結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2010年05月03日(月曜日)

テーマ資源がつづく今週の初めの「憲法記念日」と『小売業界大研究』

Everybody! Good Monday!

2010年の第18週、5月の第2週。
ゴールデンウィークの後半戦。

今日は、憲法記念日。

今週金曜日、このブログ連続1000日更新を記念して、
商人舎公式ホームページのリニューアルを試みます。

それをきっかけに、
「結城義晴のblog」のyuukiyoshiharu.comは、
そのまま公式ホームページに飛ぶようになります。

長らくのご愛顧に感謝いたします。

yuukiyoshiharu.comは、
2007年に㈱商業界を辞した時につくったアドレス。

最初は、周辺からも、
新しい会社名などにせず、
結城義晴オフィスだとか結城事務所にした方が、
わかりやすいと言われました。

アメリカの小売業でも、
シアーズ、JCペニー、ウェグマンズなど、
オーナーの名前をそのまま会社名にする場合があります。
ウォルマートも同じ考え方です。

それに対して、コストコやターゲット、ホールフーズなどは、
ビジネス・コンセプトを会社名にします。

私の場合も、最初はyuukiyoshiharu.comにし、
会社名を「商人舎」に決めてから、
shoninsha.co.jpに変更しました。

そしてブログは、そのまま、
二つを並立させてきました。

その両者の統一を図ろうというのが、
1000回記念の趣旨です。

そして商人舎公式ホームページは、サイト全体として、
さらなる充実を図っていきたいと考えています。

よろしくお願いいたします。

さて今日は、憲法記念日。

国民の祝日に関しては、
例によって「祝日法」から引いてくる。
今日の趣旨は、こうなっている。
「日本国憲法の施行を記念し、
国の成長を期する」こと。

「国の成長」という言葉が使われているが、
「良い国としての存続」と、
考え方を改めた方がいいと、私は思う。

ここで重要なことだが、憲法記念日は、
11月3日の文化の日と対になっている。

1946年11月3日に日本国憲法が公布され、
その日が文化の日となり、
半年後の1947年5月3日に日本国憲法が施行され、
これが憲法記念日となった。

さらに1948年に公布・施行された祝日法によって、
両日が祝日に制定された。

日本国憲法がらみで、
二つの祝日が制定された。
これは覚えておきたいことだ。

1945年、すなわち昭和20年に終戦を迎え、
それから2~3年の間に「国のかたち」が決まった。

ゴールデンウィークも、このころ決められ、
いま、私たちがその恩恵に浴しているわけだ。

私の近著『小売業界大研究』(産学社刊)。
その「はじめに」の冒頭の文章を私は、
日本国憲法から書き始めている。

以下は、日の目を見なかった「はじめに」の文章。
なんとなれば、編集部から文体の変更を求められて、
書き直したから。
「ですます調」を「である調」に変更した。
そうしたら文章そのものが、ちょっと変わった。
ここでは、埋もれてしまった原文を引用する。

「私たちの日本国憲法は、
『主権が国民に存することを宣言』しています。
国の基本原理・基本原則を定める日本国憲法は、
まず、国民主権を掲げます。
そのうえで、基本的人権の尊重、
平和主義の三つの考え方を謳っています」

「一方、すべての小売業もまた、
この三つの考え方を基盤としています。
小売業は、商品やサービスの最終購買者である消費者に、
その商品やサービスを最後に販売する機能を担います」

「国の主権者である国民に、
一人ひとりの人権を尊重して、
商品とサービスを提供する。
そして、平和の中で、小売業は繁栄する――」

「あらゆる産業は、
国民生活に貢献するために営まれています。
しかし、とりわけ小売業は、
国民の毎日の暮らしを維持・向上させるために、
最も国民に近いところで日々、活動しています。
小売業はそのことに、最大の存在意義をもつのです」

若い人たちに向けた本の冒頭に日本国憲法を使ったのは、
それが「この国のかたち」の骨格を決めているからだ。

その骨格となる考え方に、
小売業やサービス業の成り立ちが大きくかかわっていることを、
知ってもらいたかったからだ。

今日は、そんなことを実感しながら仕事する日。

今週は、明日の「みどりの日」
明後日の「子供の日」と続く。
そして週末の日曜日は「母の日」。

不思議なことに、「子供の日」と「母の日」は、
深く連動している。
子供の日は、端午の節句から始まった。
母の日は「マザーズ・デイ」、すなわち欧米から取られた。
それなのに、日本では連動してしまった。

私は、小野貴邦さんの言葉を信じている。
「テーマは資源である」

憲法記念、みどり、子供と母。
私たちの「テーマ資源」が、
次々にやってくる。

資源をビジネス実務に変えるのは、難しい。
しかし「むずかしいからおもしろい」  

そんな今週も、
この自分の仕事に感謝したい。

私たちの仕事が、
国のかたち、国の骨格に、
深くかかわっていることを感じながら。

Everybody! Good Monday!

<結城義晴>

2010年05月02日(日曜日)

ジジと新録[2010日曜版⑱]

5月になりました。
いいキセツです。

ボクのなまえは、ジジ。
ヨコハマのユウキ家のいちいんです。

サクラのキセツがおわって、
ツツジの花がマンカイですが、
どうじにいまは、
シンリョクのキセツでもあります。

あたらしいみどり。
新緑。

リッキョー大学のキャンパスは、
みどりのアーチのようです。

ユウキヨシハルのおとうさん。
きのうは、その新緑のキャンパスで、
F&Bマーケティングの講義とユウキゼミ。

ジュージツしていました。

「滔々たる荒川のほとり、
万緑の河畔あくまで緑。
その緑の中に一点紅を点ずる者あり。
その名をお袖といふ」

<『人生劇場』二番の前台詞>

そんなかんじです。

イケブクロのリッキョー。
いつも、ごみひとつない。
ディズニーランドをこえるクレンリネス。

おとうさん、いつも、
かんしんしています。

そこに、みどりが、はえる。

あたらしいみどりが、
すこしずつ、ふかくなっていきます。

そうすると、
「新緑」が「深緑」となる。

この新緑と深緑のあいだのピークを、
「万緑」というのでしょうか。

ニンゲンのことばは、
おもしろい。

とくに日本語は、おもしろい。

ところでおとうさんがつくった今月のヒョーゴは、
「むずかしいからおもしろい」

このヒョーゴには、
ボクにも、とても、
ジッカンできるものがあります。

なにごとも、
「むずかしいほどおもしろい」

いかに生きるか。
それが、いちばん、むずかしい。
だから生きることは、
おもしろい。

こちらは、タマ川のほとりのみどり。

この木も、
生きています。

「新緑」も「万緑」も「深緑」も、
木が、じぶんが、生きていることを、
つよく主張していて、
それをボクたちに、
みせつけているのです。

どうです?

生きているとおもいませんか?

あたらしいみどりが、
感動的なのは、
みどりがうつくしいからだけではありません。

それが生きていることを、
みずから主張しているからなのです。

どんな木も、ボクたちに、
かたりかけてきます。
「生きることはむずかしい。
むずかしいからおもしろい」

<『ジジの気分』(未刊)より>

2010年05月01日(土曜日)

5月の商人舎標語「むずかしいからおもしろい」の意味と態度

今日から5月。
5月の1日。

本来のメーデーの日。
そして、ゴールデンウィーク真っ只中。

私は、土曜日は恒例の立教大学院の講義と結城ゼミ。
講義は、フード&ベバレッジ・マーケティングで、
13時15分から16時30分までの2時限3時間。
その後、修士論文・調査研究レポート演習の結城ゼミ。

これは、本当に充実した時間。

講義と講演とは全く違うものです。
講義の方が、双方向のコミュニケーションの密度が高い。
ゼミは、さらに互いのコミュニケーションの密度が濃い。

もちろん私の講演は今後、
どんどん双方向コミュニケーションを重視したものにしたい。

さて、商人舎5月の標語。
「むずかしいからおもしろい」
会社の経営も店の運営も、
仕事も研究も、
スポーツも音楽も、
極めることは難しい。
困難で、難解で、
したがって真剣に考え、行動する。
それが、面白さにつながる。

先月、井上ひさしさんの座右の銘を紹介した。
「むずかしいことをやさしく
やさしいことをふかく
ふかいことをおもしろく
おもしろいことをまじめに
まじめなことをゆかいに
そしてゆかいなことをあくまでゆかいに」  

私の文章法の基本もついでに紹介した。
林廣美先生から教授された考え方。
「難しいことを易しく。
易しいことを面白く。
面白いことをより深く」  

深くなると、難しくなる。

だから、繰り返す。

難しいことを易しく。
易しいことを面白く。
面白いことをより深く。  

どちらも基本認識は共通している。
「むずかしいことはおもしろい」

だから態度は、まず、
「むずかしいことをやさしく」する。
そのために「むずかしいことをやさしく」考え、
「むずかしいことをやさしく」行動する。

井上さんは、「やさしいことをふかく」する。
そして「ふかいことをおもしろく」表現する。
もともと「むずかしいこと」には、
「ふかさ」「おもしろさ」が内蔵されているのだ。

私も、「易しいことを面白く」。
そして「面白いことをより深く」考察する。

ただし、「むずかしいこと」に対する態度の基本は、
「難しいことを易しく」である。

商業界主幹の故倉本長治先生は言った。
「やさしいことから手をつけよ」 
 
なぜか?
そのほうが実現させやすいから。

「仕事の段取りとして、
困難なことから手をつけるのは、
うまいとはいえない」

「まずやさしいことから着手する」

しかしここには、本当の仕事は、
難しいものであるという認識がある。

サム・ウォルトンは語っている。
「他者がやっていることで、
良いこと、正しいこと、
お客のためになると思われることは、
たとえ人真似であっても、
恥じてはならない」

サムは付け加える。
「私は誰よりもソル・プライスから経営原則を『盗んだ』。
本当は「借りた」という言葉を使いたいところだが」

[注・ソル・プライスは現在のコストコの創業者の一人]

一方、ピーター・F・ドラッカー教授はこう言っている。
「重要なことから始めよ」

「成果をあげるエグゼクティブは、
最も重要なことから始め、
しかも、一時に一つのことだけを行う」

「成果をあげるための秘訣を、
ひとつだけ挙げるならば、
それは集中である」

「トップマネジメントにとって、
時間は、常に赤字である」

だから、重要なことから始めるべきだと、ドラッカーは言う。
  
私は、二人の言葉を、一つのつながりで結ぶ。
『優先順位をつけて、
重要なことから始める。
重要なことを問題解決するのに、
集中的にやさしいことから手をつける』
 
       
なぜか?
現代社会・現代ビジネスにとってとても厄介なのは、
重要なことが、すなわち難しいことばかりだからである。

そして重要で困難なことは、おもしろい。
面白いから、やり甲斐がある。

新入社員の皆さんも、
その新入社員を迎えた先輩たちも、
4月が終わって5月は、
仕事の難しさを実感する季節。

ゴールデンウィークは、
4月29日の「昭和の日」から始まり
5月3日「憲法記念の日」、
5月4日「みどりの日」、
そして5月5日「子供の日」と続く。

さらに偶然にも、
その週の日曜日5月9日は「母の日」。

なぜか子供の日と母の日が呼応し合っている。

小売業・サービス業にとっては、
忙しいし、難しい日々の連続だ。

しかしだからこそ、面白い。


「むずかしいからおもしろい」

いかがだろう。

さて昨日は、㈱商人舎は臨時休業にさせてもらって、
みな、帰省したり、旅行を楽しんだり。

私は、横浜の名門・戸塚カントリー倶楽部でゴルフ。
オール日本スーパーマーケット協会会長の荒井伸也さん、
㈱プラネット社長の玉生弘昌さん、
㈱スーパーアルプス社長の松本清さん。
いいメンバーでいいコース、
いい天気、いい体調。

ここで、私は何度も今月の商人舎標語を連発。
「むずかしいからおもしろい」

そうしたら荒井さんが、ぽつり。
「その通り。だからゴルフは隆盛していて、
ボーリングはそれほどでもない」

ゴールデンウィークは続く。

充実した日々を。

「むずかしいからおもしろい」
「むずかしいからおもしろい」
「むずかしいからおもしろい」

繰り返しつぶやいていると、
難しいことが易しく思えてくるから不思議。

<結城義晴>

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