Walmart Supercenterの「未来店舗」とヤオコーのテレビ出演

Everybody, Good Monday!
[2025vol⑳]
2025年第21週。
5月の第4週。
横浜商人舎オフィス。
1日中、原稿を書いたり、
資料をチェックしたり、
トレーダー・ジョーのInstant Coffee を試飲したり。
第13回商人舎米国ベーシック研修の、
アンケート調査の回答を読んで、
感動した。
みんな、良く学んでくれて、
とてもうれしい。
私の講義もよく聴いてくれて、
これにも感謝したいと思います。
チームでのPF調査は、
例外なくいい経験になったようだ。
秋のスペシャル編でも、
もう少し簡易な方法で実施しようと思う。
秋はダラス・ニューヨークの予定。
10月9日から16日まで。
ウォルマートのフューチャーストアを訪れる。
商人舎流通SuperNews。
ウォルマートnews|
「未来型」スーパーセンターを4/30開店/4年ぶりの新設
4月30日にすでに、
テキサス州のヒューストンにオープン。
外見は変わらない。
けれど店内イメージは刷新される。
「より速く」「より簡単に」「より繋がりやすく」
ショッピング体験を提供する。
最新のレイアウト、最新のサービス、
それに最新のテクノロジーを導入。
生鮮食品売場はさらにFreshを強調する。
アパレルは美しいビジュアルマーチャンダイジング。
ノンフードも生活シーンを演出する。
この面ではターゲットを凌ぐ。
そのうえでターゲットよりも安い。
ベビー・テックもビジュアル。
コトPOPよりも見せる演出。
百聞は一見に如かず。
店内の価格表示は電子棚札が使われている。
また至るところにQRコードが表示されていて、
ウォルマート・アプリで見ると、
商品やサービスの詳細な情報に、
アクセスすることができる。
eコマースへの対応は多彩だ。
3時間以内のカーブサイド・ピックアップ。
写真は最短30分のエクスプレス配送。
ヒューストンのフューチャーストアは、
10月までにはダラスにも開業するに違いない。
実に楽しみだ。
今回のラスベガスのスーパーセンターでも、
面白くて、意外な演出が見られた。
ウォルマートスーパーセンターの青果部門。
コンコースには島陳列が並ぶ。
「アクション・アレー」と呼ぶ。
このグロサリーとアパレルの間の主通路は、
全面的に「ロールバック」を展開していた。
凄い。
ウォルマートは、
エブリデーロープライスを貫徹する。
正確には1シーズンを通して、
特売価格に設定して変えない政策だ。
アイテムによっては1年間、
それが続けられる。
しかしEDLPだけでは売場に変化がない。
商売が単調になる。
そこでロールバックが登場する。
特売価格のEDLPからさらに値下げする。
だからPOPは写真のように表示される。
「Was」は「Is」の過去形。
「EDLPでは8ドル24セントだった。
それを7ドル38セントに値下げします」
それがロールバックだ。
ところがこのリンゴの平台売場。
左の平台側面には1ポンド1ドル58セント、
右の側面には1ドル33セントと記されている。
あらら、二重価格か。
しかし平台の上のリンゴの陳列のなかに、
電子棚札が無造作に置かれている。
1ドル58セントを止めて、
1ドル33セントにロールバックします。
「なんだ、ロールバックか」
顧客は意表を突かれたものの、
なるほどと納得する。
こういった細かい遊び、ちょっとした仕掛けが、
ウォルマートの売場にはあちこちにある。
創業者サム・ウォルトンのユーモアが、
現在も伝承されている。
それがウォルマートの組織風土になっている。
10月のフューチャーストア。
大いに楽しみだ。
もちろんHEBもクローガーも、
ニューヨークのウェグマンズも訪問する。
トレーダー・ジョーもホールフーズも、
主要な企業は網羅する。
すでに大物小売経営者の参加が決まっている。
メーカーの皆さん、卸売業の皆さんも、
ご参加ください。
申し込み締め切りは5月30日です。
スケジュール調整をして、
予約を入れてください。
私はいつものスクワット。
もう、楽しくなってきた。
「埼玉のローカルスーパー」が、
あまりにも強調され過ぎて、
それは気になったが、
全体にいい仕上がりの番組だった。
主役の一人はこの人。
デリカ事業部部長の奈雲春樹さん。
すでに業界では有名な惣菜の最高責任者。
発言の一つひとつが実に的確。
納得できる。
あくまでも美味しい惣菜が、
ヤオコーの目指すもの。
それがよくわかった。
川野澄人さんも笑顔を見せて、
新しい素顔を披露した。
こんな笑い顔は見たことがなかった。
ヤオコーの社風がよく表現されていた。
いい番組だった。
では、皆さん、今週も、
笑顔で。
Good Monday!
〈結城義晴〉