結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2019年09月18日(水曜日)

4協会「ポイント還元見直し要望」と山本知己「ポイント」博士誕生

「消費増税ポイント還元見直しを要望」

小売業の4協会が今日、
経済産業相に要望書を提出。

日本チェーンストア協会、
日本スーパーマーケット協会、
全国スーパーマーケット協会、
日本チェーンドラッグストア協会。

日経新聞電子版が22時時点で報じた。

消費増税に合わせて、
キャッシュレス決済のポイント還元が行われる。
この際、不公正な優遇対策が導入される。

これに乗って、
大手コンビニチェーンは、
「即時還元」をする。

あとからポイント還元される対象分を、
購入時点で購入額から差し引く。

これでは優遇策の意図と異なる。

とくにこの点を問題視して、
4協会は見直しを求めた。

妥当な要望だろうが、
経産省はどう判断するか。

軽減税率そのものや、
中小企業優遇策に対しては、
足並みがそろわなかったが、
「対コンビニ」では意見が一致する。

それがこの「要望書」となった。

さて今日は、朝から、
第一屋製パン㈱の取締役会。

細貝正統新社長は、
しっかりしたものの考え方で、
役員会を取り仕切る。

頼もしい。

午後には、
横浜商人舎オフィスに戻る。

すると、
山本知己君が訪ねてくれた。DSCN97179
立教大学大学院ビジネスデザイン研究科。
これは立教の博士(はくし)課程大学院だ。

大学の学部等を修了後に入学し、
博士課程前期の修士課程で学ぶ。
MBAと呼ばれる。
後期が博士課程。

修士課程は2年間で、
博士課程は3年間。

太平洋戦争後、学制改革が行われた。
日本の文部省はアメリカに範を求めて、
新制大学院制度をつくった。

学校教育法65条の目的は、
「学術の理論及び応用を教授研究し、
その深奥をきわめて、
文化の進展に寄与すること」

このとき、博士のほかに、
修士の学位が設けられた。

立教の私のゼミ生は全員、
修士前期課程を修了し、
マスター(修士)の学位を取得した。

山本君も、その結城ゼミ第2期生だが、
博士課程後期に進んで、6年。
修士課程からすると苦節8年。
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今年3月31日に、
経営管理学博士の学位を授与された。DSCN97119
昔は言われた。
「末は博士か大臣か」

山本知己君、
心からおめでとう。

自分のことのようにうれしい。

私は立教の大学院で、
2009年4月から5年間、
特任教授を務めた。
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その時にゼミを受け持って、
ゼミには都合30人が参集。
みな、修士をとった。

その後、全員がそれぞれに活躍している。

社長として企業経営に邁進する者。
ベンチャー企業を興した者、
コンサルタントとして活躍する者。
転職して新しい場を求める者。
もちろんそれまでの仕事を貫く者。
大学の準教授になった者。
そしてこのたび、
山本君がドクターとなった。

その博士論文は、
「電子マネー」や「ポイント制度」に関するものだ。

ほかにこの分野で、
博士論文を書いた研究者は、
日本では存在しない。

その論文タイトル。
「ポイント減資の捻出と経営数値に与える影響について」
「流通企業の経営と電子マネーの関係性における考察」DSCN97139

「電子マネーの普及に関する一考察」DSCN97149
マックスバリュ北海道が、
この件に関して情報開示している。

山本君の研究に、
大いに役立った。

この場を借りて、
私からもお礼申し上げたい。

山本君はいま、
博士論文を展開させて、
研究を進めている。

ご要望があれば、
講義や講演もするし、
研究のための取材も続ける。

ご協力をお願いする場合もあると思う。

それにしても、
よく頑張った。

一昨日の朝日新聞「折々のことば」
第1583回。
編著者は鷲田清一さん。

「大切なのは
外見じゃない、内面だ」
とよく言いますよね、
そうするとたいていみんな
心のことだと思う。
違う、内臓だと。
〈漫画家・魔夜峰央(まやみねお)〉

仕事を長く続ける秘訣を訊かれ、
漫画家はこう答えた。
「ユリイカ」3月臨時増刊号の、
インタビュー「永遠の28歳」から。

「無理がたたり肝臓を壊したことがあるから」

魔夜峰央は新潟生まれのギャグ漫画家。
私と同学年の前期高齢者。
『パタリロ!』の著者。
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新潟生まれだけあって魔夜は酒豪だが、
暴飲がたたって、2016年に肝臓を患う。
そして今年4月上旬には、
初期の食道ガンが見つかる。

編著者は深読みする。
「人にはそれぞれの〈私〉よりも
古くて不可解な、生きものとしての
内臓感覚のようなものがあって、
それが人を創作へと
突き動かしている」
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魔夜の言う、
「内面よりも内臓」
わかる。

そして鷲田さんが分析する、
「内臓感覚」
これも大いに理解できる。

内臓も内臓感覚も、
どちらも商売には、
必須の要件だと思う。

仕事にも学問にも研究にも、
それは必要だよ。

山本知己君!!

頑張れ。

〈結城義晴〉


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