結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2014年08月08日(金曜日)

万代・加藤徹さん、商人舎に来訪。そして高橋秀実「出世の極意」。

午前中の横浜商人舎オフィス。
ちょっときれいになった。

そのオフィスに、
加藤徹さん来訪。
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㈱万代代表取締役社長。

万代は年商2793億5700万円、店舗数150店。
今年の日本小売業ランキングで第46位。
スーパーマーケット単体企業売上高では、
7位に登ってきた。

我が愛車「ロヂャース28号」を、
紹介し、説明。
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前田仁さんと小阪裕介さんがご一緒。
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11月初旬に万代ドライデイリー会で、
アメリカ研修を敢行する。

その数、110名。

その打ち合わせ。

ジャンボジェットの座席を大量に押さえて、
向こうではバス3台になる。

前田さんのジョーク。
「ジェット機の機体に、
万代のロゴを張ってもらうよう交渉中です」

長い長い打ち合わせが終って、
野田岩で昼食。
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白焼きと蒲焼の鰻重。

今日は、そこそこの味で、
ホスピタリティにもあふれていた。

この前のブログの辛口コメントが、
効果を発揮したのかもしれない。
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万代は今、
山下和孝代表取締役副社長が先頭に立って、
在庫管理と発注改革をしている。

こういった取り組みが、
いかにも万代らしい。

さて、日経新聞に「夏野菜 安い」の記事。

東京・大田市場の卸値。
トマトは4㎏860円程度が中心、
前年同期比で2割安い。

ナスは5㎏1000円弱、
これも2割安。

キュウリも5㎏970円程度、
こちらは1割安い。

大阪・本場市場でも、
同じように夏野菜は安め。

大田市場の主力は東北産。
「気温が高いためよく育ち、
実のつまったものが出荷されている」

この記事を読んで、
万代の青果部門の店頭を思い描いた。

同じように「小麦が4年ぶり安値圏」の記事。

これは国際価格の話。

米国シカゴ商品取引所の先物価格が、
国際指標となっている。

現在は1ブッシェル5ドル台半ばで推移。

1ブッシェル(bushel)は、
ヤード・ポンド法の体積単位で、
8ガロン。

主に穀物の計量に用いられる。

しかし困ったことに、
アメリカとイギリスでわずかに値が違う。
1英ブッシェルは36.36872リットルの8英ガロン、
1米ブッシェルは35.23907016688リットルの8米穀物ガロン。

シカゴ商品取引所では、
当然、米ブッシェルが使われていて、
それが5ドル台半ば。

値下がりの理由は、世界的な豊作観測。

国際価格の下落は、
10月以降分の政府の売り渡し価格に影響する。

小麦を使った商品は値上がり傾向にあるが、
それに歯止めが掛かるかもしれない。

しかし、8月1日のこのブログで書いたように、
従来の「輸入インフレ型」から「国産インフレ」へと、
物価環境が変わりつつある。

つまり、国際的な原価は下落しても、
国内だけインフレが進む。

「みんなで渡れば怖くない」の気運が、
そうさせている。

秋の小麦製品の値段。
注目しておきたい。

さて日経新聞に高橋秀実さんが、
面白いエッセイを書いている。
『弱くても勝てます』(新潮文庫)では、
開成高校の野球部を描いた。
ノンフィクション作家。

このEssayのタイトルは、
「出世の極意」。

高橋さんは「出世する人」と「出世しない人」を、
見分けられる。

「両者は雰囲気からして明らかに違うのだ」。

どう違うか。

「出世する人は、おおむね
仕事が『できない』人である」。

おお。

「もちろん無能という意味ではない。
『できない』と素直に表明できる人。
恥をさらせる人で、全身から何やら
『できない』というオーラが漂っているのだ」。

「自分が『できない』からこそ
人にお願いするわけで、
彼らはおのずと腰が低く、
感謝を忘れないのである」。

この観察、同感。

「逆に『できる』人は
できるから命令するばかりで、
周囲の『できない』を
浮き立たせてしまうのだろう」。

もちろん「できる人」で、
出世した人もいる。

鈴木敏文さんのように。
荒井伸也さんのように。

しかし若いころは鈴木さんも、
驚くほど控えめだった。

荒井さんは、実に、
分をわきまえている。

「出世」は仏教用語の「出世間」からきている。
「出世間」は「世間を出る」こと。
つまり「出家する」こと。

だから「出世」と「出家」は、
元来、同じ意味だ。

高橋さんの分析。
「なんでもかんでも『できる』ように振る舞うのは、
煩悩にほかならず、それでは出世しないのだ」。

「できない」と悟る。
すると人間は謙虚になる。

松下幸之助が、まさにそれだった。

「自らをわきまえているので
周囲の信頼を得て、
世の中から必要とされるようになる」。

以って自戒とすべし。

ノンフィクション作家のまとめ。
「出世する人は、
その佇(たたず)まいが公園に似ている。
公園は人が集まり遊ばれてこそ公園で、
自分が遊ぶわけではない。
だからひとりでいると、
どこか寂びしさが漂っており、
つい手を貸してあげたくなるのである」。

加藤徹さん、
ちょっと公園に似ている。
そんなことを思った。

〈結城義晴〉

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