高齢者運転免許更新と10月の食品値上げ「3024品目」

9月最後の日。
神奈川県下で人口が最も多い、
横浜市港北区の治安を担う。
その数、およそ36万人。
結果として神奈川県下の警察署の中で、
最多の対処事案数となっている。
署員数300名以上。
その港北警察署に、
運転免許の更新に行った。
新横浜にある。
今回は73歳での更新。
高齢者講習を受講しなければならなかった。
それは指定された民間の自動車教習所で行われる。
その高齢者講習の受講者が多くて、
すぐには予約が取れない。
電話でいろいろと確認すると、
免許証の更新を先に済ませると、
高齢者講習は3カ月の猶予があることがわかった。
そこで免許証の更新だけ済ませた。
高齢者講習は11月となった。
ありがたい。
それから横浜駅に戻って、
横浜彫刻通りを散策しながらオフィスに戻る。
「ねじられた柱」
脇田愛二郎作。
1942年東京生まれ、
環境デザイナーで彫刻家。
脇田の「環境」の定義。
人と物と場の相関関係で生まれるスペース。
だからこの場所で、
人と作品の対話があって初めて、
芸術は意味を持つ。
考えてみると、
店舗こそ環境である。
人と商品と売場の相関関係で生まれる空間。
人は顧客と店員。
その相関関係が大事だ。
そんなことを考える。
散策は有意義だ。
「飛躍」、1992年。
クレモント・ミードモア作。
1929年生まれ。
オーストラリア系アメリカ人、
家具デザイナー兼彫刻家。
1988年の作「動き出す球」
球が捻じれて伸びていく。
作家は堀内正和。
1911年(明治44年)生まれ。
日本の抽象彫刻の先駆者。
オフィスに戻ったら、
サンドイッチとコーヒーでランチ。
それから原稿の手直し。
ちょっと気晴らしにスクワット。
このところ体がなまっていた。
岩﨑幸久先輩からいつも指摘される。
ダイヤモンド・フリードマン社元社長。
「大村崑さんを真似よ」
さて日経新聞の記事。
「10月の食品値上げ3000品目超」
帝国データバンクの調査。
対象は食品メーカー195社。
10月に予定される食品の値上げは、
3024品目に達する。
昨年の10月は2924品目だった。
10カ月連続で前年の実績を超えた。
今年2025年通年の累計は2万381品目。
2年ぶりに2万品目を突破。
分野別に見ると、
「酒類・飲料」が2262品目で突出。
焼酎や日本酒などアルコール飲料が多い。
次いで「加工食品」が340品目、
「調味料」が246品目。
25年通年では、
「調味料」が6148品目で最多。
「酒類・飲料」は4871品目、
「加工食品」が4740品目。
値上げの要因は「原材料価格の高騰」
96.1%がこの理由を挙げた。
物流費は78.8%、
エネルギーが64.3%、
包装・資材62.9%、
人件費50.2%。
ただし円安を理由とする値上げは、
12.4%にとどまった。
つまり物価上昇の主因は、
国内コストの上昇になっている。
11月の値上げは9月末時点の見通しで、
100品目未満。
11カ月ぶりに前年を下回る。
帝国データバンクの予測。
「年末にかけて一時的に
値上げラッシュは沈静化する」
メーカー各社も年末商戦に向けて、
価格対策を施している。
通年の値上げは2万1000品目前後に収束する。
小売業の商売としてはやりやすい。
その分の支出が生鮮食品や惣菜に回る。
いよいよ、10月に入る。
あと3カ月。
スクワットでもやって、
体力を整えたい。
頑張ろう。
〈結城義晴〉