結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2008年12月10日(水曜日)

万代での講演「お客様、喜ぶ。お取引先喜ぶ、お店も喜ぶ」三方良し。

堺の朝
おはようございます。
堺の朝日。
ソニーまで、1万6000人の人員削減。
正社員も8000人に及ぶリストラ。
朝日新聞、読売新聞が一面トップ。
日経も1面に配した。

米国トリビューンも連邦破産法11条適用。

いよいよ「不況の本格化・長期化」を予見させる。

しかしそれでも、11月、
日本マクドナルドは既存店前年同月比14.4%と好調。
不況の中で、伸びる会社、伸びるやり方はある。

昨日から大阪府堺市。
リーガロイヤルホテル堺。
(株)万代の取引先の「万代ドライデイリー会」が開催された。
堺

株式会社万代は、
現在、大阪を中心に、兵庫、京都、奈良、そして三重に、
138店舗のスーパーマーケットを展開する。
毎日35万人、年間1億人以上のお客様に支えられて、
年商は、2190億円。

その万代のお取引先会の記念講演。
400人を超える参加者が、熱心に勉強。
不況の真っただ中の今、
学ぶ者こそ、生き残る。
講演会

まず、㈱万代代表取締役社長の加藤徹さんが、
来賓としてスピーチ。
加藤社長
「万代は毎年、104~105%伸ばします。
だから景気が悪いときには、調子がいいと見える。
しかし、少しずつ伸びていることが大切です。
私たちは、暮らしにいちばん近い商売をしている。
食卓に近いものを扱っている。
そして余分な経費をかけない。
だからポイントカードもやらないし、
チラシも小さな地味なもの。
その経費の削減を売価に反映させる。
その上で、業務と作業と働き方の改善を果たし、
人材の育成に力を入れている。
人、店、商品に投資している。
現場と売り場の改善に努め、
お客様と働く仲間との協力によって、
チームプレーを進める。
それが成長と発展につながるのです」

短いけれど、立派な話。
これだけの短い時間で、
これだけ内容のある話は、
なかなかできない。

そのあと、私の講演。
今回は2時間いただいた。
今の私には120分の講義時間が必要。
タイトルは「協働の商売と真のお客様」
yuuki
その中の、「商売の5つの原則」。
その第2原則。
「利は売りにあり」
一品一品は安い価格でお客様に提供する。
お客様は、喜ぶ。
一品一品の粗利益は小さい。
しかし、たくさんの数の一品を売ることができれば、
お店の側の利益は、生まれる。
メーカーや問屋などお取引先にも、
利益を配分することができる。

これならば、お客様も喜ぶ。
お取引先も、喜ぶ。
お店も喜ぶ。

三方良し。

しかし、品質は維持向上させよ。

今、これが何よりも大切。

日本のファッション。
リードしてきたのはユニクロとしまむら。
両社は競合しない別のフォーマットとみられていた。
しかし、同じフォーマットで、別のバナーであることが判明した。
だから現状、両者は競合する。
そして今、両者に差が生じている。

なぜか、私は、両者の粗利益の差であると思う。
ユニクロは50%に近い。
しまむらは30%。
この20%ほどの差を、
ユニクロは十分に活かしてひとり勝ち。

「商売は売れれば売れるほど、
易しくなる」

荒井伸也さんの名言。

コーネル大学RMPジャパンの講義で、発せられた言葉。
北辰商事㈱ロヂャースの太田順康副社長が、
盛んに感心していた。

「商売は売れれば売れるほど、
易しくなる」

講演の後、三つに分かれて分科会。
万代では、若い女性のバイヤーが誕生している。
分科会
そのしっかりしていること。
正直、驚いた。

お取引先との取り組みが、
まさに協働で展開されている。

私の講義の内容が、
万代では実現しつつある。
うれしいことだ。

グロサリー、デイリー&デリ、住関連。
三つの分科会をめぐって、
万代と取引先とのコラボレーションによる勢いを感じた。

夕方から、懇親会。
乾杯のあいさつは、万代常務取締役の岩井一典さん。
乾杯

そして、万代の幹部が壇上に並んだ。
壮観。

商人舎USA研修会、その他の研修会に、
大挙、参加してくれている万代。
まさに商人舎ファミリー。

まず加藤社長ご自身、
そしてこの壇上のほとんどのメンバーが、
アメリカで「自ら、変われ!」を体験している。

「みぎ、ひだり、うえ、した。
どっちを向いても感謝(水口健次)」

<結城義晴>

2008年12月09日(火曜日)

立教⇒八重洲富士屋ホテル⇒横浜⇒目黒、師走に走る!

麻生太郎内閣総理大臣。
顔つきに、自信の喪失が、現れ出した。

日本の経済と消費にとって、
いま、とても大事なとき。

今こそ、一国の首相たるもの、
元気を出さねばならない。

元気を、体で表現しなければならない。
勇気を、言葉にしなければならない。

リーダーは、皆が苦しいときにこそ、
元気と勇気を、発散させねばならない。

さて、昨8日、月曜日は、
私にとって、Good Mondayだった。

一日、忙しく、「師走」をした。
いい人たちと会い、
いい話をいただいた。

元気と勇気に満ち溢れていた。

朝一番で、池袋の立教大学。
キャンパスのなかを、
職員や学生が、足早に歩いていく。
立教1

レンガ使用のシックな校舎の間を抜けると、
ひときわシックな建物。
診療所1

一戸建ての立教大学診療所。
診療所2

ここで、健康診断を受ける。
建物内部も、外見に劣らず時代がかっている。
診療所3
診断は、もちろん、
最新方式だが。

なんだか、ゆったりした気分。
今年一年分の疲れが取れていくような。
ありがたい。

採血をしてもらって、診療はすぐに終了。
講師控え室に赴き、
パソコンを出して仕事。

立教での仕事、凄く捗る。
不思議なこと。

人間には、自分の仕事が捗るシチュエーションがあるようだ。
その状況をいくつか用意しておくと、
仕事はどんどん進む。

これにも、感謝が必要。

師走の標語。
「右、左、上、下。
どっちを向いても感謝(水口健治)」

昼過ぎ、今度は、
東京駅付近の八重洲富士屋ホテル。
富士屋ホテル

アメリカ・サンフランシスコから、
浅野秀二先生、来日。
4人
ご存知、私のアメリカでのパートナー。
ダブルコーディネートで、
商人舎USA研修してきた。

様々な情報交換、意見交換。
浅野先生にも、今月末から、
このホームページにブログを掲載していただく。

もう原稿は入っていて、
面白い。

ご期待のほどを。

ここでお知らせ。
来年、3月17日から23日までの1週間。
USA小型SM研究緊急特別セミナー
開催することになった。
浅野先生とご一緒。

ウォルマートの小型店「マーケットサイド」
テスコの小型店「フレッシュ&イージー」
サーフウェイの小型店「ザ・マーケット」

そして、9店舗なのに全米働きたい企業ランキング12位。
目から鱗の「ナゲット・マーケット」

企画に参加してくれているトッパントラベルの鈴木敏さんも、
「ワクワクしてくるツアーですね」と言った。

私も「ワクワク、どきどきする研修」にしたい。
是非とも、ご検討のほど。

ランチミーティングがおわり、
浅野先生に別れを告げると、
急ぎ、横浜・商人舎オフィスへ。

今週は大阪遠征。
事務仕事など、山積。

横浜駅には、
もうご覧のイルミネーション。
yokohama

夕方、東京・目黒。
インド料理の「ルソイ」。
日本リテイリングセンターの、恒例の忘年会。
目黒1

渥美俊一先生を囲んで、
学者・マスコミの人間が、
食べ、語り合う。

ルソイは北インド料理の店。
店内には、何種類もの香辛料の香りが立ち込める。
渥美先生は、お得意の、
「アロマ、フレーバー、テイスト」について解説してくださった。
目黒2
メンバーは、まず小川孔輔さん。
法政大学イノベーション・マネジメント研究科教授。
土肥大介さん。柴田書店社長。

それから、日経MJやダイヤモンドなどの記者連。

私も、最年長になった。
不思議なもの。

㈱商業界からの参加がないのが、残念。

話は、日経ビジネスの特集「イオンの誤算」から始まった。
渥美先生、的確な記事評、特集評。
皆、それぞれに意見を述べる。

私は、来週、この特集に対して、
そして商業界発刊の「イオンスタディ」について、
コメントするつもり。

そのほか、今年の流通業界の話題が満載されていて、
この会合、とても刺激的。
勉強になる。

ジャーナリストの仲間に感謝。
もちろん渥美先生、ペガサスクラブ事務局の皆さんにも、
心から感謝。

「右、左、上、下。
どっちを向いても感謝(水口健次)」

今日から、4日間、関西出張。

感謝と元気で、頑張ろう。

<結城義晴>

2008年12月08日(月曜日)

「量の成長が見込めない時には、質の充実を図れ」[PFドラッカー]

Everybody! Good Monday!

2008年12月第2週です。

それにしても、
「節約、倹約。もったいない」
これです。

昨7日・日曜日の夕方、
横浜駅のそごう、高島屋など、
回ってみました。

驚くべき、ガラガラぶり。

もちろん日曜日の夕方の巨大百貨店。
通常は全国有数の繁盛百貨店。

しかし、ガラガラ。
地下の食品売り場を除いて。
衣料品売り場も、生活用品売り場も。
レストラン街も。

だからポイント2倍、3倍セールをやっている。

今年のボーナスは、少ない。
来年はベースアップもボーナスも、
さらに下がると予想されている。

麻生政権の内閣支持率も下がってきた。
その意味で「政局」も近そうだが、
庶民の暮らしを改善してくれる方向での、
政治には期待できそうもない。

そんなマインドが、
横浜の百貨店に充満しているように感じられました。

ここは、心を引き締めて、
ウィークデーは、
「節約、倹約。もったいない」
そしてウィークエンドは、
小さな喜びを、
「失敗を恐れない」で提供する。

そんな時です。

ドラッカーは言います。

「量の成長が見込めない時には、
質の充実を図る」

上田惇生先生が教えてくれた。

今がその時。
どう考えても、売上高の面での成長は見込めない。
量の成長が見込めない店や会社が多い。

そんな時期には、内部充実を図る。
経営の質の向上、数字の質の向上、
商品やサービスの質の向上を図る。

ロックフィールドの岩田弘三社長は言いました。
「企業体質を変える絶好のチャンスだ」

数字を上げる成長のチャンスではなく、
企業の体質強化のチャンスだというのです。

プロ野球にも、サッカーにも、
オフがあります。
プロ野球は今その時。

球団も、野球機構も、
今は収入なし。

その時、選手は何をしているか。

体を鍛え、技術を磨き、
精神力を充実させています。

今、心技体の充実を誰よりも、
一所懸命にやっている選手が、
来春、活躍する。

商業やビジネスにおいて、
現在は、そんな時なのです。

そして、今月の標語。

「右、左、上、下。
どっちを向いても感謝
(水口健次)」
水口先生も、いい言葉を残してくれました。

心から感謝しつつ、
質の充実を図る。

さてあなたにとって、
今週、充実させるべき「質」とは何か。

それが、はっきりとしていれば、
なにも悩むことはない。

元気を出そうよ。
それがあなたの仕事です。
元気を売ろうよ。
それがあなたの役目です。

さあ、今週が始まる。

Everybody! Good Monday!

<結城義晴>

2008年12月07日(日曜日)

ジジとサム[日曜版]

サム君」がやってきました。
ジジとサム1
「環境ロボット犬」だそうです。

ユウキヨシハルのおとうさんが、
クルマにのせて、
つれてきて、いま、
チェンバロのしたにいる。
ジジとサム2
うごかない。

だから、ボクは、
ムシ。
jijitosamu3
でも、気になる。

うごかないのに、
いつも、うなってるからです。

イヌの仲間だそうです。
かわいい顔、してる。
サム1

カラダはツルツルしてる。
サム2

口がおおきい。
足はちいさい。
さむ3

シッポがふたつある。
samuu
すごくほそいシッポ。
おとうさんは、
そのひとつを「アース」とよんでる。

もうひとつのシッポは、
まえのほうにでていて、
ヘヤのカベのコンセントにつながっている。
samu4

ボクのシッポは、
どこにもつながっていないし、
ちゃんとうごく。
ボクの思いどおりに。
ジジ十歩

サム君は、ごはんを食べる。

口をあけてもらって、
おなかのなかに、
ゴミをいれる。
サム食べる
それがサム君のごはん。
それだけ。

かまない。

じつは、ボクのウンチも、
サム君のごはん。

あとは、一日中、
うなってる。

ボクは、銀の食器にシーバを入れてもらう。
去年のクリスマス・プレゼント。
それをじぶんで食べる。
jijieat
カリカリ、もぐもぐ。

食べおわったら、
舌をぺロリとやることもできる。
jiji舌

おもいきって、
サム君のうえに、
のってみた。
乗る
あたまもツルツルしてる。

モンクいわない。
もしかして、
いいやつかもしれない。
ジジとサム
だから、
仲よくしようとおもいます。


仲よしといっても、
こんな感じですが。

ことしも、おわりだそうです。
ジジ
ボクにも、家のなかに、
ひとり、
仲間ができた。

うれしいことです。

来年も、よい年になりそうです。

おとうさんにとっても、
よい年になりますように。

これからは、
サム君とふたりで、
おいのりします。

<『ジジの気分』(未刊)より>

2008年12月06日(土曜日)

2008年師走、渥美俊一先生と語り合う

今日は、ブログアップの時間が遅れた。

今、立教大学大学院の授業が終わって、
やっと、このブログに取り掛かった。
立教
毎週、土曜日、13時10分から、
90分の講義を2時限。

後期のテーマは、「サービス・マーケティング」。
学生の皆さんにじっくり話す。
意見や質問もすぐに受ける。

だから、私自身とても勉強になる。

「コモディティ」に関してなど、
先週は3時間、検討しつつ話した。

だからどこで講演するときよりも、
丁寧で、詳しい。

もちろん、アメリカ研修で、
日夜、1週間、話し続ける密度が一番だが。

この立教の講義から、
かつては商業界ゼミナールのメーンテーマも生まれた。

「千客万来」

ありがたいことだ。
立教2
人間は、教えつつ、教わる。

親子の関係、
師弟の関係。
すべて、教えつつ教わる。

孔子もプラトンも。

私は、この関係が大好きだ。

さて、イオンと三菱商事
日本経済新聞の一面トップ記事。

一面記事に商業やホスピタリティビジネスが載る頻度は、
極めて高くなったが、
一面トップは、そうあるものではない。

日経のスクープといえよう。

朝日新聞の一面トップは、米国の失業率が6.7%に落ち込んだ記事。
読売新聞は千葉県東金の女児死体遺棄事件の容疑者の記事。
流通業界にとっては、
三菱商事がイオンの筆頭株主になるニュースは、大きい。

総合商社業界にとっても、
色分けが進むこの現象は、
社会的影響力の誇示になる。

しかし、筆頭株主になったからと言って、
商社機能が、小売業に好影響を与えるとばかりは、いえない。

ウォルマートがイオンを買いたいと考えていて、
それに対する防衛措置にはなっただろうが。

三菱商事は、商業に強い総合商社となった。
コンビニのローソン、
スーパーマーケットのライフコーポレーション、
食品卸の菱食、明治屋商事。

それにイオンという巨大グループの純粋持ち株会社。

私は、会社は、あくまでインディペンデントでなければ、
健全には成長できないという考えの持ち主だ。

資本関係はあっても、
その株主の意向が、顧客の満足より優先されてはならない。

それが三菱商事とイオンの両トップ、幹部に了解されていることこそ、
今、いちばん大切なことだ。

そう思う。

昨日は、東京・青山に渥美俊一先生を訪ねた。

6月に、㈱商人舎の特別研修会に出講していただいて以来。
1年のお礼と、コーネル大学RMPジャパンの報告。

いくつかの質問と、いくつかの注文、いくつかのアドバイス。
ありがたい。

そのあとで、私自身の仕事のやり方、私の生き方への、
いくつかのアドバイス。
これもありがたい。

埼玉の飯能で隠遁生活を送る杉山昭次郎先生とは、
また違ったアドバイス。
ありがたいことだ。

さらに、国内流通業の情勢。
アメリカの情勢。
私も意見を言う。

イオンのこと、岡田元也社長のこと。
セブン&アイのこと。
ユニクロのこと、柳井正会長兼社長のこと。
ニトリのこと、
ベイシアとカインズのこと。

スーパーマーケット産業のこと。
ライフコーポレーションのこと、
ヨークベニマルのこと。

サイゼリアとすかいらーくのこと。

さらに、ウォルマートのこと。
テスコとフレッシュ&イージーのこと。
コストコのこと。

いい勉強になる。

90分余り、お話しして、最後に、
本を頂いた。
11月28日と30日に発刊されたばかりの本2冊。

添え書きも頂いた。
渥美俊一

『21世紀のチェーンストア』[実務教育出版]
本
添え書きには、
「結城義晴兄へ
なぜチェーンでなければならないかを
考える本です」

とある。

こちらの本は、私の、
コーネル大学や立教大学院のテキストの一部になる。
もちろん講義では、渥美先生の理論としてご紹介し、
私の考え方も十二分に展開するが。

もう一冊は、『チェーンストア組織の基本』
[ダイヤモンド社]。
本2
こちらは、戦後、渥美先生が、
マネジメントを学び始めたころのことが、
「まえがき」に載っていて、
それ自体が、
日本のマネジメントの世界における貴重な発言事実となっている。

4月17日の商人舎発足の会では、
ビデオ出演という形だったが、
ますますお元気で何より。

私も、渥美先生の年までは、
頑張らねばと、
意を強くして、青山通りを歩いた。

横浜の商人舎に戻り、
夕方から、流通ニュース発行人の松見浩希さんと
会談、懇談。酔ってくるにしたがって、自慢話の相互披露。
松見さんは、ロジスティクス・パートナー代表取締役。

この流通ニュース、すごい情報量。
ウィークデーに毎日、20数本のニュースを発信している。

私、応援しています。
だから毎月1回、コラムを書いています。
今後、コラムの本数も増やしていきたい。

皆さんも、一度、のぞいてみてください。
よろしくお願いします。

<結城義晴>

2008年12月05日(金曜日)

コーネル大学RMPジャパン第3回講義は立地戦略と店づくり

上田惇生先生の講義「ドラッカーの真髄」、
それに荒井伸也先生の「スーパーマーケット原論2」、
矢作敏行先生の「小売イノベーション2」。

凄い講義目白押しだった3日の興奮もさめやらぬままに、
4日から実務論に入る。
コーネル大学リテール・マネジメント・オブ・ジャパン1
講義の前の、なごんだ風景。

朝9時から浅香健一先生の「立地と出店戦略」。
asaka
1.業態と立地
2.立地選定のポイント
3.出店における失敗の要因
4.売上高予測モデル
浅香先生はハフモデルを使う。
そして最後に、既存店売上高予測に関して。

基本的な課題を分かりやすく解説。

第2時限、第3時限は田村洋三先生。
「店づくりの理論と技術」

田村
1.行動科学からみる動線計画
2.人間工学からみる陳列技術
3.商圏と店舗フォーマット
4.NSCの機能と配置
5.売り場レイアウトの基本と応用
6.バックルームづくりの基本と応用

午後は、
7.店づくりの段取りとその変化
8.店舗デザイン
9。設計デザイン
10.エコストア開発
などへ進んだが、2時限でも、時間は足りない。

田村先生の最近の関心事「エコストア論」は、
十分に、語ることができなかった。

田村先生の講義をはさんで、食事の後、ランチョン・スピーチ。

「結城義晴の文章法・訓練法」
この項目の中に、
ピーター・ドラッカー方式の論文執筆法がある。
それだけご披露。
①テーマに関連するメモをつくる。
②メモをまとめて、レジュメにする。
③レジュメを見ながら話し、テープに吹き込む。
④テープ戻しをして、タイプ(ワープロ)に打ち込む。
⑤文章を入れ替え、手直しして、完成させる。
⑥「これが結局、一番速い」。

私の持論とぴたり符合する。

さて最後の講義は、私。
「チェーンストアの経営概論」

立教大学大学院のビジネスデザイン研究科では、
前期に24時限を使って講義する内容。
それを90分に切り詰めて、
一気に講義。
結城
ゴドフリー・レブハーの『チェーンストア』から始まって、
日本のチェーンストア経営理論までで終了。

私の講義は、来月に続きます。
悪しからず。

さて今日の最後は、毎週金曜日の「林廣美のこの一品」
金曜日に林先生から惣菜の一品をご提案いただき、
週末にお客さまにご提案しようという企画。
12月最初の週末は、
かぼちゃ旨煮
カボチャ
「冬に風邪をひかぬよう、冬至の前からご用心」

12月21日が冬至。
冬至には、カボチャを食す。

なぜか。

冬至には「ん」のつくものを食べる。
すると「運」が呼びこめる。
こういわれて、冬至には「ん」のつくものが食べられる。
ニンジン、ダイコン、ぎんなん、キンカン、レンコン。
「運盛り」というそうです。

そしてカボチャ。
別名、南瓜(なんきん)。

カボチャはビタミンAやカロチンが豊富。
冬の万病の元・風邪の予防に効果的。

カボチャの旬は本来、夏。
しかしカボチャは長期保存が効く。
だから、冬至にピタリ。

カボチャに砂糖をまぶして、
耐熱性のあるポリ袋などに入れ、平らに並べる。
袋ごと蒸し器かスチコンで15分加熱する。

すると色鮮やかで、おいしい「かぼちゃ旨煮」 が出来上がる。

どうぞどうぞ。
売りましょう。

21日の冬至まで、ずっと。

良い週末を。

<結城義晴>

2008年12月04日(木曜日)

コーネル大学RMPジャパン第3回講義、ドラッカーの分身・上田惇生先生「マネジメントの真髄を語る」

西友が「お客様への“マニフェスト”」を発表。
「地域でいちばん安いお店をめざします」

これは、「最低価格保証」と呼ばれるもの。
家電のコジマやディスカウンターが展開している手法。

米国ウォルマートのエブリデー・ロープライスを、
さらに強力に推進するために、
全店で「他社チラシ照合」制度を導入。
それをお客様へのマニュフェストにした。

地域のお客様が西友より安い価格のチラシを持参すると、
その値段で販売する。
これを全店で展開し、
「最も安い店」を実現させる。

さて、いかなることに、
相成るか。

昨12月3日は、東京・市ヶ谷の法政大学で、
コーネル大学リテール・マネジメント・プログラム・オブ・ジャパンの第3回講義。

本学主任講師の上田惇生先生のご登場。
上田先生は、ご存知、ドラッカーの日本の分身。
ドラッカーの翻訳家として、ダントツのナンバーワン。
それも世界的に。

なにしろ上田先生の日本語訳を、
英語以外の外国語翻訳家が孫訳するほど。

それほど、ドラッカーの真髄に迫っている先生。

それでいて、きわめて謙虚。

控室で事前の懇談をするも、こうご発言。
「私は横のものを縦にしているだけ」

何と、謙虚な先生なんだろう。
上田先生と荒井先生

さて、大高愛一郎事務局長の進行で、
午後1時講義開始。
授業

最初に事務局のご紹介。
そして、今回、上田先生をコーネルにご紹介くださった人物のご紹介。
川勝利一さん。
私の親友。
前中央化学㈱理事のスーパーマーケット業界の超有名人。
kawakaturiitisann

上田先生から、
「君のことは、認めないが、許す」
という親友にかけるような言葉をもらっている。
上田先生の信頼は厚い。

川勝さんのご紹介があったからこそ、
上田先生はコーネル大学RMPジャパンにご協力くださり、
凄い講義をして下さった。

その講義。
uedaswennsei
凄かった。
うえだせんせい2
「目から鱗」という言葉があるが、
私にとってまさに目から鱗。

ドラッカーはずいぶん読んだ。
たくさんの引用もさせてもらった。

しかし、上田先生くらい自分の中にドラッカーが詰まっていると、
ドラッカーの真髄がほとばしり出てくる。

それが勉強になった。

内容は、あらためて、丁寧にご紹介したい。

マネジメントとは何か。
マーケティングとは何か。
イノベーションとは何か。

「マネジメントの基本と原則を補助線として使う」

この考え方、目から鱗。

2時限目は、荒井伸也首席講師。
「スーパーマーケット原論2」

日本のスーパーマーケットの生鮮食品のジャストインタイムは、
トヨタ方式と同じ考え方。
そのトヨタは、
アメリカのスーパーマーケットから、カンバン方式を学んだ。
荒井先生1
荒井先生の講義は、ミッションに満ちている。
「内食提供業としてのスーパーマーケット」をつくりあげることが、
社会貢献そのものとなる。
それを熱く語ってくださった。
荒井先生2

3時限目は、矢作敏行先生。
法政大学教授。
「小売イノベーション2」
矢作先生
今回は、「セブン-イレブンのイノベーションシステム」が
盛り込まれた、先生の得意分野の講義。

矢作先生の講義は、欧米流で、
学生とディスカッションしながら進められる。
それが良い。
yahagisennsei 2
写真は成城の石井社長の大久保恒夫さんと、
ディスカッションしているところ。

荒井先生も加わって、
討論に熱が入った。
いい講義だった。

夕方には、教室から富士が見えた。
huji
そしてあっという間に、一日が終わり。

講義のあとは、料理の勉強を兼ねた懇親会&忘年会。
赤坂の楼外楼。
生のフカヒレの姿煮と北京ダックが売り物の、
50年の歴史を持つ上海料理。

絶品。

話も弾んだ。

もう一日ある。

お楽しみに。


<結城義晴>

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