結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2010年05月10日(月曜日)

サミット機構改革と荒井伸也先生の『組織はハタラキ(目的)機構はそのためのカタチ(手段)』

Everybody! Good Monday! [vol19]

2010年第19週、5月第3週の始まり。

本当にいい季節。

㈱よねや社長の佐々木隆一さんから、
写真付きメール。

「世の中に絶えてさくらのなかりせば
春の心はのどけからまし」

写真は、横手の公園。

「横手のさくらはようやく終わりました。
ゴールデンウイークと花見が一緒になったため、
角館の店は無料駐車場ご利用のお客様であふれ、
店内はトイレだけが長蛇の列、
お惣菜の構成比が20%近くになる、
という予想外の展開となりました。
いやはや・・・。」

スーパーマーケットや小売業の店は、
モノを売るだけの機能でない。

誠にありがたいこと。

さて昨日は「母の日」。

誰にも母はいる。
その母の日を安らかに迎え、
明けた今日。

日本中に幸せ感が満ちている。

その日の朝、店を開ける。

小売業、サービス業は、幸せな仕事である。

今週も、1週間。
「今日も1日、元気と勇気」
「今日も1日、優しく強く」
「今日も1日、慌てず急げ」

私の三大標語。

さて、今日の日経MJ「総合小売り」欄。

「サミット仕入れ・販売本部統合」の記事。

「仕入れを担当する『商品本部』と
店舗を統括する『販売本部』を統合し、
新たに『営業本部』を設けた」

これは「仕入れと販売の垣根」を低くして、
「情報を円滑にやり取りする」という狙いを持つ。

そして当然ながら、
「営業本部長」には田尻一社長が就任。

「同時に双方の橋渡し役を専門に担うスーパーバイザーを、
商品分野ごとに置いた」

大切なのはこのスーパーバイザーが、
営業本部長直轄であること。

商品本部長や販売本部長の統括下にいてはいけない。

サミットの機構がまさに機動的に構築され、
組織活動が展開されることを意味している。

この件にも関連することだが、
荒井伸也先生からメールが寄せられた。
オール日本スーパーマーケット協会会長にして、
コーネル大学ジャパン首席講師。
だから私は公式には「荒井先生」と呼んでいる。

4月10日のこのブログの中で私は紛らわしい表現をした。
ブログのタイトルは、
「コーネル・ジャパンのサミット店舗サポート部との質疑応答」
そして「三人の職人の話」

「荒井先生の解説によると、
サミットでは『組織』という言葉は使わずに、
『機構』と表現するそうだ。
組織と表現すると、どうしてもヒエラルキーが発生し、
権限・責任の概念が生まれ、
問題解決的にならないからだ」

これに対して、荒井先生の訂正と補足。

「サミットで『組織』と言わず『機構』と呼ぶ、
そのことの意味が十分には伝わっていませんでしたので、
(マネジメントの概念として重要なことですから)
ここで訂正しておきます。

私の考えでは、『組織』というのは、
動態的なものです。つまり、
『機能して目的を達成するためのハタラキ』のことを指しています。
一言で言って『問題解決的なこと』です。
ところが、人々は、人事部とか、生鮮食品部とかを作ったら、
それで『問題解決』と考えてしまい、それらを「組織」と呼ぶのです。
『とんでもない』と私は何度も言いました。
『人事部を作って人事の問題が解決し、
商品部を作ったら商品の問題が解決したら、
だれも苦労はしない』ということです。
『問題は、ハタラキなのだ。
ハタラキのことを、組織と言うのだ』と。

そして、解説しました。
『人事部とか、商品部とか、店舗部とか、
そういうものは<機構(カタチ)>に過ぎない。
そういうものを『組織』と言わないで欲しい。
『組織』というのは、
もっと動態的で、
ダイナミックで、
問題解決的なものだ。

単なるカタチ(機構)を作って『問題解決』と考えるような、
浅はかなことはやめよう』。
以後、サミットでは、
いわゆる『組織図』を『機構図』と呼ぶようにしたのです。

繰り返しますが、マネジメントで『組織』と言えば、
それは、例えば、
『誰かと誰かが協力して、いい商品を開発する』
というようなチームワークを指します。

要するに『機構』というのは『形』のことです。
身体に譬えれば『身体の格好』というような意味です。
格好だけよくてもまったく働かないものもたくさんあります。
『組織』は『身体の働き』を意味します。
常に、問題は『ハタラキ』なのです。

そう思って、私は、サミットに在籍していた間、
常に『機構図』と呼んでいたのですが、
なかなか、伝わらない話です」

さらにメールが届いた。
念押しのメール。

トップは、このように念押しするものなのだ。
「『機構』と『組織』の違いに関する私のメールをお読みいただき、
ありがとうございます。要するに、
『組織はハタラキ(目的)、
機構はそのためのカタチ(手段)』
ということです」

いかがだろう。

サミットの「機構」というカタチが、
動態的、ダイナミック、
そして問題解決的に改変され、
それがハタラキとしての「組織」になる。

このことが大事。

日経MJの記事でも、
「多段階だった販売の組織を簡素化した」と、
表現されている。

カタチを簡素化し、
ハタラキを、迅速に、
機動的に、
問題解決的にする。

5月連休明けのこの時期の改変。
良いタイミングだ。

企業の経営は難しい。
組織運営も難しい。

しかし、今月の商人舎標語。
「むずかしいからおもしろい」

Everybody! Good Monday!

<結城義晴>

2010年05月09日(日曜日)

ジジの母の日[2010日曜版⑲]

今日は母の日です。

ボクは、ジジ。
ヨコハマのユウキ家のいちいん。

母の日には、
かあさんのことを、
おもいます。

ボクのかあさんは、
ホドガヤのヤマダ家のいちいん。

なまえは、ミント。
目が青いから、ミントといいます。

きれいなかあさんでしょ?

ボクがうまれたばかりのころ。

それは5年ほどまえのこと。

ボクは、みつごです。
いちばんひだりがボク。

姉妹たちは、
ヘーゼルとミルキー。

ひだりがボク。

ボクだけ男の子でした。

かあさんは、やさしい。
いつもだっこして、
ボクのカオをなめてくれました。

ボクは、ほんとうにあんしんして、
ねていました。

ねぞうは、いまも、
かわらない。

まるくなって、
ねたりしますが。

でも、ボクも、
ずいぶん、
セイチョーしました。

ねていても、
すぐに、
気配をかんじて、
おきあがります。

かあさんのそばにはいないけれど、
ユウキ家のいちいんとして、
ボクはゲンキにくらしています。

ボクがゲンキなことが、
いちばんの親孝行だとおもっています。

<『ジジの気分』(未刊)より>

2010年05月08日(土曜日)

結城ゼミ第一期生と月刊「MD」と日本チェーンドラッグストア協会

昨日は[毎日更新宣言]1000回。
今日から1000回台が始まります。
よろしくお願いします。

多くの方々から、
励ましのご投稿をいただき、
感動しています。

ブログに限らず、
文書を書く作業そのものは、
孤独なものです。

現下の鳩山由紀夫首相のような感じか。

あるいは大相撲の一人横綱白鳳のようでもあるし、
シアトル・マリナーズのイチローの心境かもしれない。
阪神タイガースの金本知憲という場合もある。
ゴルフのタイガー・ウッズは間違いなくそこにたゆたったし、
宮里藍も、とても若いのに、そのレベルに入ってきた。

しかし文章の場合、
それを読んでくださる方々から、
励ましの言葉を受けると、
とたんに、孤独ではなくなる。

プロスポーツのスーパースターが、
もれなくファンを大切にするのは、
彼らがいつも、
ひどく孤独な境地にいるからです。

モノを書くことには、
スーパースターほど大げさではなくとも、
この孤独感が伴います。

私も、毎日毎日、
この孤独感と同居してきました。
そうするとだんだん、一日の中で、
この孤独感が大切なものとなってきました。

だからこそ逆に、孤独な人は、
人々との交流を求めるのだとも思います。

これはブログの書き手と投稿者との関係そのものです。
考えてみると、いい関係です。

これからも宜しくお願いします。

さて昨晩は、東京・池袋で、
立教大学大学院ビジネスデザイン研究科
結城ゼミ第一期生の懇親会。

ブログ1000回を記念して、
花束をもらった。

星山朋子さんからバラの花束贈呈。

そしてみんなで写真。

第一期生は、5人。
右から、名古屋文彦さん、
田村直純さん、星山朋子さん、
そして私の左に高橋修一郎さん、柿沼将人さん。

みんなでモンゴル料理を楽しんだ。
これが素晴らしかった。

この5人のメンバーが切り拓いた結城ゼミの功績は、
第二期生、第三期生へと引き継がれる。

それを「伝統」という。

有難いこと。

8月1日から、清里「自然学校」で、
第一期生、第二期生の合同合宿が開催される。

卒業したにもかかわらず。
だからこそかもしれないが、
第一期生の研究意欲衰えず。

それがまた、いい。

さて昨日は、午前中、池尻の東邦大学付属病院で、
診察を受け、「良好」の判断をしてもらい、
その後、横浜の商人舎で仕事。

ホームページのリニューアルは、
不慮の事故が相次ぎ、
サーバーの不具合など発生し、
来週まで延期。

ご期待くださった皆さんには、
それを裏切ったみたいで、恐縮です。

大至急、突貫工事をしています。

ただし、予告したように、
表面的にはマイナーチェンジで、
裏側が大転換。

それがホームページの質の飛躍と、
オペレーションの効率化につながる。

私の望む方向です。

昨日午後、珍しい人が訪ねてくれた。

山本千春さん。
現在、㈱インデックス・コミュニケーションズ販売部課長。
商業界の時代、アルバイトとして働いてくれて、
その後、出版社の同社に就職して、3年前に課長になった。
商業界野球部でも活躍してくれた。

嬉しい再会で、ちょっとだけ長い人生経験から、
アドバイスさせてもらった。

自分で考え、自分で決める。
チャンスは必ずやってくる。
その時に、尻ごみしない。
チャンスは絶対に逃さない。

アドバイスできるのは、そんなこと。

頑張れ。

その後、東京・虎ノ門。
月刊『マーチャンダイジング』編集長の宮崎文隆さんと打ち合わせ。
㈱商業界の『販売革新』前編集長。

その宮崎さんが推進する新しいプロジェクトに、
私も協力し、参画します。
それから『マーチャンダイジング』にも。

その後、日本チェーンドラッグストア協会へ。
正会員(ドラッグストア、他小売業)189社、
賛助会員(メーカー、卸、ストアサポート企業他)227社、
個人会員39名、学校会員35団体。
正会員売上高4兆3950億円、1万3856店舗。

協会会議室で、
ドラッグストア流通記者会の年次総会。
商人舎もこの記者会に所属している。

その後、毎月恒例の記者会見。

真ん中は宗像守事務総長

副会長兼JACDS勤務薬剤師会会長の小田兵馬さん。
㈱小田薬局代表取締役社長。
ミュージシャン小田和正の兄上。

改正薬事法におけるネット販売の件に関して、
「憲法の中で健康と安全が保障されている。
医療の一端を担うドラッグの機能こそ重要だ」

執行委員長の根津孝一さん。
㈱ぱぱす代表取締役社長。

「薬は何より安全性が大事だ。それを最優先させるべき。
政治問題、社会問題としての政治判断もあるだろうが」

記者会見は1時間にも及んだ。

毎月毎月、もう40回以上も記者会見で語り合う。

様々な質問に、宗像、小田、根津、三氏が、
記者連と対話しながら、よどみなく答えていく。

この協会が基本的に訴えていることは、
ドラッグストア「10兆円産業化」の課題。
1.面分業化の推進
2.セルフメディケーションの推進
3.人材の育成
4.事業の効率化を図るインフラ整備
5.需要創造及びマーケット拡大の研究と実践
6.店舗の効果・効率向上の研究と実践
7.狭小商圏型新フォーマット開発の研究と実践


広報とはこういったものだ。

私も、本当に珍しく、
こんな場に出てみたが、
ちょっと驚いたのは、
若い記者も多いのに、
パソコンでメモをとる人がいないこと。

ほとんどがペンでノートにメモしていた。

私は最近、対談でもインタビューでも、
講演を聞く時にもパソコンとノート・ペンを併用する。

そのほうが、ブログを書くには便利だから。

記者会見のあと、
宗像さん、根津さんと話してから、
池袋へ。

雨の中、忙しい一日だった。

孤独な作業を続けるかたわら、
人との交流をする。

パソコンとノート・ペンの併用と、
同じことだと思った。

<結城義晴>

2010年05月07日(金曜日)

毎日更新宣言1000回記念とファイブ・ア・デイの「テーマ資源」

今日5月7日は、
結城義晴のブログ[毎日更新宣言]
1000回記念の日です。

2007年の8月12日から、
毎日欠かさず書き続けて、
1000日目。

無事、書き終わりました。

今では私の生活の一部になっていますが、
ときには生活の大部分になっていたこともありました。

私自身、読み返すのも時間がかかりますが、
拾い読みしてみると、
あんなこと、こんなこと、
様々なことがありました。

一昨年の2008年4月17日に、
商人舎発足の会が開催されました。

そのご挨拶で私は、
「㈱商業界で30年、
今折り返して今後、
㈱商人舎で30年。
商業・サービス業の世界で、
実働します」

このように宣言しました。
85歳まで、現役で働くということ。

まあ、30年ということは、
毎日ブログを書いて、
1万日でしょうか。

従って、今日の1000回は、
1万回の1割、10分の1。

長いようにも感じられますが、
できないことではないとも思います。

不思議です。

「できないことでもない」と、
考えられるようになったことが。

ひとつくらい人にできないことをする。
それが私にとって、
「ブログによるジャーナリズム」なのかもしれません。

この先のことは、わかりませんが。

現に「ツィッター」など流行して、
私もやってみようかとも考えましたが、
ブログでも比較的長文を書いていますので、
私のツールとしては、
ふさわしくないという結論に至っています。

さて1000回記念ですが、
二つのブログがスタートします。
浅野秀二さんの「アメリカ講義録」  
バスの中での愉快で深いスピーチをまとめたもの。
面白くて、考えさせられて、役に立つもの。

もうひとつは小林清泰さんの「人を育むストア」  
小林さんは、環境と店づくりに造詣の深いデザイナー。
商人舎のCIをデザインしてくださった。
その小林さんの「エコロジーとヒューマニティ」の連載。

どちらも新ホームページの不具合が治り次第掲載予定。
ご愛読、お願いします。

さて、1000回記念のときにうれしいニュース。
私の最新刊『小売業界大研究』(産学社刊)。
増刷が決定しました。
4月10日発刊ですので、約1カ月。
この類の本としては異例のスピード。

学生だけでなく、
小売業の新入社員や転職者、
周辺産業の若手社員など、
若い人たち向けに、
原理原則・基礎基本を書いた
ことが、
その理由でしょう。
有難いことです。

「商業・サービス業の現代化を推進する」
そのために「知識商人を養成する」。

この趣旨にも沿った本でした。

本当にうれしい。
ありがとうございました。

今日は、もう一つうれしいことがありました。

朝から東京・池尻。
東邦大学付属病院に来ています。
右目の診察。

このブログでも、連載しました。
『結城義晴の燃える闘病日記』というタイトル。
その私の右目の眼圧が今朝は11。
まったく問題のない左目が12ですから、
極めて良好。

今日は富田剛司教授直々の診察でしたが、
先生も驚いていました。

これも有難いことです。

朝に希望、
昼に努力、
夕に感謝。

毎日更新宣言も、
この心持ちで達成しました。

1万回まで、
朝に希望、
昼に努力、
夕に感謝。

この心持ちでいきます。

よろしくお願いします。

さて昨日は、
CDオーディオセミナー第22回の収録。
わが㈱商人舎と商人ねっと㈱のコラボレーション事業。
東京・東日本橋。
一般社団法人ファイブ・ア・デイ協会。

理事長の池田健太郎さんが対談のお相手。

家電メーカーのマーケティング統括から、
コンサルタント会社を経て、
ファイブ・ア・デイ協会の理事長への転身。

“5 A DAY”は、アメリカで生れた運動。
「1日5皿分の野菜と果物を食べましょう」
これを趣旨としている。

日本では具体的に、目安を設けている。
「350グラム以上の野菜と200グラムの果物」

池田さんは2001年から準備を始めて、
2002年にこの協会を設立させ、
理事長となり、この運動を推進している。


日本の食品小売業、食品製造業も多数が参加している。

特別正会員は㈱ドール。
正会員は、18社で、小売業では、
イオン、カスミ、ファミリーマート、ヨークベニマル。

流通賛助会員には、
全国の80社のスーパーマーケットが参画し、
この運動を推し進めている。

池田さんは会員企業による社会貢献活動の一環として、
特に「子供たちの食生活支援活動」を、
ミッションとしている。

例えば、この協会の諮問委員長は、
カスミ会長の小濵裕正さんだが、
カスミでは独自に「食育師」の資格を設定し、
全店長がこの資格を有している。
そのうえで、子供たちへの食育活動を全店で積極展開している。

そうすると、地域の子供たちが、
カスミの店長を「先生!」と呼んで、
親しく近づいてきたりする。

ファイブ・ア・デイ協会の活動は、
飽食の時代の食生活を改善するというだけのことではない。

とりわけてスーパーマーケットというビジネスの、
根幹を支える運動となる。

池田さんと話しながら、私はそう考えた。

池田さんは、もともと、
データマーケティングやカテゴリーマネジメントの専門家。
つまり製造業のマーケティングを熟知し、
そのうえで小売業やチェーンストアの理論を習得している。

だからこそファイブ・ア・デイ協会の運動の、
肝を押さえることに成功した。

流通賛助会員は年間会費10万円。
是非ともご検討願いたい。

ファイブ・ア・デイと食品産業。
まさに21世紀の「テーマ資源」がここにある。

毎日更新宣言ブログ1000回記念。
「テーマこそ我々の資源である」

このことを強く実感しつつ、
決意を新たにしたい。

全ての人々に心から感謝。

<結城義晴>

2010年05月06日(木曜日)

子ども人口1684万人と「キッズフリーマーケット」の「売りと儲けの喜び」

Everybody! Good Thursday!  

ゴールデンウィーク明けの木曜日。

今日のブログで、
連続999日更新。  

明日は記念すべき日。
結城義晴のブログ毎日更新宣言1000日連続更新。  

長いようで、短い日々でした。
これからも続けてゆくのでしょう。
これが私のメインの仕事。

メインの仕事は「利他と無私」。

「結城さんは霞を食って生きてるの?」
よく聞かれます。
まあまあ、そんなもの。
メインの仕事は、
無料・無報酬のボランティア。

しかしだからこそ、はっきりと、
自分の考えを表明することができる。

有難いことです。

さて1000日記念で、
画面はマイナーチェンジします。
しかし裏では、大きな改革。

まず、サーバーの移行。
もうひとつのブログとの統合。
ホームページ操作方法の簡潔化。

新しい企画のスタート。

小売業・サービス業向けのサイトとして、
もっともっと充実させていきます。

ご期待ください。

さて、ゴールデンウィークの商戦。
いかがだったでしょうか。

消費も、少しずつ、
活力を持ち始めたように感じます。

天候も良かったので、
野菜の値段も下がり始めた。

もう一歩、もうちょっと。  

昨日の「こどもの日」。
その趣旨は、
「こどもの人格を重んじ、
こどもの幸福をはかるとともに、
母に感謝する」

小売業、サービス業は、
「母に感謝する」を重視したい。

そして今週末の日曜日「母の日」につなげたい。

その昨日、東京・お台場で、
「キッズフリーマーケット」が開催された。

「キッズフリマ」として、もう、定着している。

主催はフジテレビ。
対象は、小学校の中高学年。
売り手も買い手も、子供だけのフリーマーケット。

「体験学習の場」と設定され、
「物とお金の大切さを学びましょう」とキャッチコピーがある。

「自分のいらなくなった物が他の子に渡ることで、
新たな価値が生まれる。
この過程を体験することにより、
リサイクルの本質を感じてもらうことができます」

さらに「売上表とバランスシートの作り方」も指導される。

その模様がテレビで放映されたが、
私がうれしかったのは、
子どもたちが「売る喜び」を実感していたこと。

「売ること」は楽しい。
「売れた」らうれしい。

何よりも子供たちの表情に、
それがくっきりと出ていた。

リサイクルや体験学習といった観念的なことよりも、
「売りの楽しさ」を子どもが知る。

それは、何よりの体験だと思う。
もちろん「売上表とバランスシート」の勉強ができれば、
「儲けること」の楽しさ、
「儲かる」ことの喜びも、

子どもたちが実感する。

これも、いいことだ。

私にも経験がある。

父はサラリーマンで、母は看護師だった。
その母方の叔母が大阪で飲食店とたこ焼き屋を営んでいた。

小学校の冬休みだったか、
私は大阪の叔母の家を訪問したついでに、
その店で1週間ほど働いた。
特にたこ焼き屋を任せてもらって、
一生懸命、たこ焼きをつくって、売った。

そして売れることの楽しさ、
儲かることの喜びを体験した。

儲けの一部を叔母から小遣いとしてもらったが、
私はその金で母のために着物を一枚買った。

子どものときの「売りと儲けの喜び」。
それは、「リサイクルや体験学習」を、
はるかに超えるものだと思う。

総務省の推計人口の発表。
子どもの人口は1694万人。
総人口の13.3%。
男子が868万人、女子が826万人。
男子のほうが42万多い。

「子ども」とは、15歳未満、
すなわち14歳以下で中学生まで。

12歳から14歳の中学生が356万人で一番多い。
一番少ないのは3歳から5歳で320万人。

子ども人口1694万人は前年比マイナス19万人。
前年比マイナス0.1ポイント。
29年連続減少で、1950年以降最低記録を更新。

私の生まれが1952年だから、
私の「売りと儲けの喜び」の年齢も、
この記録の過程に入っていることになる。

日本の商業の従業員数は、1110万5669人。
これは2007年の商業統計のデータ。
このうち、卸売業が352万6306人、
小売業は757万9363人。

日本の人口の約1割、労働人口の約2割が商業従事者。

現在の1694万人の子どものなかの何人が、
そしてどんな子どもが、
商業・サービス業に従事してくれるのか。

アメリカのノーベル経済学者ポール・クルーグマンは言う。
「製造業ではなく、
サービス業の生産性伸び率が低いことが、
アメリカ国民の生活水準が停滞していることの、
最大の原因になっている」
 

クルーグマンの指摘する「サービス業」には、
「小売業」など消費産業が含まれる。

日本においても、然り。

1694万人日本の子供たちの中の誰が、
サービス業の生産性を高めてくれるのか。

「売りと儲けの喜び」を実体験した子どもたちの中から、
21世紀の人材が登場するに違いないと、私は思うのだが。

<結城義晴>

2010年05月05日(水曜日)

「こどもの日」に母に感謝し「母の日」に再び母に感謝する黄金週間

ゴールデンウィーク最後の日。
「こどもの日」

今日は、全国的に真夏日のところが多い。

マスコミは、こぞって、
鳩山由紀夫首相の沖縄訪問を皮肉る。
朝日新聞「天声人語」は、言う。
「それでは子どもの使いである」

さて昨日の4日は、
生鮮食品の中央市場が営業された。
中央市場は今日、営業せず、
明日から平常に戻る。

私のブログ、商人舎ホームエージへのアクセス数も、
一昨日の5月3日、昨日の5月4日と戻ってきた。

私のブログは、土日祭日には、
アクセス数が半減する。

これは、要するに、
ビジネス・ブログであることを示している。
仕事場からアクセスされることが多いから。

そこで私は、2年前から、日曜日には、
『ジジの気分』という連載を掲載することにした。

土日祭日にアクセス数が減るはずのこのブログに、
月曜日の憲法記念日、火曜日のみどりの日、
見に来る人が戻ってきた。

ということは、
小売業・サービス業には、
黄金週間にも仕事している人が多いのだ。
それが証明されたことになる。

本当に、ご苦労様です。

といっても私も、365日、
ブログを書いて、仕事しているわけで、
だからこういうほうがいいかもしれない。
「お互い様で、ご苦労様」

さて今日の「こどもの日」。
日本だけでなく、世界各国で、
「こどもの日」が制定され、祝日となっている。

国家にとって「こども」は大切な存在である。
英語では “Children’s Day”というが、
それが「こどもの日」に象徴されている。

世界を見渡すと、「こどもの日」には、
大きく二つの派がある。。

第一は、6月1日。
「国際子供の日」
(International Children’s Day)。

第二は、11月20日。
こちらは「世界こどもの日」
(Universal Children’s Day)。

前者は、1925年、
ジュネーブの国際連盟「子供の福祉世界会議」で制定され、
多くの国で採用された。

後者は、1954年、
国際連合の総会で制定。
しかしこちらを採用している国のほうが少ない。

日本は、そのどちらでもない。
古来から「端午の節句」として祝われていた。

男子の健やかな成長を願う行事。

ちなみに韓国も5月5日をこどもの日にしている。

例によって「祝日法」の趣旨は、
こうなっている。
「こどもの人格を重んじ、
こどもの幸福をはかるとともに、

母に感謝する」

こどもの人格を重んじる。
日本国憲法にある「基本的人権の尊重」は、
こどもにも適用されねばならない。
しかしだからといって、これは、
こどもを甘やかすことではない。

時には厳しくしつけ、
愛情をもって接する。

それがこどもの幸福を図ることになる。

「子ども手当」は本来、
この善意に基づいているはず。

「子ども手当法」の正式名称は、
「平成二十二年度における子ども手当の支給に関する法律」。
2010年3月16日に衆議院で可決され、
さらに10日後の26日に参議院で可決。
民主党の目玉政策として、
この4月1日から施行されたばかり。

内容は、15歳の4月1日の前日までの子どもの保護者に、
毎月2万6000円が支給される。
ただし、財源の問題もあって、
初年度の今年だけ月額1万3000円支給。

私は、思う。

たとえ子ども手当が貯蓄に回っても、
将来の子供のための貯蓄であれば、
理にかなっている。

たとえ、家計の足しになるとしても、
それが母親や父親の時間をつくり、
こどもとの交流が深まれば、
子ども手当の趣旨にかなう。

なにしろ「子どもの日」が、最後に、
「母に感謝する」と定義づけられているほどだから。

さて5月第2週日曜日が「母の日」。
今年は、5月9日。

この5月第2週が、世界的にも一番多い。

私は、不思議に思う。

日本の端午の節句と世界の母の日が、
近かったことに。

だから日本では「こどもの日」に「母に感謝」し、
つづいて「母の日」に再び「母に感謝」する。

例えばスーパーマーケットは、
かつて「主婦の店」と自称した如く、
「主婦」がターゲットの業態である。

そのメイン顧客が主役となるのが、
今日の「こどもの日」と4日後の「母の日」。

スーパーマーケットにとっては、
まさに黄金週間。

目いっぱいお客様を歓迎し、
喜ばせたいものだ。

百貨店の銀座のプランタン銀座のネット調査。
「母の日のプレゼントの平均予算は今年6768円」。
昨年より1327円ダウン。
2006年が過去最高レベルだった。
その2006年は1万0517円。
今年は3割以上も落ち込むことになる。

母の日の贈り物をする人は、93%。
これは昨年より7ポイントアップ。

不況だけれど、
母への感謝の念はつのる。

不況も、捨てたものではない。

こどもの日に、母に感謝しつつ、
そんなことを思った。

<結城義晴>

2010年05月04日(火曜日)

「みどりの日」とユナイテッド&コンチネンタル航空合併の「世界三占」

国民の祝日は、1年間に15日ある。
そのうちの4日が、
このゴールデンウィークに集中している。

今日は、みどりの日。

憲法記念日は「この国のかたち」を、
骨格から形成することに関連している。
すなわち日本国憲法と深く関係している。

しかし、みどりの日は、
ゴールデンウィークそのものを、
維持するために制定された祝日だ。
ちょっとご都合主義の観は否めない。

1989年に制定された最初のみどりの日は、
4月29日だった。

昭和天皇の誕生日として祝日だった4月29日。
1989年1月、その崩御によって、
天皇誕生日は12月23日に移動。
そこで1989年から4月29日は、
「みどりの日」とされた。

その後、2007年、祝日法が改正され、
4月29日が「昭和の日」となり、
「みどりの日」は憲法記念日と子供の日の間、
5月4日と定められた。

まさにゴールデンウィークのために設定された祝日といえる。

しかし、「みどりの日」にも、定義がある。

「自然にしたしむとともに、
その恩恵に感謝し、、
豊かな心をはぐくむ」  

今日のコンセプト。

まず、「自然に親しむ」
次に「その恩恵に感謝する」
結果として「豊かな心をはぐくむ」

「国のかたち」の骨格を形成する日ではないが、
考えてみると、
きわめて大切な21世紀的なコンセプトである。

その考え方を、かみしめたい。

さて、日本のゴールデンウィークと関係ないアメリカでは、
航空業界で大きな合併が進んだ。

世界第3位のユナイテッド航空を運営するUAL。
世界第5位のコンチネンタル航空。
両者が合併に関して「合意した」と発表。

このことによって、
世界第1位に君臨するデルタ航空を抜いて、
世界最大の旅客航空会社となる。
デルタは先行して、2008年10月に、
ノースウェスト航空を買収してトップとなった。

年内に統合の手続きを完了させる予定だが、
新会社名は「ユナイテッド・コンチネンタル・ホールディングス」。
運航名は「ユナイテッド・エアーライン」に統一される。

航空旅客サービスは、
典型的な「コモディティ・サービス」である。

私の持論。

従って、「コモディティは寡占化される」という仮説の通り、
こういった合併は進む。

アメリカ合衆国の範囲の経済の中で、
「寡占から複占へ」と進行し、
それはやがて世界規模での寡占や複占へと進む。

もちろん複占までの比較的長い期間に、
「三占」の状況が継続される。

複占」とはあるマーケットのほとんどを、
二者が占有すること。
「三占」とはあるマーケットのほとんどを、
三者が占有すること。

<(注)「三占」は結城義晴の造語>
新ユナイテッド航空は、規模拡大が果たされるが、
これはむしろ「マーケットシェア最大化による効果」といえよう。

同時に、大幅なコスト削減を実現させて、
コモディティ化が進んだ結果、低価格となったサービス分野で、
収益力の確保に邁進する。

具体的には、不採算路線の見直しや組織のリストラ、
そのうえで効率的な燃料・資材調達など断行する。
これはいわば、常套手段。
デルタ航空が実行した方法の踏襲である。 

アメリカの航空業界は、価格競争に苦しんでいる。
これは小売業界と同じ構造。

コモディティの商品とサービスを生産・流通・販売していると、
必然的に低価格競争に陥る。

そこに、航空業界には、
リーマンショック以降の景気後退が、
客離れや利用客の減少を起こし、
さらに原油の乱高下によって燃料コストが高騰し、
経営が圧迫され、赤字会社が続出している。

これは、完全な「コモディティ化現象」である。

いわば「必然・当然」の結果。

しかし航空旅客業界には世界連合がある。
①スターアライアンス
②ワンワールド
③スカイチーム。

ユナイテッドはスターアライアンスに属する。
ここには全日空が加わっている。

ワンワールドにはアメリカン航空と日本航空。
スカイチームにはデルタ航空。

まさに世界の航空業界は「三占」のグループ化の中にある。

今回のユナイテッド・コンチネンタル・ホールディングス誕生は、
その中の一つの出来事と捉えられる。

コモディティ・サービスの今後は、
どんな方向に進むのだろうか。

しかし、顧客の立場に立つと、
「安全で快適で低価格のサービス」は大いに歓迎される。

その意味で、コモディティ化は、
社会にとって有益な現象ではある。

寡占、三占、複占が進んで、
競争局面が限定され、
価格上昇することを、
顧客は望まない。

適正の価格体系が保守されることをこそ、
マーケットは望んでいる。

自然に親しみつつ、
心豊かに育み、
モノを考える日にしたい。

<結城義晴>

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