日曜は大混雑。
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試食もいたるところで展開され、
お客が群がる。
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バレンタインチョコレートは大容量。
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お客はカートいっぱいに購入する。
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クイーンズ地区は人種のるつぼ。
南米、アジア、イスラム系のお客が
コストコで買い物を楽しむ。
餃子の試食販売。
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レジもご覧の大行列。
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大都市圏では、コストコが、
シェア第2位のマーケットチャレンジャーになる。
すでに起こった未来ともいえる現象。

大繁盛店のコストコをあとに、
いよいよマンハッタンへ。
アップタウンにあるゼイバース。
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グルメな食材を扱う超専門店。
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チーズと燻製魚、コーヒーが、
この店の人気商品。
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レジの前では、
バレンタインチョコの企画。
ギフトボックスのオーダー注文。
狭い店なりの企画力。
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ブロードウェイを南下し、
シタレラへ。
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ニューヨークデリの老舗。
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2層の狭い店ながら、
スーパーマーケットと同じ部門構成。
まずデリを充実させ、
それに便利な品揃えを加えると、
限りなくスーパーマーケットになる。
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隣にあるフェアウェイマーケット本店。
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青果のボリューム陳列が特徴。
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対面の鮮魚も品種が豊富にそろう。
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精肉売り場の対面コーナー。
ひき肉がよく売れている。
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2階はオーガニック売り場。
加工食品もすごい品揃え。
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日本食のコーナーには、
海苔や乾燥シイタケ、
乾燥わかめなどが並ぶ。
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初日の視察の最後は、
トレーダー・ジョー。
ブロードウェイの2層店舗。
地下1階と地下2階を、
コンコースに見立てて、
エスカレーターで結ぶ。
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相変わらずの超繁盛店。
すでにレジ待ち行列が、
地下1階の売場を1周する。
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午後5時過ぎでも、
冷凍食品の売れ筋は、
欠品だらけ。
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クルーは脚立に乗って、
補充作業に大忙し。
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什器は引き出し式。
地価の高いマンハッタンだから、
多段什器の最下段は低い。
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それでもかがみこんで作業する。
トレーダー・ジョー最大の課題だ。
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日曜のニューヨーク。
繁盛店ばかりを巡った初日の視察も、
無事に、終了。

夕食は恒例の、
ウルフギャング。
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高木社長のあいさつで、
会食はスタート。
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そして乾杯。
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私たちのテーブルでも乾杯。
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私の隣は助川秀一郎さん。
惣菜製造会社・利恵産業代表。
昨年末、利恵産業は、
ロピアのグループに入った。

シーフードの盛り合わせ。
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ファー・ニエンテ2012年。
ナパバレーのカベルネソーヴィニヨン。
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もちろんメインは、
ポーターハウスステーキ。
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フィレとサーロインを同時に味わえる。

食事も終盤になるころ、サプライズ。
1月生まれのメンバーに、
バースデーソングのプレゼント。
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ホールスタッフの男性たちが
地声で、大声を張り上げて歌ってくれた。

おめでとう。

大統領が変わろうと、
気候変動政策が悪化しようと、
小売業はすぐには揺るがない。

スーパーボウルや、
バレンタインは、
大いに影響を受けるけれど。

では、みなさん、今週も、
Good Monday!

〈結城義晴〉

2017年01月22日(日曜日)

反トランプのウィメンズ・マーチとマンハッタン漫歩

ドナルド・トランプ大統領、
就任して1日。

抗議のデモ行進が、
大規模に行われている。
総数300万人。
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特にウィメンズ・マーチは、
世界に広がる。
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女性や移民、マイノリティを、
蔑視するかのようなトランプ大統領に、
抗議の行動を起こす人々。

ワシントンのデモ行進では、
女優や歌手がメッセージを発信。

アメリカ・フェレ―ラ。
ジャマイカ移民を両親にもつ。
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そしてマドンナ。
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「恐ろしく暗い時代が始まり、
私たちは目を覚ましたのです」

「最後には正義が勝ち、善が勝つという、
誤った満足感に私たちは浸っていました。
今回の選挙で、善は負けてしまいました。
しかし、最後に勝つのは善です」

「これから長い戦いが始まるのです。
今日、私たちは、
記念すべき一歩目を踏み出しました。
ここから革命が始まります」

ニューヨーク・マンハッタンでも、
大規模なデモ行進。
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行進の行列は5番街を延々と続く。
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ピンク色が統一カラーで、
思い思いのプラカードを掲げている。
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5番街の42番通りを曲がる。
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だから大通りは歩行者天国状態。
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地鳴りのような歓声が上がる。
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マスコミ発表では、
マンハッタンの行進は7万人。
しかし絶対に10万人は参加したと思う。

私たちはその歩行者天国を歩きながら、
今日は完全休養日。
高木勇輔ロピア社長と事務局。
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まずは「The Ride」
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いわゆる遊覧バス。
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バスの左サイドが、
ガラス張りになっていて、
顧客は3段の席について、
その窓から風景を眺める。DSCN7900.JPG-7

両サイドに男性と女性のガイドがついて、
ジョークを言ったり歌ったり。DSCN7901-7変更後

まずタイムズスクエア。DSCN7902.JPG-7

そして通りを歩く女性が、
突然踊りだした。
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見事なダンス。
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次の通りでは、
若い女性が歌いだす。DSCN7915.JPG-7

バスの中にその歌声が響き渡る。
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ブロードウェイのミュージカルを、
マンハッタンの街中で見ているようだ。

次の通りでは、男性が突然、
ブレークダンス。
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これも鋭い身のこなし。
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決まった。
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この街頭ミュージシャンは、
バスに向かってサックスを吹く。
バスのガイド女性とデュエット。
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そしてハイライトは、
コロンバスサークル。
コロンブスの円形広場。
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バレエダンサーが待ち受ける。
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優雅に踊りながら、
道行く男性に近寄る。
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そして突然のダンス。
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これも素晴らしいバレエ。
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拍手拍手。
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The Ride。
マンハッタンならではの遊覧バス。
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楽しかった。

それから、
ブロードウェイのミュージカル。
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リリックシアター(Lyric Theatre)。

ロビーにはもう、
観客が押し寄せている。
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1930席を備えるニューヨーク最大の劇場。
ジーザス・クライスト・スーパースター、
スパイダーマン・ターン・オフ・ザ・ダーク、
オン・ザ・タウンなどが演じられた。
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今回はシルクドソレイユの、
話題の「パラモア」
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黄金時代ハリウッド。
この華やかな世界で、
愛と芸術の二者択一を強いられた、
美しい若手女優の物語。
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このミュージカルが、
シルクドソレイユの、
サーカス的な要素と融合して、
素晴らしい舞台が展開された。

そしてランチは、
ベンジャミン・ステーキハウス。
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マンハッタンの名門中の名門。
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入り口の通路には、
有名人が来店した時の写真。
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わが安倍晋三首相も、
11月にトランプ当選後に、
会談した折にこの店を訪れた。
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金のゴルフドライバーのプレゼントも、
袖にされてしまったけれど。

シックな店内。
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Steak For Four。
四人前のポーターハウスステーキ。
それとヴィールのステーキ。
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実に実に、美味。

もちろんロピア事務局と私では、
とても食べきれないので、
お持ち帰り。
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この袋もベンジャミンらしい品格。

日本では大相撲で、
大関稀勢の里が優勝。
横綱をほぼ決定づけた。

おめでとう。

それにしてもウィメンズ・マーチと、
ダイバーシティ。

トランプ政権の、
白人男性中心の人事は、
やはり明らかに時代錯誤だ。

〈結城義晴〉

2017年01月21日(土曜日)

ドナルド・トランプ大統領就任とNBA観戦&ロピア第1班帰国

ニューヨーク・マンハッタン。DSCN7881.JPG-7

レジデンスイン・マリオットの自室から、
イエローキャブが見える。
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エンパイヤステートビルディングも、
すぐそばにある。
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1月19日の夜から、
CNNテレビはカウントダウンを始めた。DSCN7836.JPG-7
あと2時間10分57秒。

テレビは休みなく、
大統領就任の日のライブ放送。DSCN7844.JPG-7

ドナルド・トランプ大統領から、
記者会見で「Fake」と、
決めつけられたメディア。

だから克明に報道する。

50分59秒後に迫った。DSCN7849.JPG-7

ホワイトハウスで、
引継ぎを終え、
バラク・オバマとドナルド・トランプが、
揃って顔を見せた。DSCN7852.JPG-7

そして連邦議事堂に移動して、
就任式。

聖書に手をのせて、
宣誓をした。DSCN7874.JPG-7
リンカーン大統領が、1861年、
最初の就任式で使った聖書。
それから自分の母から贈られた聖書。

旧約聖書「モーセの十戒」
You shall not bear false witness
against your neighbor.
「あなたの隣人に対して、
偽った証言をしてはならない」

汝、嘘をつくなかれ。

会場には大衆が集まった。
しかしオバマ大統領就任の時とは、
熱狂度ははるかに低かった。DSCN7884.JPG-7

その後の就任演説。DSCN7885.JPG-7
今日、私たちは単に、
1つの政権から次の政権に、
あるいは、1つの政党から別の政党に
移行するだけでなく、
権限を首都ワシントンの政治から
アメリカ国民に返すからです。

あまりにも長い間、
ワシントンの小さなグループが
政府の恩恵にあずかる一方で、
アメリカ国民が代償を払ってきました。
ワシントンは栄えてきましたが、
人々はその富を共有していません。

政治家は繁栄してきましたが、
仕事はなくなり、
工場は閉鎖されてきました。
既存の勢力は、
自分たちを守ってきましたが、
国民のことは守ってきませんでした。
彼らの勝利は
皆さんの勝利ではありませんでした。
彼らが首都で祝っている一方で、
闘っている国中の家族たちを
祝うことはほとんどありませんでした。

すべてが変わります。
いま、ここから始まります。
なぜなら、この瞬間は
皆さんの瞬間だからです。
皆さんのものだからです。

今日という日は、皆さんの日です。

皆さんへのお祝いです。
そして、このアメリカ合衆国は、
皆さんの国なのです。

2017年1月20日は、
国民が再び国の統治者になった日として
記憶されるでしょう。

忘れられていた国民は、
もう忘れられることはありません。

この運動の中心には、
重要な信念があります。
それは、国は国民のために
奉仕するというものです。

何十年もの間、私たちは、
アメリカの産業を犠牲にして、
外国の産業を豊かにしてきました。

ほかの国の軍隊を支援する一方で、
非常に悲しいことに、
われわれの軍を犠牲にしました。

ほかの国の国境を守る一方で、
自分たちの国境を守ることを
拒んできました。
そして、何兆ドルも海外で使う一方で、
アメリカの産業は荒廃し、
衰退してきました。

私たちが他の国を豊かにする一方で、
われわれの国の富と強さ、そして自信は
地平線のかなたに消えていきました。

しかし、それは過去のことです。
今、私たちは未来だけに、
目を向けています。
きょうここに集まった私たちは、
新たな命令を発します。

すべての都市、すべての外国の首都、
そして権力が集まるすべての場所で、
知られることになるでしょう。
この日以降、新たなビジョンが
われわれの国を統治するでしょう。

この瞬間から、アメリカ第一となります。

貿易、税、移民、外交問題に
関するすべての決断は、
アメリカの労働者とアメリカの家族を
利するために下されます。

ほかの国々が、われわれの製品を作り、
われわれの企業を奪い取り、
われわれの雇用を
破壊するという略奪から、
われわれの国を守らなければなりません。

わたしは全力で皆さんのために戦います。

何があっても皆さんを失望させません。

アメリカは再び勝ち始めるでしょう、
かつて無いほど勝つでしょう。

私たちは雇用を取り戻します。
私たちは国境を取り戻します。
私たちは富を取り戻します。
そして、私たちの夢を取り戻します。

私たちは2つの簡単なルールを守ります。
アメリカのものを買い、
アメリカ人を雇用します。
私たちは、世界の国々に、
友情と親善を求めるでしょう。

私たちは古い同盟関係を強化し、
新たな同盟を作ります。
そして、文明社会を結束させ、
イスラム過激主義を
地球から完全に根絶します。
私たちの政治の根本にあるのは、
アメリカに対する完全な忠誠心です。

アメリカが団結すれば、誰も、
アメリカが前に進むことを
止めることはできないでしょう。

私たちはアメリカを再び強くします。
アメリカを再び豊かにします。
アメリカを再び誇り高い国にします。
アメリカを再び安全な国にします。
そして、私たちはアメリカを、
再び偉大にします。
(NHKニュースWebから要約)

細かなことには、ここでは触れない。

しかし、一方的な言いきり型であるし、
勧善懲悪型の論説の進め方である。
自分の支持者にのみ向けたメッセージだ。
したがって世界的な視点が全くない。

一言でいえば、古いし、狭い。

変なたとえかもしれないが、
破綻企業の論理のようであり、
健全企業の思想ではなかった。

トランプ演説は、残念なことに、
全体最適を描いてはいなかった。
人類の未来を見通してはいなかった。

演説の後、パレード。DSCN7887.JPG-7
しかし、車の中にこもったきりで、
ちょっとだけ外に出て歩いた。

ここでも熱狂的な支持の印象はなかった。

テレビでは盛んに、
「アメリカン・デモクラシー」が語られる。

ワシントンDCで、
大きな反対デモが起こった。

私のいるニューヨークでも、
5番街のトランプタワーに向けて、
デモ行進が行われた。

いったいこの国は、
どこに行くのだろう。

さて、ロピアニューヨーク視察研修。
第1班が帰国。
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高木勇輔社長が、前日合流。
帰国前夜は、朝方まで社員を引き連れ、
おおいに盛り上がったらしい。
若き社長のノミュニケーション。
これはこれで、ロピアらしい。

1人ひとりの小さなイノベーションを、
心から期待しつつ、
握手で全員を見送った。
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トランプ大統領就任の時に、
ニューヨークを去る。

これもいい思い出となった。

その前夜、私はNBAを観戦。
全米プロバスケットボール協会。
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会場はマディソンスクエアガーデン。DSCN7822-1

入口にはユニクロの広告。
ジャパン・テクノロジー。
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地元ニューヨーク・ニックスと、
ワシントン・ウィザーズの試合。
DSCN7827-1
1946年にNBAが発足した時に、
ニックスもチームが設立され、
大人気を続けてきた。

しかし、21世紀に入ると、
チーム戦略が迷走。

トランプの表現する合衆国のごとく、
低迷を続けている。

女性シンガーの国歌独唱。
DSCN7826-1
この時には全員立ち上がって、
自分たちの国を称えた。

試合は一進一退。
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ハーフタイムには、
ダンスやTシャツ投げなど、
イベント盛りだくさん。
存分に楽しんだ。
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ビールとサンドイッチ。
うまかった。
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ニックスは2度も逆転をみせたが、
詰めが甘く、応援の甲斐なく、敗戦。
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それでも本物を体験し、
参加者はみんな、十分満足した。
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マジソンスクエアガーデンの外で、
ニックスファンの若者と写真。IMG_2628.JPG-7
ここにはトランプ大統領就任前夜の、
緊迫した空気はなかった。

これもアメリカ、
あれもアメリカ。
(つづきます)

〈結城義晴〉

2017年01月20日(金曜日)

トランプ大統領誕生間際の調理コンテストとNYトレンド店舗群

アメリカ・ニューヨークにやって来て、
4日が経過した。

今日は第45代大統領誕生の日。

ホテルの部屋にいるときには、
眠っている時間以外、
ずっとテレビのCNNをつけている。

ドナルド・トランプ一色。
賛否両論、いや否が多数。

しかし日本では、
第193通常国会召集。
安倍晋三首相の所信表明演説の後、
17年度予算案の審議が始まる。
通常国会の会期は150日間。
6月18日まで。

この間、トランプ大統領の政策に対して、
様々な議論が展開されるだろう。

安倍首相の表現は、
どちらかといえば美辞麗句の印象。

トランプ大統領の、
毒のあるリアリティ表現とは、
正反対で、面白い。

この間、スイスでは、
ダボス会議が行われた。
世界経済フォーラムの年次総会。

米国投資家ジョージ・ソロス氏が、
CNNに出演して、語っている。

「個人的見解を述べれば、
トランプは失敗すると、
確信している。

それは失敗を望む人がいるからではなく、
彼の考えが本質的に自己矛盾をきたし、
そうした矛盾が既に、
周囲のアドバイザーや閣僚候補によって、
体現されているからだ」

さらに、
「実際にどう動くかを
正確に予測するのは無理だ」

ちょっと投げやり。

日本の経営者として、
ダボス会議に参加していたのは、
新浪剛史さん。
サントリーホールディングス社長。
今回で9回目の参加。

日本経済新聞の取材に答えた。

ダボス会議では様々な討論が行われる。
その発言について、
「もっとトランプ氏に物申すべきだ」

日経記者も書いている。
「トランプ新大統領の
保護主義的な通商政策や
過激な発言を批判しているのは
主に学識者で、
企業の幹部からはほとんど出ていない」

新浪さんは語る。
「今後は多くの企業が
『米国にコミットしている』と、
アピールしにいくだろう」

そのあとがいい。
サントリーとしては、
「こびへつらうのではなく
堂々としていたい」

拍手、拍手。

トランプ政策については、
「より現実的なものに落ち着いてくる」

続いて。
「トランプ大統領を生み出した、
構造(の問題)を考えないと、
社会はおかしくなる」

その通りだ。

一方、日経新聞コラム大機小機。
コラムニストは桃李氏。
なかなか硬派の論述をする。

「異例ずくめのトランプ米政権の誕生に、
世界中が身構えている。
だが、新大統領個人の
品位に欠ける言動ばかりに
注目が集まってはいないだろうか」

この言説にも耳を傾けておきたい。

「共和党が上下両院で
過半数を得た事実を見れば、
米国民が共和党政権を選び、
その結果、トランプ大統領が
実現したと考えるべきだ」

「無謀に思える同氏の発言も本質は
共和党の主張と重なる部分が多く、
あえて過激に表現している面がある。
違いも目立つが、共通項に、
目を向けたほうが建設的だろう」

「大統領は独裁者ではない」

「共和党の政権移行チームには、
200人の優秀な人材が集結して
知恵を絞り、政・財・学界から
広く集めた人材を中心に
4000人以上もの政治任用ポストが
交代する」

「いったん変化が必要となると、
代替的な政策メニューと
実行力のある人材を配し、
画期的な政策転換ができる点が
二大政党制の強みで
米国の底力でもある」

これも妥当な見解だ。

しかし先のソロス氏は言っている。
「トランプは独裁者に、
なるかもしれない」

ここが怖いけれど。

さてニューヨーク視察3日目。
ロピアの弾丸研修は、
今日が最後の店舗視察となる。

昨日の夜は、
全員による調理試食会が開かれた。

2人1組で、視察店舗で買い物し、
それをホテルの部屋で調理し、
出来上がった料理を持ち寄って
その出来栄えを競い合う。

ホテルは、キッチン付き。
大鍋で炒める。
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こちらは何かを炒めている。
勝利のVサイン?
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2人で1時間30分ほどの調理時間。
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女性チームは手際が良い。
はやくも完成。
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調理大会の会場は、
8アベニューにあるレンタルルーム。
このビルの14階の部屋を借り切った。
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めいめいが、持ち寄った料理を、
テーブルに並べる。
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福島道夫さんは
熟成肉のローストビーフと
ステーキを調理。
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取締役営業本部長。
スチューレオナードで初日に購入し、
2日目の朝には調理を終えたらしい。

それをホテルの切れない包丁で、
苦労してカッティングしたメンバー。

しかし一番おいしい、
骨に残った肉をガブリ。
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ゼイバースやバーニー・グリーングラスで、
特別に購入した燻製魚は、
ハサミでカッティング。
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できあがりはこれ。
サーモンやチョウザメなどがそろって、
実においしそう。
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ロピアでは、
おいしいものを味わうことが、
食品販売に携わる者にとって、
何よりも大事だと考えている。

だから、福島さんが率先して、
高額な商品を購入し、
皆に試食させる。

この日のチョウザメ燻製は
1万5000円也。
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これはガーデンオブエデンのケーキ。
ひまわりのインパクトがすごい。
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全チームの料理がそろったところで、
チームごとにメニューの説明。
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自信満々の説明から、
言い訳?まで、
各チームの解説が続く。
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そして全員で試食タイム。
それぞれの料理を吟味し、
1人1票で投票し合う。

ただし、自分のチームへの投票はなし。

ワインやシャンパンが豊富に用意され、
移動しながら全チームの料理を味わう。
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私は審査委員長として3票をもつ。
だから真剣にすべての料理を試食。
それだけでお腹がいっぱいになる。

投票では、優勝者、2位、
および3位のチームを決める。
集計したのは事務局の浅田圭介さん。
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カウンターには、
事務局が用意した賞品の数々。
1人ずつ、好きな賞品を選ばせる。

ワインはオーパスワン250ドルから
チャールズショー2.99ドルまで、
さまざま並んでいる。

後者はもちろん、
トレーダー・ジョーのPB。

ドラムロールとともに、優勝者が決定。
八木橋圭太さんと芳野友一さんチーム。
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八木橋さんは、青果部長。
芳野さんは、港北インター店店長。

オーガニック素材を使ったこの3品。
実は私もこの料理に投票した。
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食材のバランスがよく、
完成メニューだったし、
見栄えもよい。
そしておいしかった。

2位は同数で女性の2チーム。
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小吹香さんと山本美世さんチーム。
小吹さんは綾瀬店、山本さんは伊勢原店、
それぞれレジ担当社員。

渡辺ゆかりさんと小川智子さんチーム。
渡辺さんは港北東急SC店、
小川さんは渋沢店、
どちらもトレーナー。

じゃんけんで賞品を選ぶ順位を決める。
ここでも女子力全開。
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それぞれに選んだ賞品を持って、
全員で記念撮影。
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おめでとう!

ちなみに優勝者が選んだワインは、
紙で包装されていた、
2.99ドルのチャールズショー。

残った250ドルのオーパスワンは、
全員が少しずつ試飲した。
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明けて20日の今朝は、
第2回目結城義晴講義。

始めにロピアのモットーを唱和。
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講義は業態とフォーマット、
STPマーケティングと、
ポジショニング戦略。
それをわかりやすく解き明かす。
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日本市場におけるロピアの強みは何か。
それを問い続ける講義となった。
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1時間の短い講義だったが、
アメリカ視察の目的そのものを、
理解してもらった。
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3日目にして、やっと、
マンハッタンに青空が見えた。
まずコロンバスサークルへ。
タイムワーナーセンター。
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この地下1階に、
ホールフーズが入っている。
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生鮮食品とグロサリーは
横長店舗の左翼で展開する。
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対面のシーフード売り場。
これだけのスペースを割く。
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敷き詰めた氷で丸魚を販売。
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日本でも、最近は、氷の上に、
魚を並べて販売する店が出てきた。
陳列法を研究する必要がある。

ミート売り場で採用されているのが、
5アニマルウェルフェアシステム。
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ラムチョップのこの迫力。
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フードサービスデリは、
店舗中央に配置される。
導入部は寿司コーナー。
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ベーカリーとデリのゾーン。
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朝の9時過ぎなのに、
このボリュームのある陳列量。
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HBCのホールボディ売場を縮小し、
店舗の一角にバーを導入した。
12時からのオープン。
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そしてこれも拡大したカフェ席。
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コロンバスサークル店は、
大マンハッタン地区で、
ホールフーズの地位を固めた店だ。

その魅力はいまだ健在で、
ますます進化している。

次にミッドタウン・ソーホー地区へ。
ディーン&デルーカ。
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ニューヨークデリの老舗。
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店舗一番奥の寿司売り場。
このスタッフの多さ。
それだけ売れるということ。
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狭い店だが陳列を工夫して、
必需の商品も揃える。
結果としてデリショップが、
スーパーマーケットとなる。
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20メートルほど先には、
ユニクロ。
ニューヨーク1号店。
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マネキン使いは多彩で秀逸。
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ジャパンテクノロジーをアピールする。
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三番目に訪れたのが、
チェルシーマーケット。
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ナビスコの工場をリノベーションし、
1階を商業施設にした。
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両サイドに人気のテナントが入り、
ニューヨークの観光スポットとなった。
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そのなかでも大人気なのは、
ロブスタープレイス。
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鮮魚の内食・中食・外食の機能を備えた。
店内には、立ちの寿司コーナーがある。
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新鮮なロブスターを、
茹でて提供するロブスターバー。
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大量に購入し、
存分に食べまくって大満足。
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次は、
グランドゼロ跡地を視察。
ブルックフィールドプレース。
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商業施設、オフィスが入る複合ビル。
遊歩道や公園もある。

ここで大人気は、
ル・ディストリクト。
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フランス食材のイータリー版で、
物販とフードサービスを、
完全に融合させた。
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店内は黒を基調にした内装で、
パリのエスプリにあふれている。
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昼食時ということもあって、
ビジネスマンが目立つ。
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自由の女神を背景に記念撮影。
手でラブラブロピアのハートマーク。
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もう一度。
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ワンワールドトレードセンターが、
青空にそびえる。
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その足もとに、記念碑のプール。
ツインタワー跡地に2つ、つくられた。
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視察の最後は、
イータリーのニューヨーク2号店。
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内食と外食の融合を、
イタリアメニューで完結させた。
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多くのお客が食事を楽しんでいる。
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詳細は月刊商人舎の次号で、
完璧に紹介する。

ロピアは都市型スーパーマーケットだ。
だから世界最大都市のニューヨークを、
徹底的に学びとって、
全員の意志と視線を統一する。

今日は、最先端のトレンド。

トランプ大統領誕生の瞬間に、
ニューヨークを学んだモチベーションも、
この研修会の収穫である。
(つづきます)

〈結城義晴〉

2017年01月19日(木曜日)

米国株式市場続落とニューヨーク小売業への改革問題提起

アメリカ株式市場。
日々の指標になるのが、
ダウ工業株30種平均。

今日18日、4営業日連続して下がった。

ドナルド・トランプ大統領就任は、
明後日に迫った。

そのトランプ政権の政策の不安定感が、
平均株価を下げたことは明らか。

トランプ政権の政策は、
巨額減税とインフラ投資。

これだけ見ると株式市場には好材料。
だから11月8日の一般選挙で当選した後、
期待感で株価は上がり続けた。

しかし2017年の年が明けて、
株式市場も冷静になったというか、
トランプの景気刺激策は、
逆に「悪いインフレ」になりかねないと、
悲観的な観測が広がった。

それが平均株価の続落の原因。

株式市場も、
人間心理のごとく揺れている。

ジャネット・ルイーズ・イエレン女史は、
第15代連邦準備制度理事会議長。
日本でいえば日本銀行総裁。
1946年生まれで、
奇しくもトランプと同年。
FRB史上初の女性議長で経済学者。

トランプと違って知性と教養の人。

そのイエレン議長は語る。
「物価が高くなりすぎて、
金融市場が不安定になるリスクがある」

中国の習近平国家主席は、
ダボス会議に出席して発言。
「保護主義に反対する。
貿易戦争では誰も勝者になれない」

昨日のブログで書いた丹羽宇一郎さんと、
全くの同意見。

いや、世界中の識者の見解が、
一致し始めた。

「海外から流入する、
安い製品と安い労働力が、
国内の雇用を奪っている」
トランプの主張はここに集約されるが、
安い製品、安い労働力が消え失せたら、
必ず「悪い物価上昇」が起こる。

そしてトランプ支持者たちの生活は、
ますます困窮する。

ウォルマートをはじめとした小売業は、
最近の日本の青果物相場の高騰のごとく、
安い製品の物価上昇で、
瞬間的には潤うかもしれない。

しかし総じて消費は冷える。

そして人件費は高まって、
経営は苦しくなる。

この理屈は、
自分だけ儲かればいいという、
ビジネスマンにはわからないのか。
あるいはわからないふりをしているのか。

米国株式市場の感情の起伏のほうが、
実はわかりやすい。

さて、商人舎magazine。
Weekly商人舎・週刊特別企画。
首都圏最新店舗研究⑥
フレッセイ元総社蒼海店
674坪型スクラップ&ビルド店。
なかなか頑張った店だ。

さてさてニューヨーク2日目の研修。

朝7時から、ホテルの会議室で。
第1回目の講義。

はじめにロピア女性社員の音頭で、
ロピアのミッションと「モットー」、
7大用語を唱和。
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「同じ商品ならより安く
同じ価格ならより良いものを」
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朝から、声がそろって
元気な唱和だった。
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そして講義。
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まずカスタマーサティスファクションと、
エンプロイーサティスファクション。
顧客満足と従業員満足。
それをアメリカから学びたい。
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さらにコモディティとノンコモディティの
重要な商品戦略を、
できるだけわかりやすく講義した。
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研修中、2回の理解度テストを実施する。
だから聞いているメンバーも真剣だ。
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1時間30分。
駆け足の講義だったが、
ご清聴に感謝。
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そして9時には専用バスに乗り込んで、
2日目の視察をスタート。

マンハッタンの対岸へ、
ニュージャージーを南下する。

今日の一番目は、
ストップ&ショップ。
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このニューヨーク・ニューアーク地区で、
シェアナンバー1のスーパーマーケット。
オランダのアホールド・デレーズの傘下にある。
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「ストップ&ショップ」バナー全体では422店、
このエリアで166店、シェア17.1%。

ただしエリア第1の規模はあっても、
いわゆるコンベンショナルな店づくり。

業態発想のままのチェーンで、
ポジショニングが希薄である。

青果売り場にはオーガニックの品揃え。
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ナチュラルチーズの売り場。
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デリの対面ショップ。DSCN7277.JPG-7

奥壁面のミート売り場。DSCN2364-1

そしてオーガニックのPB。
「ネイチャーズ・プロミス」
しかしクローガーの大ヒット商品、
「シンプル・トゥルース」の物真似。DSCN7283.JPG-7
つまり独自なものがない。

一定のロープライスを打ち出すが、
ハイ&ロー戦略。
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この店は高齢のラガード客が多い。
客数自体が少ないうえに、
残念ながら、若いお客はわずか。

反面教師としての視察である。

一方、ウェグマンズ。
DSCN2389-1

朝から老若男女、
多くの顧客がやってきている。DSCN2394-1

市場のような青果売り場。DSCN7287.JPG-7

クレート陳列が中心で、
ローコストオペレーションを徹底する。DSCN7320.JPG-7

鮮魚の平台では氷を敷き詰めて、
貝とサーモンを展開。DSCN7297.JPG-^7

加工肉の対面売り場。
切りたてのハムを提供し、
人気のコーナーだ。DSCN7300.JPG-7

オーガニックの売り場がこんなにある。
エンドは客の主動線に対して、
正面を向けて配置されている。DSCN7305.JPG-7

ファミリーパックの売り場は、
広大なスペースを占める。
DSCN7307.JPG-7
この地区のシェア2位はコストコ。
コストコの大容量販売に対し、
同じ大容量パック商品を開発して、
コストコの強みを消す作戦。

ウェグマンズは、
コンシスタント・ロープライスを採用。
いわゆるエブリデーロープライス。
DSCN7310.JPG-7
これはもちろん、
ウォルマートへの対抗策だ。

コストコに対抗し、
ウォルマートに対応する。

そして1店平均80億円を超える。

店舗左翼にはワイン売り場を設ける。
その中にある、ワインセラー。
隔離され、温度管理された、
「ファイン・ワインルーム」DSCN7317.JPG-7

中央にシックでしゃれた円形什器。DSCN7316.JPG-7

最高価格はシャトーマルゴー695ドル。
6万9500円。
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ウェグマンズの2階カフェで、
ガス店長にインタビュー。DSCN2411-1

朝の忙しい時間帯にもかかわらず
ウェグマンズの理念を、
一気に語ってくれた。
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補足は結城義晴。
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働きたい企業ランキング上位でも、
楽して給料が高いわけではない。
ハードワークをする。
しかしそれが会社から正しく評価される。

それが働き甲斐につながる。

最後はウェグマンズのデリを購入し、
試食を兼ねた昼食。DSCN2425-1
ロピアの社風に似ているところがある。
それが勉強になる。

ふたたびマンハッタンに戻って、
バーニー・グリーングラス。DSCN7334.JPG-7

チョウザメやサケの燻製の専門店。
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チョウザメ燻製はマンハッタン最高。DSCN7330.JPG-7
レストランも併設しているが、
来週、ケネディ日本大使が予約している。

それからブロードウェイの、
ゼイバースへ。
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ニューヨーク最高の品ぞろえを誇る、
チーズ売り場。
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スモークフィッシュ売り場は対面方式。
DSCN7344.JPG-7

燻製のサーモン。
これが実にうまい。DSCN7339.JPG-7
たった1店だが、
ネット販売の構成比が25%。

すごい店だ。

さらにフェアウェイマーケット本店。DSCN2438-1

相変わらず見事な陳列。
ロピアの青果チーフも感激。DSCN2443-1

トマトとモッツアレラチーズ、
そしてバジルの関連販売。
この1年ほどで、
米国スーパーマーケットは、
クロスマーチャンダイジングを強化した。DSCN7352.JPG-7

鮮魚対面売り場も、
プレゼンテーションが変わった。
クロスマーチャンダイジング。DSCN7367.JPG-7

2階のオーガニック売り場。
これがすごい。
DSCN2447-1

フェアウェイは2013年に、
ナスダックに株式上場したが、
昨2016年に破産申請した。

それでも本店には、
顧客が変わらずにやってきて、
この店のポジショニングを、
支持してくれる。
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隣のシタレラ。
DSCN7390.JPG-7

ニューヨークを代表する、
デリ専門店。
ニューヨークとその周辺に7店。
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しかし商品構成は、
スーパーマーケット。
鮮魚売り場の全面に、
青果物を関連販売。DSCN7387.JPG-7
ここもアメリカの流行をとらえる。

そしてブロードウェイの、
トレーダー・ジョー。
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地下2層式の店舗で、
大繁盛店。
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デアリー(乳製品)売り場。
ニューヨークシティならぬ、
ムーヨークシティの壁面。
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バナナの売り場は、
午後3時にもかかわらず、
こんな状態。
DSCN7396.JPG-7

地下2階売り場は、
グロサリーと冷凍食品。
DSCN7401.JPG-7

しかし売れすぎて欠品だらけ。
補充が間に合っていない。

トレーダー・ジョーには、
オペレーション改革が求められている。
その意味でイノベーションがない。

午後3時というのに、
長い行列と混雑するレジ。DSCN7404.JPG-7
これも解決しなければならない問題だ。

デリバリーサービスも始まっている。
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もう1店のトレーダー・ジョー。
ユニオンスクエアの大繁盛店。
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入り口の花売り場には、
ユニオンスクエアのイラスト。
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こちらも売り場の第1コーナーまで、
レジ待ちの行列。
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しかしバナナは補充されたばかりで、
豊富な商品量。
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隣接するワインショップ。
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ここで夕食調理大会用のワインを吟味。
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PBのチャールズショー。
2ドル99セント。
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どの店も大繁盛のトレーダー・ジョー。
しかし問題は表面化してきている。

ガーデン・オブ・エデン。
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青果物の陳列は、
目を見張らされる。DSCN7415.JPG-7

グロサリー売り場も独特の雰囲気がある。DSCN7417.JPG-7

そして家庭の味のデリ売り場。DSCN7419.JPG-7

ケーキ売り場で、
ヒマワリのケーキ、
購入しました。
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かつてはこのエリアで、
独特の位置を占める店だった。

トレーダー・ジョーとホールフーズが、
次々に進出してきて、
客数が激減。

それでも必死でサバイバルしている。

今日の最後は、
ホールフーズ。
ユニオンスクエア店。
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1階はデリ専門店。
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チョップド・サラダのコーナー。
好きな具材・好きなドレッシングを選ぶと
和えてくれる。
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地階は生鮮食品とグロサリー。DSCN7428.JPG-7

鮮魚対面売り場は、
ちょっと閑散としていた。DSCN7429.JPG-7

精肉からチーズ売り場へ。
狭い店を3層にして、
上手に活用している。DSCN7430.JPG-7

その2階のイートインスペース。
リニューアルして、
シックな感じになった。DSCN7432.JPG-7

若干、弱含みとはいえ、
この混雑ぶり。
DSCN7431.JPG-7
顧客はホールフーズを評価している。

朝日新聞『折々のことば』
昨日の640回。
毎日のことだから 
ご馳走でない日も
あるのです
(料理研究家「土井善晴のレシピ100」から)

鷲田清一さんのコメント。
「料理は気が向いたら
やるようなものではない。
したかろうがしたくなかろうが、
自分のため、家族のために、
延々とくり返すほかない営みだ」

その通り。
だから店も延々と繰り返す。

「人に何かを『してあげる』
『してもらう』という経験の、
あるいは、人を慕いまた、
人に慕われるという関係の、
その核にあるものだ」

そして、
「達成ということがないから、
山ばかりでは続かない」

店も毎日のことだから、
ご馳走でないこともある。

だからこそトレーダー・ジョーにも、
オペレーション改革は、
必須となる。
(つづきます)

〈結城義晴〉

2017年01月18日(水曜日)

トランプ旋風・円高の波とロピアNY視察研修初日

東京成田国際空港から、
11時間50分のフライト。

ニューヨーク上空は厚い雲。
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雲の切れ間から、
アメリカ大陸が見えてきた。
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JFK空港に近づくにつれ、
視界も少しずつ開けてきた。
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着いた途端、
ウォールストリート・ジャーナル。
ドナルド・トランプ次期大統領
インタビュー記事。

「われわれの通貨は、
強すぎる」

アメリカの歴代大統領は、
「強いドルは国益にプラス」が、
基本の考え方だった。

だから直接的にツイッターなどで、
あるいはインタビューなどで、
「ドル高」の誘導やドル安の「牽制」など、
絶対にしなかった。

ドルは昨年11月8日の大統領選後、
急騰した。

トランプ効果などと言われた。

しかし、インタビューでは、
まずこのドル高に対して、
中国をターゲットにした発言。
「米国企業は中国企業と競争できない。
ドルが強すぎるからで、
それが我々を傷つけている」

これに為替市場が反応した。
18日の外国為替市場。
円相場は1ドル112円台半ば。

一方、イギリスのポンド相場も、
1ポンド1.19ドル台で、
約3カ月ぶりの安値だった。
しかしそれが1.24ドル台前半。
前日比3%の上昇。

この上昇率は、
1998年以降で最大。

トランプのターゲットは、
企業レベルから国家レベルに、
エスカレートしてきた。

日経オンライン経営者ブログ。
丹羽宇一郎さん。
伊藤忠前会長で元中国大使。
「トランプ流貿易戦争」

「日本や中国などの企業と
米政府との距離感が
取り沙汰されていますが、
私にはこれが遠くない将来に
トランプ政権の致命傷に
なりかねないように映ります」

最近のツイッターでの言動を分析。
「彼が本気で取り組みたいのは、
『米中貿易戦争』なのか」

元中国大使だからこそ、
強く感じるのだろう。

「米国の貿易赤字の大きな国を
スケープゴートにして、
彼一流の『口撃』をしかけるわけです」

「あいつらの国でつくられた製品が
米国に入って米国内の雇用が奪われる」

「あいつらが不民として
やってくるせいで
米国民の雇用が奪われる」

こんな論法。

トランプの想定する「戦争の舞台は
自動車産業のような第2次産業。
1970年代以降の
日米貿易摩擦の再現のようです」

老婆心ながら、と断って言う。
「アナクロニズムの古くさい戦争」

「しかし時代は変わりました。
米国の産業で強く、しかも伸ばすべきは、
製造業よりも人工知能やIoT、
ネット・通信や宇宙産業のような
先端技術の世界のはずです」

「戦争に例えるなら、
鉄砲や兵士、戦車の数を数えて
戦争をしかけるようなものです」

そしてごく初歩的な経済学で考える。
「中国の安価な製品や、
メキシコからの移民が
流入しなくなって一番困るのは、
米国人のはずです。
安価な製品や労働力がなくなれば、
おのずと米国のコスト構造は
急激に悪化します。
トランプの率いる米国に
待ち受けているのは
物価高です」

この物価高が影響しないのは、
アメリカの富裕層だ。
「結果としてトランプ氏を支持してきた
困窮する白人の層はますます貧しくなり、
雇用が生まれるどころか
所得の格差は、
広がる一方です」

「トランプ氏がこのまま
政策を実現していったとしても、
1年後にはその負の側面が
ブーメランのように戻ってきて
政権は大打撃を被る」

丹羽さんの警告。
聞き入れられる気配はない。

さて、ニューヨークに到着した、
総勢47名の2017ロピア第1班。
これから3泊5日、
ニューヨーク視察が始まる。

まず空港近くのクイーンズ郊外エリア。
ウォルマート・スーパーセンターへ。
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アメリカに着いたらまずは、
ウォルマート。

少し古い店だが
朝の11時だというのに、
お客がよく入っている。

ネットで注文し、店頭で受け取る。
ピックアップのコーナー。DSCN0116.JPG-7

クレート陳列の青果売場。
古い店でも売場の管理はよい。
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店舗左翼のシーゾナルコーナーでは、
バレンタインのプロモーション。
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店舗右翼のグロサリー部門でも、
売場はバレンタイン一色に変貌。
圧倒的なスペースに、
チョコレートやギフト商品が並ぶ。DSCN0129.JPG-7

店舗奥の主通路には、
「アクションアレー」と呼ばれる島陳列。

高額テレビから低額テレビへと、
順番に並べられ、
しかもどれもが驚くほど安い。DSCN0101.JPG-7

この巧みな販売作戦に乗せられて、
サムソンのスマートテレビが買われた。
顧客はカートに入れて購入している。
つまり衝動買い。DSCN0126.JPG-7
ウォルマート、好調だ。

さらに東のクイーンズ郊外へ向かって、
スチュー・レオナード。
その最新店。
昨年1月にオープンした5号店。
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ディズニーランドのようなスパーマーケット。
明るくカジュアルな店づくり。
ゴンドラ上部では、
動物や魚が歌を歌ったり、
踊ったりして、お客を楽しませる。
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映像で語りかける、
CEOスチュー・レオナード・ジュニア。DSCN2280-1

シーフード売場の天井には、
ジョーズ。
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ミート売場では
明日の調理試食大会のために、
ドライエージビーフを購入。
4万円なり。
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持っているのは浅田圭介さん。
人事総務部チーフで事務局のひとり。

福島道夫さんは
量り売りのピスタチオを購入。
取締役営業本部長。
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昼食は、
デリバーのスープとミート惣菜。
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新店のスチュー・レオナード。
私は古い店のほうが好きだ。

雨脚が強くなってきた。
そんななか、バスは疾走し、
トレーダー・ジョーへ。
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2層の商業施設で、
ステープルズとマイケルズが入居。
前者はオフィスサプライチェーン1位、
後者はホビー・クラフト専門店チェーン。

商業施設の核店舗が
トレーダー・ジョー。DSCN0221.JPG-7

ユニークな店づくり、
ユニークなプライベートブランドで、
ユニークな企業風土をつくっている。DSCN0222.JPG-7

レジは銀行方式を一部採用。
この後、長蛇の列ができる。DSCN0223.JPG-7

雨の中、
バックヤードでインタビュー。
DSCN0214.JPG-7

二人のクルーメンバーが、
対応してくれた。DSCN0215.JPG-7
トレーダー・ジョーのポリシーを、
誇らしげに語る。

プレゼントを手渡して、
女性陣と記念のショット。

やっと笑顔がこぼれたニューヨーカー。
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次に訪れたのが、
都市型パワーセンター
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ディスカウント業態の店舗が集積する。

その核店舗はコストコDSCN0244.JPG-7

エレベーターに貼られた
コストコの営業時間のサイン。
日曜日も午後7時には店を閉める。
しかしコストコ・コムは24時間対応。
この表記、実に上手い。
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そのコストコの店舗は、
地下1階の全フロアで展開。

入口のプロモーション売場では
早くも女性用水着を販売。
早仕掛け・早仕舞い・際の勝負。
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肉のロピアらしく、
肉売場の視察は念入りで、
「この商品はうちが勝っている」と、
自信ものぞかせる。DSCN2307-1

女性陣は疲れたのか、
サンプル商品の椅子に座って休息中。
DSCN2306-1

店舗奥の左翼に青果売場。
DSCN2314-1

その奥に、デアリー(乳製品)売場。
この店は珍しく変形のレイアウト。
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さらにその奥に、
グロサリーの売場。DSCN0238.JPG-7
コストコはこのニューヨーク市で、
第2番目のシェア。
将来の日本を予見させてくれる。

同じショッピングセンターの2階には、
アルディ
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徹底したローコストオペレーション。
段ボールカット陳列したケースが、
そのまま並べられる。
売場はその段ボールで、
うまくカラーリングされている。DSCN0246.JPG-7

デアリー売場のサイン、
「信じられないほどの節約」DSCN0249.JPG-7

生鮮食品の鮮度も上がってきて、
良いものが安い。DSCN0250.JPG-7

オーガニックが強化されている。
アメリカの大トレンドは、
アルディにまで押し寄せた。DSCN0251.JPG-7

レジ前の冷蔵ケースで、
スペシャル・バイの販促。
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アルディも見切り販売を始めた。
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これは大きな変化だ。

冷蔵ケースでも、
見切り商品を展開。DSCN2325-1

レジはスピーディ。
スタッフは座ったままキャッシングする。
DSCN0253.JPG-7
パワーセンターのアルディは、
全体の集客力に助けられて、
繁盛する。

売れなくても儲かるチェーンストアが、
売れて儲かるチェーンストアへ。

恐ろしい。

センチュリー21
オフプライスのデパートメントストア。
現在、10店舗だが、
ニューヨーク近辺で大人気。DSCN0257.JPG-7

婦人服、紳士服、子ども服、靴、
香水、コスメ、バッグ、雑貨などの
ブランド商品をディスカウント販売する。DSCN0262.JPG-7
オフプライス旋風は、
アメリカの非食品領域を、
荒らし続けている。

日が暮れて、雨脚が強まってきた。
土砂降りに近い中、
ブルックリンへ。
ホールフーズ環境対策店
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屋上の菜園ハウスが、
照明されて、印象的。DSCN0299.JPG-7

店舗導入部は、
オーガニックの色とりどりの果物。DSCN0283.JPG-7

壁面のカットフルーツ売場。
DSCN0286.JPG-7

ミートの対面売場。
左端にドライエージビーフの熟成庫。DSCN0290.JPG-7

ファインカットと書かれた、
カッティングルームが通路から見える。DSCN0295.JPG-7

店舗右翼のフードサービス部門。
サラダ、デリ、スープ、オリーブ、
さらにデザートのバーが並ぶ。DSCN0279.JPG-7

メニューは旬の野菜が中心の、
ニューヨークサラダコーナー。
イオンスタイル碑文谷で導入された。
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インストアベーカリーの売場。
クッキーやマフィン、ケーキまで揃う。DSCN0270.JPG-7

アメフトボール型のケーキ。
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アメフトのプレーフィールドのケーキ。
ホールフーズのセンス全開だ。DSCN2331-1

2階はビールバーとカフェ。
外は雨だが、そんな日にもカスタマーが、
購入した商品を食べながら、飲みながら、
くつろいでいる。
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屋上の菜園ハウス。
ここで採取された野菜は
1階の店舗で販売される。DSCN0274.JPG-7

それが「ゴッサムグリーン」DSCN0287.JPG-7

デリバリーと書かれた、
インスタカートのロッカー。
買物代行業が隆盛。
この店のオープン時に導入され、
目立つ場所に移動された。DSCN0282.JPG-7

雨の中の初日の視察を終え、
ホテルにチェックイン。

そしてすぐに、徒歩で夕食会場の
ウルフギャングへ。
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ニューヨークステーキの名門。

まずは地ビールで乾杯。
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ビールが、
長い長い初日の疲れを癒してくれる。
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シーザーサラダとカプレーゼ。
トマトとモッツァレラのサラダ。
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厚切りで美味。

シーフード・カクテル。
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カキ、シュリンプ、ロブスター。
これだけでおなかがいっぱいになる。

ワインはマグナムボトル。
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デキャンタに分けて、
おいしく開かせる。

Wが記されたオリジナルのワイングラスでいただく。
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メインはポーターハウスステーキ
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この量で7名分。
フィレとサーロインを味わう。

すぐにスマホで写真撮影。
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うれしそうに頬張る。
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一番おいしいのは
実は骨についた部分。

女性陣もガブリ。
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現地コーディネーターの藤森正博さんと
浅田さんもガブリ。
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藤森さんはニューヨーク在住。
ニューヨークの経済や消費の変化を、
わかりやすく解説してくれる。

最後は、コーヒーとデザート。
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大満足の夕食会だった。IMG_0353.JPG-7

トランプ旋風が吹き荒れるニューヨーク。
始まったばかりのロピア研修。

この研修、
食べるものには、
贅沢の粋が凝らされる。
そこには金に糸目をつけず、
手を抜かない。

若いチーフたち、店長たちが、
この研修によって触発され、
どんどん変わっていく。
(つづきます)

〈結城義晴〉

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