ボクは、ねむっていました。
ユメのなかには、
そらがひろがっていました。
ラスベガスのそら。
そら高く、トリが舞っていました。
ボクのユメには、
リアリティがあります。
コストコというお店。
そのユーメイなフードコート。
ホットドッグが1ドル50セント。
すごく、おいしい。
アメリカ人は、これがだいすき。
たくさん、たくさん、
おどろくほど、たべます。
レジのところから、
ホットドッグをまいにち、
たくさんたべたおんなのひとが、
こっちにむかって、あるいてくる。
ホットドッグのおんなのひと。
うわーっ。
目が、さめた。
そして、ヨコハマのゆうがた。
ユウキヨシハルのおとうさんも、
ラスベガスからかえってきました。
ヨコハマのオフィスでシゴトしました。
そのときボクは、おうちで、ねてた。
あーっ、あくび。
ヨコハマのゆうぐれのそら。
また、ねむくなる。
今日のおとうさんは、
トーキョーの舎人ライナーにのって、
でかけた
おとうさんは、やすみません。
ボクは、やすんでいますが。
舎人公園のなかをあるいて。
コーエン。
コーエンのそばでコーエン。
おとうさんが、やすみなしでシゴトしているから、
ボクも目がさめてきました。
ボクをみてください。
どうです?
もうユメ、みてないでしょう?
<『ジジの気分』(未刊)より>