結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2025年09月23日(火曜日)

ロサンゼルスからの「帰国」と米国ダラーストア産業の「競争」

昨夕、帰国しました。

そうしたら今日は秋分の日。
すっかり秋になっていた。

帰国の日の現地。

最後まで残ったのは、
私たちともう一組。

結城義晴と一緒に行く!
ドジャース観戦ツアー。

おこがましいネーミングだが、
大創産業の皆さんには、
ほんとうにお世話になった。

㈱大和証券グループ会長の中田誠司さんは、
私のバスの中での講義や解説を、
大いに気に入ってくださった。

㈱スズキヤ会長の中村洋子さんとは、
久しぶりに海外をご一緒して、
実に楽しかった。

㈱カインズ会長の土屋裕雅さんは、
穏やかな人柄で多くの人に配慮していた。
スーパーマーケット中心の視察で、
申し訳なかった。

次があるとしたらホームセンターにも行こう。

㈱ひらせいホームセンター社長の清水泰成さんとは、
もっと交流をしたかった。

㈱エレナ会長の中村國昭さんとは、
最後までご一緒してさまざまな話をした。

㈱OICグループ社長の髙木勇輔さんは、
今回も神出鬼没で、彼らしかった。

㈱ギオン社長の祇園彬之介さんは、
大いに期待したいと思った。

イオン㈱の柴田祐司さんとは、
ゆっくり意見交換して意気投合した。

楽天グループ㈱会長兼社長の三木谷浩史さんは、
スタジアムの観戦室でゲームの時だけご一緒した。
かつて商業界ゼミの基調講演に二度、
出講してもらったお礼を言った。

そして大創産業社長の矢野靖二さんの、
始球式のピッチングは見事だった。

矢野さんの人脈で集まった豪華な顔ぶれ。
それも凄いと思った。

そのうえクレイトン・カーショウの引退試合。
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大谷翔平とムーキー・ベッツのホームラン。
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最高のベースボールを披露してくれた。

朝9時にウェスティンホテルを出て、
日曜のフリーウェイを一走り。

30分で空港に着いた。

最後までお世話してくれたのが、
米国大創産業の松尾裕希さん。
シニア・トランスフォーメーションマネジャー。IMG_9183 (002)

ロサンゼルス国際空港。
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すぐに手続きが済んで、
チェックイン。
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ニューヨークのJFケネディ空港よりも、
ここを利用する旅客数のほうが多い。IMG_6129 (002)

国際線ターミナル。
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スターアライアンスラウンジ。
ビールと変な味の麺。
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そして153番搭乗口へ。
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大谷翔平はJALのコマーシャルにも出ている。IMG_6134 (002)

NH005便。

12時45分、予定通りに飛び立った。
ロスも秋の空だ。
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上空には雲がかかっていたが、
その切れ目にロサンゼルスの街が見えた。IMG_6138 (002)

快適な空の旅。
11時間。

3分の1はパソコンを繋いでブログを書いた。
3分の1は映画を見た。
3分の1は眠った。
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そして日本列島。
九十九里浜が見えてきた。
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千葉県の突端。
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成田国際空港に到着。
16時ちょっと過ぎ。
予定より30分ほど早まった。
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こちらも秋空だった。
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お世話になりました。
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すぐにリムジンバスに乗り込む。

鱗雲と夕陽。
日本に帰ってきた実感。
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東京スカイツリーが見えた。
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お疲れさまでした。

アメリカのダラーストア産業。
1879年にフランク・ウールワースが創業した。
店名は「The Great Five Cent Store」
5セントのワンコインストアだった。
バラエティストアと呼ばれた。
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サム・ウォルトンも、
ベンフランクリンのフランチャイジーとして、
1945年に商売を始めた。
業態はバラエティストアだった。

80年後の今、ダラーゼネラルがトップ企業だ。
売上高406億ドル(150円換算で6兆円)、
純利益11億ドル(1650億円)。
2万662店舗。

マーケットリーダーである。

ダラーツリーが年商176億ドルで2番手。
純損失30億ドル。
8881店。

2014年7月、業界第3位ダラーツリーは、
2位のファミリーダラーを買収して、
ダラーゼネラルと肩を並べた。

しかし10年が経過して、
結局、ファミリーダラーの店舗を、
そっくり売却してしまった。

だから昨年は306億ドルで、
純損失10億ドルだった。

ダラーゼネラルは、
ダラーストアでありながら、
3ドル、5ドル、10ドルと価格帯を広げた。

ファミリーダラーはそれに追随した。
マーケットフォロワーだった。

ダラーツリーは、
彼らよりも1ドルにこだわった。
それを顧客や市場は、
マーケットチャレンジャーと認めた。

マーケットニッチャーは、
4番手の99セント・オンリーストアだった。
生鮮を強化した390店のチェーン。

現在、200店のDAISOは、
1.5倍の価格設定と日本製品が、
競争における異質性を生み出していて、
やはりマーケットニッチャーだ。

しかし99セントオンリーストアは、
2024年に倒産して店舗閉鎖されることになった。

そこでDAISOが、
マーケットニッチャーとして俄然、
注目を浴びることとなった。
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しかしニッチャーとしてさらに躍進するために、
必要なことのひとつがアメリカでの認知度である。
まだまだ低い。

ドジャースとのスポンサー契約による宣伝は、
その認知度を上げるうえで、
最高のマーケティング戦略だと思う。

DAISOは日本の小売業。
ドジャースの大谷翔平も山本由伸も、
日本人メジャーリーガーだ。

近い将来のダラーストア産業は、
ダラーゼネラルとダラーツリーが、
同質化していくと思う。

それが同質化の中で行き詰る時がくる。

その時にこそDAISOは、
マーケットニッチャーから、
マーケットチャレンジャーに昇格することができる。
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それがいつのことになるのか。
希望と展望をもって頑張ってほしいものだ。

頑張れ、ありがとう。

〈結城義晴〉

2025年09月22日(月曜日)

サンタモニカ・ハリウッド・東京セントラルの観光と店巡り

Everyone, Good Monday!
[2025vol㊳]

2025年第39週。
9月第4週。

アメリカ合衆国ロサンゼルスに滞在中。

結城義晴と一緒に行く!
ドジャース観戦ツアー。

興奮冷めやらぬ歴史的ゲームの翌朝。
帰国組と居残り組に分かれた。

居残り観光組は、
サンタモニカへ。
海岸線のリゾート。IMG_5870

サンタモニカのヨットハーバー。IMG_8879

テーマフェスティバルセンター。IMG_8869

砂浜で楽しむ人々。
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そしてサンタモニカピア。
桟橋の上にレストランや土産物ショップがある。IMG_8873

ルート66の最終地点の看板。
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コストコのカード勧誘の出店。IMG_6020

アカデミー賞受賞作の「フォレストガンプ」
そのモデルを模したレストラン「ババ・ガンプ」
レストランの前で写真。
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海岸沿いのレストラン。
「ミート・オン・オーシャン」IMG_6022

海岸の風が通り抜ける。IMG_8880

「ドライエージビーフ」IMG_8882

ビールで乾杯。
乾杯の音頭は中村國昭さん。
㈱エレナ会長。
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そして乾杯。
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こちらも乾杯。
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シュリンプカクテル。
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オイスターカクテル。
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そしてTボーンステーキ。
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ストリップロインのステーキ。
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それ以外にもたくさん頼んで、
最後の食事を楽しんだ。

イオン九州の皆さんと写真。
左から柴田祐司さんと、
執行役員の樋口尚大さん、
イオン九州ユニオン中央執行委員長の井本博志さん。IMG_8903

柴田さんはイオン北海道社長、
イオン九州社長をはじめ、
イオンの中枢で活躍した。
今はイオン㈱顧問、ベルク非常勤取締役など。
じっくり話し合って有意義だった。IMG_8900

中村國昭さん。
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大創産業の皆さんとともに観光組全員で写真。IMG_8907
ここでイオン九州の皆さんは空港へ。
ありがとうございました。

サンタモニカにはユニクロがやってくる。IMG_8910

残る観光組は、
ハリウッドブルバードへ。
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チャイニーズシアター。
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その前庭。
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著名人の手形・足形が床に展示されている。
古い名優ゲーリー・クーパー。IMG_6035

ケビン・コスナー。
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ジョニー・デップ。
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ジャック・ニコルソン。
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嬉しそうに写真に写る。
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土産物ショップ「エクスペリエンス」。IMG_8921

「HOLLYWOOD」のサイン。
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トランスフォーマー。
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ストリートには星型のフレーム。
ハリウッド・ウォーク・オブ・フェーム。
これはグレタ・ガルボー。
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すっかり観光気分。
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それから車を飛ばしてトーランスへ。
「東京セントラル」の一番店。IMG_8922

PPIHが経営するスーパーマーケット。
現地の日系企業マルカイを2013年に買収して、
その店舗を次々に改装している。
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夜の7時過ぎで惣菜では欠品が多いが、
実によく売れている。
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寿司売場も日本とそん色ない。
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すき焼き売場。
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トーランスは日系人が多く居住する。
だからこういった商品はよく売れる。

エンドも日本流。
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青果部門の品揃えもいいし、
鮮度もいい。
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グロサリーエンド。
マルカイ時代よりも断然、
いい店になっている。
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入り口の「銀だこ」には行列ができている。IMG_6058 (002)
日本のスーパーマーケットも、
トーランスのような立地ならば、
十分に成り立つだろうと思った。

最後はイン&アウトバーガー。IMG_6123 (002).jpg3

これが夕食となったけれど、
大満足。
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それからロサンゼルス国際空港へ。
中村さんとお孫さんの両角光平さんを送り出した。
米国大創産業の成田悠仁さんが、
ずっとお世話をしてくれた。IMG_8989 (002)
長いながい一日だった。
しかし充実していた。

ありがとうございました。

では、みなさん、今週も、
楽しむときは楽しもう。

Good Monday!

〈結城義晴〉

2025年09月21日(日曜日)

ドジャース観戦ツアーの「ありがとうKershaw! Shohei&Betts!!」

「結城義晴と一緒に行く! 
ドジャース観戦ツアー」 

いよいよ佳境です。

ドジャースタジアムの丘。
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サンセットゲート。3336nder

センターバックスクリーン側から入る。IMG_5772 (002).jpg3

ドキドキしてきた。3335er

フェルナンド・バレンズエラの写真。3334der
サイヤング賞、最多勝、最多奪三振、
それぞれ1回のメキシコ人。
懐かしい。

エレナ会長の中村國昭さんと、
商人舎GM亀谷しづえ。
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このユニフォームはダイソー仕様。
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ここで腕に特別招待のリボンをつけてもらう。
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私はバッティング練習見学のピンクリボン。
グランドの中に入ることができる。333

そしていよいよスタジアムへ。 IMG_5784 (002).jpg3

ゲートを入ると二つの銅像。
ジャッキー・ロビンソン像。
黒人初の大リーガー。IMG_8762

そしてサイヤング賞3回の、
サンディー・コーファックス像。IMG_8765

スタジアムの入り口を入って、
階段を昇る。

フィールドが見えてくる。
胸が高鳴る。
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私は1984年に一人で、
ドジャースの応援にやってきた。

旧ドジャースタジアム。
この新しい球場は初めてだ。

ここから見ると意外に狭いという印象。 IMG_5786 (002).jpg3

そしてすぐにフィールドに降りていく。 IMG_8768

これが私たちへのご褒美。
昨夜の懇親会でくじ引きで決まった。IMG_8769

守備練習とバッティング練習が始まる。IMG_5803 (002)

下に降りてみると、
バックスクリーンまでは遠い。IMG_8770

ドジャースのベンチを覗く。IMG_5793 (002).jpg3

チームカラーのブルーで統一されている。IMG_8771

大谷翔平の17番のヘルメットとバット。IMG_5789 (002).jpg3

まずは内野手の守備練習。

日本ではノッカーが自分で、
ひょいとボールを投げ上げて打つ。

ドジャースはバッティング投手が、
打者に投げた球を守備練習する。

バッターは確実に狙った野手に、
ノック球を打っていく。

これだけでも凄い技術だ。

サードはマックス・マンシー。
肩が強くて、いい送球をする。
ショートはムーキー・ベッツ。
運動神経抜群の華麗な守り。
ベッツはゴロを補給する際に、
バックハンドキャッチする練習を繰り返した。
子どもたちに教えることとは違うが、
実はこれが一番確実で速い。IMG_8775

それから6人ほどのレギュラー選手が、
バッティング練習をした。

全員がやるわけではない。
大谷も打つ練習はやらなかった。

ベッツが中心になって、
打撃練習で球を打ち分けた。

つまり守備練習も打撃練習も、
観客へのサービスなのだ。

最初はみんなバント練習を10球ほど。
ドジャースは基本に忠実なのだ。 IMG_8776

内野グランドに水がまかれる。 IMG_8778

バッティング練習の最初は、
シュアにヒットを狙う。 IMG_5795

自分の練習が終わった選手が、
私たちのところに近づいてきた。

ファンの子どもたちが声をかける。
するとこちらにやって来て、
ボールペンで公式球にサインしてくれる。 IMG_5796

ベッツはジェントルマンだ。
亀谷が伊藤園の記者会見で会ったことを伝えたら、
笑顔でサインしてくれた。
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私たちと一緒にいた 30人ほどに、
ほんとうに丁寧にサインしてくれた。IMG_5799 (002).jpg3

練習の見学が終わると、
通路を通って、
大創産業の専有ルームへ向かう。 IMG_5805

通路に展示されているのは、
古いユニフォームやウィンドブレーカー。
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218号室がダイソールーム。
パーティーができるくらいの部屋で、
飲み物と食べ物が用意されている。
私はもちろんビールとホットドック。

テレビモニターと、
グランドに面したところに座席。
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中村さんと並んで写真。IMG_5806

グランドでは始球式の準備が始まる。IMG_5808

今日の始球式は3人。
トリはMr. Seiji Yano。
そう矢野靖二さん、㈱大創産業社長。IMG_5811

矢野さんがモニター画面に顔を出した。IMG_5814

始球式の付き添い。
左から三木谷浩史さん、
亀谷さん、矢野さん、中村さん、
川上信吉さんと成田悠仁さん。IMG_8780

三木谷さんは楽天グループ会長兼社長。
川上さんは㈱スパイラルキュート代表取締役社長。
成田さんは大創産業の米国のCFO。

写真の後、矢野さんは入念に、
ピッチング練習をしていた。IMG_8787

そして始球式の投球。
見事な110キロくらいの速球が、
外角低めにショートバンドで決まった。
特別にベッツがキャッチャーを担当して、
これも見事にボールをミットに収めた。IMG_8793

この後、国歌斉唱。
ロックギタリストが「星条旗よ永遠なれ」を弾いた。
観衆は胸を張って歌った。

いよいよ「プレイボール!!」

先発投手クレイトン・カーショウ。
第1球を投げた。
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2006年にドラフト1巡目でドジャースに入団。
以来、一筋にドジャースで活躍し、
最多勝利3回、最優秀防御率5回、
最多奪三振3回。
投手三冠1回。

シーズンMVP1回、サイヤング賞3回。
ノーヒットノーラン1回。

輝かしい球歴で、
今日が37歳の引退試合。

私たちはダイソールームで観戦。
部屋の前面にゆったりとしたシートがある。
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最前列は絶好の観戦ポジションだ。IMG_5822

私はムーキー・ベッツのユニフォームを着た。IMG_5840

ゲーム展開は1回表、
ジャイアンツ1番エリオット・ラモスが、
カーショウの3球目を打って、
センターへの単独ホームラン。

2回裏にはドジャースがお返し。
6番ミゲル・ロハスが左中間スタンドへ、
これも1点ホームラン。

そして3回表には、
ジャイアンツ5番ウィルマー・フローレスが、
センターへのタイムリーヒット。

これで2対1。

ゲームが4回になって、
ランナーが2人出ると、
捕手と内野手が全員、
マウンド付近に集まってきた。IMG_8800

ここでカーショウが現役を引退した。IMG_8803

残念だけれどご苦労さんの拍手がこだました。IMG_8798

チームメートがハグして称える。IMG_8815

カーショウは左腕を高く上げて、
ファンの声援に応えた。IMG_8817

そしてベンチに消えていった。IMG_8824

しかしゲームは2対1で負けている。
このままではカーショウが負け投手となってしまう。

そこでランナー1塁2塁。

大谷翔平に打席が回ってきた。

5球目を狙って流し打ち。
レフトスタンドへのスリーランホームラン。
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大画面にそのスイングが映し出される。IMG_8825

3点ホームランで逆転。IMG_8830

ホームベースでタッチで迎えられる。ootanihopmu

ベンチに帰るとカーショウとハグ。kaityo
大谷翔平はこういったときに力を発揮する。

すると続くベッツが初球をセンターにホームラン。bettu

ムーキー・ベッツも千両役者だ。 bettttttt

このホームランで試合は決定づけられた。IMG_8834

ベッツは2塁を回ったところで、
凄いジャンプを見せた。bettujuan
よほどうれしかったのだろう。

ダイソールームも興奮のるつぼ。IMG_5830 (002)

7回裏が始まる前には全員が立ち上がって、
『私を野球につれてって』を歌う。
Take Me Out to the Ball Game。
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試合は6対3でドジャースの勝利となった。
最後の投球。
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ゲーム終了後に、カーショウがグラウンドに出てきた。IMG_8841
ファンとともに何度も感動を噛み締めた。

一足先に帰る祇園彬之介さんと握手。
低温物流を革新する㈱祇園社長。IMG_5827 (002).jpg3

矢野さんがみんなに声をかけて、
素早く撤収し、撤退。IMG_8852

グランドには警備員が円形に並んだ。
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するとバックスクリーンのところから、
観客が入場してきた。IMG_8851

さらに内野席からも多くのファンが入場。IMG_8853
の後、マウンドのピッチャープレートが外され、
カーショウにプレゼントされた。

実働17年で212勝。

お疲れ様、ご苦労様。

私たちは素早くバスまで歩いて、
混雑を避けながらホテルに戻った。

ありがとう、ドジャース。
ありがとう、スタジアム。

ありがとう、カーショウ。
ありがとう、Shohei&Betts。
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感動的なドジャース観戦ツアーだった。IMG_8857
みんな、みんな、ありがとう。

〈結城義晴〉

2025年09月20日(土曜日)

ロサンゼルス「ドジャース観戦ツアー」2日目の凡庸な巨大市場

ロサンゼルス初日の夜の懇親会。

71階からの夜景。

㈱大創産業は昨2024年から、
Los Angeles Dodgersと、
スポンサーシップ契約を結んだ。

それによって、昨年と今年、
全ホームゲーム、春のキャンプ、オープン戦で、
「DAISO」のロゴが掲出される。

それ以外にも多くの特典がある。
今回の「ドジャース観戦ツアー」では、
その特典が参加者におすそ分けされる。

夜の懇親会では、
試合前のバッティング練習見学だとか、
始球式の際のグランドでの同席だとか、
プレゼントなども披露された。

その一つがこれ。
チャンピオンリング。
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私は当たらなかったが、
一瞬だけ指輪をつけさせてもらった。
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各界経営者が参加したツアー。
大いに盛り上がった。

ホテルに戻って、
一夜明けると快晴。

カリフォルニアに雨は降らない。
It Never Rains In Southern California.
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自室から高層ビルが見える。

2日目も夕方まで店舗視察。

専用バスに乗り込む。IMG_8713

車中解説。
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ドジャース観戦ツアーなので、
テキストは用意しなかったが、
マイクを持つといろいろと伝えたくなる。

今日は人数が増えて、ほぼ満席。
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まずは、
ブリストルファーム。
1982年、ロサンゼルスで創業。
サービス&クオリティ型スーパーマーケット。

1983年だったと思うが、
第2号店でCEOの子息の店長にインタビューした。

その後、急成長して、停滞。
アルバートソン傘下に入った。

今、南カリフォルニアに19店舗を展開。
うち13店舗がブリストルファームズのバナー。
6店舗がレイジー・エーカーズ・マーケット。
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導入部は花売場。
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それからインストアベーカリーとデリ。
壁面に沿ってぐるりと対面コーナーを設けている。

はじめはケーキ。
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それからデリディッシュ。IMG_5670 (002)

さらに奥が寿司バー、
手前がサラダバー。IMG_5667 (002)

そしてシーフード売場。
対面コーナーだが、
なぜか魚が1品もない。
午前9時。
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精肉の対面売場は充実。
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ワインとスピリッツ。IMG_5664 (002)

最後に青果部門が配置される。IMG_5662 (002)

腰高什器で美しい陳列。
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ブリストルファームは、
高級過ぎず、高額過ぎず、
いいポジショニングを築きつつある。

道路を挟んで、
ラルフ。
クローガー傘下のこのエリアの店舗バナー。
この地で187店舗、25.4%のシェアをもつトップ企業。
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この店は古くて、売場も狭い。
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真っ白な壁面のシーフードコーナー。
それなりに改装が施されているが、
氷を敷き詰めた対面ケースに1品も並んでいない。
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狭い店なのに在庫が多い。
同グループのテキサスのクローガーや、
ラスベガスのスミスに比べると、
ずいぶん管理レベルも低い。IMG_5679 (002)

プラントベースの肉を品ぞろえする。 IMG_5681 (002)

最終コーナーを超えて、
デリ売場には「ボアーズヘッド」を導入。
しかしうまくこなしていない。
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至る所に価格訴求。
「Buy1Get1Free」のPOPばかり。
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ロサンゼルスは今や、
成熟した凡庸な巨大マーケットとなった。

トップ企業なのに、
古い店には再投資しない。

その分、ブリストルファームが活況を呈している。

エレウォン。
ロサンゼルスで10店舗を展開する。

マクロビオティックの食品を扱う、
高級ナチュラルスーパー。IMG_5709 (002)
日本人の久司道夫さんが創業。
マイクロビオテックの実現のために、
スーパーマーケットをつくった。

入り口には左にデリ、右に花。
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そしてレジが来るが、
左手にスムージーを提供するdrinkコーナー。IMG_8709

レジから主通路は置くに一本、
I字型のコンコース。

その右手はグロサリー売場。
プライベートブランドがずらりと並ぶ。
バス・ソルトは異常に品揃えが豊富だ。 IMG_5704 (002)

健康に関するサプリメントなどが、
こまごまと棚を埋めている。
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主通路沿いにPBワイン。
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左側壁面は精肉や乳製品の多段ケース。
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品種数は少ないが、
重要アイテムはしっかり管理されている。

高級チーズの盛り合わせ。
この1パックで74ドル(1万円くらい)。
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一番奥まったところに青果売場。
美しいプレゼンテーション。IMG_8705

昼食を兼ねて、
ファーマーズマーケットへ。IMG_8724

アメリカの商業施設は、
4つの類型に分けられる。
ネイバーフッドショッピングセンター。
コミュニティショッピングセンター、
リージョナルショッピングセンター。
そしてスーパーリージョナルショッピングセンター。

しかしこれらが変容して、
新しい4つの類型ができた。
第1がディスカウント業態を集めたパワーセンター、
第2が街並みを再現するライフスタイルセンター、
第3がアウトレットセンター、
そして第4がテーマフェスティバルセンター。

ここはファーマーズマーケットという切り口の
テーマ・フェスティバルセンターと、
ライフスタイルセンターをコンバインしている。IMG_8715

金曜日の昼時、
観光客と地元客でにぎわっている。IMG_8718

ショッピングセンターの外側に、
トレーダー・ジョー。
2012年オープン。
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1万5000平方フィートの大きな店。
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珍しくガラガラのトレーダー・ジョー。
大きすぎると売場をもて余すのか。
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花売場から青果売場へ。
これはTJの常道。
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トレーダージョーでは初めて見た。
ワインのテースティングコーナー。
この曜日、この時間には閉鎖されていた。
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広い店で意欲的な試み。
しかしそれはまだ威力を発揮していない。

そして、
ホールフーズ。IMG_8734

ホールフーズは標準サイズの古い店だが、
地元になじんで賑わっている。

ハロウィンプレゼンテーションは秀逸。
IMG_5720 (002)

青果部門も素晴らしい。
IMG_5721 (002).jpg1

シーフード部門はホールフーズの核売場。
他社が精肉部門の一カテゴリーであるのに対して、
ホールフーズは完全な部門となっている。IMG_8736

チーズ売場の主役は、
パルメジャーノレッジャーノ。IMG_5725 (002)

そしてホールフーズが発明して、
全米に広がったセルフデリ売場。IMG_5726 (002)

ここで私はセルフデリのスープと肉と温野菜でランチ。
ホールフーズでのランチは安心できる。

昼食の後は、
アルバートソン。
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1990年代まではエクセレントカンパニーだった。
現在は、クローガーに次ぐ業界第2位企業だ。

ロサンゼルス都市圏では2位のシェア。
セーフウェイ、ボンズとアルバートソンのバナー。
152店舗で12.2%を占める。

入り口にファーマシー。
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青果の壁面売場はきちんと管理されている。
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肉と魚の対面売場。
顧客の要望に応えなければいけない。
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それにしても特売が多い。
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アイルの売場内には、
鍵付きのリーチインケースがズラリ。
万引き対策だ。
IMG_8741
セルフサービスが崩壊しつつある。

店舗視察の最後は、
ゲルソンズ。
IMG_8758

南カリフォルニアを中心に展開する。
高級スーパーマーケットとして、
日本の流通関係者にはおなじみ。
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紀ノ国屋ファウンダーの増井徳太郎さんは、
ゲルソンズで研修を受けて勉強した。

しかし残念なことにこの店は、
もはや普通のスーパーマーケットになっている。IMG_8753

惣菜売場のアワーキッチン。
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精肉部門にも対面販売売場がある。
IMG_5759 (002)

2021年4月に日本のPPIH傘下となった。
パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス。

だから売場のプロモーションコーナーには、
ドンペンが並ぶ。
IMG_8751

今日はロサンゼルス都市圏の、
1、2位のスーパーマーケットを訪れた。
ラルフとアルバートソン。
マーケットリーダーとチャレンジャーか。
ちょっと物足りないが。

コストコが3位、4位にウォルマート。

そして多くのニッチャーがある。
それがブリストルファームであるし、
エレウォンやゲルソンズだ。

店舗視察を終えて、
いよいよ本命のドジャーススタジアムへ。
ドジャースとジャイアンツの感動のゲーム観戦。

ここにはドラマが待っていた。

それは明日、詳報しよう。
(つづきます)

〈結城義晴〉

2025年09月19日(金曜日)

「結城と行くドジャース観戦ツアー」初日の店巡りと懇親会

「結城先生と一緒に行く!
ドジャース観戦ツアー」

始まりました。

㈱大創産業の矢野靖二社長にご指名いただいて、
こんなネーミングになった。

しかし目的の第一は、
ドジャースのゲーム観戦。

全力で大谷翔平を応援する。

チェーンストアやスーパーマーケットのトップ、
関連産業からも大物経営者が参加してくれた。

初日の今日は専用バスで、
ロサンゼルスのダウンタウンを北上。
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すぐにマイクを握って、
ロサンゼルスマーケットについての講義。
最新9月号は「’25アメリカの歩き方」。
26都市圏の視察ガイドブック。
それを参加者に配って、解説する。
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最初の視察店は
トレーダー・ジョー。

なんと道路を挟んで2店のトレジョが並ぶ。
既存店が繁盛しすぎて、店は大わらわ。
そのうえ道路は大混雑。
その緩和のために道を挟んだ住宅施設の1階に、
6月8日に新店を開設した。
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高い天井と広い売場。
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朝早い訪問で人はまばら。
でもお土産を買うには最適。
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エンドはフィアレスフライヤーのオンパレード。
新製品のプロモーションだ。
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オリジナルワインのチャールズショーは、
物価高で3ドル49セントに上がった。
それでも世界一売れるワイン。
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道を挟んだ向かいの既存店は、
地域になじんでいる。
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新店に比べると天井は低いし、
ややくすんで見える。

しかしこちらのほうが客数は多い。
同じ商品、同じ価格なのに、
顧客は馴染んだ店に通い続けてくれる。
ありがたいことだ。

もちろんこの店のクルーが、
自分の顧客をつかんでいる。

人がいるから客が来る。
商売の本質を見せてもらって、
多いに満足した。
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視察を終えてバスに集合。
そこでも気づいたことをレクチャーする。IMG_8566

ホールフーズマーケット。
住宅地にある小型の店。
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スケルトンの天井は快適だ。IMG_8571

ミートとシーフードは対面売場。
「LAND&SEA」
コーナーのデザインは、
小型店でもホールフーズらしく、美しい。
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珈琲とベーカリーのコーナー。IMG_8577
ホールフーズはもしかしたら今、
小型店のほうがいいかもしれない。

急遽、スピリットハロウィンへ。
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ハロウィン商材を集めたポップアップストア。
売り切れ御免で2カ月ほど展開する。
11月には店じまい。

おどろおどろしい人形のディスプレー。IMG_8585

家庭で飾るには大きすぎる仕掛け。
つまり売場用のプレゼンテーションツールだ。IMG_8584

日本のハロウィンとは大違い。
実に凝った人形ばかり。
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もちろん子どもから大人までのコスチューム、
部屋を飾るためのさまざまなツール、
プレゼント用の小物グッズまで扱っている。
IMG_8583

店頭のプロモーションに何か使えないかと、
真剣に見入るイオン九州の皆さん。
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首の回るどでかい女の子の人形。
「イカゲーム」はアメリカでも人気だ。
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そして視察本命のダイソーへ。
ライフスタイルセンターNOHO Westへの出店。
視察ツアーを仕切ってくれているのが、
大創産業現地の松尾さん。
概要を説明してくれた。
IMG_8594
今、アメリカで200店となった。

このエリアのマネジャーも出迎えてくれた。
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ダラーストアは1ドルだった。
そこときダイソーは1.5ドルで勝負した。

コロナ禍があって、さらにインフレが進んだ。
今、DAISOは2.25ドル。

入り口右手のプロモーションは、
もちろんハロウィン。IMG_8605

可愛らしいグッズが多い。
IMG_8607

アメリカのダイソーでは、
菓子、文具、化粧品が売れ筋。IMG_8611

マネジャーを真ん中に、全員で記念写真。IMG_8602

このライフスタイルセンターでランチをとって、
次に向かったのはウォルマート。
IMG_8625
ロサンゼルス都市圏では、
シェアが4番手だ。

入口のダイナミックなハロウィンプロモーション。
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迫力のハロウィンプレゼンテーション。
IMG_8623

やや小型のスーパーセンター。
ガーデニングやカー用品はないが、
日常を賄う商品がきっちり品揃えされている。
だから繁盛している。IMG_8613

迫力は店全体を包んでいる。
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パワーセンターにはベストバイも出店している。
全米第1の家電チェーン。
IMG_5631 (002)

アルディ。
リミテッドアソートメントのボックスストア。
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以前はグロサリーから始まる売場づくりだった。
今は生鮮から始まり、クレンリネスも格段に良くなった。
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1000店を超えてからそのスケールを活かせるようになり、
2000店を達成して見違えるほどよくなった。
そして同じドイツ出身のリドルが東海岸に進出。
競争相手が登場して、アルディはさらに磨かれた。IMG_8636

視察の最後は、
スプラウツ・ファーマーズマーケット。IMG_8650

居抜き店舗で、やや横長の変則的な店。
ヒスパニックの従業員と顧客が多い。
彼らの健康志向に対応している。
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朝8時から視察を開始した。
時差もあって長い1日だった。

いったんホテルに戻って、1時間弱の休憩。

それからバスで懇親会会場へ。

「71 Above」
名前の通り71階にあるイタリアンレストラン。
ロスのダウンタウンがぐるりと一望できる。
IMG_8658

急遽の指名で乾杯のあいさつ。
IMG_8661

到着したばかりの人たちも加わり、
総勢30名ほどが参加。
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そして乾杯。
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おいしいワインと食事、楽しい会話。
あっという間に3時間が過ぎていった。
抽選会もあって、すごく盛り上がった食事会。
IMG_8665

ドジャースタジアムはライトがまぶしく輝き、
熱戦で盛り上がっている。

明日は店を巡ったあとで、その観戦。
楽しみです。
(つづきます)

〈結城義晴〉

2025年09月18日(木曜日)

米国入国審査の「ReturnESTA」とウォルマートの「Case-Ready」

羽田を発ってから9時間。

太平洋を越えて、
北アメリカ大陸に到着。

南に下ってロサンゼルス。
国際空港に着いた。IMG_8542 (002)

快適な旅だった。
今回は現地集合なので、
団体行動ではない。

それも気が楽だった。

この星条旗を見ると、
やってきたんだなあと実感する。IMG_5479 (002)

ロサンゼルス空港は混んでいて、
入国審査がスムーズにはかどらず、
2時間半もかかってしまった。

Return ESTAという制度がある。
一度アメリカに入国しておけば、
アメリカ市民と同じように入国できる。

US Citizenの列に並ぶだけで、
あとはマシンに対応すればよかった。
それをしなかった。

いつも団体行動ばかりして、
団員と一緒に入国審査をする。
だから不注意にもビジターの列に並んでしまった。

それが時間がかかった理由。

大いに反省。

空港にはダイソーの松尾さんが迎えに来てくれていた。
そのままホテルへ。

本当にありがたい。

ホテルは、
ウェスティンボナベンチャーロサンゼルス。IMG_5496 (002)

快適なリビングルーム。IMG_5500 (002)

そしてベッドルーム。
IMG_5499 (002)
4日間、お世話になります。

部屋に着いてからブログを書いた。

するとこちらの時間で9時を過ぎた。

そこでホテルに一番近い店。
レッドホワイト。
IMG_5495 (002)

いちばんポピュラーな赤熱味噌ラーメン。IMG_5490 (002)
結構、うまかった。

カウンターには日本人の若い女性がいて、
きちんと対応してくれた。

ロースト味噌アボカド寿司ロールもまずまず。IMG_5494 (002)

満足気な顔がそれを証明している。IMG_5492 (002)
部屋に帰ったらそのまま寝てしまった。

さて昨日のブログで、
OICグループの畜産関係の垂直統合のことを書いた。

それはウォルマートもやっている。

今年の7月17日に牛肉の自社加工工場を開設。
場所はカンザス州オレイサ。
Walmart_facility

30万平方フィート(約2万8000㎡)の最新鋭施設。
ウォルマートとしては初のケースレディビーフ施設。
Case-Readyというのは、
「納品後、そのままショーケースに並べられる」という意味。

牛肉を部位にカットし、
さらに商品化の加工を施して、
パッキングしてから、
ウォルマートの配送センターに直接出荷する。
それから店舗に配送して、
そのままショーケースに陳列する。

ロピアの食肉加工品も、
Case-Readyになっているのか。

それができればもっといいだろう。

では疲れ切った。
おやすみなさい。
(つづきます)

〈結城義晴〉

2025年09月17日(水曜日)

ロサンゼルスへの「出立」とOICの「Vertical Merchandising」

午前中はオンライン会議。
㈱True Dataの取締役会。
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自宅から参加。
便利になりました。

9時半から始まって12時近くまで、
克明な報告を聞いて、活発な議論。

私のよく知るチェーンとの取り組みが、
ほんとうに増えてきました。

私自身はそれらの案件に、
直接かかわってはいませんが、
担当の皆さん、トップの皆さん、
ありがとうございます。

スーパーマーケット、
ドラッグストア、
ホームセンター、
コンビニエンスストア。
それからボランタリーチェーン。

1社ずつお邪魔して、
いろいろとお話を伺いたいところですが、
なかなかそうもいきません。

ほんとうに申し訳ありません。

しかしTrue Dataの米倉裕之社長をはじめ、
執行役員、部長、スタッフが、
丁寧な仕事をしています。

よろしくお願いします。

取締役会が終わったら、
そのまま自宅でテキストづくり。

完成しました。

それから商人舎オフィスに出社。

来週のセミナーで使う単行本を揃えた。
IMG_8526 (002)
私はさまざまな理論を使って講義する。
その際、その理論が書かれた本を紹介する。

本を見せることで、
読書意欲がわいてきたらいいと思う。

夕方の5時過ぎにオフィスを出て、
横浜エアーターミナルへ。
通称、YCAT。

リムジンバスで30分。
ベイブリッジから横浜港を望む。
IMG_5472 (002)

東京羽田国際空港へ。
今回は第2ターミナル。

ちょっと手間取ったが、
チェックイン。
IMG_8528 (002)

ロサンゼルスへ向かいます。
IMG_8530 (002)

ANAラウンジへ。

いつものように、
サラダとカレーライス。
そして生ビール。
IMG_E5476[1]

それから67A搭乗口へ。
IMG_5477 (002)

ロサンゼルスの店舗巡りと、
ドジャースタジアムでのベースボール観戦。

わくわく、どきどきです。

さて商人舎流通SuperNews。

OICグループnews|
岡山県の食肉加工会社ビーフプレイス(株)がグループ入り

㈱OICグループがまたグループ会社を増やした。
食肉加工会社ビーフプレイス㈱。

岡山県の会社。

ビーフプレイスとしては、
2012年に創業。
国産牛肉中心に自社工場で枝肉加工をする。
HACCP認証取得工場で、
独自の品質管理体制を備えている。
ph03

加工処理頭数を最大化させるために、
2025年に作業場にサブラインを増設した。
その結果、月間処理頭数が750頭から、
1000頭に増えた。

年間1万2000頭分の処理能力を持つ。

これはOICにとって、
とてもいいM&Aだ。
8月4日の流通SuperNews。
OICグループnews|
宮城県の食肉加工会社(株)古川ミートがグループ入り

宮城県の食肉加工会社㈱古川ミートが、
傘下に加わった。

古川ミートは仙台牛や伊達さくらポークなど、
地元のブランド肉を取り扱う。

解体から加工まで一貫製造をする自社工場をもつ。
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フランクフルトの「IFFA国際食肉コンテスト」では、
2016年、19年と22年に金賞を受賞している。

OICグループは垂直統合を進めている。
とくに畜産関連ではもともと、
直営の㈱L横浜センターがあるが、
㈱平野養豚(千葉県旭市)、甲斐食産㈱(山梨県)、
㈱稲葉ブロイラーが参加していて、
そこに古川ミートとビーフプレイスが加わる。

「強み」をさらに強化する。

それによって日本の畜産業全体が、
パワーアップする。

ロピアの圧倒的な販売力が、
生産と製造段階を吸い寄せるように、
バーチカルマーチャンダイジングが進む。

ちなみに7月4日のニュース。

OICグループnews|
シイタケ生産会社がグループ入り/国内シェア5割

キノコの種菌開発や生産者支援㈱北研から、
馬頭工場のシイタケ生産事業を譲受した。
㈱キノラボが担当する。

これはすでにこのブログでも紹介した。
全国1500件以上の菌床栽培農家と取り引きし、
農家向け種菌シェアは約50%。
同社開発の主力品種「サンマッシュ」は、
国内産生シイタケの5割のシェアをもつ。

米国のスーパーマーケットは、
オリジナルブランド開発が盛んだ。

たとえばクローガーは、
2024年度のPB売上高320億ドル。
1ドル150円換算で4兆8000億円。
1店舗平均で約1万2000品目のPBを揃える。
自社工場は33施設。
デアリー14、惣菜/ベーカリー9、
グロサリー5、飲料2、チーズ2、精肉1。

PBの約31%が自社工場で製造される。

アルバートソンも、
2021年度とちょっと古いデータだが、
PB売上高は153億ドル、2兆2950億円。
PB品目数は約1万4000アイテム。
このうち約10%は20カ所の自社工場で製造する

グロサリーの本格的な工場は、
小売業がもつには負担が大きいが、
生鮮や準生鮮、惣菜、ベーカリーは、
「販売力」が伴えば、
垂直統合によって飛躍的な生産性が生まれる。

〈結城義晴〉

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コロナは時間を早める

結城義晴・著


流通RE戦略―EC時代の店舗と売場を科学する

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