結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2016年12月10日(土曜日)

月刊商人舎12月号「Kids MDの力」と「賢者の贈り物」

月刊商人舎12月号、
本日発売!
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今月の特集は…
KidsMD 逆説の力

「少子高齢化Paradox」×「クロスMD」で
市場は拓かれる!!

[CoverMessage]
世の中には不思議なことが起こる。奇跡だとか、偶然だとか、逆説だとか、パラドックスだとか。日本のキッズ・ベビー市場で、そのパラドックスの現象が起こっている。少子高齢化は避けられない。つまりベビーが減る。キッズが減る。しかしその子どもたちをターゲットにしたマーチャンダイジングが活性化している。イオンは「キッズリパブリック」コンセプトを東戸塚店で完成に近づけ、閉塞する総合スーパーの非食品分野に光明を見出した。一方、赤ちゃん本舗はリ・ブランディングを志向して、企業再生に臨み、西松屋チェーンは本格プライベートブランドに成果を求める。アメリカでもトイザらスが盛衰の果てに新境地を拓きつつある。クロス・マーチャンダイジングの技術をベースに、「モノ」と「コト」と「ヒト」の切り口から、キッズ・マーチャンダイジングは進化を見せている。それは食品分野のオーガニック&ナチュラル革新にも通じる進化である。

今月のCONTENTSを紹介しよう。

[Message of November]
Swim Upstream! 

結城義晴の巻頭提言
「モノ・コト・ヒト」のマーケティング
クロス・マーチャンダイジングを徹底せよ!

Market Analysis
「シックスポケット」
キッズ市場の可能性と限界

「キッズリパブリック」天窓開く!!    
非食品の閉塞感を打開(!?)
イオンリテール「ユニット開発」の突破口

[PHOTO構成]
キッズリパブリック東戸塚店 

[インタビュー]
志謙司販売本部長&吉田興輝商品本部長
赤ちゃん本舗Rebranding物語
企業理念とロゴマーク刷新から
売場・商品改革へ

「西松屋チェーン」坪効率75万円の未来
製造業技術者スカウトによる本格PB開発で
キッズ市場に風穴開ける

[Special Report]
米国「トイザらス」の盛衰と変革
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Prologue・経験のデスティネーション
第1章・ トイザらス 59年の歴史
第2章・キッズ市場とトイザらスの変革
Epilogue・トランスフォーメーションの行方

巨匠・鈴木哲男による[特集の総括]
イオン「キッズリパブリック」徹底分析
第1章・クロスマーチャンダイジングとは何か
第2章・クロスMDを成功させるための7つの定石
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今月は子どもマーケットに、
スポットを当ててみました。

総合スーパーの非食品部門で、
唯一、活性化が進むのが、
このマーチャンダイジングです。

もちろん子ども服だけではなくて、
キッズ・ベビーに関連する、
すべての商品を対象に、
新しいマーチャンダイジングを、
組み立てる。

ユニクロは一昨年、
「KIDS・BABY事業戦略発表会」を開催、
世間に宣言して以来、力を入れています。
いまや最大のキッズ&ベビー・リテーラー。

西松屋チェーンも、
子ども専門店として、
本格PBを開発して、
一段と生産性を高めています。

こちらはより良い「モノ」、
すなわち有形財を、
より安く提供するというスタンス。

しかし核家族化した日本の、
母親と父親たちには、
無形財の「コト」が備わった有形財が必須。

ここにKids&Baby Merchandisingの、
新しい切り口がある。
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その切り口は、食品分野では、
昨日、オープンしたビオセボンにも、
なければならない。

もちろんアメリカのホールフーズにも、
クローガーにもセーフウェイにも、
スプラウツファーマーズマーケットにも。

しかしその上に、
もう一つ、何よりも大切なものが、
求められる。

朝日新聞『折々のことば』
鷲田清一さん編著。

「あたし、髪が伸びるの速いから」
(O・ヘンリーの短編小説『賢者の贈りもの』から)

「貧しくて懸命に倹約にはげむ若夫婦」
ディリンガム・ヤング家の、
22歳のジムと20歳のデラ。

明日はクリスマスだというのに、
1ドル87セントしかないデラ。

「それでもクリスマスには
伴侶に贈り物をと、
妻は美しい髪を切り、
夫が大事にしている時計の鎖を買う。
が、夫は妻のその髪を飾る
櫛を買うため
時計を売っていた」

「哀しくも美しい行き違い」

何度読んでも、
何度観ても、
このシーンには、
涙がにじむ。

ジムとデラに、
ベビーが生まれたときには、
どんなふうにして、
どんなプレゼントを贈るのだろう。

Baby&Kids Merchandisingには、
ジムとデラの賢者の贈り物こそが、
求められている。

〈結城義晴〉

2016年12月09日(金曜日)

セブン&アイ役員人事明暗とイオンのビオセボン麻布十番店

セブン&アイ・ホールディングス。
役員人事に動きが出た。

まず、伊藤順朗取締役執行役員が、
19日付で取締役常務執行役員に昇格。
おめでとう。

順朗さんは伊藤雅俊さんの次男。
つまりイトーヨーカ堂創業家の人。

新設の経営推進室室長に就任。
経営管理、投資家向け広報(IR)、
コーポレートガバナンスも統括。

順朗さんは実に人柄のいい人物で、
私も長い付き合い。

もう58歳になったが、
セブン&アイ・グループを、
井阪隆一社長とともに、
二人三脚で支える。

4月15日のこのブログで、
まったくの岡目八目の私案を描いた。

「伊藤順朗さんのファウンダー、
井阪隆一さんのCEO。
サム・ウォルトン方式。
あとは実力主義」

だんだんその方向になってきた。

一方、鈴木康弘取締役は、
年内に退任する。
こちらは51歳。

康弘さんは、
鈴木敏文前会長の次男。
鈴木さんは現名誉顧問。

12月に入ってから、
康弘さんが自ら辞意を表明。

1987年に富士通に入社、
1996年にソフトバンクに転職。
1999年に社内ベンチャーとして、
イー・ショッピング・ブックス設立。
2006年、同社はセブン&アイ傘下に入る。
2014年、康弘さんは、
セブン&アイ・ネットメディアのトップ、
およびグループCIOに就任。
2015年、セブン&アイ取締役に就任。

「オムニセブン」は、
康弘さんの仕事だったが、
とん挫した形だ。

それでも、セブン&アイグループも、
一段落して、次に進む。

一方のイオン。
ピカールとビオセボンが、
今朝10時にオープン。

場所は港区の麻布十番。
開店セレモニーには多くの報道陣。
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岡田元也イオン社長をはじめ、
Picard Surgeles SAS
フィリップ・ダイエ社長、
Bio C’ Bon社創業者
ディエリー・ブリソー氏など、
関係者がそろった。
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開店前から並ぶお客と報道陣に向かって、
岡田社長がスピーチ。
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ピカールとビオセボンの本国、
フランスの大使館代表の祝辞。
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そしてうれしそうにテープカット。
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ビオセボンは、フランスで躍進する、
オーガニックスーパーマーケット。
日本ではイオンとのライセンス契約で、
初出店となる。
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店がオープンすると、
御覧のシニアから若い女性まで、
次々に入店する。
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店内はご覧の込みよう。DSCN2676-1

オーガニックの珍しい野菜や果物に、
お客は興味津々。
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店内ではセレモニーの続きで、
オーガニックワインの樽で鏡開き。
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そのワインが、
お客や報道陣にふるまわれる。
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イオンリテールの広報担当、
鈴木茂伸さん。
今日は、緑の法被を着て、
応援部隊の一員。
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ワインとマッチする、
ナチュラルチーズも試食をおすすめ。
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ビオセボンでは、
果物は量り売りが基本。
しかし、顧客は量らずに、
そのままレジに持ち込む。
急きょ、スタッフが、
値付け作業を行う。DSCN2671-1
こういった課題は、
まだまだ残されている。

併設されたピカールは、
冷凍食品専門店。
ここは若い女性客が目立つ。DSCN2635-1

青山骨董通り店に次ぐ2号店。
アペリティフ、スープから、
メインディッシュ、
さらにデザートまで、
本格的なフランスメニューがそろう。
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土谷美津子さんにインタビュー。
ビオセボン・ジャポン㈱社長。
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ちなみにビオセボン1号店店長は、
岡田尚也さん、33歳。
ビオセボン営業部部長でもある。
もちろんイオン岡田元也社長の長男。
岡田卓也名誉会長相談役の孫。

こちらはまず、
現場でたたき上げる。

ビオセボンの内容は、
月刊『商人舎』新年特集で、
この店の評価とともに報告しよう。
乞う。ご期待。

午後は麻布十番から日暮里へ。
パチンコホール企業ダイナムは、
2012年8月に、
香港証券取引所メインボードへ上場。
プライマリー上場した初の日本企業。

そのダイナムのタスク会議。

毎月1回、
アドバイザーとして参加してきて、
いよいよ大詰め。

そして今日の最後は
午後7時の学習院大学。
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学習院ビジネススクール。
私はその顧問。

今日はDSCM基礎コースの、
ある意味の教授会。

故田島義博学習院院長が、
自ら創設した伝統のビジネススクール。

来年度のカリキュラム構成や、
グループワークのテーマなど討議。

私は毎年、第一回の講義を受け持つ。
担当は「流通概論」。
さらにフィールドワークも受け持つ。
今年はショッピングセンターを訪問。

会議後は、懇親。
目白駅前の日本料理店「あえん」
創作料理の店。
「里山の恵み」がキーワード。
モスバーガーのモスダイニングが経営。
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野菜メニューが豊富で、全員満足。
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左から湯沢威先生。
学習院大学名誉教授。
松川孝一さん、
早稲田大学ビジネススクール客員教授。
事務局長の林純子さん。
そして橋本雅孝さん、
明治大学専門職大学院教授。

来年度はさらに充実させます。

チェーンストア産業も、
新しい世代の時代に入る。

いずれも、乞う、ご期待。

ああ、あわただしい、
師走の一日だった。

〈結城義晴〉

2016年12月08日(木曜日)

イオン麻布十番ビオセボン&ピカール内覧会・記者会見の「機敏」

堺港の朝は快晴。
気分爽快。
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古来より天然の良港として栄えた。
中世には世界各国と通商する貿易港。
千利休などが活躍した。

高度経済成長期に、
臨海工業地帯が発展し、
埋立造成工事によって、
近代的な工業港として整備された。

それにしても、
孫正義。
ソフトバンク社長。

素早いし、成果を上げる。

現地時間の昨日、マンハッタンで、
ドナルド・トランプ次期大統領と会談。

4年で500億ドルを投資、
5万人の雇用創出を約束。

「我々はもう一度、
米国で積極的に投資する」

赤のネクタイ、赤のセーター。
共和党カラー・トランプカラー。

トランプも孫を、
「Masa!」と呼んで、
意気投合。

安倍晋三首相が素早く動いた。
安倍のお土産は、
金のドライバーだった。

しかしトランプから、すかされた。

孫の500億ドル・5万人雇用のほうが、
圧倒的に勝るプレゼントだった。

日本でも超級ビジネスマンの政治家、
必要であることは確かだ。

さて大坂でひと仕事を終えて、
朝は少しゆっくりと朝食をとり、
再び、新幹線で東京へ。

乗車したとたん、
爆睡。

ハッと気づいたら、
ちょうど富士山のあたり。
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今日の富士は
頂上に少しだけ雲。
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それでも雄大な姿に
感動する。
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今年は何度、
富士の姿を拝んだか。
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富士を見て安心、
再び、熟睡。

品川から麻布十番へ。
国際文化会館。
元岩崎小弥太邸で庭園が有名。
O

六本木ヒルズが間近に見える。
O

イオン㈱の記者会見。O

午後3時からの会見会場では、
プライベートブランドが試供された。
グリーンアイのオーガニック烏龍茶。
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明日9日に、麻布十番に
複合型の商業施設がオープン。

冷凍食品専門店「ピカール」
オーガニックスーパーマーケットの
「ビオセボン」
そして「ウェルシア薬局」
ヨガスタジオ「avitystyle麻布十番」
ヨガスタジオはメガスポーツが運営する。

4店舗が集積した店舗だ。
その記者会見。
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記者会見場にそろった5人。
左から岡田元也イオン㈱社長。
イオンサヴール㈱小野倫子社長、
ピカールの運営会社。

フィリップ・ダイエ
Picard Surgelés SAS社社長。
ティエリー・ブリソー
Bio c’ Bon社創業者。
ビオセボン・ジャポン㈱土屋美津子社長。

はじめに岡田さんが、
ピカール、ビオセボン両社との、
提携の経緯を説明。
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麻布十番店は、
ピカール路面店としては、
2店目となる。

1号店の青山骨董通り店は、
想定外の3倍の売上げ。
商品手当が間に合わず、
中目黒店のオープンが延期になった。
それほど人気を博している。

そのピカールの概要を、
ダイエ氏が説明。
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日本初となるビオセボン出店。
ビオセボンの強みは農産物の鮮度。
ブリソー氏が自信満々に語った。
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店舗の記者会見の詳細は、
『商人舎magazine』の、
デイリーニュースで報じよう。

その後、質疑応答。

しかし、質問は岡田社長に集中した。

私も手を挙げて、ひとつ質問。
岡田さんの決意を感じ取った。

その内容は、あらためて、
月刊『商人舎』1月号で紹介したい。

最後はフォトセッション。
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記者やカメラマンが群がる。
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テレビクルーも入って、
この盛況ぶり。
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うーん!
昔はフォトセッションなど、
なかった。

記者会見が終了すると、
岡田さんのまわりに
すかさず記者が集まる。

いわゆる、ぶら下がり取材。
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このぶら下がり取材を、
さらにテレビカメラマンが映す。
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その間、私は、これ。

ピカールです!
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ビオセボンです!
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それにしてもこの記者会見、
小野さんと土屋さんは、
飾りの花のようだった。
ちょっと残念。

時間がなかったのだろうが、
それでもお二人に発言させたら、
もっとよかったはずだ。

ひと段落して、
麻布十番店へ向かう。

途中に、ダイエーのグルメシティ。
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近隣のピーコックが撤退した後、
改装して、大繁盛。

新複合施設は以前、
そのピーコック麻布十番店だった。
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ピカールは店舗左サイドに、
白を基調とした店舗。
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現場に柴田英二さんがいた。
現在、トップバリュ㈱社長。
ここでもぶら下がり取材が始まる。
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岡田さんも、柴田さんも
記者には真摯に対応する。
これがイオンの企業風土のひとつ。
岡田卓也名誉会長相談役が、
まず、記者を大切にした。
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私は広報に案内してもらって、
1階のビオセボンと2階のウェルシアで、
店内を見てまわった。
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明日のオープンに備え、
現場は作業の真っ最中。
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入口のところでは、
陳列について、
最後のディスカッション。
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千葉泰彦さんがいた。
農産企画部統括マネジャー。
O
今年7月に一緒にアメリカに行った、
私の教え子の一人。

バルク売場について、
ちょっとだけ指導。
O

店が生まれることは、
小売業に従事する人間にとって、
喜びそのものだ。

初心忘るべからず!

しかし孫正義、
機を見るに敏である。

最近のイオンも、
ブラックフライデーといい、
このビオセボン&ピカールといい、
やはり機を見るに敏である。

昨日のブログでも書いた。

今年末商戦はとくに、
機を見るに敏であれ。
そして早仕掛け・早仕舞い、
際の勝負である。

〈結城義晴〉

2016年12月07日(水曜日)

万代知識商人大学とMDD会の連続米国報告会&懇親会

すぐ役立つことは、
すぐ役立たなくなる。
(橋本 武)

国語教師で国文学者、
元灘中学校・高等学校教頭。
「『銀の匙』授業」は有名。
中勘助の作品『銀の匙』を、
徹底的に一冊読みあげる授業。

それは自分で感じ取り、
自分で考え、自我を形成する。

今年の年末商戦は、
ひどく厳しい。

解答は見当たらない。

すぐに役立つことは、
すぐに役立たなくなる。

掛け声だけで、
実現不可能なスローガンは、
傷口を広げるだけだ。

機を見るに敏であれ。
早仕掛け・早仕舞い。
そして
際の勝負。

心して、とりかかろう。

美しい朝日で目が覚めた。
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アゴーラリージェンシー堺。

昨夜、11時ごろ、チェックイン。
昨日は晴海と銀座で、
朝夕、二度の講義。

疲れ切って、堺に到着。

香港疲れも溜まっていて、爆睡。

そのかわり、
いつも以上に快晴の朝。

今日はこのホテルで、
一日中、㈱万代の行事。

9時からホテル4階の会議室で、
万代知識商人大学の報告会。
12月は講義がない代わりに、
11月の米国修了研修の調査報告会。
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11月14日から19日の3泊5日。
サンフランシスコの視察研修は、
弾丸ツアーではあったけれど、
収穫は大きかった。

そこで学びとったこと、
班ごとにテーマを設定して調査したこと、
さらに今後、実践すべきことなどを、
阿部秀行万代社長と、
学長の私の前で発表する。

進行は、東尾里江さん。
人事部マネジャー。

初めに私のスピーチ。
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アメリカで研修したことの意義、
さらに次世代リーダーとして、
自覚すべきことを改めて確認。
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第1期生は5班に分かれて発表。

1班は農産水産混合チーム。
テーマは「カットサラダ・カットフルーツ」
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米国優良店は、
青果部門で差別化を図っている。
そのうえで、
Save MoneyからSave Timeへと、
重要課題が移ってきていることを考察した。

2班は店長・チーフと、
商品部畜産部バイヤーチーム。
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店舗・水産・畜産の視点から、
視察企業のそれぞれの強みを分析。
それらと比較して、
万代の強みは何かを提案した。

3班は、商品部・店長の混合チーム。
研修時のテーマは、
「各企業の特徴とデリ売場調査」
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7つの項目で企業の特徴を指標化。
万代が今後取るべき行動と、
顧客満足と従業員満足の実現を表明。

1期生は、
ほかの班の発表を真剣に聞き、
質問をする。
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もちろん、阿部社長もメモを取り、
鋭い質問を投げかける。
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4班は店長とSVのチーム。
級長・津田睦人事部マネジャーが率いる。
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オペレーションが研修テーマ。
この視点から、視察店舗を総ざらいして、
やはり万代との比較を試み、
その強みとポジションニング戦略を、
商品面と人材育成面から考察した。

最後の発表は5班。
ドラッカーの「何によって覚えられたいか」。
その言葉からテーマを、
「何によって喜ばれたいか?」に設定。
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さらにフィナンシャルマネジメントの視点から、
細かく分析。
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それぞれの班が、
独自の視点で報告した。
結城義晴の講評は、
そのすべてに考察を加えて、
全体の考え方を総括した。
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阿部社長も講評。
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4月からスタートした、
万代知識商人大学。
アメリカ研修を終えて、
残すところは卒論。
そして1月の最終講義。

いよいよラストスパート。
卒論に向かって、
真摯に取り組んでほしい。

万代大学一期生と昼食をとってから、
今度は午後から万代ドライデイリー会、
通称MDD会の定例総会。

同じく11月にアメリカ視察を実施した。
こちらはアトランタとシカゴ。

その報告と提案がメインイベント。
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1000名ほどの聴衆の前で、
こちらはメーカー・卸売業の精鋭が、
9つの班に分かれて、
次々に研修の報告と、
万代との今後の取り組みを発表。
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こちらも実によい分析と提案だった。

そして総括講義。
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この総会に参加している、
メーカー・卸のメンバーの多くは、
今回の視察には参加していない。
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だからわたしの講義は、
アメリカの最新動向と、
視察企業の紹介と分析を中心とする。

まずはパラダイムの転換と、
時代認識。
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さらにアメリカ小売業の競争の本質。
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そのうえで、
視察店舗の画像スライド200枚を使って
すべての企業の最新の取り組みを、
網羅的に解説した。
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私にとっても、今年最後の講演。
20分ほど延長して終了。

ご清聴に感謝したい。

メインイベントが終わると、
さらに4つの部門別分科会に分かれて、
第3四半期の取り組みと成績を、
それぞれに報告し合う。
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この分科会が、
万代の次の施策の提案に、
つながっていく。
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こうしてMDD会の第一部は終了。

第二部は、円卓に着席して夕食懇親会。
乾杯の発声は、
MDD会役員の木村敏弘さん。
加藤産業㈱常務取締役
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かんぱ~い。
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30分も過ぎると、
名刺交換が始まる。
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阿部社長の前には長蛇の列。
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阿部さんは1人ひとりとじっくり話す。
これは新社長として、
とても良い姿勢だ。
いつも、感心させられる。

その間、私は、
加藤徹会長とじっくり懇親。
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加藤さんは昨日、銀座で開催された、
リンク&モチベーションとのコラボセミナーにも、
参加してくださった。
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実に熱心な勉強家。
加藤さんにも頭が下がる。

中締めは同じく、
MDD会役員の畑中秀太さん。
㈱あらた関西支社長
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畑中さんはビデオで学んだ、
大阪締めを披露。

急きょ、加藤さん、阿部さん、
そして下岡太市副社長とわたしも登壇。
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畑中さんの音頭で、
大阪締め。
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会場一体となって、
決まった。
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阿部社長とも固い握手。
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会場出口では万代幹部が揃って、
参加者をていねいに見送り。
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最後は場所を移して、
MDD会役員、万代幹部と、
ささやかな二次会。
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こうして今日一日が、
無事に終了。
クリスマスツリーの前で、
今年最後の記念写真。
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片足を一歩前に、
笑顔で締めくくった。
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しかしまだ、
年末商戦の本番は残っている。

本当の最後はこの人。
MDD事務局長にして、
結城義晴の監督者。
ミラクル前田仁。
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ちょっと早いかもしれないが、
すべての皆さんに、
2016年の御礼を申し上げたい。

すぐ役立つことは、
すぐ役立たなくなる。

心して、取り組もう。

機を見るに敏であれ。
早仕掛け・早仕舞い。
そして
際の勝負。

〈結城義晴〉

2016年12月06日(火曜日)

朝のIDR講演/夕方の戦略的人材資源マネジメントセミナー

安倍晋三首相が、
ハワイを訪れる。

そして真珠湾攻撃の犠牲者を慰霊する。
もちろんバラク・オバマ大統領とともに。

日本の現役総理大臣として、
初めてのことだそうだ。

今月のクリスマスの翌日、
26日、27日。

とてもいいタイミングの、
いい行動だ。

今年5月に、オバマ大統領が、
こちらも初めて現役大統領として、
広島にやってきた。

「二度と戦争の惨禍を、
繰り返してはならない」

その思いを、日米首脳が、
確認しあって、世界に表明する。

ドナルド・トランプ次期大統領就任前に、
最後の現役時期にあるオバマ大統領と、
歴史に残る共同歩調。

すばらしい。

日頃は安倍晋三を、
そんなに褒めないけれど。

さて日経新聞調査の、
「ヒット商品番付」

東の横綱が、
「ポケモンGO」
西横綱が、
アニメ映画「君の名は。」

納得。

ポケモンGOは、
ダウンロード数が、
世界で5億件突破。

第一屋製パンのポケモンパンも、
売れた。

「君の名は。」は、
興行収入が200億円。
邦画歴代2位。

映像も美しいし、
音楽も美しい。
ストーリーは意外な展開。
最後に意外な再会。

もちろん、10月に観ました。

東の大関は映画「シンゴジラ」
西の大関は「AI」

シンゴジラももちろん、観ました。

最初に出てくるゴジラが、
陳腐で滑稽だけれど、
ドラマはよかった。
若手政治家や官僚が、
フィクションながら期待を持たせる。

それは日本社会にとって、
いいことだ。

ゴジラシリーズのプロデューサーは、
富山省吾さん。
大学の1年先輩で、
学生時代から付き合いがあった。

その富山さんが引退した後の、
このヒット。

うれしいことだ。

前頭の東にトランプ現象、
西に小池百合子改革。

日経新聞は、
「『熱狂』に包まれた年」と表現したが、
今年はちょっと、
幼児的なヒットが生まれた。
私はそう思う。

「低価格消費」が、
前頭二枚目に入っている。
見過ごしてはいけない。

さて、昨夜、香港から帰って、
今朝は、7時台のJR横須賀線。
新橋へ向かったが、
車内で仕事をするため、
グリーン券を購入した。

横浜駅のホームで、
グリーン券売機にSuicaを通して、
列車に乗り込んだが、
満席で座れず。

グリーン券を売っておいて、
座れないとは。

立っていても、
グリーン代を徴収される。

幸い品川で座って、
すぐにパソコンを開けて、
5分ほど仕事をした。

新橋からタクシーで、
晴海グランドホテルへ。

一般社団法人流通問題研究協会主催、
「デジタルマーケティング基礎講座」
最終総括講義。
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少数精鋭の講座で、
豪華講師陣が次々に語る。

私の総括講義は、
商品問題と店舗問題、
そして最新デジタルマーケティング。 DSCN8899-1

コモディティ化現象は、
Eコマースにも及んでいる。
それをどうとらえるか。
そしてEコマースは、
新しいフォーマットだ。
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最後は、デジタルマーケティングに関する、
最新アメリカ情報。

「ヒット商品番付」にも、
「AI」や「インスタ映え消費」が、
ランクされる。

これからの時代を、
確かに読み取らねばならない。

9時から10時55分まで
2時間近くの講義。
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協会会長の玉生弘昌さんも、
講義を聞いてくださって、
語りがいがあった。

そして今日の結城義晴は忙しい。

いったん横浜に戻り、
夕方には再び、
新橋から銀座へ。

この商人舎サイトの上部で、
この1カ月ほど案内しているが、
リンク&モチベーションとのコラボセミナー。

リンク&モチベーションは、
人材採用・育成のコンサルティングファーム。
小売・流通・外食等のサービス事業に、
特化した新規事業がMEチーム。

それを率いるのが染谷剛史さん。
彼のビジョンに大いに賛同して、
今回の特別コラボセミナーとなった。

しかも、限定30社の枠。
全国から有力企業の、
人事担当幹部が集まった。

会場はアイコニック銀座。
クリスマスツリーが出迎え。
IMG_2060.-1

セミナーの主題は、
「流通サービス業の
“戦略的人材資源マネジメント”を考える」

DSCN8913.-1

わたしは基調講演を担当。
DSCN8921-1

テーマは、ちょっと長くて、
「チェーンストアの戦略的人材資源マネジメント」
サブタイトルは、
「いま、それが必須の戦略課題となった理由」
DSCN8932-1

流通業、チェーンストア、サービス業の、
人材育成の課題から、
戦略的ヒューマンリソースマネジメントの必要性までを、
私なりに整理して問題提起した。DSCN8929-1

チェーンストア志向企業が
陥りやすいマネジメントの欠陥、
成長を阻害する人材教育のあり方、
それらを指摘。

一番の問題は、
トップマネジメントにある。
これは確かだ。

最後のメッセージは、
「売上高は人材(人財)に比例する」
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1時間10分の短い講演だったが、
語るうちに興奮してきて、
力が入った。

その後、食事をいただきながら
テーブルごとのディスカッション。

まずはワインで乾杯。
発声は染谷さん。
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ディスカッションのお題は3つ。

私はAテーブルで、
ディスカッションに加わった。
ワインを飲みながら、
食事をしながらの議論。

これが、なかなかよかった。

各テーブルから、
拍手や笑い声が上がり、
盛り上がった。

最後は締めくくりのメッセージ。  IMG_2075-1

今日ここに集った企業が、
小売業の地位を一歩ずつ、
高める努力をしてほしい。
ヒューマンリソースマネジメントを、
ストラテジックに推進する。
これです。
IMG_2076-1

それが私の言いたいこと。
知識商人を養成し、
商業現代化を実現する。IMG_2077-1

最後の最後は、
全員での記念写真。
スタッフが椅子に上がって、
カメラを向ける。
IMG_2081-1

いい写真です。IMG_2085-66

今日は多くの方と出会った。
大創産業のおふたり。
毎朝、私のブログを、
見てくれている。
IMG_2089-1
左は執行役員の山口禎さん、
東日本業務改革部長。
そして期待のホープ・大佐古健吾さん、
リクルート室マネジャー。

イオンリテール南関東カンパニーの、
人事・経営企画関係の皆さん。
IMG_2090-1
右から竹原秀治さん。
オムニチャネル事業統括マネージャー。
太田正道さんは経営企画部部長。
勘定康子さんは、
経営企画部経営企画グループ。

そしてリンク&モチベーションの皆さん。IMG_2094-1

朝と夕の2つの講義。
テーマはまったく異なった。
けれどそれぞれに、
一生懸命語ったし、
語るべきことがあった。

それがわたしの信条。

ご清聴に感謝しつつ、
その足で大阪に向かった。

〈結城義晴〉

2016年12月05日(月曜日)

香港の朝のこの一瞬に、Good Monday!

Everybody! Good Monday!
[2016vol49]

2016年12月に入って第2週。
1月1日の週を第1週と数えて、
今日から第50週。

1年は52週だけれど、
こう数えると53週となる。

ああ、あと4週。

この一瞬の
積み重ねこそ、

君という商人の
全生涯

倉本長治先生が言い残した。

そんな心持で、
あと4週間を駆け抜けたい。

顔洗ひさつとひと拭き
冬に入る

〈朝日俳壇より 羽曳野市・三石志郎〉

私は香港、それでも温かい冬です。

図書館の蔵書の中に
冬ごもり

〈同 愛西市・小川弘〉

これもいいなあ。
ちょっと、忙しすぎる私だけれど。

降り積もる雪に
黙って埋もれゆく

〈同 小樽市・伊藤玉枝〉

(稲畑汀子選評)
厳しい北海道の冬に対処する作者。
ただ雪に埋もれてゆくという決意の中に、
あるががままという強さがある。

北海道の人たち、
東北の人たち。
あるがままの強さがある。

さて、一国二制度下の香港。
朝が来て、朝日が昇る。
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眼下にビクトリアハーバー。
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靄ってはいるが、
朝の香港も素晴らしい。
DSCN8848-6

部屋は17階。
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ロビーもせわしない。
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巨大なクリスマスツリー。
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港を回ると、香港が、
自由貿易港だと実感させられる。
IMG_0103-6

そして豪華客船。
IMG_0106-6

市街周辺では、
まだまだ建設ラッシュ。
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香港もどこまで広がるのだろう。
世界中で都市化は進む。
人々は都市へ都市へと、
押し寄せてくる。
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2泊3日の忙しい旅。
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高速道路に乗って、
香港国際空港へ。
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空港玄関口にはクリスマスツリー。
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そしてこれも世界一のロビー。
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2015年年間乗降者数は、
約6800万人。
世界第3位。
1位はドバイ国際空港、
2位はロンドン・ヒースロー国際空港。

貨物取扱量は世界第1位。
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その世界有数の国際空港を発って、
靄の中の香港を後にする。
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スモッグの上は青い空。
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海面には多数の船が浮かぶ。
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島が見えてきた。
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4時間余りで、
日本上空。
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帰ってきました。
東京・羽田空港。
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2泊3日の短い旅。
しかしこれで今年の海外は、
打ち止め。

外国を旅して、
肌で感じる国際化。

香港にもイスラム人が、
驚くほど多かった。

宗教や民族の違いも許容して、
我々は生きていく。

やはり人が多いところで、
商売するのがいい。

地価も高いし、建築費も高い。
人は集まりにくい。

しかし、商業は、
その人間に奉仕する仕事。

人間産業だ。

それを実感する。

では、その人間産業として、
今週も、Good Monday!

〈結城義晴〉

2016年12月04日(日曜日)

コトラーのマーケティング注文と「昔日の感謝」と香港巡り

日経新聞巻頭の『春秋』
イオンの「ブラックフライデー」を論じる。

「旺盛な消費意欲の象徴にもみえるが、
米国では今年の
ブラックフライデーを含む週末、
消費者の平均支出は
前年比マイナスだった。
中国の独身の日も
平均客単価は前年割れ」

「消費喚起を狙う各種セールの乱発も
原因だと伝えられる」

「安売りに慣れれば
ふだんの値段を高いと
感じるようになる」

「セール頼みには
危うさもある」

3年前の2013年7月、
フィリップ・コトラーが来日して、
日本のマーケティングに注文。

「マーケティングに必要な
4つのPを提唱しましたが、
日本ではまだ理解が
進んでいない気がします。
マーケティングそのものの
ステータスが低い」

4Pとは、
product=製品、
price=価格、
place=流通、
promotion=販売促進。

「4Pのうちのpromotionとしか、
マーケティングを捉えていない」

だからコトラーは、
CMOの重要性を説く。
チーフ・マーケティング・オフィサー、
最高マーケティング責任者。

「マーケティングは、
営業部門が受け持つものではない」。

「自社について、顧客に、
より深く理解してもらい、

頼るくらいの特別な感情を
持ってもらうまでの
関係を築くことが大切です」

『春秋』の「セール頼み」の指摘、
ブラックフライデーに、
安売りしかしなかったと、
捉えたとしたら、お粗末。

しかし、顧客との「特別な感情」
それが築けたかどうか。

本当の評価は来年に判明する。

朝日新聞『折々のことば』
昔日の客より
感謝をもって
〈小説家・野呂邦暢〉

引用は『昔日の客』から。
著者は書店主・関口良雄。

野呂は諫早から上京し、
給油店で働いた。
若き日、故あって郷里に戻ることになる。
「通いつめた古本屋にどうしても
ほしい一冊があったが金が足りない。
おずおずと事情を話すと、
値切りを嫌う店主が
黙って値を下げてくれた」
この店主が関口。

野呂は1974年、
『草のつるぎ』で芥川賞を受賞。

そのお礼にと関口に本を届けた。
その本の見返しに、書かれていたのが、
今日のことば。

ブラックフライデーのなかから、
こんな感謝や関係が生まれたら、
春秋の負け。

さて、香港の一日。
どういうわけか、
街を歩き回って、
観光客が行かないところまで、
足を延ばしてしまう。

結城義晴の習性。

目が覚めると、目の前は、
ビクトリアハーバー。DSCN8688-6

朝日が昇る。
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街に繰り出すと、
ワトソンズ。
ドラッグストア。
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古い建物に、
付け足した高層ビルが並ぶ。
DSCN8700-6

ネーザンロード。DSCN8701-6

九龍公園。
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噴水や彫刻。
DSCN8706-6

しかし多数のイスラム教徒が、
道端で食事をしている。
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地下鉄のMTRに、
一日券を買って乗り込む。
65香港ドル。
DSCN8710-6

地下を潜って、香港島へ。

そごう百貨店がある。
DSCN8754-6

ギャップ。
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セブン-イレブンは、
いずれも小型店。
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そのタイムズスクスエア。
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クリスマス・ミュージアムには、
大行列。
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タイムズスクエアの特別企画。
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円形エスカレーターを使った、
モダンなショッピングセンター。
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地下1階にシティスーパー。
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道路を隔てた隣は、
ユニクロやムジが入ったビル。
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ユニクロは基幹店の一つ。
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繁盛しています。
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古い建物が残って、
ちょっと不思議な空間。
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しかしこの人の波。
DSCN8751-6

香港の原宿。
DSCN8752-6

再びMTRに乗って、今度は郊外へ。
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4回乗り換えて、陸上に出る。
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シャーティン駅。
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巨大な郊外の街。
香港第一の乗降客数。
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ニュータウンショッピングセンター。
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その名の通りの巨大施設。
DSCN8764-6

3ホールまである。
DSCN8765-6

周辺には高層のマンション群。
DSCN8766-6

そして現代的なショッピングセンター。
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しかし、ここでも、
人人人。
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商売は人がいるところでやるべし。
だからアジアに出なければいけない。

ポッカカフェ。
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GOCHISO。
源自日本!
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核店舗はシティスーパー。
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資生堂も。
DSCN8810-6

もちろんユニクロも。
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すごい繁盛ぶり。
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しかし人いきれに疲れがたまる。

再び地下鉄に。
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フンホン駅に戻る。
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ビクトリアハーバー沿い。
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そしてわがホテル。
インターコンチネンタルグランドスタンフォード香港。
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隣の広場ではイルミネーション。
IMG_0097-6

クリスマスイルミネーションが、
街中至る所に施されている。IMG_0095-6

ホテルの部屋から、
ビクトリアハーバーを望む。
IMG_0102-6
ああ、疲れた。

マーケティングは、
人がいるところで、
展開すべし。

人間産業なのだから。
(つづきます)

〈結城義晴〉

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