ロピアムサシ新潟店の初日売上高は北海道屯田店を超えた!

5月は忙しかった。
2日に月刊商人舎を責了すると、
8日にアメリカに行った。
ラスベガスのベーシックコース研修会。
今週は火曜日から大阪。
2025万博に行った。
水曜日は万代知識商人大学の講義。
それから木曜日の昨日は東京で、
ニューヨーク研修報告会。
そして夜、新潟に入った。
金曜日朝、5時45分。
このムサシ新潟店内の食品館は、
1月19日にすでに閉鎖されている。
その店を「ロピアムサシ」に転換。
「ロピアムサシ新潟店」がオープン。
ロピアnews|
5/23アークランズFC1号「ロピアムサシ新潟店」
昨2024年12月、㈱ロピアは、
アークランズ㈱とフランチャイズ契約を締結。
ロピアはアークランズが展開する、
ホームセンター内への優先出店権を獲得。
すでにアークランズのビバホームに、
ロピアは出店している。
一方、アークランズは、
ロピアのフランチャイジーとして、
「ロピア」フォーマットを展開する。
そのFC1号店がロピアムサシ新潟店である。
スーパーセンタームサシ新潟店は、
同社の旗艦店舗だ。
別棟にケーズデンキ、サンキ、ダイソー、
石井スポーツが出店している。
店舗入り口に行ってみると、
朝5時から並ぶ顧客。
新発田からやってきた人もいる。
私たちは店内に入って、
すぐに福島道夫さんに会った。
すると福島さんは賄いを出してくれた。
もう全国的に有名になったが、
ロピアの「福島組」は新規店舗オープンのとき、
働く人たち全員に朝食を振る舞う。
ステーキ用牛肉入りの特製カレー。
海老入りのサラダと漬物。
スムージーとデザート。
その後、福島さんに案内してもらって、
この店で新しく挑戦した売場やバックヤード、
新しい売り方と商品を見せてもらった。
その模様は月刊商人舎6月号でご披露しよう。
惣菜売場がロピアで一番と言っていいほど、
広く割り当てられた。
そのピザを焼いていたのが、
ロピア随一のピザ焼き名人井上裕一さん。
現在、ロピア九州営業本部長。
九州の出店と運営を統括する。
今回のロピアの応援隊は、
全国から腕利きが集められた。
井上さんは昨年のニューヨーク研修で、
第3・4班の団長を務めた。
佐藤博和さんは、
㈱スーパーバリュー取締役営業担当で、
今年の3・4班団長だが、
今日は精肉売場のバックヤードで、
まな板の前に立って1日中、
肉を切り続けた。
売場面積は約800坪。
ロピアでは最大規模。
日配品売場の壁面イラストは、
今回は東京の夜をイメージした。
太い柱の周りは高い位置まで商品を陳列した。
アメリカのベッド・バス&ビヨンドのようだ。
坂本晴彦さんに紹介してもらった。
アークランズ㈱代表取締役会長CEO。
ロピアとの提携に大きな期待をかけている。
アークランズ食品事業の人たちと、
ロピアからの応援の人たちが、
一体となった。
ロピアの理念や接客7大用語の斉唱が終わると、
福島さんが挨拶した。
「ロピアの応援のメンバーは、
アークランズの皆さんために、
全力を尽くしてください。
お願いします」
アークランズからは、
星野宏之専務取締役が意気込みを語った。
店舗開発本部長兼食品事業本部長。
そして食品の現場を仕切るのが、
小川秀典アークランズ食品事業部執行役員部長。
朝礼が終わると部門別のミーティング。
青果部門の八百物屋あづまのミーティング。
鮮魚部門の日本橋魚萬。
1日1000万円を売上げようと檄が飛んだ。
ロピアの精鋭部隊とアークランズのチーフ。拳を握って写真撮影。
開店直前には、
地元のテレビや新聞社の取材陣が集まる。
アークランズの小川秀則さんと、
ロピア取締役の中島英則さん(右)が、
代表質問に答えた。
そして8時40分にオープン。
9時の予定だったが、
いつものように少し早めて開店。
5時から待ってくれた人たちが先頭。
青果部門のワンウェイ売場から、
次々に入店していく。
福島さんは今回のレイアウトで、
主通路を一段と広くした。
それによって顧客には、
じっくりと商品を吟味する余裕ができた。
そして鮮魚の日本橋魚萬は、
新しい大胆な売り方が満載の部門となった。
「肉のロピア」はみなもと牛を、
一段と強烈な売り方で提供した。
ワイン売場が壁面沿いにレイアウトされて、
実に見やすく、買いやすくなった。
グロサリーは関東の最新店の方式を採用して、
1アイテムのフェーシング数を広げた。
ロピアのもつ最新の技術が、
余すところなく投入された。
晴天の甲斐もあって店外の行列は続いた。
駐車場1800台はロピアの強さを活かす。
「1時間半から2時間待ち」とアナウンスされても、
帰る気配はなかった。
私は8時50分くらいにいったん店を離れて、
新潟駅前のホテルの自室に戻った。
そして㈱True Dataの定時取締役会に、
オンラインで出席した。
終了後、再びロピアに戻った。
売場の状況を再度確認すると、
客数はさらに増えた印象だった。
㈱スーパーバリュー社長の内田貴之さんに遭遇。
内田さんとはロピアの方針について、
少しだけ意見交換した。
二人の見解は一致した。
この行列と店内の混雑は、
閉店まで続いた。
一番のピークはなんと午後7時だった。
そしてロピアムサシ新潟店の初日の売上高は、
北海道のロピア屯田店の記録を更新した。
ロピアの精鋭たちの力と、
アークランズ食品事業部の頑張りが、
それを実現させた。
〈結城義晴〉