結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2021年08月14日(土曜日)

仕事の中に純粋な希望を求めることで人は救われる。

お盆に入って2日目。
8月14日。

帰省のシーズンだが、
それもままならない。

全国的に雨模様で、
局地的に大雨が続く。

だから全国的に人々の外出も、
控え目だったのだろう。

「人の流れ」は抑えられたか。

日経新聞の記事。
「クラスター週400件」

新型コロナのクラスター発生件数が、
急増している。

アルファ株はイギリス型。
ベータ株は南アフリカ型。
ガンマ株はブラジル型。
そしてデルタ株はインド型。

それにギリシャ文字では、
飛び火してラムダ株が出てきた。
南米ペルー型。

商人舎流通スーパーニュースでも、
「新型コロナ」のバーをクリックすると、
多くの新規感染者が判明している。
びっくりするほどだ。
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現場の状況は厳しい。

厚生労働省の集計。
クラスターの定義は、
同じ場所で2人以上が感染した事例。

8月10日時点で計9735件。
直近8日間では407件。

7月上旬は週105件だった。
3倍以上の発生ペース。

特に増えたのが企業のクラスター。
そして商業施設のクラスター。

百貨店やショッピングセンターが多い。

百貨店は、
阪神梅田本店や伊勢丹新宿本店などで、
クラスターが発生した。

フロア別分析では、
地下階での事例が3分の1を占める。
つまりデパ地下。

これはよくわかる。

そこで百貨店各社は、
混雑時の入場制限を始めた。

阪急うめだ本店は昨日の13日から、
食品売場への入り口を一部閉鎖。

三越伊勢丹や高島屋なども、
今日の14日から混雑時に入店を制限。

全国に約150カ所のイオンモールは、
来場人数を計測して、
「混雑度」が50%を超えた場合、
入場を制限する。

粛々と感染防止を続ける。
それしかない。

こんな時にはむしろ、
仕事をしているのがいいと思う。

仕事が人を救う。
仕事が社会を救済する。

コロナの時期など、
極端な話だが、
余分な休みがないほうがいいとさえ思う。

お盆の連休、
その前の五輪の連休。
夏休み。

すると、
仕事を持っている人たちは、
仕事から離れる。
児童や生徒や学生は、
勉強から離れる。

それが人々の心をざわつかせ、
人の流れとなる。

テレワークのできる人たちは、
それぞれの自宅で、
エッセンシャルワーカーは、
それぞれの最前線で、
それぞれに仕事に邁進する。

仕事は人を前向きにしてくれる。
仕事は人を外向きにしてくれる。
仕事は人を上向きにしてくれる。

仕事は絶望の淵から人を救ってくれる。
仕事は希望の炎を灯してくれる。
そして仕事は失望を希望に変えてくれる。

糸井重里の「ほぼ日」
昨日の巻頭エッセイ。
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「絶望とは愚か者の結論である」
ベンジャミン・ディズレーリ。
19世紀のイギリスの政治家のことば。
ベンジャミンディスれーり
糸井。
「絶望って”手詰まり”だということなので、
どうにも”やりようがない”んですよね」

なんかあるんじゃないか、
どうにかできるんじゃないか、
という”希望”を、
愚かでない人は探そうとします」

“やりようがない・わけじゃない”
それだけで生きる気にもなれる。

「”希望”を探すことは、
まったくいいことだと思います」

「ただ、あたりをよく見ることが
大事なのです」

二つの希望がある。
「すぐにわかりやすく語られる
“希望”でなくとも、
よく考えたらくっきり見えてくる
“希望”もあるはずです」

よくよく考えると、
希望はくっきりと見えてくる。
このよくよく考えた希望が大切だ。

「その”希望”には
どういう根拠があるのか、
どんな人がどう説明してるのかを、
落ち着いて観察します」

「”すぐ、これにつかまれ!”と
藁(わら)を投げることのほうが、
わかりやすくてこころに響くことも
あるかもしれません」

溺れる者は藁をもつかむ。
そんな甘言も多い。

「でも、大きな事実の集積が、
ほんとうの”希望”には
あるはずだと思うのです」

ほんとうの希望には、
事実の集積という根拠がある。

「”絶望”は愚か者の結論ですし、
絶望に耐えて生きることは
人間には無理でしょう」

「でも、絶望を怖れるあまりに
あわててつかんだ”希望”は、
たくさんの人たちを溺れさせる
藁だったりもします」

そう、絶望を恐れて、
慌てて藁をつかんではいけない。

世の中には、
こういった藁があちこちにある。

最後に糸井重里の祈り。
「”希望”を求めるという
純粋な気持ちが、
落ち着きと寛容と共に、
よい判断につながりますように」
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私は商売という仕事の中に、
純粋な希望を求めることで、
商人は救われるのだと、
固く信じている。

〈結城義晴〉

2021年08月13日(金曜日)

政治家も社長も上司も「できない約束をしてはならない」

8月13日は盆の入り。
盆の明けは16日。

商業にとっては、
この4日間が盆商戦。
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書き入れ時。
「帳簿への記入に忙しい時」

いまは帳簿の記入など、
コンピュータがやってくれる。
だからその業務はなくなったが、
お金はどんどん入ってくる。

儲かる時。

よく言われることだが、
「掻き入れ時」ではない。

だから、顧客の対応には心を砕きたい。

忙しいの「忙」は、
立心偏(りっしんべん)に「亡」、
つまり「心を亡くす」と書く。

これもよく言われることだ。

しかし顧客がやって来てくれて、
忙しければ忙しいほど、
その顧客に配慮する余裕が必要だ。

新型コロナウイルス感染。
今日1日の新規感染者は、
全国で2万人を超えて2万0365人。

東京都が5773人、過去最多。
神奈川県が2281人、過去最多。
埼玉県は1696人、2日連続最多更新。

大阪府は1561人。
千葉県1089人、過去最多。

福岡県951人。
沖縄県721人。

この中で、
全国の自宅療養者は7万4000人。
東京都は2万0726人。

緊急事態宣言は、
沖縄県・東京都・埼玉県・神奈川県・千葉県・大阪府。

まん延防止等重点措置は、
北海道・石川県・京都府・兵庫県・福岡県、
福島県・茨城県・栃木県・群馬県、
静岡県・愛知県・滋賀県・熊本県。

福井県は独自に緊急事態宣言を発令。

この最悪の感染状況のなかで、
お盆休みに突入した。

怒るのならば、
コロナウイルスに怒れ。

だがそれでは問題は解決しない。

人間の力で、
感染を最小限に止められるし、
それをしなければならない。

最後は一人ひとりの意識の問題だ。
一人ひとりの力だ。

自覚しなければならない。
覚悟しなければならない。

そんなお盆商戦だ。
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さて、今日は、
東京都小平市。

第一屋製パン㈱取締役会。
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東横線で武蔵小杉へ、
それから南武線に乗り換えて、
府中本町へ。
さらに武蔵野線で新小平へ。

横浜から川崎、そして東京。

都心部を避けて、
いわば裏街道を電車で動く。

いつものように二重マスク。
ワクチン2回接種済みだが、
万全の態勢。

取締役会では、
社長をはじめ常勤取締役や本部長たちの、
顔を見る、声を聴く。

それが重要だと思っている。

日経新聞の経済コラム「大機小機」
タイトルは、
「政治家は守れぬ約束するな」
コラムニストは辛口の「四つ葉」氏。

「夏休みの季節が来ると
苦い気持ちで思い出す教訓がある」

「子どもとできない約束をしてはいけない」

ある、ある。

本を何冊読む。
自由研究はお盆前に終わらせる。
規則正しい生活をする。

「この時期、親子が、
さまざまな約束をするものだ」

私はあまりそんな約束はしなかった。
あくまで自由にやらせた。

コラムニスト。
「だが、最初から守れるはずのない約束を
交わしてはいけない」

「守れない約束とは、
守らなくてよい約束だからだ」

同感だ。

「当然、約束は果たされず、
親の威信は低下する。
親子関係のモラルハザードが生じる」

コラムニストは、
新型コロナ対策の自粛要請と、
「似たようなところがある」と言う。

たとえば、飲食店の営業自粛や休業。
「最初から守れない約束を迫るべきではない。
お上の信用を失墜させるだけだ」

「感染症の専門家が言うのはまだ仕方ない。
彼らは世間知らずな人たちだから」

これも辛口のように見えるが、
そうでもない学者もいると私は思う。

「いやしくも政治家の判断は、
違う次元であるべきだろう」

「東京五輪は家でテレビで見てくれ、
などというのもむちゃな約束だ」

これは菅義偉首相の発言。

「マラソン選手が家の近所を走ったら、
沿道に出て手を振るのが
自然な心情だろう」
〈日本陸上競技連盟公式サイトより〉
大迫傑
「本気で”ゼロ・コロナ”を目指すのなら、
五輪は中止すべきだった」

これは日本共産党の主張。

「開催するからには、
ある程度の感染拡大は覚悟の上だろう。
それを”安心・安全”などとごまかすから
嘘臭くなってしまう」

そう、嘘臭い。
本気度が伝わらない。

「何しろ政治家には立法権がある。
その気になれば、海外のような
ロックダウンだって可能なはずだ」

「私権の制限に伴う
損失補償の制度も作ったらよい」

その勇気がない。
責任を取りたくないのか。

「全国の自治体や保健所に対して
政府の指揮命令系統を確立すべきだろう」

「逆に彼らがお手軽な
“お願い攻勢”に出ていることは、
それは守らなくてよい約束
ということになるのではないか」

お手軽な”お願い攻勢”は結局、
責任の所在をあいまいにする。

「もっとお粗末なのは全国知事会の面々だ」
これも匿名のコラムだから書けること。

「彼らは都会に行っている学生たちに、
お盆には帰省するなと告げた」

できない約束や無理強いばかり。

コラムニストの最後の言葉。
「子どもの目が
親の身勝手を鋭く見抜くように、
民はお上の愚かさを見切っていよう」

子どもが親の、
民がお上の、
身勝手さを見抜いている。

それだけではない。

社員は社長の、
部下は上司の、
愚かさを知っている。

できない約束をしてはいけない。
できない公約を表明してはならない。
できないメッセージを発してはならない。

この約束はビジョンとは異なる。

以て自戒とすべし。

〈結城義晴〉

2021年08月12日(木曜日)

商人舎8月号「フードロス」と西内啓氏と一致した「DX」の本質

九州各地の災害級の大雨。
線状降水帯の発生と川の氾濫。
十年に一度、何十年に一度の雨が、
毎年のように降る。

これからも、
記録にない大雨が予想される。

[極端気象]である。極端気象
心からお見舞い申し上げたい。

一方、新型コロナ感染。
新規感染者は全国で1万8890人。
過去最多となった。

東京都は4989人。
重症者は218人で過去最多。

1000人を超えたのが、
神奈川、大阪、埼玉、千葉、福岡。

20の府県で過去最多。

政府分科会会長の尾身茂先生の指摘。
昨年4月の第1回緊急事態宣言のころと、
同じレベルに「人流」を減らさねばならない。

とてもそんな空気はないが。

今日から商人舎は夏季休業。
来週月曜日まで。

その間、商人舎流通スーパーニュースは、
配信を休業する。
ご了解願いたい。

しかし私はオフィスに出社。
そして昼はいつも、
裏の遊歩道を歩く。
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近くの新田間川。
空模様は怪しくて、
夏の暑さはない。
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岡野町交差点の人気ラーメン店。
「家系総本山 吉村家」IMG_60901
大人気の行列ができる店。
密であることは従来と変わらない。

私は一度だけここで食べて、
その味の濃さに驚いた。

年です。

そこで最近はこの店には寄り付かない。

オフィスに戻って、
月刊商人舎8月号を持って写真。IMG_E60941
今月も「いい仕事」ができました。

表紙写真は「地球の廃棄物」
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いつものように私は、
巻頭の「特集のまえがき」を書いた。
「フードロス」と小売業の「現場ロス」

現時点の世界人口は約77億人。
しかし約8億2100万人が飢えに苦しむ。
9人に1人の割合。

飽食の先進国と、
貧困や飢餓に苦しむ後進国・途上国。

世界の食糧生産量は毎年約40億トン。
これは77億人の食を賄うには十分。

しかし世界の食品廃棄物の総量は13億トン。
年間生産量の32.5%が廃棄されている。

日本の食品廃棄物等は年間2531万トン。
このうち「フードロス)は600万トン。
さらに「事業系」は324万トン、
「家庭系」が276万トン。

事業系の中で、
食品製造業は126万トン、
食品卸売業は16万トン、
食品小売業は66万トン、
そして外食産業が116万トンだ。

これを減らしていかねばならない。

会社の利益を確保しつつ、
フードロスを減少させる。

これは両立できる。
そして大きな社会的役割となる。

さて日経新聞電子版。
「経営者ブログ」
統計学者の西内啓さん。
㈱データビークル代表。
西内啓2
その著書『統計学が最強の学問である』
この本はぜひ読んでおくべきだ。

ブログのタイトルは、
「DX、注目すべきは人間生活の変化」

デジタルトランスフォーメーション。
「DX」

西内さんは色々な会社から、
DXに関する相談を受ける。

その中で気づいたこと。

「専門用語の使い方や出典の厳密さ」
これにもっと注意を払うべきだということ。

そしてDXに関しては、
エリック・ストルターマン教授の原文に、
目を通したほうがいいと言う。

スウェーデンのウメオ大学教授。

教授は、
「これからの企業は
DXを進めないとダメだ!」
「DXを進めることで
企業はうまくいくのだ!」
とは主張していない。

「ものすごく大ざっぱに言えば
ストルターマン氏は
“デジタル技術自体ではなく
デジタル技術によってもたらされる
人間の生活の変化の方に注目しましょう”
と書いているわけです」

これは月刊商人舎3月号で、
私も指摘したことだ。
商人舎3月号DX

私の著書の第七章にも書いた。
「リテールDXと”加速の加速”」
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ストルターマン教授は、
「The Good Life」を提案している。

西内ブログ。
「原文を理解しないまま言及される
はやり言葉としての”DX”は
時に元の意味を損なうどころか、
むしろ正反対の方向に進む
リスクさえある」

西内さんはさらに、
経済産業省の定義を披露する。

これも私の指摘と同じだ。

「ストルターマン氏も経産省も共通して
“デジタルにすればうまくいく”
“とにかくデジタルに移行しなければいけない”
なんてことは一言も言っておらず、
むしろデジタル技術に適応した
人間側の変化に注目するのが
DXの本質だと解釈できるでしょう」

私は3月号で書いた。
「ビジネスを成功させる、
商売で儲ける、仕事をうまく運ぶ。
それはデジタルトランスフォーメーションの
二次的効果である。
これを忘れてはならない」

西内啓さんの主張と、
結城義晴の指摘。

完全に一致して、
ちょっといい気分だ。

何ごとも原点に当たる。
そしてしっかりと定義して始める。

だから「結城義晴の”定義集”」を、
毎月の連載で書き始めた。

わかる人はわかっている。
うれしい限りだ。

〈結城義晴〉

2021年08月11日(水曜日)

今月の標語「見えないものを見る。」と独メトロの日本撤退

暑かろうが、涼しかろうが。
日が照ろうが、雨が降ろうが。
木々は茂り、花は咲く。IMG_56871

「歩く姿は百合の花」IMG_56851

今月の商人舎標語。
商人舎8月号の[Message of August]

見えないものを見る。

目に見えるものは変えやすい。
目に見えないものは変えにくい。
人間の性(さが)か、商人の業(ごう)か。
私の欠点か、あなたの弱点か。

目に見える売場はすぐに直す。
目に見えないバックヤードはいつまでも汚い。
目に見える廃棄ロスは許せない。
しかし目に見えない機会損失は関知しない。

もちろん目に見えるものさえ、
手が付けられないほど忙しい。
だから目に見えないものなど、
いっさいお構いなし。

それが小売り現場の実態かもしれない。
競争激化がそれを助長させたかもしれない。
人手不足がその言い訳となったかもしれない。
コロナ禍がそれを許してくれたかもしれない。

世界中のフードロス。
目には見えない。
しかしそこに思いを致す。
ジョン・レノンのごとく想像してみる。

頻繁に現場で生まれる不明な損失。
これも目に見えない。
けれどそれを見える化し、探求する。
全体最適のなかで好循環を生み出す。

目に見えないものを、
見えるようにする。
隠されたものを、
みんながわかるようにする。

「とても簡単なことだ。
心で見なくてはよく見えない。
いちばんたいせつなことは、
目に見えない」(星の王子様)
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最後の言葉は、
サンテグジュペリの「星の王子様」から。

そして『コロナは時間を早める』の、
実は重要なキーワード。

最後まで読んでくださった方には、
わかるだろう。
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高知から帰って、
高知新聞を覗く。
社会面コラム「地空」
報道部・吉良憲彦記者が書く「選択」

「いつもの夏なら、今ごろ…。
高知市の街中には鳴子の音が響き、
踊り子たちの笑顔があふれている」

「よさこい祭り」のことだ。

8月9日が前夜祭、
8月10日と今日の8月11日が本祭、
8月12日が全国大会と後夜祭。

4日間で延べ100万人が集まるし、
経済効果は100億円と言われる。

そして後夜祭の12日から今度は、
徳島の阿波踊りが始まる。

昨年、今年と、
どちらも中止された。

高知新聞コラム。
「例年よさこいが終われば、秋が来る。
台風一過の夜風は涼しかった。
選ぶ秋はもうすぐ―」

そのとおり。

よさこいが終わるころ、
甲子園高校野球が始まっている。

そして東京2020オリンピックは、
潮が引くように去っていって、
コロナ禍[キャズム]が残る。

今日の全国新規感染者1万5812人。
過去最多を更新。

9府県でも過去最多を更新。

東京都は4200人。
重症の患者は197人で、
これも過去最多を更新。

朝日新聞「折々のことば」
第2110回。

貧しい言葉で
豊かな明日を語るくらい、
人びとを
シラケさせるものはない。
(天野祐吉)
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編著者の鷲田清一さん。
「昨今の政治家や官僚は
ほとんどが書き言葉で語る。
用意した原稿を読み上げて終わり。
伝えたいという熱がこもらない」

「たまに芝居っけたっぷりに
熱く語る例外があっても、
“改革”や”安心”という語が
呪文のようにまき散らされるだけ」

「こういう空虚や熱狂を介さずに
〈声〉が聞ける政治家の言葉を
編集者・コラムニストは求めた」

鷲田さんは公明正大な哲学者。
大阪大学総長などを歴任し、
大阪大学名誉教授、
京都市立芸術大学名誉教授。
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その鷲田さんが、
天野さんの言葉を借りて、
〈声〉が聞ける政治家の言葉を求めた。
いや〈心〉が伝わる政治家かもしれない。

ここまでくると逆に政治家こそが、
この難関を突破できる存在だとも思う。

さて商人舎流通スーパーニュース。
新型コロナ感染news |
8/11発表の新型コロナ感染状況

全国の新規感染者が増えるほどに、
店頭での感染者も増える。

クリックして、ページを開き、
ざっと見てほしい。

それから、
メトロnews|
日本市場から2021年10月末に撤退

結城義晴の述懐を書いておいた。
「フランス第一のカルフールが早々と退散し、
イギリス首位のテスコが撤退し、
アメリカ第一で世界第一のウォルマートが
結局、15%の株式を所有するものの、
フェードアウトしていきそうだ。
そしてドイツでトップだったメトロも、
コロナ禍のあおりを受けて、
撤退を決定した」

ジョン・ダニングの「OLIパラダイム」。
海外直接投資の総合的なフレームワーク。

この理屈を使って、
メトロやカルフール、テスコの撤退が、
説明できる。

[述懐]では簡略化して解説した。

しかしいかに論理的に説明しても、
実は経営の本質は、
目に見えないところにある。

だからコストコの日本での成功も、
目に見えないところにある。

顧客だけがそれを知っている。

だからコストコの熱烈な顧客となって、
あの店を楽しまねば理解はできない。

「いちばんたいせつなことは、
目に見えない」のだから。

〈結城義晴〉

2021年08月10日(火曜日)

商人舎8月号本日発刊!! ブログは「高知の暑い一日」

月刊商人舎8月号、
本日発刊。
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特集は、
現場ロスの処方箋
コロナ下の「損失」にメスを入れる!

[Cover Message]
東京オリンピックの開会式。無観客開催となって、ボランティアのために用意された弁当のうち約4000個が廃棄処分された。コロナ禍による食品ロスである。しかしこの現象は五輪開会式に限ったことではない。日本中の、世界中の小売業の店頭で、COVID-19パンデミックの間に、膨大なロスが出てはいないか。そのコロナ禍の巨大な溝も、変異株の出現によって、当初予想を超えて長期化傾向を見せる。しかしそれでも多分、最後の大きな波のあとに、ポスト・コロナ時代が到来する。コロナ禍[キャズム]の真っただ中にあるとき、一方、ポスト・コロナ時代を迎えたとき。「現場ロス」という経営の根本問題は、どう変わるか。そのための対策は、どう変わらねばならないか。商品ロス、機会ロス、人時ロス。ロス1%の削減は営業利益1%の収益増に直結する。経営の根幹を成す「現場ロス」にメスを入れる。

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特別企画は、
‘21年店舗開発「7月ラッシュ」
マックスバリュ関東・ヤオコー・オーケー・ロピア

[まえがき]
考えてみれば当然のことか。例年、夏休みやお盆商戦を控えた時期に新店をオープンさせたり、既存店を改装したりして、勢いをつける。これは年末年始商戦を控えた11月や12月初旬、ゴールデンウィークを間近にした3月4月の「出店ラッシュ」と同じだ。今2021年はそれにコロナ禍の東京オリンピック景気が加わった。

出店ラッシュを業態別に見れば、スーパーマーケットとドラッグストア、そしてホームセンターが多い。百貨店や総合スーパー、ショッピングセンターは改装物件もあるが、それほど勢いがあるわけではない。

やはりコロナ景気が明暗を分けて、〈売上高増⇒利益増⇒出店・改装店投資〉の構図が見えた。

この特別企画では、首都圏の4社4店を取り上げた。COVID-19パンデミックで、編集部の取材活動も大いに制限された。近場のケーススタディで恐縮だが、それでも力の入った4店舗である。しかし、この「7月ラッシュ」の店舗群からくっきりと見えてきたものがあるのも事実だ――。

何が見えてきたか。
それは「あとがき」に書いておいた。

これが重要なところだ。

さて今日は高知の二日目。
疲れ切った1日、
充実の1日。

カメラで追ってみよう。

朝の5時。
ホテルの窓から朝日を拝む。
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ホテルを6時に出発して、
Kochi黒潮カントリークラブ。
名門中の名門。

カシオ・ワールドオープンが開催される。

そこでラウンド。
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太平洋を望む太平洋コース1番。IMG_59901

中村彰宏サニーマート社長とは、
初めてのラウンド。IMG_59881
宮本洋一ブルーチップ社長と、
亀谷しづえ商人舎ゼネラルマネジャー。

宅急便で送ったクラブが届かず。
貸しクラブでラウンドした。
クラブは物流センターに滞留していた。
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ヤマト運輸は貸しクラブ代をはじめ、
新規に購入したもののすべての代金を、
保証してくれた。

暑い中でのラウンド、
しかし気分は最高だった。
自分のクラブではなかったけれど、
スコアもそこそこよかった。

スマホで調べたら、
東京は39度。

高知のほうが涼しかった。

中村さんは実に素晴らしいスイングで、
ドライバーは280ヤードも飛んだ。

それでも心地よいゴルフラウンドだった。
一緒にプレーすれば、
人柄がよくわかる。

中村さんとは、
まだまだ話し合いたいことが、
たくさん残されていると思った。

感謝したい。

そのあと高知県土佐山田町へ。
日本観光百景「第三位」と謳っている。
「龍河洞」
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宮本さんは高知県に詳しい。
ブルーチップに入社して、
最初に赴任したのが高知。
それから所長として再度赴任した。
さらに奥様は高知で射止めた。

その宮本さんのお薦めで、
龍河洞を訪れた。

日本を代表する鍾乳洞。
洞内出口付近には、
弥生時代の穴居生活の跡がある。
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「一生に一度」――そんな気分だった。IMG_E60021

鍾乳洞の中はひんやりして涼しい。

玉簾の滝。
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幻想的な鍾乳洞の中で写真。
左はブルーチップの品川嘉英さん。
高知営業部部長。
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1キロの上り下りを、
30分ほどかけて歩いた。
ゴルフラウンドのあとで、
足はがくがくになった。

鍾乳洞見学を終えて、
最後にサニーマートの最大店舗。

アクシス南国。
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ショッピングセンタースタイルの店舗で、
スーパーマーケットは、
惣菜とベーカリーから始まる。

そして鮮魚部門。
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商品もデザインも素晴らしい。
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バーベキューのプロモーション。
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そして店舗左サイドが青果部門。
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チェックスタンドは、
通常レジとセルフレジ。
セミセルフは導入していない。
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店舗入り口に、
サニーマート直営のフードサービス店。
「一汁三菜」
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ふだんの家庭の朝食や昼食が、
セルフサービスで提供される。

高知の一日を堪能して、
高知竜馬空港へ。

山並みが美しい。
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1時間足らずで御前崎。
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そして伊豆半島と富士。
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夕焼けの富士。
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子どものころつくった俳句を思い出した。

暑い暑い夏の日。
それでも最高の一日だった。

ありがとう。

〈結城義晴〉

2021年08月09日(月曜日)

高知県のサニーマートを訪問し中村彰宏社長と話し合う。

Everybody! Good Monday!
[2021vol㉜]

2021年第32週。
8月に入って第2週。

昨日で東京2020オリンピックが終了。
祭りの後の寂しさが漂う。

昨日は山の日の祝日。
今日はその振り替え休日。

そして長崎に原爆が投下された日。
広島で起こった悲劇が、
3日後に繰り返された。

広島は午前8時15分の投下、
長崎は11時02分だった。

私は羽田空港へ。
午前7時55分発のANA561便。
向かうは高知竜馬空港。

しかし台風9号の影響で、
離陸時間が1時間遅れた。

羽田のラウンジで仕事。

飛び立つときにも羽田は風が強かった。
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機内は半分ほどの乗客。
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飛び上がるとすぐに海は、
雲に覆われた。
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雲海の形がいびつだ。
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日本列島はほとんど雲に覆われていた。
機体が降下を始めると、
海が見えてきて、
美しい虹が架かった。
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そして室戸岬。
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台風が日本海に抜けたとはいえ、
風は強く波は荒い。IMG_57901

土佐の大地に波が打ち寄せる。IMG_57931

よく到着したものだと思った。IMG_57971

高知竜馬空港。
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出迎えてくれたのが、
宮本洋一さん。
ブルーチップ㈱社長。
二人並んで坂本龍馬像の前。IMG_E58091

空港には吉田茂像もある。
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今日は㈱サニーマートを訪問。

すぐに車で市内に向かい、
南御座の卸団地内の高知蔦屋書店へ。
2018年12月3日オープン。IMG_58341
蔦屋書店を核に、
スターバックスをはじめ、
高知の食品専門店などが集積された店。

サニーマートは2003年、
カルチュア・コンビニエンス・クラブと、
フランチャイズ契約を結んで蔦屋を展開する。

多分、全国の蔦屋の中で、
最強の店だろう。

その集客力には目を見張らされる。

それから高知市北御座の、
JAファーマーズマーケットとさのさと。IMG_58391

ファーマーズマーケットとして、
日本最大級。
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隣接して出店しているのが、
サニーマートとさのさと御座店。
どちらも2019年のオープン。IMG_58531

この敷地はサニーマート所有で、
ディベロッパーの機能を果たしている。

店舗はサニーマートの最新型である。IMG_58561

濵田良一店長に話を聞いてから写真。IMG_E58881

次に、あぞの店へ。
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私も何度か訪れたことがある。
そのころよりも増床して、
700坪の強力な店舗となった。
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副店長の永野敬典さんが、
丁寧に説明してくれた。
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それからサニーマート中万々(なかまま)店。
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入口を入るとすぐ左手に、
「Baking Point」と命名して、
ベーカリーとデリのショップがある。IMG_59411

その奥に青果部門。
斬新なデザインだ。IMG_59371
鮮魚部門も日配品も斬新。
アパレルも一部、導入されている。

この店は業界でも話題となった。

最後に2018年開業の山手店。
2階にサニーマート本部がある。
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山手店はサニーマートの結晶のような店だ。IMG_59531

高知のスーパーマーケットは、
鮮魚部門の鮮度が欠かせない。
魚どころだからである。IMG_59621

山手店の明神裕介店長とも、
30分くらい話した。??????????

最後に本部に上がって、
中村彰宏社長と2時間に及ぶ懇談。
そして「三方善」の書の前で写真。IMG_59741
野町道子さんも同席。
営業本部営業企画部副部長。

中村さんはユニークな考え方をもつ。
スーパーマーケットの業界人とは、
異質な思考法である。

しかしそれはむしろ、
ノーマルな感覚なのだと感じさせられる。

取り組むのは、
「生活総合提案型の店づくり」だ。

そのために「食」を取り巻く環境を考える。
食事を楽しくするための雰囲気を演出する。

もちろん商品やメニューもユニークだし、
店が提供するホスピタリティにも、
徹底した視線を向ける。

ヤオコーのミールソリューションや、
ライフスタイルアソートメントとは、
またちょっと違う。

2時間も話し込んで、
私も考えさせられることが多かった。

このサニーマートの経営スタイルを、
どう表現したらいいのか。
ずっとそれを考えていた。
まだまだ話したいことがあると感じた。

宮本さんも私も、
2回のワクチン接種を終えた。

だから私は少しずつ、
地方の会社を巡る。

宮本さんは節度をわきまえつつ、
日本中を飛び回っているけれど。

新鮮な考え方に触れる。
斬新な店を知る。
ユニークな人に出会う。

こうだと思っていたことが、
実は異なっている。

それらを知ることも、
それらを考えることも、
実に楽しい。

『パスカル パンセ抄』
鹿島茂編訳から。

「だれでも知っているように、
人間、普遍的ではありえないし、
すべてのことについて、
知りうるすべてを
知ることもできない」

「だから、
すべてのことについて、少しずつ
知っておかなければならないのだ」

「というのも、
ある一つの事柄について
すべてを知っているよりも、
すべてのことについて
なにがしかを知っていることのほうが
素晴らしいからだ」

「こうして普遍性こそが
もっとも素晴らしいことなのである」

トップマネジメントとは、
パスカルが指摘した、
「知ること」の達人でなければならない。

では、みなさん、今週も、
新しいことを、知ろう。

Good Monday!

〈結城義晴〉

2021年08月08日(日曜日)

東京2020オリンピック閉会の「能く集め、能く散ぜよ」

東京2020オリンピックが閉会した。
移動した「山の日」の祝日。

閉会式の日本の旗手は、
空手「形」の金メダリスト、
喜友名諒選手。
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開会式も閉会式も、
主役は選手団。
オリンピアンと呼ばれる。
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国立競技場はショーの舞台と化した。IMG_56991

光の滝。
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それが集まって、
登っていく。
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少しずつ形が出来上がっていく。IMG_57081

現れたのが五輪のマーク。
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宝塚歌劇団員の国歌斉唱。
時代がかっていた。

そのあと灯籠に囲まれた木の精のダンス。
アオイヤマダさん。
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それから無観客の閉会式で、
オリンピック賛歌斉唱。
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ソプラニスタの岡本知高さん。
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素晴らしかった。

しかし一番印象に残ったのは、
次回開催のパリオリンピック大会の、
バトンタッチ演出。

ベルサイユ宮殿で馬術、
エッフェル塔の下でビーチバレー、
コンコルド広場で3人制バスケットなどなど。

グランドデザインがいい。
巨大な競技場や巨大な体育館ではなく、
伝統の街の各所でスポーツを楽しむ。

日本の閉会式の最後は、
大竹しのぶと子どもたち。
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悪くはないけれど、
テレビ番組の延長のように感じた。

最後の最後は聖火消灯。
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燃え続けた聖火台が球形に収まった。IMG_57361

2021年の東京2020オリンピック。
幕を閉じた。
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何はともあれ、閉会した。

その演出など物申す必要はない。
手放しで絶賛できるものでもないが。

オリンピアンの躍動には、
想像を超えた感動があった。

そしてたくさんの課題が与えられた。
日本の国への課題、
世界への課題。

オリンピックそのものへの、
そして国際オリンピック委員会への、
日本オリンピック委員会への課題。

文化としてのスポーツの課題。
アマチュアとプロフェッショナルの課題。

平和への課題、
儲け主義への課題。
人類が生きていくことへの課題。

課題はテーマだ。
そしてテーマは資源だ。

これを「テーマ資源」と見抜いたのは、
故小野貴邦さん。
㈱Do House創始者。

そう2020オリンピックは、
無数のテーマ資源を与えてくれたのだ。
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朝日新聞「折々のことば」
第2109回。

政治家が行き来するより、
文化が行き来するほうが、
ずっと国と国の関係を
よくする効果がある。
(『天野祐吉のCM天気図 傑作選』から)
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編著者の鷲田清一さん。
「料理、音楽、美術、映画、小説から
街の佇(たたず)まい、田園の風情、
動物とのつきあいまで、
ふと感覚を触れあわせ、
目配せしあうのに理屈は要らない」

これらがすべて文化である。
そしてスポーツも文化だ。

「感覚に快いものは、
主義主張の厚い壁、
時に無意識の不安に起因する
根深い偏見をもかい潜(くぐ)って
ひたと染みわたってゆく」

文化を理解し、
自ら文化する政治家も、
いないことはない。

しかしそんな政治家も、
主義主張の厚い壁の中にいると、
文化の本質から離れていく。

スポーツを文化とすると、
オリンピックも文化の祭典である。

そのオリンピックを、
開催し運営する責任者も、
文化の人であってほしい。

日本の大会組織委員長は、
最終的に橋本聖子さんとなった。
元オリンピアンであり、
政治家に転身した人。

2012年ロンドン五輪のセバスチャン・コー氏。
2大会連続の陸上男子金メダリストだった。

16年のリオデジャネイロ五輪では、
カルロス・ヌズマン氏が委員長。
バレーボール男子代表だった。

次の2024年開催予定のパリ五輪は、
カヌー金メダリストのトニ・エスタンゲ氏。

一方、当初の日本の組織委員長は、
森喜朗氏だった。

もともとは早稲田のラガーだが、
オリンピアンではないし、
何といっても総理大臣を務めた、
政治家中の政治家だ。

日本で開催された過去3回の五輪委員長。

1964年の東京大会は、
安川電機の故安川第五郎氏、
72年の冬季札幌五輪は、
元経団連会長の故植村甲午郎氏。
そして98年の長野大会は、
元新日本製鉄会長の故斎藤英四郎氏。

いずれも故人となってしまったが、
「経済界からの出馬」といった感じだった。

それはオリンピックから、
政治色を排除しようという動きだった。
同時にオリンピックは金がかかるから、
損益勘定ができる人、
経営ができる人物が就任した。

今回は、誰が決めたか、
森喜朗氏となって、
その「失言」によって橋本聖子氏へ。

ここで思うのは、
渋沢栄一の言葉。
著書『論語と算盤』から、
「能く集め能く散ぜよ」
「能く」は「よく」と読む。

上手に金を集め、
世の中から集めたそのお金を、
上手に社会に還元せよ。
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ダイエー創業者の中内功さん。
「稼ぐは技術、使うは芸術」
渋沢と同じ考えだ。

このあと、東京2020五輪の採算が、
明らかになるだろう。

今後の日本や東京の繁栄の礎となったか。
それも少しずつ判明するだろう。

これらも反省点として、
「テーマ資源」となるに違いない。

能く集め、能く散ぜよ。
小売業経営に通じる考え方だ。

〈結城義晴〉

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