刊商人舎5月号、
印刷されてオフィスに届いた。
特集は、
現場の生産性
[アウトプット÷インプット]最適化の手段
[Cover Message]
トランプ関税が世界中の人々の生活を圧迫する。インフレーションが進みつつ、経済不況が訪れる。すなわちスタグフレーションの危機のなかにある。そんなときに私たちがやるべきリスクマネジメントは、「生産性」の改善であり、生産性の「改革」である。それも私たちにしかできない、自分たちが受けもつ「現場」の生産性の向上である。
ヨーロッパ生産性本部は1959年3月、「生産性」の定義を高らかに謳った。「生産性とは明日は今日に勝るという確信である」「人間の進歩に対する信念である」。
生産性を堅苦しいものと考えてはならない。われわれ自身の可能性ととらえるべきである。そして現場における生産性の追究には「一徹さ」が求められる。共有する指標を「こまかく、きびしく、しつこく」実現させていく。「現場の生産性」最適化の方法論は「進歩に対する信念」を貫徹する意思である。
毎月の[Message]を割愛して、
巻頭には[ドキュメント]
田子重創業店「最後の日」
特集は新谷千里さんに、
持てるノウハウの全公開をお願いした。
これは絶対に役に立ちます。
それから[新店の注目点]
ヨークフーズ東小金井店
新生イトーヨーカ堂&ヨークベニマル
「本気の融合」の試金石!!!
ベルクフォルテつくば店
「ベルク+カインズ」最強SCで生産性の限界に挑戦
さて私たちは、
羽田空港を発って9時間。
日が沈んで日が昇って太平洋上。
日本からラスベガスへは直行便がない。
だからサンフランシスコで乗り換える。
砂漠の中にサバーブが広がる。
人口が増え続け、新しい住宅地が開発される。
区画整理された新興住宅地。
少しずつ緑も増えてくる。
その途中にあるのが、
ジャストウォーク・アウトショップ。
アマゾン・ゴーのシステムを見せている。
無人・キャッシュレス店舗。
専用バスで最初に向かったのは、
ウォルマート・スーパーセンター。
空港から10分ほど。
商人舎のツアー、
いや私がコーディネートするツアーでは、
いつもウォルマートを最初に視察する。
全米ナンバー1の小売企業。
ウォルマートが、
全米小売業を視察するときの基準となる。
全米ナンバー1スーパーマーケット企業が、
クローガー。
このネバダ州ではスミスのバナー(店舗ブランド)。
2店舗を丁寧に視察して、
初日の店舗視察は終了
食事の前に、
簡単な名刺交換会。
私の前にも列ができた。
そして、夕食懇親会の開始。
乾杯の発声は、
㈱マツモトの吉岡正博さん。
店舗運営部ブロックマネジャー。
初めにサラダのプレゼンテーション。
氷の上で刃物をひっやして、
ドレッシングで混ぜる。
プライムリブのローストビーフ。
プライムは肉の最上グレード、
リブは部位名、ローストビーフは調理法。
塊から切り分けるてくれる。
これはレア。
実にジューシーで、
柔らかくて美味。
いつも必ず大満足。
それが大事だ。
メーカーや卸の皆さんも参加してくれている。
この人たちにとってこの研修はいい勉強になる。
羽田を発って1日半。
私も機内で30分ほど仮眠をとっただけだった。
今夜は熟睡して、
明日から本格的に充実の研修が始まる。
(つづきます)
〈結城義晴〉