大好評!!特集「In-Store MD」と「新生産年齢人口」

Everyone, Good Monday!
[2025vol㊱]
2025年第37週。
9月第2週。
9月というのにまだまだすごく暑い。
だから今日はアロハ。
「セルコレポート」が届けられた。
「艱難は商人を鍛える」の連載は41回。
「倉本長治の艱難」の第3回目。
倉本は不本意ながら、
戦後、公職追放される。
その背景を語る。
艱難をバネにして、
商業界運動を創っていく。
「FRUX 2030 Design Note」
㈱フルックスホールディングスのグループ。
デザインノートは長期経営計画書ではない。
「未来への”思い”」のノート。
2030年に向かって、
会社も個人も「ありたい姿」をイメージし、
一歩ずつ前進したい。
そのために企画された。
社長の黒田久一さんらしくて、
とてもいい。
青果の仲卸業から始まって、
青果加工業へ転換し、
さらにミールソリューションカンパニーへと進化する。
それがこのDesign Noteに、
簡潔に描かれている。
大いに期待したいものだ。
さて月刊商人舎8月号。
お陰様で急に売れ始めた。
年極購読の申し込みも増えた。
特集は、
In-Store MDへようこそ!
チェーンストアは、
業種チェーンストアの1.0から、
2.0の業態チェーンストアへ、
そして3.0のフォーマットチェーンストアへ変わった。
だからそのインストアマーチャンダイジングも、
3.0へと変わらねばならない。
島田陽介先生から、
そのエッセンスを解読してもらった。
新谷千里さんには、
基本[5]原則と実践[8]原則を示してもらった。
実務技術特集です。
さらに第2特集は、
「広域商圏化の条件」
ご愛読のほど、お願いします。
それから緊急開催。
商人舎バイヤーセミナー。
9月24日(火)・25日(水)
東京の晴海で開催。
バイヤー・マーチャンダイザーの、
仕事の技術を丁寧に伝授します。
仕事の技量が格段に上がります。
そして意識が変わります。
トランプ関税が影響を与え始める、
仕入れと調達の業務。
ローカルチェーンの皆さんが、
申し込んでくれています。
メーカーからも卸売業からも、
参加の申し込みがあります。
バイヤーの仕事を理解することで、
メーカーやホールセラーの仕事も、
格段に成果を上げることになります。
ご参加を検討してください。
さて日経新聞のコラム「大機小機」
コラムニストは烈兎さん。
タイトルは、
「新生産年齢人口」の構築を
「国民経済的に、高齢者の活用が
待ったなしの課題になっている」
「活用」と言われるのはしっくりこないが。
この30年間の15~64歳の生産年齢人口は、
8700万人から7300万人に激減。
一方で65歳以上の高齢者人口は、
1800万人から3600万人に倍増。
健康寿命は男性が73歳、女性は75歳。
コラムニスト。
「日本の生産年齢を、少なくとも
70歳にまで引き上げるべきことは明らかだ」
同感だ。
私も73歳になったが、
60代と何ら変わるものではない。
AIやDXが人手を減らす側面はある。
しかし「生身の人間ゆえ」に、
対応できる業務も少なくない。
「豊富な経験に裏づけられた、
立体的で多面的な対人関係や
事業遂行のノウハウ、
いわば仕事のソフトウエアはいまだに
人間、とりわけ高齢者に分があると思う」
「むしろAIやDXは
高齢者こそ活用していくべきものである」
その際、同一企業の終身雇用に
こだわる必要はない。
転職を前提とした、
経験値の横展開を促進すべきだ。
「蓄積された知見を、広く社会全体に
役立ててもらうのである」
これが重要だ。
「高齢者活用は経営者にも当てはまる」
経済産業省のリポート。
日本の最高経営責任者の在任年数は、
4~6年が44%と最多。
10年以上は約15%。
米国は10年以上が43%だ。
21年以上の在任者は日本の2%に対し、
米国は9%と4倍以上の比率だ。
さらに。
「CEOの在任期間が長い企業の方が、
PBR(株価純資産倍率)などの
経営パフォーマンス指標が高い」
「長期的視点から企業価値向上のために、
相応の長さの在任は有益である」
老害の弊害ももちろんある。
しかし在任10年以上となると
その多くは高齢者であろうが、
高齢ゆえに経営能力を欠いているわけではない。
「現場の働き手であれ経営者であれ、
元気な高齢者は宝物だ、という認識が重要だ」
同感だ。
「むろん、
高齢の女性は隠れた人材の宝庫であり、
その一段の活性化など、
多様性にも十分な配慮が必要である」
これにも同感。
「65~70歳の『新生産年齢人口』のための
社会システムを早急に構築していきたい」
個人差があるけれど、
75歳、80歳も働くことはできる。
私は85歳まで現役でありたいと思う。
その体調面、精神面の養生や調整を続ける。
では、みなさん、今週も、
真摯に働き続けよう。
Good Monday!
〈結城義晴〉