結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2015年11月24日(火曜日)

高橋栄松さんの訃報と23日間米国研修記「自分に期待する」

帰国したら、訃報の葉書。

高橋栄松さん、
スーパーマーケット経営研究所代表。
今年5月28日に永眠した緒方知行さんの次の、
㈱商業界『販売革新』誌第3代編集長。

7月5日に、胆管細胞がんで逝去、
73歳。

晩年は隠遁に近い、
飄々とした生き方だった。

健康には人一倍気を使っていたのに、
その反対の生き方をした緒方さんを、
追いかけるように逝ってしまった。

76歳で亡くなった緒方さんよりも、
3年短い生涯だった。

実に偏屈な新潟県人で、
どんな時にも我が道を行く人。

緒方知行編集長時代、
副編集長としてコンフリクト(対立軸)の役割を、
立派に果たしていた。

緒方さんが大上段振り被り型の、
やや扇動的ジャーナリストとするならば、
高橋さんは理論突き詰め型の、
実務実践的ジャーナリストだった。

緒方さんは広くて、高い。
高橋さんは狭いけれど、深い。

私はお二人から影響を受けた。

私にとって高橋さんは、
緒方さんのあとの二番目の上司だが、
具体的な仕事はほとんど、
この高橋さんに教えてもらった。

高橋さんは、
第一線のジャーナリストでありながら、
いつも奥様の手弁当の昼食。
夕方になると、さっさと帰宅した。

酒は一切、飲まず、
しかしタバコはフィルターを使って、
チェーン・スモーク。

記事は期日通りに完璧に仕上げる。
自分の乱暴な文字の原稿を必ず、
奥様にきれいに清書してもらって、
それを入稿した。

だから印刷所からは、
一番、有り難がられた。

著書は『大競争時代のSMの成長戦略』
オール日本スーパーマーケット協会から、
1995年に発刊された。

故北野祐次関西スーパー名誉会長から、
高橋さんはことのほか信頼されていて、
私がそれを引き継ぐことになった。

こうして先輩たちが一人ひとり、
逝ってしまうのを見送るのが、
私の役目となってきた。

まったくもって寂しい限りだが、
それでもしっかりとそれぞれの遺志を、
受け止めていきたいと思う。

心からご冥福を祈りたい。

さて糸井重里の『ほぼ日』
巻頭言は「今日のダーリン」

今日は「自分に期待する」がテーマ。

「『じぶんに期待する』ということを、
このごろ、ぼくは言うようになりました」

「いま、どれほど落ち込んでいても、
周囲からまったく認められていないとしても、
なにか大きなハンデのなかにいるとしても、
『じぶんに期待する』ことができていれば、
とてもよく生きていると言えるんじゃないか」

同感だ。

「希望」のエネルギーは、
「自分に期待すること」から、
生まれるのだから。

逆に、「じぶんに期待できない」ことは、
「いまがどんなに元気で活躍できていても、
相当につらいことだと思います」

とりわけてチームで仕事をする場合。
「『じぶんに期待する』人が、
ひとりでもいないと、
なにをするのも無理になる」

糸井のリーダーシップ論。
「リーダーが『なんとかなるんじゃないか』と
思っていることは、とても重要なことです」

その際、根拠は、
「あったほうがいいのですが、なくてもいい」

「いい年をしてと思われたら
お恥ずかしいのですが、
ぼくは、『じぶんに期待する』分量が、
どんどん多くなっていることに気づきました」

「なんでだろう、
たのしみでしょうがないんです」

これ、自慢話かもしれないが、
いいねぇ。

わたしにもちょっと、
それはある。

緒方さんも高橋さんも逝ってしまった。
渥美俊一先生も上野光平先生も、
もういない。

しかし商業もチェーンストアも、
「なんとかなる」

それに対して「自分に期待する」
ちょっぴりだけど。

最後に糸井はコメント。
「まじないのようにでもいい、
『なんとかなる』と言うこと」

「なんとかなる」と口に出して、
言い続けること。
それが希望を生み出す。

朝に希望、昼に努力、夕に感謝。

さて、昨日帰国したが、
その前の一昨日のこと。

最後の晩餐はフィッシャーマンズワーフ。
ピア39は大変な賑わい。IMG_7126

クリスマスツリーが立てられた。
IMG_7130

いつものレストラン「ネプチューン」IMG_692404

ここで、ダンジネスクラブ。IMG_692804
イチョウガニ科イチョウガニ属、
アメリカイチョウガニ。

ネプチューンのダンジネスクラブ、
絶品です。

ぜひ、一度、召し上がってください。

食事が終わると、
まず、誕生祝い。

藤居智也さんに、木村武団長から記念品。IMG_693206
藤居さんは㈱丸善鮮魚課バイヤー、
木村さんは㈱平和堂SM事業部長。

そして奥川浩さんには、
藤田慎平副団長から。
IMG_69335
奥川さんはフレンドマート八幡上田店店次長、
藤田さんはビバシティ平和堂支配人。

私からはメッセージカードのプレゼント。

藤居さんには、
「鳥の目・虫の目・魚の目・心の目」IMG_6936-5

奥川さんには、
「朝に希望・昼に努力・夕に感謝」IMG_6937

それから全6班代表による、
決意表明。

暗い上にスマホの写真。
ボケボケで使えるフォト、僅少。

とてもいい決意表明ばかり。IMG_6984

コメントのあとで、掛け声の班も。IMG_7011

最後に手拍子の班も。
IMG_7033-5

そして締めは木村団長のスピーチ。IMG_7043-5

私からの贈る言葉。
IMG_7067-5
「かならずやれる。
なんとかなる」

最後の最後は、林直行さん。
アルプラザ草津支配人。IMG_7104-5

その後、フィッシャーマンズワーフへ繰り出し、
ご覧の調子。
IMG_7131-5
研修の成果に自信を持ち、
「自分に期待する」ことができた証拠だ。

この後、「貸し切り」状態で、
ケーブルカーを占拠し、
ユニオンスクェアまで。

そして、
長いながい最後の夜は、
更けていった。

明けて、現地時間11月22日、
早朝5時にホテルを出発、
バスの中で最後の講義。

「イノベーション」を促した。

サンフランシスコ国際空港から飛び立つと、
ベイエリアが美しい。
DSCN7297-5

カリフォルニアの山々。
DSCN7302-5

霧がかかって、水墨画のよう。
DSCN7303-5

1時間あまりで、大ロサンゼルス。DSCN7312-5

ダウンタウンには高層ビル。
DSCN7308-5

ラウンジでブログを書く。DSCN7313-5

出発ゲートにはクリスマスツリー。DSCN7315-5

ありがたいことに、
ファーストクラスにアップグレードされた。
トランク・トラブルの所為か、
プタチナカードホルダーだからか。
DSCN7316-5
これで、ゆっくり休める。

そしてサンタモニカ湾。
DSCN7318-5

北に上って、
サンフランシスコ・ベイエリアを過ぎ、
北アメリカ大陸に別れを告げる。DSCN7326-5

太平洋上は雲雲雲。
DSCN7327-5

11時間半で、成田空港。DSCN7331-5
雨だった。

そして最後の檄。
DSCN7335-5
「イノベーションを起こせ‼」

「自分に期待する」顔顔顔。DSCN7337-5
これで11月の23日間のアメリカ研修記。
全巻の終わり。

「2015怒涛のアメリカ研修記」全80話、
こちらも終了。

ご愛読、心から感謝。

緒方さんも高橋さんも逝ってしまった。
渥美俊一先生も上野光平先生も、
もういない。

しかし私は「自分に期待する」
決意、新たに。

〈結城義晴〉


4 件のコメント

  • 11月22日、ゾロ目の日。55歳、ゾロ目に生りました。

    「なんとかなる。」+「自分に期待する。」=「たのしみでしょうがない!」

    そうなんです。
    ここ最近、そうなんです。

    生意気なようですが、自分に期待している自分がいるのです。
    がんばっています
    今までで一番がんばっています。
    この歳になって、初めての気持ちです。

    ワクワクしています。
    マダマダこれからです。

    楽しみます。

    これからもよろしくお願いいたします。

  • 結城先生との出会いに感謝!数えきれない感動をいただいたことを宝にします。
    今、希望に満ち溢れています。頑張ります!ほんとうにありがとうございました。

  • ローカルスーパーの・・・さま。
    その意気です。その調子です。
    55歳は私が商人舎を設立した年。
    頑張ってください。

  • 西迫昭さま
    充実した研修でした。
    西迫さんの行動力と配慮。
    私も感心しました。

    イノベーションを起こしましょう。

    みんなの力で。

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